1Q84

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評判

1Q84の評価:

3.66/5点 レビュー 983件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全716件 521〜540 27/36ページ
No.196
(4pt)

ノンフィクションも読んでみたくなった。

1と2を読み終えた。
ずしん、と重いものが残り・・
と、同時にすっきりした気分にもなった。
読んでよかったと思える。
時代や現象へ警鐘を鳴らしてるようにも思えるけど、
個人が覚醒するためのメッセージだと受け取った。
大切なコトを、気づかないままにしていないか?
この人生に忘れ物はないか?
1冊の本にも好きな部分とそうでない部分がある。
なにかひとつのフレーズでも心に残れば、それでいい。
いつもそう思うから、読んで後悔する本は特にないけど。。
村上春樹の本で過去に読んだのは、
「ノルウェイの森」「ねじまき鳥クロニクル」「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」
途中までで読み終わらなかったのが「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
読む前に先入観を入れたくなくて、
あえて書評などは読まず、あらすじも知らないまま読んだ。
amazonのレビューにも読み終わってから目を通した。
売れただけに話題になって、
いや、話題になったから売れたのかもしれないけど。。
「アンダーグラウンド」「約束された場所で」などのノンフィクションも読んでみたくなった。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.195
(5pt)

「不思議な世界」と「現実感の調和」

こちらのレビューで「良くも悪くも村上春樹的だなぁ」と書いている方がいらっしゃったのですが、まさにその通りと思います。
村上春樹作品との初めての出会いはあの「ノルウェーの森」。最初に手にしたのは、確か中学一年生のときで、私より3歳年上の兄の本棚からみつけたんでした。
衝撃的でしたね。今思えば意味は全然わかっていなかったんだろうけど、何とか最後まで読んで、なんともいえない後読感に襲われたのを覚えてます。
とはいえ、その当時、小娘だった私には春樹作品のよさは今一良くわからず、その後もなんとなく読んでは見るものも、「春樹作品を熱く語る」ってほどの勢いはなかった、、、。
自分が年をとるにつれ、「村上春樹」の世界がただの「不思議な話」ではないことがなんとなくわかり始め、社会人になる頃には、春樹ワールドにどっぷりつかるタイプの人になってました。
そんなこんなで村上春樹の作品は9割近く(エッセイも含め)読んでますが、この作品は私的には「今までの中で一番好きかも」という感じです(「かも」というのは何だかんだ言って、「海辺のカフカ」も好きだし、「神の子供達はみなおどる」なんか最高に好きな短編なんで順位はいつもコロコロかわるので・・・)
最初に「よくもわるくも村上春樹的」というレビューに賛同しましたが、その一方で、他の作品と比べると、「不思議さ」と「現実感」の兼ね合いがもしかしたらこの作品が一番上手く調和しているのかな?とも思えます。いつもどおりの「春樹的不思議な世界間」を残しつつ、「現実の重み」がいつもの作品より強い感じがする・・・と私的には思います。
とはいえ、もしかしたら、自分の方が成長してもっと深く彼の世界を読み込めるようになったのかもしれませんが、、、。
春樹好きにはもちろんのこと、春樹ワールドを食わず嫌いな方が試してみるには一番とっつきやすい本ではないかな?とも思います。
私自身は、あまりにも面白くて寝る間を惜しんで3日間で読破しました。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.194
(5pt)

前評判から

小説は読みなれてないので本当に大変だった、(ネジ巻きとカフカはいまだに本棚に眠っております・・
さて本書、いつもは投げ出してしまう自分ですが読めました、一ヶ月もかかってですがw
登場人物が男性と女性でふたつのお話が平行して描かれており飽きさせないつくりになっております、
またストーリーも青豆さんのちょっとベールに包まれた謎な感じが好感触で続きが気になります、
あとポイントとなるようなセリフとか文章がワンセンテンス ピンポイントで太字になっておりやりすぎると仰々しく感じる手法ですが本書に限りとても有効にはたらいていたと思います。
まだ一巻分しか読めておらず果たしてもう一冊と続きの秋・冬が出るのでしたらそれはそれで長いお話になるみたいですがゆったり楽しみたいと思います。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.193
(5pt)

村上春樹の作品が苦手だった私にも、この作品は非常に面白く感じました。

(1)(2)総じての評を書きます。
『1Q84』を読んで感じたのは、村上春樹という作家は、読者を作品にぐいぐいと惹き込む力、読ませる力が他の作家とは一線を画しているということです。
1巻の途中まではミステリアスなドラマをただぼーっと見ている感じなのですが、1巻の後半から2巻の終わりまで作品に惹き付けて放しません。前のめりにさせられます。
個人的にですが、読了後は、何とも言えない良い気分になりました。
内容については最後までいっても読者の解釈にゆだねられる所が多々ありますが、何と言うんでしょうか、抽象画の良さを自分なりに感じた時のような感覚に近いかもしれません。
自分の脳みそで作品を咀嚼し、読み終えた時に「あぁこれは素晴らしい作品だ」と感じれた、何とも言えない爽快感は村上春樹の作品ならではなのかなと思いました。
静けさと美しさを感じさせる情景描写。
示唆的で知的好奇心を掻き立てるストーリー。
独特の世界観を感じることができます。
『1Q84』、非常に面白かったです。脳みそに良い刺激を与えてくれました。考えるのが好きな人、知的好奇心旺盛な人には是非読んで頂きたい一冊です。頭ん中がねじれる、そんな感覚が味わえるはずです。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.192
(5pt)

青豆最高!

映画にしたら 登場人物のそれぞれ 青豆は誰れ フカエリは誰れとキャスティングするのが楽しい本です 何てったって、本の楽しみって 自分で〈映像化〉する事なんだから。書かれていることのストーリーや意味じゃなくて感じる事。そこを皆さん大切に→自分のキャスティングで存分に楽しみましょう! 江口淳(63才)
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.191
(5pt)

欲望のままに

やはり村上春樹さん、冒頭から物語に惹きこまれる。青豆さんというネーミング、天吾という売れない小説家の日常生活の様子など、春樹ワールド炸裂といった感じがある。この二人の物語が交差していく。
フカエリという美しい高校生の口からこぼれるリトルピープルの存在が、現実なのか悪夢なのか、心が揺れる。
あのテロ教団に酷似している「さきがけ」と「あけぼの」教団の存在へ、青豆さんはどのくらい核心に迫れるのか楽しみである。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.190
(4pt)

やはり村上春樹の小説は・・・

いつもの村上春樹の物語と同じように、おそらく各個人の感じ方に委ねられる。
伏線、謎がすべて解明されないため、続きが出るのか?と気になる終わり方であったが村上春樹の小説なのであればこれで終わりなのかもしれないとも思わせる。
いずれにせよ、相変わらずの村上春樹の小説といった感じで、カルトであったり、概念、表象的なものが多く登場しテーマを捕らえることは難しく、一言で読後感を述べることは出来ない。
アイデンティティ、初恋、成長、普遍のエッセンスが盛り込まれることにより、私自身、色々な思い出がよみがえったり、自分自身と重ね合わせ感じる部分が多かった。
私には問題が提起されこの先の道を示唆されたように感じる。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.189
(4pt)

生と死

村上春樹作品に初めて会ったのは
高一の模擬試験だった。現代国語の試験問題で
「1973年のピンボール」の一部だけ出ていた。
なんだか気になって、書店で本を購入した。
その頃すっごい好きな同級生の男の子がいて、
この小説を読んで少し思い出してしまった。
ピンボールと同じ年に生まれたものでもう結婚して
子供もいるんだけど、その頃、まだ小学生だった頃
のことも蘇ってきて切ない気持ちにさせられた。
ひとはいつかしんでしまう。
そんなどうしようもできない事実を
改めて認識させらせる作品だった。
その事実にどうしようもない悲しみが
襲ってきて、全身が震える恐怖を味わった。
家族ができ、守りたい人が増えて、
一日を大切に生きなければと強く思わされた。
何十年も何十年も後にこの作品を読んでいる人が
このネットで書き込んでいるひとが皆
いなくなっている世界がくるのだから、、、。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.188
(5pt)

カフカの『城』を連想した

『1Q84』というタイトルから、最初連想したのは、オーウェルの作品ではなく、カフカの『城』だった。
というのも、新潮文庫の『城』の扉に打たれている数字は「1984」だから。
そういう連想は、村上氏の前作が『海辺のカフカ』であり、
また、去年カフカ賞を受賞した際の発言、「15のとき、『城』を読んで感動した」とも、きれいにつながるもののように思えたのだった。
そして、冒頭、いきなりヤナーチェクの『シンフォニエッタ』が登場するに及んで、この連想は当たりかな、と思えた。
なぜなら、ヤナーチェクとカフカは、いずれも現チェコの地で生まれ、
しかも、誕生日はともに7月3日という共通点で結ばれた存在だからであり、
おまけに、『シンフォニエッタ』第二楽章の表題は「城」だからだ。
たぶん、この『1Q84』を構想するにあたって、カフカの『城』からの連想が取り入れられたのだろう。
そうすることで、前作『海辺のカフカ』や、カフカ賞受賞という出来事からの潜在的な流れを、
作品の中に持ち込むことが意図されたのではないか、と思っている。
内容的には、それほど『城』と重なる部分があるとは感じられないが、
主人公が現実世界とはちょっと違った奇妙な世界に入り込んでいくという点では、
『城』が意識された部分はあるかもしれないし、このような観点で読んでみることも面白い試みだと思う。
正直、これまでは、村上春樹の作品はあまり好きでないと思っていたけれど、
(読むのが遅いので、まだ、最初の200ページぐらいしか読んでいないが)かなり面白く読めている。
世界文学的な雰囲気とスケールの大きさもあるのではないだろうか。
これまでにいくつか読んだ作品では、作者の衒いみたいなものが、あちこちから顔を出しているように感じられて、
それが気に入らなかったのだけれど、この作品では、そういうものもあまり気にならないようだ。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.187
(4pt)

少し後味悪い

村上春樹の作品は大好きで,翻訳以外の物をたいてい読んでいますが,
今回はめずらしく後味が悪かったです。
ストーリーにも引き込まれ,大変面白かったのですが,
子供が傷つけられる描写がリアルに書かれていたので,胸が苦しくなりました。
作品にとって必要な描写なのかもしれませんが,
これだけたくさんの人が読む作品なので悪影響がないか心配になります。
今までそんな暴力的な表現はなかったのに(あったけど,読んだ人が傷つくような表現は無かった)。
少し残念です。性悪説をとるなら,ベストセラー作家は気をつけてほしいです。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.186
(4pt)

良かった。続編が読みたい!

数日前に読み終わりました。BOOK1を読み終えてから1日でBOOK2を読んでしまった。休みだったからというのもあるが、単行本1冊を1日で読んだのは久しぶりです。それだけ物語の世界観に引き込まれ、夢中になっていた。
物語後半になって、謎のまま終わってしまった部分も多くて満たされきれていないが、BOOK2はすれ違いやお互いを想う感情などは恋愛小説のようだった。
これで完結なのかはわからないが、続編がでるならぜひ読みたいと思う。完結しきれていない気がするし、2冊完結なら上巻・下巻でだせばいいはず。BOOK1・2って表現は次がありそうって思える。出して欲しい。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.185
(5pt)

結末は語られている・・・・

大変面白く読めた!!
プロローグのタクシー運転手の啓示の言葉・・・
首都高速の非常階段・・・
ヤナーチェクのシンフォニエッタ・・・・・・・
いつもの村上調だ!!
青豆と天吾を交互に語るのも世界の終わりとハードボイルド
ワンダーランドみたいだ!!(続編がありそうだとおもわせる
ところも似ている!!)
リトルピープル=羊男も作者が永遠に追い求めるテーマなのだろう。
それにエンターテイメントの要素ももりだくさんだ。
青豆=必殺仕事人、ふかえり=深田恭子??
それに過激な??セックスシーン・・・読者サービスがよすぎる。
青豆が頭がはげてる中年男がすきなのは作者のマスターベーションかな??
村上の小説がワンパターンだと批判する人にも作者は答えを回答しているし・・・
続編がありそうだと思わせる期待感、この先ドーなるの??みたいな読者にも
よく読めばちゃーんと結末は書いている・・・・ふかえりの予言として・・・・・
読むのに11日を要したが毎日ヤナーチェクのシンフォニエッタを聞いてから読んだので
楽しかった!!これは星5つの村上春樹のいつものエンターテイメント小説だ!!
むずかしいことはいらない、次のページをめくるわくわく感があれば!!
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.184
(4pt)

完結性について

先ほど読み終わりましたが,夢中になって読んだ分,後半にもっと完結性が欲しかったと思いました。登場人物の行方なども途中投げ出しが多く,最後に結末を期待していたまま終わったので,読み終えたあとに中途半端な感じが残りました。ですが,あれだけ夢中になって本を読んだのは久しぶりだったので,さすがだなと思いました。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.183
(5pt)

徐々に内容に引き込まれるストーリー展開,やはりおもしろいと思う!

久しぶりに小説を読みました.その理由は簡単,世間でもっとも注目されている1冊,ノーベル文学賞の候補に毎年噂される村上春樹氏の最新作だったからです.最近(7月に入ってから?)ではどこの書店にも置かれていますが,つい2ヶ月弱(6月頃)ほど前には品切れでどこに行っても手に入らず,予約を入れて,手に入れるまで2週間程度かかりました.まずは話題の図書を手に入れたことで満足しましたが,読んでみて更に満足しています.
小生,小説はあまり読まないので(若かりし頃は小説もよく読んでいたのですが,最近はビジネス書が圧倒的に増えてしまいました),1000ページを超える長編小説など手に取ることなどあり得なかったし,読み出したとしてもおおむね途中で挫折するかと思っていました.ところが,毎週末100ページづつ読み進んでいる内に BOOK_1 を読み終え,村上春樹の世界に引き込まれるような印象を持ちました.小説の内容は他のガイドブックに譲るとして,その内容に引き込まれるのが読み進めるに従い強くなる,最初はかったるい感じなんですが,これが村上春樹流の読者引き付け術なんでしょうね?
まだ,BOOK_2 は読んでいませんが(これからです),小説は「青豆」の章と,「天吾」の章が交互に別々の内容から組み立てられ,これが後半に進むに従い関連性が明らかにされていく,実に見事なストーリー展開だと感じました.読み進むうちにどんどん引き込まれる小説というのは,こんな感じなんでしょうか?
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.182
(5pt)

1Q84 1/ 2

突然の、物語の出だしがよかった。1984年版の当時の時代背景が鋭く、中々ミステリーな部分が現実みあってよかった。途中、わくわくしてくる感じがたまらなくよかった。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.181
(5pt)

期待をして、予断を捨てる

ことは難しいのですが、本を読むときには、なるべくそうしようと努めています。本の世界に入り込んで楽しむことと、その本について評価や推測することは、自分には同時にできないからです。今、読後数日してからこのレビューを書いています。ただ文を目で追うことが、こんなにも楽しかったのは久しぶりでした。私個人としてですが、素晴らしい時間でした。内容についてなのですが、登場する固有名詞については述べません。長くなるし、することに意味がないように思えるので。なので、いくつか、自分の印象に残っていることを書きます。・文中に小説を登場させ、その小説へのさまざまな形の評価を見せたこと。 この部分を読んでいるときは、まるで自分の後頭部を見ているような居心地の悪さを感じました。好き勝手に的外れなことを書く自分です。・クールでタフな青豆さん 可愛い過ぎます。・ラスト、あるいは続編について正直、ここに書かれている他の方のレビューを見るまで、続編という発想はありませんでした。確かに、あの開かれた終わり(というか続き)は、たくさんの空白を物語に残します。しかし、風景や人物その他の描写の丁寧さと、わたしたち読者を引き込む緻密な構成は、この空白が著者の怠慢や技術、気力の不足ではないことを示していると思えます。 むしろ慎重にスペースを切り詰めて、わたしたちの入る場所を空けてくれている……というのは、さすがに走りすぎですね。 とりあえず、あのラストは、自分には説得力あるものでした。 あ、続きがあるならもちろん読みたいですよ。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.180
(4pt)

久しぶりのわかりやすい、売ることを意識した作品。

最近は「オウム真理教」や「神戸の震災」をモチーフとした暗い作品が多かった。曰く現実との「コミットメント」が、小説を生む力だったのだそうだが、読むのがしんどかった.今回の作品にも「オウム」も陰は見え隠れするが、基本は「1Q84」という、異世界に迷い込んだ二人の男女の愛のあり方を描いたラブストーリーだ。文体は平易で、「猫の町」や「空気さなぎ」は童話っぽく読みやすい。いきなりヤナーチェックのマイナー作品を提示したり、1Q84のQが「ウルトラQ」を暗示させたり、未来小説であるJ.オーウエルの「1984」を、過去をフィクションで描く道具にしたりとかなり計算されており、村上春樹らしい作品で且つベストセラーになるよう意図されたにものだろう。さすが商業作家ある。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.179
(5pt)

彼は死ぬまでにあと何冊書いてくれるのか。。。

年齢がばれますが、風の歌を聴けが出たときから読んでいます。その頃は文学の大作家様ではなく、ポップカルチャーと言うか、ジャズ喫茶のオヤジが書いた、ちょっと楽しい小説だったはずなのに、いつの間にかノーベル賞。。。その頃、大学のある女の子は羊をめぐるを一気に一晩かけて読んでしまい、2度目はじっくりと文章を味わうと言っていた。実は私も同じです。ただ今回は一気に読んだあと2度目はまだ読んでいません。もう少し熟成してからか。。
1人称でないのがしっくりこないからか。難しい言葉は嫌だけれど、デタッチメントではなくコミットメントになっているからか。または心の中で似たような焦燥感を癒してはくれないからか?
村上春樹の小説は当然のことながらすべて読んでいて待ちくたびれて、忘れた頃、テキサスのメキシコ国境沿い街の本屋さんで村上春樹の英文版に出会い、へーこんな所でも彼の作品が読まれているんだろうか、とか思いながら1冊づつ出張のついでに飛行機の中で読みました。英文のほうから書いたんじゃないかと思うくらい、日本語よりも良かった気がします。ただ翻訳する人が数名いるようなのでニュアンスが若干小説によって違うけれど。
すべて読み終わってもまだでない。。そしてとうとう今回の1Q84。でもこれでいつものように。。。謎のままオシマイはやめてほしい。3.4ぐらいは出してください。
文学とは全然違うのだけれど、ハルヒの憂鬱に出てくる統合思念体の長門有希の台詞そっくりだと思いながら ふかえりの言葉を感じていました。
羊をめぐる冒険やハードボイルド ワンダーランドの1人称がどちらかと言えば好きだけれど、新しいのを出してくれるだけでいいです。1冊出すのに何年もかけていると後何冊死ぬまでに新作を出してくれるのだろうと切ない気持ちになります。
軽い気持ちで、僕が出てくる1人称早く出してください。文学なんてどうだってイイから。
また、やれやれ。。。。という心の声が聴きたいです。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.178
(5pt)

シンクロ率高いです。

村上春樹は初めて読みました。
「1Q84」は面白いですね。
エンターテイメント性もあり読みやすい文章で好きです。
個人や宗教、社会といった同じ世界に存在するもののそれぞれが異なる性質や大きさのコミュニティーを複数登場させ物語の進行に伴って変化したり明らかなっていく登場人物達の関わりのありようを小出しに書き出していって、あるところで非日常の要素を加える、その要素が胡散臭くならないうちに一気に最後まで読ませてしまうタイミングのとりかたがとても上手ですね。
難しいテーマでも簡単に表現してさらっと織りこみながらリズムにのって美しく構築的に話が進んでいる。
また登場人物たちの内向的で慎ましやかな愛に対しての距離感が物語に品性と普遍性、深いタメをつくり余韻が残りました。
特に人生で一度あるかないかの恋をしている方ならばより心に残る作品ではないかと思います。
僕の場合は今、正に〈愛〉という名前のものが腕から零れ落ちそうなところです(泣)
「1Q84」においての愛は自己愛を根拠とする苦しむ愛ではなく報いを求めない無条件の愛である信頼とか慈愛的な観点を感じるのでちょっと救われました。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.177
(4pt)

消化不良?

村上春樹の作品は全部ではないですが、長編は大体読んでいます。
今回の1Q84を読み終えて、彼の最高傑作かと自問すれば否です。個人的には海辺のカフカがベストだと思っています。
村上作品を初めて読む方がこの1Q84を読み終えて思う感想は???ではないでしょうか。物語で出現する謎は半分以上回収されないまま終焉を迎えます。特に推理小説のような、パズルのピースが最後にきっちり合う感覚が好きな読者は、消化不良に思えるかもしれません。
しかし、決しておもしろくないわけではなく、1000頁以上あるにも関わらず読者を惹き付ける魅力は、さすが村上春樹といったところです。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222