柩の中の猫

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評判

柩の中の猫の評価:

4.50/5点 レビュー 12件。 A ランク

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平均点4.50pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 21〜35 2/2ページ
No.15
(3pt)

シンプル

小池 真理子氏らしい女性の黒い心理を書いた作品
かなりシンプルな展開だが、終盤の流れはかなりダークで意外性もあり悪くない
気楽に読むにはちょうどいいかもしれない
柩の中の猫 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (新潮文庫)より
4101440123
No.14
(5pt)

狂気の底で

小池真理子さんの小説にはよく井戸が登場します。
自身も家の傍に井戸があり、幼少期によく怖いもの見たさで棒を片手に覗き込み、その底無し沼を思わせる暗く冷たい奥底を想像して夢にうなされた覚えがあります。

この物語も、静かな日常に潜む些細な歪のようなものがそこかしこに点在しており、何時起爆装置のスイッチが入ってしまうか分からないような緊張感と戦慄をひしひしと感じました。事を起こしてしまう人物の心の歪み等が全編に漂い、急速に終焉に向かって走り出してしまうまでの布石も上手い。猫の死により引き起こされる悲劇はそこには留まらず、さらに暗く深い闇に到達します。

風景描写が素晴らしく、森の梢や井戸の上に柔らかく降り積もる純白の雪の感触や、辺り一面に広がる田園風景など一読するだけで目の前に思い描けるほど美しい。
純粋さと狂気とは紙一重であるがゆえに、純粋すぎるものとは時として罪深いほどの存在となるのだと痛感しました。トリュフフォー監督の【アデルの恋の物語】を髣髴とさせる静かな狂気の物語。
柩の中の猫 (物語の王国) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (物語の王国)より
4560045577
No.13
(5pt)

狂気の底で

小池真理子さんの小説にはよく井戸が登場します。
自身も家の傍に井戸があり、幼少期によく怖いもの見たさで棒を片手に覗き込み、その底無し沼を思わせる暗く冷たい奥底を想像して夢にうなされた覚えがあります。

この物語も、静かな日常に潜む些細な歪のようなものがそこかしこに点在しており、何時起爆装置のスイッチが入ってしまうか分からないような緊張感と戦慄をひしひしと感じました。事を起こしてしまう人物の心の歪み等が全編に漂い、急速に終焉に向かって走り出してしまうまでの布石も上手い。猫の死により引き起こされる悲劇はそこには留まらず、さらに暗く深い闇に到達します。

風景描写が素晴らしく、森の梢や井戸の上に柔らかく降り積もる純白の雪の感触や、辺り一面に広がる田園風景など一読するだけで目の前に思い描けるほど美しい。
純粋さと狂気とは紙一重であるがゆえに、純粋すぎるものとは時として罪深いほどの存在となるのだと痛感しました。トリュフフォー監督の【アデルの恋の物語】を髣髴とさせる静かな狂気の物語。
柩の中の猫 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (新潮文庫)より
4101440123
No.12
(5pt)

狂気の底で

小池真理子さんの小説にはよく井戸が登場します。
自身も家の傍に井戸があり、幼少期によく怖いもの見たさで棒を片手に覗き込み、その底無し沼を思わせる暗く冷たい奥底を想像して夢にうなされた覚えがあります。

この物語も、静かな日常に潜む些細な歪のようなものがそこかしこに点在しており、何時起爆装置のスイッチが入ってしまうか分からないような緊張感と戦慄をひしひしと感じました。事を起こしてしまう人物の心の歪み等が全編に漂い、急速に終焉に向かって走り出してしまうまでの布石も上手い。猫の死により引き起こされる悲劇はそこには留まらず、さらに暗く深い闇に到達します。

風景描写が素晴らしく、森の梢や井戸の上に柔らかく降り積もる純白の雪の感触や、辺り一面に広がる田園風景など一読するだけで目の前に思い描けるほど美しい。
純粋さと狂気とは紙一重であるがゆえに、純粋すぎるものとは時として罪深いほどの存在となるのだと痛感しました。トリュフフォー監督の【アデルの恋の物語】を髣髴とさせる静かな狂気の物語。
柩の中の猫 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (集英社文庫)より
4087477568
No.11
(5pt)

最初に「恋」を読んだので

小池真理子の本で、最初に読むことをお勧めします。

絵描きを目指す女性
美術大学の先生
その娘
娘の飼っている猫 ララ
ララは、ママの役割を果たしていた。

描写は丁寧で、華美にはなりすぎず、
直木賞を取られた「恋」よりは、分かりやすいので、
最初に読むのに適していると思われます。

話の構成、筋書き、すれ違い、嘘、思いやり。
人生のいろいろな構成要素を持っている。

途中、猫好きでないと分からない描写の部分があるかもしれません。
猫好きの人なら、きっと、自然にわかると思います。
柩の中の猫 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (集英社文庫)より
4087477568
No.10
(5pt)

最初に「恋」を読んだので

小池真理子の本で、最初に読むことをお勧めします。

絵描きを目指す女性
美術大学の先生
その娘
娘の飼っている猫 ララ
ララは、ママの役割を果たしていた。

描写は丁寧で、華美にはなりすぎず、
直木賞を取られた「恋」よりは、分かりやすいので、
最初に読むのに適していると思われます。

話の構成、筋書き、すれ違い、嘘、思いやり。
人生のいろいろな構成要素を持っている。

途中、猫好きでないと分からない描写の部分があるかもしれません。
猫好きの人なら、きっと、自然にわかると思います。
柩の中の猫 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (新潮文庫)より
4101440123
No.9
(5pt)

最初に「恋」を読んだので

小池真理子の本で、最初に読むことをお勧めします。

絵描きを目指す女性
美術大学の先生
その娘
娘の飼っている猫 ララ
ララは、ママの役割を果たしていた。

描写は丁寧で、華美にはなりすぎず、
直木賞を取られた「恋」よりは、分かりやすいので、
最初に読むのに適していると思われます。

話の構成、筋書き、すれ違い、嘘、思いやり。
人生のいろいろな構成要素を持っている。

途中、猫好きでないと分からない描写の部分があるかもしれません。
猫好きの人なら、きっと、自然にわかると思います。
柩の中の猫 (物語の王国) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (物語の王国)より
4560045577
No.8
(5pt)

小池先生。

最初、この作品に期待はしてませんでしたが、小池真理子さんの作品という事で、何気に詠み始めてみました。
結局、皆さんはこの作品を見落としていたんです。ドラマ化して欲しいと思っています。
柩の中の猫 (物語の王国) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (物語の王国)より
4560045577
No.7
(5pt)

小池先生。

最初、この作品に期待はしてませんでしたが、小池真理子さんの作品という事で、何気に詠み始めてみました。
結局、皆さんはこの作品を見落としていたんです。ドラマ化して欲しいと思っています。
柩の中の猫 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (新潮文庫)より
4101440123
No.6
(5pt)

小池先生。

最初、この作品に期待はしてませんでしたが、小池真理子さんの作品という事で、何気に詠み始めてみました。
結局、皆さんはこの作品を見落としていたんです。ドラマ化して欲しいと思っています。
柩の中の猫 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (集英社文庫)より
4087477568
No.5
(5pt)

不思議な関係

20歳の雅代は、美大で油絵を教える川久保悟郎の家に、娘の桃子の家庭教師を条件に住み込むことになる。桃子はララという名の猫にだけ心を開く孤独な少女だった。微妙な緊張を抱きながらも良いバランスを保つ三人の生活はそれなりに平穏だったが、その均衡を悟郎の恋人の登場で失うこととなり、そこから事件が発生します。30年の時を経て語られる悲劇的な事件の真相とは…。人々の心の動きが怖いほどリアルです。結末が気になって、一気に読めました。
柩の中の猫 (物語の王国) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (物語の王国)より
4560045577
No.4
(5pt)

不思議な関係

20歳の雅代は、美大で油絵を教える川久保悟郎の家に、娘の桃子の家庭教師を条件に住み込むことになる。桃子はララという名の猫にだけ心を開く孤独な少女だった。微妙な緊張を抱きながらも良いバランスを保つ三人の生活はそれなりに平穏だったが、その均衡を悟郎の恋人の登場で失うこととなり、そこから事件が発生します。30年の時を経て語られる悲劇的な事件の真相とは…。人々の心の動きが怖いほどリアルです。結末が気になって、一気に読めました。
柩の中の猫 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (新潮文庫)より
4101440123
No.3
(5pt)

不思議な関係

20歳の雅代は、美大で油絵を教える川久保悟郎の家に、娘の桃子の家庭教師を条件に住み込むことになる。桃子はララという名の猫にだけ心を開く孤独な少女だった。微妙な緊張を抱きながらも良いバランスを保つ三人の生活はそれなりに平穏だったが、その均衡を悟郎の恋人の登場で失うこととなり、そこから事件が発生します。30年の時を経て語られる悲劇的な事件の真相とは…。人々の心の動きが怖いほどリアルです。結末が気になって、一気に読めました。
柩の中の猫 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (集英社文庫)より
4087477568
No.2
(5pt)

二つの殺意、少女の繊細な心と殺人、すれ違い。

さまざまな複雑な背景を持った登場人物たちがお互いに、淡い恋心を抱いてはいるもののすれ違う。そのすれ違いはとても丁寧に構成されていて、これこそ芸術の領域に達しているといえるだろう。サガンや綿矢りさを思い出させる繊細な心理風景が、ララ(途中ママと関連付けられる)という猫や、殺人の舞台となる雪の麦畠と古井戸、そして、主人公たちが生活する過度にアメリカ的な雰囲気の住居などを舞台に展開される。小説には二つの殺害があり、そのどちらも怪しいまでに人間の心の真相に迫っている。幼い孤独な少女に芽生えた殺意を美しく描写した物語としては、世界文学のレベルに達しているだろう。
柩の中の猫 (物語の王国) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (物語の王国)より
4560045577
No.1
(5pt)

二つの殺意、少女の繊細な心と殺人、すれ違い。

さまざまな複雑な背景を持った登場人物たちがお互いに、淡い恋心を抱いてはいるもののすれ違う。そのすれ違いはとても丁寧に構成されていて、これこそ芸術の領域に達しているといえるだろう。サガンや綿矢りさを思い出させる繊細な心理風景が、ララ(途中ママと関連付けられる)という猫や、殺人の舞台となる雪の麦畠と古井戸、そして、主人公たちが生活する過度にアメリカ的な雰囲気の住居などを舞台に展開される。小説には二つの殺害があり、そのどちらも怪しいまでに人間の心の真相に迫っている。幼い孤独な少女に芽生えた殺意を美しく描写した物語としては、世界文学のレベルに達しているだろう。
柩の中の猫 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 柩の中の猫 (新潮文庫)より
4101440123