死者の木霊

評判

死者の木霊の評価:

4.63/5点 レビュー 16件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 21〜40 2/4ページ
No.47
(5pt)

内田さんのデビュー作です

内田ファンの私にとって大切な作品です。以前に購入した「死者の木霊」に続いて新装版を買いました、愛読しています。
死者の木霊 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (角川文庫)より
4041607574
No.46
(5pt)

内田さんのデビュー作です

内田ファンの私にとって大切な作品です。以前に購入した「死者の木霊」に続いて新装版を買いました、愛読しています。
新装版 死者の木霊 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 死者の木霊 (講談社文庫)より
4062933535
No.45
(5pt)

捜査の鬼「信濃のコロンボ」武村巡査部長の執念の名推理を描く推理ファン必読の名作!

今年2018年3月13日に惜しくもお亡くなりになった人気推理作家・内田康夫氏の記念すべきデビュー作です。誠に遺憾ながらこれまで私は著者の作品をほんの僅かしか読んで来ませんでしたが、ご逝去のニュースを機会にして積読(つんどく)状態にあった物を遅まきながらもこれからどんどん読んで行きたいと決意した次第です。手始めに読んだ本書は本当に素晴らしい傑作で、あの江戸川乱歩賞の落選作品だという事実が私にはとても信じられない気がしまして誠に運がなかったとしか言い様がないなと思いましたね。
信州の飯田市郊外の松川ダムでバラバラ死体が発見され、その後犯人と目される管理人夫婦の自殺死体が見つかった事で事件は解決とみなされて捜査本部は解散となる。しかし事件当初から捜査に携わって来た飯田署の武村巡査部長は事件に不自然な物を感じて、私費をつぎ込みながら執念で一人継続捜査に打ち込んで行くのだった。
本書は最初「霜崩の館」という題名だったらしいですが、改題後の「死者の木霊」の方が圧倒的に良いなと思いますね。著者の作品の題名は初期の頃だと終りに「殺人事件」と付くものがかなり多く、それに比べると本書のネーミングは相当に異質で何より何処となく詩的な風情を感じさせるのが良いと思いますね。題名の意味は特に作中で明確に説明されている訳でなく最後まで読んでも中々に難解ではありますが、私が思いますのには死者が残した物証が山彦の様に反響して刑事に手掛かりを与え犯人逮捕に導いてくれるといったイメージを想像しました。本書で扱われているトリック(第二及び第三の死に於ける)は人間心理の盲点を突いた素晴らしいものではありますが、けれども飛び切りの独創という訳でなくやや新味には欠けると言わざるを得ません。でもそのトリックが一際輝いて見えるのは犯人の手抜かり・見落としである物証の意味を的確に判断する武村巡査部長の執念の名推理があったからこそでしょうね。犯人側から見てもっと慎重にさえしておればこの2つの些細だが重要なミスは避けられたかとは思いますが、でもそれは決して言う程に容易くはなくむしろ武村巡査部長の注意深さと切れ味鋭い見事な着眼点を讃えるべきでしょう。唯犯人のこの見事な犯行計画の中で計算外なのは、「白鳥の死」と「第五の死者」の2つの章の展開で、これはあまりにも上手くお膳立てが整い過ぎている犯人側の不自然な幸運を感じてしまいましたね。でも一方で著者の作風で気に入ったのは、土地の詳細な描写が行き届いている点と全く事件と関係ない死体発見者の説明にまで心を配られている点、そして著者の趣味である俳句を作中に取り入れて謎の手掛かりを示すヒントにしている至れり尽くせりのサービス精神ですね。でもやはり本作の肝は何と言っても武村巡査部長の執念の名推理ですよね。周りの同僚達が全員同じ意見を持つ中で、自らの直感のみを信じて自腹を切ってまでとことん頑張りぬくなんて事は人間誰もがとても出来る事ではありません。もうこの精神力の強さには脱帽するしかないですし、彼の努力が報われてそれまで彼を冷遇して来た人間を説得する事に成功した瞬間のシーンには正直ほろりと涙を誘われましてとにかく理屈抜きに泣けましたね。また本書に登場する二人の対照的な女性について書きますと、「白鳥の死」の主役の女性はもう27歳と立派な大人なのですから現実と向き合って全てから逃げて欲しくなかったという残念無念な思いと、もう一人の武村巡査部長の妻・陽子さんの夫が辛い時には自分の虎の子の「へそくり」を気前よく差し出して決して弱音を吐かず不安も見せずに夫を信じて黙って助けるいわゆる「内助の功」には心からの感動を覚えましたね。尚、武村巡査部長のニックネーム「信濃のコロンボ」の理由は、あの「うちのかみさんが」という独特な尋問で犯人を油断させる本家の刑事コロンボとは全く関係なくて、みすぼらしい古ぼけたコートを着ている外観から名づけられたのだという事を最後に紹介しますね。
死者の木霊―長編推理小説 (1980年) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊―長編推理小説 (1980年)より
B000J7ZBRQ
No.44
(5pt)

捜査の鬼「信濃のコロンボ」武村巡査部長の執念の名推理を描く推理ファン必読の名作!

今年2018年3月13日に惜しくもお亡くなりになった人気推理作家・内田康夫氏の記念すべきデビュー作です。誠に遺憾ながらこれまで私は著者の作品をほんの僅かしか読んで来ませんでしたが、ご逝去のニュースを機会にして積読(つんどく)状態にあった物を遅まきながらもこれからどんどん読んで行きたいと決意した次第です。手始めに読んだ本書は本当に素晴らしい傑作で、あの江戸川乱歩賞の落選作品だという事実が私にはとても信じられない気がしまして誠に運がなかったとしか言い様がないなと思いましたね。
信州の飯田市郊外の松川ダムでバラバラ死体が発見され、その後犯人と目される管理人夫婦の自殺死体が見つかった事で事件は解決とみなされて捜査本部は解散となる。しかし事件当初から捜査に携わって来た飯田署の武村巡査部長は事件に不自然な物を感じて、私費をつぎ込みながら執念で一人継続捜査に打ち込んで行くのだった。
本書は最初「霜崩の館」という題名だったらしいですが、改題後の「死者の木霊」の方が圧倒的に良いなと思いますね。著者の作品の題名は初期の頃だと終りに「殺人事件」と付くものがかなり多く、それに比べると本書のネーミングは相当に異質で何より何処となく詩的な風情を感じさせるのが良いと思いますね。題名の意味は特に作中で明確に説明されている訳でなく最後まで読んでも中々に難解ではありますが、私が思いますのには死者が残した物証が山彦の様に反響して刑事に手掛かりを与え犯人逮捕に導いてくれるといったイメージを想像しました。本書で扱われているトリック(第二及び第三の死に於ける)は人間心理の盲点を突いた素晴らしいものではありますが、けれども飛び切りの独創という訳でなくやや新味には欠けると言わざるを得ません。でもそのトリックが一際輝いて見えるのは犯人の手抜かり・見落としである物証の意味を的確に判断する武村巡査部長の執念の名推理があったからこそでしょうね。犯人側から見てもっと慎重にさえしておればこの2つの些細だが重要なミスは避けられたかとは思いますが、でもそれは決して言う程に容易くはなくむしろ武村巡査部長の注意深さと切れ味鋭い見事な着眼点を讃えるべきでしょう。唯犯人のこの見事な犯行計画の中で計算外なのは、「白鳥の死」と「第五の死者」の2つの章の展開で、これはあまりにも上手くお膳立てが整い過ぎている犯人側の不自然な幸運を感じてしまいましたね。でも一方で著者の作風で気に入ったのは、土地の詳細な描写が行き届いている点と全く事件と関係ない死体発見者の説明にまで心を配られている点、そして著者の趣味である俳句を作中に取り入れて謎の手掛かりを示すヒントにしている至れり尽くせりのサービス精神ですね。でもやはり本作の肝は何と言っても武村巡査部長の執念の名推理ですよね。周りの同僚達が全員同じ意見を持つ中で、自らの直感のみを信じて自腹を切ってまでとことん頑張りぬくなんて事は人間誰もがとても出来る事ではありません。もうこの精神力の強さには脱帽するしかないですし、彼の努力が報われてそれまで彼を冷遇して来た人間を説得する事に成功した瞬間のシーンには正直ほろりと涙を誘われましてとにかく理屈抜きに泣けましたね。また本書に登場する二人の対照的な女性について書きますと、「白鳥の死」の主役の女性はもう27歳と立派な大人なのですから現実と向き合って全てから逃げて欲しくなかったという残念無念な思いと、もう一人の武村巡査部長の妻・陽子さんの夫が辛い時には自分の虎の子の「へそくり」を気前よく差し出して決して弱音を吐かず不安も見せずに夫を信じて黙って助けるいわゆる「内助の功」には心からの感動を覚えましたね。尚、武村巡査部長のニックネーム「信濃のコロンボ」の理由は、あの「うちのかみさんが」という独特な尋問で犯人を油断させる本家の刑事コロンボとは全く関係なくて、みすぼらしい古ぼけたコートを着ている外観から名づけられたのだという事を最後に紹介しますね。
死者の木霊 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (講談社文庫)より
4061831356
No.43
(5pt)

捜査の鬼「信濃のコロンボ」武村巡査部長の執念の名推理を描く推理ファン必読の名作!

今年2018年3月13日に惜しくもお亡くなりになった人気推理作家・内田康夫氏の記念すべきデビュー作です。誠に遺憾ながらこれまで私は著者の作品をほんの僅かしか読んで来ませんでしたが、ご逝去のニュースを機会にして積読(つんどく)状態にあった物を遅まきながらもこれからどんどん読んで行きたいと決意した次第です。手始めに読んだ本書は本当に素晴らしい傑作で、あの江戸川乱歩賞の落選作品だという事実が私にはとても信じられない気がしまして誠に運がなかったとしか言い様がないなと思いましたね。
信州の飯田市郊外の松川ダムでバラバラ死体が発見され、その後犯人と目される管理人夫婦の自殺死体が見つかった事で事件は解決とみなされて捜査本部は解散となる。しかし事件当初から捜査に携わって来た飯田署の武村巡査部長は事件に不自然な物を感じて、私費をつぎ込みながら執念で一人継続捜査に打ち込んで行くのだった。
本書は最初「霜崩の館」という題名だったらしいですが、改題後の「死者の木霊」の方が圧倒的に良いなと思いますね。著者の作品の題名は初期の頃だと終りに「殺人事件」と付くものがかなり多く、それに比べると本書のネーミングは相当に異質で何より何処となく詩的な風情を感じさせるのが良いと思いますね。題名の意味は特に作中で明確に説明されている訳でなく最後まで読んでも中々に難解ではありますが、私が思いますのには死者が残した物証が山彦の様に反響して刑事に手掛かりを与え犯人逮捕に導いてくれるといったイメージを想像しました。本書で扱われているトリック(第二及び第三の死に於ける)は人間心理の盲点を突いた素晴らしいものではありますが、けれども飛び切りの独創という訳でなくやや新味には欠けると言わざるを得ません。でもそのトリックが一際輝いて見えるのは犯人の手抜かり・見落としである物証の意味を的確に判断する武村巡査部長の執念の名推理があったからこそでしょうね。犯人側から見てもっと慎重にさえしておればこの2つの些細だが重要なミスは避けられたかとは思いますが、でもそれは決して言う程に容易くはなくむしろ武村巡査部長の注意深さと切れ味鋭い見事な着眼点を讃えるべきでしょう。唯犯人のこの見事な犯行計画の中で計算外なのは、「白鳥の死」と「第五の死者」の2つの章の展開で、これはあまりにも上手くお膳立てが整い過ぎている犯人側の不自然な幸運を感じてしまいましたね。でも一方で著者の作風で気に入ったのは、土地の詳細な描写が行き届いている点と全く事件と関係ない死体発見者の説明にまで心を配られている点、そして著者の趣味である俳句を作中に取り入れて謎の手掛かりを示すヒントにしている至れり尽くせりのサービス精神ですね。でもやはり本作の肝は何と言っても武村巡査部長の執念の名推理ですよね。周りの同僚達が全員同じ意見を持つ中で、自らの直感のみを信じて自腹を切ってまでとことん頑張りぬくなんて事は人間誰もがとても出来る事ではありません。もうこの精神力の強さには脱帽するしかないですし、彼の努力が報われてそれまで彼を冷遇して来た人間を説得する事に成功した瞬間のシーンには正直ほろりと涙を誘われましてとにかく理屈抜きに泣けましたね。また本書に登場する二人の対照的な女性について書きますと、「白鳥の死」の主役の女性はもう27歳と立派な大人なのですから現実と向き合って全てから逃げて欲しくなかったという残念無念な思いと、もう一人の武村巡査部長の妻・陽子さんの夫が辛い時には自分の虎の子の「へそくり」を気前よく差し出して決して弱音を吐かず不安も見せずに夫を信じて黙って助けるいわゆる「内助の功」には心からの感動を覚えましたね。尚、武村巡査部長のニックネーム「信濃のコロンボ」の理由は、あの「うちのかみさんが」という独特な尋問で犯人を油断させる本家の刑事コロンボとは全く関係なくて、みすぼらしい古ぼけたコートを着ている外観から名づけられたのだという事を最後に紹介しますね。
死者の木霊 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (角川文庫)より
4041607574
No.42
(5pt)

捜査の鬼「信濃のコロンボ」武村巡査部長の執念の名推理を描く推理ファン必読の名作!

今年2018年3月13日に惜しくもお亡くなりになった人気推理作家・内田康夫氏の記念すべきデビュー作です。誠に遺憾ながらこれまで私は著者の作品をほんの僅かしか読んで来ませんでしたが、ご逝去のニュースを機会にして積読(つんどく)状態にあった物を遅まきながらもこれからどんどん読んで行きたいと決意した次第です。手始めに読んだ本書は本当に素晴らしい傑作で、あの江戸川乱歩賞の落選作品だという事実が私にはとても信じられない気がしまして誠に運がなかったとしか言い様がないなと思いましたね。
信州の飯田市郊外の松川ダムでバラバラ死体が発見され、その後犯人と目される管理人夫婦の自殺死体が見つかった事で事件は解決とみなされて捜査本部は解散となる。しかし事件当初から捜査に携わって来た飯田署の武村巡査部長は事件に不自然な物を感じて、私費をつぎ込みながら執念で一人継続捜査に打ち込んで行くのだった。
本書は最初「霜崩の館」という題名だったらしいですが、改題後の「死者の木霊」の方が圧倒的に良いなと思いますね。著者の作品の題名は初期の頃だと終りに「殺人事件」と付くものがかなり多く、それに比べると本書のネーミングは相当に異質で何より何処となく詩的な風情を感じさせるのが良いと思いますね。題名の意味は特に作中で明確に説明されている訳でなく最後まで読んでも中々に難解ではありますが、私が思いますのには死者が残した物証が山彦の様に反響して刑事に手掛かりを与え犯人逮捕に導いてくれるといったイメージを想像しました。本書で扱われているトリック(第二及び第三の死に於ける)は人間心理の盲点を突いた素晴らしいものではありますが、けれども飛び切りの独創という訳でなくやや新味には欠けると言わざるを得ません。でもそのトリックが一際輝いて見えるのは犯人の手抜かり・見落としである物証の意味を的確に判断する武村巡査部長の執念の名推理があったからこそでしょうね。犯人側から見てもっと慎重にさえしておればこの2つの些細だが重要なミスは避けられたかとは思いますが、でもそれは決して言う程に容易くはなくむしろ武村巡査部長の注意深さと切れ味鋭い見事な着眼点を讃えるべきでしょう。唯犯人のこの見事な犯行計画の中で計算外なのは、「白鳥の死」と「第五の死者」の2つの章の展開で、これはあまりにも上手くお膳立てが整い過ぎている犯人側の不自然な幸運を感じてしまいましたね。でも一方で著者の作風で気に入ったのは、土地の詳細な描写が行き届いている点と全く事件と関係ない死体発見者の説明にまで心を配られている点、そして著者の趣味である俳句を作中に取り入れて謎の手掛かりを示すヒントにしている至れり尽くせりのサービス精神ですね。でもやはり本作の肝は何と言っても武村巡査部長の執念の名推理ですよね。周りの同僚達が全員同じ意見を持つ中で、自らの直感のみを信じて自腹を切ってまでとことん頑張りぬくなんて事は人間誰もがとても出来る事ではありません。もうこの精神力の強さには脱帽するしかないですし、彼の努力が報われてそれまで彼を冷遇して来た人間を説得する事に成功した瞬間のシーンには正直ほろりと涙を誘われましてとにかく理屈抜きに泣けましたね。また本書に登場する二人の対照的な女性について書きますと、「白鳥の死」の主役の女性はもう27歳と立派な大人なのですから現実と向き合って全てから逃げて欲しくなかったという残念無念な思いと、もう一人の武村巡査部長の妻・陽子さんの夫が辛い時には自分の虎の子の「へそくり」を気前よく差し出して決して弱音を吐かず不安も見せずに夫を信じて黙って助けるいわゆる「内助の功」には心からの感動を覚えましたね。尚、武村巡査部長のニックネーム「信濃のコロンボ」の理由は、あの「うちのかみさんが」という独特な尋問で犯人を油断させる本家の刑事コロンボとは全く関係なくて、みすぼらしい古ぼけたコートを着ている外観から名づけられたのだという事を最後に紹介しますね。
死者の木霊 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (講談社ノベルス)より
4061818333
No.41
(5pt)

捜査の鬼「信濃のコロンボ」武村巡査部長の執念の名推理を描く推理ファン必読の名作!

今年2018年3月13日に惜しくもお亡くなりになった人気推理作家・内田康夫氏の記念すべきデビュー作です。誠に遺憾ながらこれまで私は著者の作品をほんの僅かしか読んで来ませんでしたが、ご逝去のニュースを機会にして積読(つんどく)状態にあった物を遅まきながらもこれからどんどん読んで行きたいと決意した次第です。手始めに読んだ本書は本当に素晴らしい傑作で、あの江戸川乱歩賞の落選作品だという事実が私にはとても信じられない気がしまして誠に運がなかったとしか言い様がないなと思いましたね。
信州の飯田市郊外の松川ダムでバラバラ死体が発見され、その後犯人と目される管理人夫婦の自殺死体が見つかった事で事件は解決とみなされて捜査本部は解散となる。しかし事件当初から捜査に携わって来た飯田署の武村巡査部長は事件に不自然な物を感じて、私費をつぎ込みながら執念で一人継続捜査に打ち込んで行くのだった。
本書は最初「霜崩の館」という題名だったらしいですが、改題後の「死者の木霊」の方が圧倒的に良いなと思いますね。著者の作品の題名は初期の頃だと終りに「殺人事件」と付くものがかなり多く、それに比べると本書のネーミングは相当に異質で何より何処となく詩的な風情を感じさせるのが良いと思いますね。題名の意味は特に作中で明確に説明されている訳でなく最後まで読んでも中々に難解ではありますが、私が思いますのには死者が残した物証が山彦の様に反響して刑事に手掛かりを与え犯人逮捕に導いてくれるといったイメージを想像しました。本書で扱われているトリック(第二及び第三の死に於ける)は人間心理の盲点を突いた素晴らしいものではありますが、けれども飛び切りの独創という訳でなくやや新味には欠けると言わざるを得ません。でもそのトリックが一際輝いて見えるのは犯人の手抜かり・見落としである物証の意味を的確に判断する武村巡査部長の執念の名推理があったからこそでしょうね。犯人側から見てもっと慎重にさえしておればこの2つの些細だが重要なミスは避けられたかとは思いますが、でもそれは決して言う程に容易くはなくむしろ武村巡査部長の注意深さと切れ味鋭い見事な着眼点を讃えるべきでしょう。唯犯人のこの見事な犯行計画の中で計算外なのは、「白鳥の死」と「第五の死者」の2つの章の展開で、これはあまりにも上手くお膳立てが整い過ぎている犯人側の不自然な幸運を感じてしまいましたね。でも一方で著者の作風で気に入ったのは、土地の詳細な描写が行き届いている点と全く事件と関係ない死体発見者の説明にまで心を配られている点、そして著者の趣味である俳句を作中に取り入れて謎の手掛かりを示すヒントにしている至れり尽くせりのサービス精神ですね。でもやはり本作の肝は何と言っても武村巡査部長の執念の名推理ですよね。周りの同僚達が全員同じ意見を持つ中で、自らの直感のみを信じて自腹を切ってまでとことん頑張りぬくなんて事は人間誰もがとても出来る事ではありません。もうこの精神力の強さには脱帽するしかないですし、彼の努力が報われてそれまで彼を冷遇して来た人間を説得する事に成功した瞬間のシーンには正直ほろりと涙を誘われましてとにかく理屈抜きに泣けましたね。また本書に登場する二人の対照的な女性について書きますと、「白鳥の死」の主役の女性はもう27歳と立派な大人なのですから現実と向き合って全てから逃げて欲しくなかったという残念無念な思いと、もう一人の武村巡査部長の妻・陽子さんの夫が辛い時には自分の虎の子の「へそくり」を気前よく差し出して決して弱音を吐かず不安も見せずに夫を信じて黙って助けるいわゆる「内助の功」には心からの感動を覚えましたね。尚、武村巡査部長のニックネーム「信濃のコロンボ」の理由は、あの「うちのかみさんが」という独特な尋問で犯人を油断させる本家の刑事コロンボとは全く関係なくて、みすぼらしい古ぼけたコートを着ている外観から名づけられたのだという事を最後に紹介しますね。
死者の木霊 Amazon書評・レビュー: 死者の木霊より
4062061333
No.40
(5pt)

捜査の鬼「信濃のコロンボ」武村巡査部長の執念の名推理を描く推理ファン必読の名作!

今年2018年3月13日に惜しくもお亡くなりになった人気推理作家・内田康夫氏の記念すべきデビュー作です。誠に遺憾ながらこれまで私は著者の作品をほんの僅かしか読んで来ませんでしたが、ご逝去のニュースを機会にして積読(つんどく)状態にあった物を遅まきながらもこれからどんどん読んで行きたいと決意した次第です。手始めに読んだ本書は本当に素晴らしい傑作で、あの江戸川乱歩賞の落選作品だという事実が私にはとても信じられない気がしまして誠に運がなかったとしか言い様がないなと思いましたね。
信州の飯田市郊外の松川ダムでバラバラ死体が発見され、その後犯人と目される管理人夫婦の自殺死体が見つかった事で事件は解決とみなされて捜査本部は解散となる。しかし事件当初から捜査に携わって来た飯田署の武村巡査部長は事件に不自然な物を感じて、私費をつぎ込みながら執念で一人継続捜査に打ち込んで行くのだった。
本書は最初「霜崩の館」という題名だったらしいですが、改題後の「死者の木霊」の方が圧倒的に良いなと思いますね。著者の作品の題名は初期の頃だと終りに「殺人事件」と付くものがかなり多く、それに比べると本書のネーミングは相当に異質で何より何処となく詩的な風情を感じさせるのが良いと思いますね。題名の意味は特に作中で明確に説明されている訳でなく最後まで読んでも中々に難解ではありますが、私が思いますのには死者が残した物証が山彦の様に反響して刑事に手掛かりを与え犯人逮捕に導いてくれるといったイメージを想像しました。本書で扱われているトリック(第二及び第三の死に於ける)は人間心理の盲点を突いた素晴らしいものではありますが、けれども飛び切りの独創という訳でなくやや新味には欠けると言わざるを得ません。でもそのトリックが一際輝いて見えるのは犯人の手抜かり・見落としである物証の意味を的確に判断する武村巡査部長の執念の名推理があったからこそでしょうね。犯人側から見てもっと慎重にさえしておればこの2つの些細だが重要なミスは避けられたかとは思いますが、でもそれは決して言う程に容易くはなくむしろ武村巡査部長の注意深さと切れ味鋭い見事な着眼点を讃えるべきでしょう。唯犯人のこの見事な犯行計画の中で計算外なのは、「白鳥の死」と「第五の死者」の2つの章の展開で、これはあまりにも上手くお膳立てが整い過ぎている犯人側の不自然な幸運を感じてしまいましたね。でも一方で著者の作風で気に入ったのは、土地の詳細な描写が行き届いている点と全く事件と関係ない死体発見者の説明にまで心を配られている点、そして著者の趣味である俳句を作中に取り入れて謎の手掛かりを示すヒントにしている至れり尽くせりのサービス精神ですね。でもやはり本作の肝は何と言っても武村巡査部長の執念の名推理ですよね。周りの同僚達が全員同じ意見を持つ中で、自らの直感のみを信じて自腹を切ってまでとことん頑張りぬくなんて事は人間誰もがとても出来る事ではありません。もうこの精神力の強さには脱帽するしかないですし、彼の努力が報われてそれまで彼を冷遇して来た人間を説得する事に成功した瞬間のシーンには正直ほろりと涙を誘われましてとにかく理屈抜きに泣けましたね。また本書に登場する二人の対照的な女性について書きますと、「白鳥の死」の主役の女性はもう27歳と立派な大人なのですから現実と向き合って全てから逃げて欲しくなかったという残念無念な思いと、もう一人の武村巡査部長の妻・陽子さんの夫が辛い時には自分の虎の子の「へそくり」を気前よく差し出して決して弱音を吐かず不安も見せずに夫を信じて黙って助けるいわゆる「内助の功」には心からの感動を覚えましたね。尚、武村巡査部長のニックネーム「信濃のコロンボ」の理由は、あの「うちのかみさんが」という独特な尋問で犯人を油断させる本家の刑事コロンボとは全く関係なくて、みすぼらしい古ぼけたコートを着ている外観から名づけられたのだという事を最後に紹介しますね。
死者の木霊 (エイコー・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (エイコー・ノベルズ)より
4754185056
No.39
(5pt)

内田康夫の原点

浅見光彦のシリーズ等で人気の推理作家、内田康夫のデビュー作。
セクシャルな描写、グロテスクな場面などもあって、後の浅見光彦もののユーモラスな雰囲気とはちょっと違う。主人公の竹村も執念の鬼というのか、一歩間違えば危ない捜査さえ厭わない人物として描かれる。このあたりは、内田氏の作家としての軌跡を見る上でも興味深い。
ストーリーは、衝撃的な殺人事件に、さらに他の事件が重なり、複合的に謎が深まっていく。ラストになって解明されるが、その伏線の引き具合が上手く、とてもデビュー作とは思えない。むしろ、後の内田氏の作品群と比較しても、質の良さでは上の方に入るのではないだろうか。それに、主人公竹村の人間臭さも良く描かれており、苦労して捜査し、それが報われたときのカタルシスも良い。
デビュー作の時点で、内田氏が高い力量を持っていたことがわかるし、浅見光彦こそ、未だ登場しないものの、”信濃のコロンボ”竹村や、岡部警部が登場していることを考えると、後の内田ワールドの原点ともいえる。

後の氏の作品群を読むうえでも、一度は読んでおいた方が良い力作だと思う。
死者の木霊―長編推理小説 (1980年) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊―長編推理小説 (1980年)より
B000J7ZBRQ
No.38
(5pt)

内田康夫の原点

浅見光彦のシリーズ等で人気の推理作家、内田康夫のデビュー作。
セクシャルな描写、グロテスクな場面などもあって、後の浅見光彦もののユーモラスな雰囲気とはちょっと違う。主人公の竹村も執念の鬼というのか、一歩間違えば危ない捜査さえ厭わない人物として描かれる。このあたりは、内田氏の作家としての軌跡を見る上でも興味深い。
ストーリーは、衝撃的な殺人事件に、さらに他の事件が重なり、複合的に謎が深まっていく。ラストになって解明されるが、その伏線の引き具合が上手く、とてもデビュー作とは思えない。むしろ、後の内田氏の作品群と比較しても、質の良さでは上の方に入るのではないだろうか。それに、主人公竹村の人間臭さも良く描かれており、苦労して捜査し、それが報われたときのカタルシスも良い。
デビュー作の時点で、内田氏が高い力量を持っていたことがわかるし、浅見光彦こそ、未だ登場しないものの、”信濃のコロンボ”竹村や、岡部警部が登場していることを考えると、後の内田ワールドの原点ともいえる。

後の氏の作品群を読むうえでも、一度は読んでおいた方が良い力作だと思う。
死者の木霊 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (角川文庫)より
4041607574
No.37
(5pt)

内田康夫の原点

浅見光彦のシリーズ等で人気の推理作家、内田康夫のデビュー作。
セクシャルな描写、グロテスクな場面などもあって、後の浅見光彦もののユーモラスな雰囲気とはちょっと違う。主人公の竹村も執念の鬼というのか、一歩間違えば危ない捜査さえ厭わない人物として描かれる。このあたりは、内田氏の作家としての軌跡を見る上でも興味深い。
ストーリーは、衝撃的な殺人事件に、さらに他の事件が重なり、複合的に謎が深まっていく。ラストになって解明されるが、その伏線の引き具合が上手く、とてもデビュー作とは思えない。むしろ、後の内田氏の作品群と比較しても、質の良さでは上の方に入るのではないだろうか。それに、主人公竹村の人間臭さも良く描かれており、苦労して捜査し、それが報われたときのカタルシスも良い。
デビュー作の時点で、内田氏が高い力量を持っていたことがわかるし、浅見光彦こそ、未だ登場しないものの、”信濃のコロンボ”竹村や、岡部警部が登場していることを考えると、後の内田ワールドの原点ともいえる。

後の氏の作品群を読むうえでも、一度は読んでおいた方が良い力作だと思う。
死者の木霊 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (講談社ノベルス)より
4061818333
No.36
(5pt)

内田康夫の原点

浅見光彦のシリーズ等で人気の推理作家、内田康夫のデビュー作。
セクシャルな描写、グロテスクな場面などもあって、後の浅見光彦もののユーモラスな雰囲気とはちょっと違う。主人公の竹村も執念の鬼というのか、一歩間違えば危ない捜査さえ厭わない人物として描かれる。このあたりは、内田氏の作家としての軌跡を見る上でも興味深い。
ストーリーは、衝撃的な殺人事件に、さらに他の事件が重なり、複合的に謎が深まっていく。ラストになって解明されるが、その伏線の引き具合が上手く、とてもデビュー作とは思えない。むしろ、後の内田氏の作品群と比較しても、質の良さでは上の方に入るのではないだろうか。それに、主人公竹村の人間臭さも良く描かれており、苦労して捜査し、それが報われたときのカタルシスも良い。
デビュー作の時点で、内田氏が高い力量を持っていたことがわかるし、浅見光彦こそ、未だ登場しないものの、”信濃のコロンボ”竹村や、岡部警部が登場していることを考えると、後の内田ワールドの原点ともいえる。

後の氏の作品群を読むうえでも、一度は読んでおいた方が良い力作だと思う。
死者の木霊 Amazon書評・レビュー: 死者の木霊より
4062061333
No.35
(5pt)

内田康夫の原点

浅見光彦のシリーズ等で人気の推理作家、内田康夫のデビュー作。
セクシャルな描写、グロテスクな場面などもあって、後の浅見光彦もののユーモラスな雰囲気とはちょっと違う。主人公の竹村も執念の鬼というのか、一歩間違えば危ない捜査さえ厭わない人物として描かれる。このあたりは、内田氏の作家としての軌跡を見る上でも興味深い。
ストーリーは、衝撃的な殺人事件に、さらに他の事件が重なり、複合的に謎が深まっていく。ラストになって解明されるが、その伏線の引き具合が上手く、とてもデビュー作とは思えない。むしろ、後の内田氏の作品群と比較しても、質の良さでは上の方に入るのではないだろうか。それに、主人公竹村の人間臭さも良く描かれており、苦労して捜査し、それが報われたときのカタルシスも良い。
デビュー作の時点で、内田氏が高い力量を持っていたことがわかるし、浅見光彦こそ、未だ登場しないものの、”信濃のコロンボ”竹村や、岡部警部が登場していることを考えると、後の内田ワールドの原点ともいえる。

後の氏の作品群を読むうえでも、一度は読んでおいた方が良い力作だと思う。
死者の木霊 (エイコー・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (エイコー・ノベルズ)より
4754185056
No.34
(5pt)

内田康夫の原点

浅見光彦のシリーズ等で人気の推理作家、内田康夫のデビュー作。
セクシャルな描写、グロテスクな場面などもあって、後の浅見光彦もののユーモラスな雰囲気とはちょっと違う。主人公の竹村も執念の鬼というのか、一歩間違えば危ない捜査さえ厭わない人物として描かれる。このあたりは、内田氏の作家としての軌跡を見る上でも興味深い。
ストーリーは、衝撃的な殺人事件に、さらに他の事件が重なり、複合的に謎が深まっていく。ラストになって解明されるが、その伏線の引き具合が上手く、とてもデビュー作とは思えない。むしろ、後の内田氏の作品群と比較しても、質の良さでは上の方に入るのではないだろうか。それに、主人公竹村の人間臭さも良く描かれており、苦労して捜査し、それが報われたときのカタルシスも良い。
デビュー作の時点で、内田氏が高い力量を持っていたことがわかるし、浅見光彦こそ、未だ登場しないものの、”信濃のコロンボ”竹村や、岡部警部が登場していることを考えると、後の内田ワールドの原点ともいえる。

後の氏の作品群を読むうえでも、一度は読んでおいた方が良い力作だと思う。
死者の木霊 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (講談社文庫)より
4061831356
No.33
(4pt)

120周年記念の講演会

内田氏の出身大学の現在の学長は、竹村牧男といいます。この作品に登場する主人公は、竹村岩男です。内田氏は、先日この大学の校友会120周年記念式典で講演されました。その講演のなかで、さかんにこの処女作のことをアピールしてましたが、牧と岩が異なるだけのもしかしたら予言小説の意味合いがあったのかもと、思ったりしました。
 内容は、まあまあといったところです。直感的ではありますが、最初に登場した段階でこいつが犯人だな、となんとなくわかりました。
死者の木霊―長編推理小説 (1980年) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊―長編推理小説 (1980年)より
B000J7ZBRQ
No.32
(4pt)

120周年記念の講演会

内田氏の出身大学の現在の学長は、竹村牧男といいます。この作品に登場する主人公は、竹村岩男です。内田氏は、先日この大学の校友会120周年記念式典で講演されました。その講演のなかで、さかんにこの処女作のことをアピールしてましたが、牧と岩が異なるだけのもしかしたら予言小説の意味合いがあったのかもと、思ったりしました。
 内容は、まあまあといったところです。直感的ではありますが、最初に登場した段階でこいつが犯人だな、となんとなくわかりました。
死者の木霊 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (角川文庫)より
4041607574
No.31
(4pt)

120周年記念の講演会

内田氏の出身大学の現在の学長は、竹村牧男といいます。この作品に登場する主人公は、竹村岩男です。内田氏は、先日この大学の校友会120周年記念式典で講演されました。その講演のなかで、さかんにこの処女作のことをアピールしてましたが、牧と岩が異なるだけのもしかしたら予言小説の意味合いがあったのかもと、思ったりしました。
 内容は、まあまあといったところです。直感的ではありますが、最初に登場した段階でこいつが犯人だな、となんとなくわかりました。
死者の木霊 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (講談社ノベルス)より
4061818333
No.30
(4pt)

120周年記念の講演会

内田氏の出身大学の現在の学長は、竹村牧男といいます。この作品に登場する主人公は、竹村岩男です。内田氏は、先日この大学の校友会120周年記念式典で講演されました。その講演のなかで、さかんにこの処女作のことをアピールしてましたが、牧と岩が異なるだけのもしかしたら予言小説の意味合いがあったのかもと、思ったりしました。
 内容は、まあまあといったところです。直感的ではありますが、最初に登場した段階でこいつが犯人だな、となんとなくわかりました。
死者の木霊 Amazon書評・レビュー: 死者の木霊より
4062061333
No.29
(4pt)

120周年記念の講演会

内田氏の出身大学の現在の学長は、竹村牧男といいます。この作品に登場する主人公は、竹村岩男です。内田氏は、先日この大学の校友会120周年記念式典で講演されました。その講演のなかで、さかんにこの処女作のことをアピールしてましたが、牧と岩が異なるだけのもしかしたら予言小説の意味合いがあったのかもと、思ったりしました。
 内容は、まあまあといったところです。直感的ではありますが、最初に登場した段階でこいつが犯人だな、となんとなくわかりました。
死者の木霊 (エイコー・ノベルズ) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (エイコー・ノベルズ)より
4754185056
No.28
(4pt)

120周年記念の講演会

内田氏の出身大学の現在の学長は、竹村牧男といいます。この作品に登場する主人公は、竹村岩男です。内田氏は、先日この大学の校友会120周年記念式典で講演されました。その講演のなかで、さかんにこの処女作のことをアピールしてましたが、牧と岩が異なるだけのもしかしたら予言小説の意味合いがあったのかもと、思ったりしました。
 内容は、まあまあといったところです。直感的ではありますが、最初に登場した段階でこいつが犯人だな、となんとなくわかりました。
死者の木霊 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 死者の木霊 (講談社文庫)より
4061831356