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少年計数機 - 池袋ウエストゲートパークII



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少年計数機 - 池袋ウエストゲートパークIIの評価: 4.46/5点 レビュー 46件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 21~40 2/3ページ
No.22:
(5pt)

まだまだ、マコトが躍動的だった頃

 このⅡまではストーリーの面白さが楽しめます。以降のⅢ、Ⅳ、と決して面白くないわけではないのですが、どうしても作品レベルで言うと石田衣良さんのとしては高水準なのはここまでで、後のシリーズは目の付け所は良いのですがどうしてもストーリー性としては弱い気がします。なので本書はブレイク前の石田衣良さんのパワーを感じる作品になっています。 個人的にお勧めは「銀十字」 自分が老いたら、ああいった爺さんになりたいものだと思いました。カッコイイ爺たちの物語です。 やはり個人的には昔の石田衣良さんの小説が良かったですね。最近のものはどうも綺麗にまとまりすぎている気がしますので。でも決して面白くないわけではないですよ(笑)。間違い無く現代を描く事に関してはトップクラスの作家だと思います。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.21:
(4pt)

マコトシリーズを楽しめる続編!

1作目と比べると少しインパクトに欠ける作品が目立つが、一般市民が想像もつかない世界がこの世には存在するということが充分堪能できる作品です。やはり最後の「 水のなかの目」が緊迫感のある作品であったが、心理描写等は最近の青少年の猟奇的な部分が前面に出されていて、好き嫌いが別れる作品ではないかと思う。但し、この作品でいわゆるマコトはシリーズものとしては不動の地位を確保したともいえる作品。実際にマコトが池袋に生活しているのではと錯覚してしまうほど、細かい描写には関心する作品です。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.20:
(5pt)

マコト、大活躍

第一弾の前作よりもっと面白かった。一つ一つのエピソードで事件のきっかけとなる人物たちが、じいさん二人組みや子供など、すごくバラエティに富んでいる。でも何よりも、最後の話のラストでのマコトの判断は、彼らしくないというか、思いっきり予想を裏切られる。え、彼が、まさか・・・と。マコトが成長するにしたがって、ますますいい男になっていくのを期待しています。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.19:
(4pt)

歯切れの良い文章がスピード感を高める

IWGPシリーズは登場する人物達のキャラもいいが、文章自体が持つ歯切れのよさがストリートのスピード感を出していると思う。今回の最後に出てくる「少年計数機」が特に最高です。ラストのマコトの行動は、いい意味でほとんどの読者の予想を裏切るでしょう。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.18:
(4pt)

面白い!でも若干失速?

仕方がないのだろうけれど、一冊目のトキメキは薄れ、よく知っている顔ぶれの同窓会になりつつある。一冊目の『待ってました!』というよりは、テンポの良い無駄のない文章にぽんぽんと載せられていく感覚は悪くない。でもやはり、ないものねだりかも知れないけれど、一作目よりもお話というか、全体のイメージの起承転結がまとまってしまって、ちょっと小作りになってしまったかなあ・・・という懸念は少々。好きな作品なので、ここで小さくまとまらないで・・・!と悲鳴に似た思い。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.17:
(4pt)

相変わらず面白い

TVドラマの面白さから、原作に興味を持ち、まず「骨音」を読んだ。それが面白く、続けてこの「少年計数機」を読んだ。読んでいると、本の中で描かれた街や人がいきいきとした映像で浮かんでくる。ドラマを既に見ているからというだけではない。それだけ、テンポよく、読みやすく、また、感情移入しやすい文体だと思う。相変わらず面白く、この本の世界観にどんどん引き込まれていく。主人公の活躍だけでなく、脇役たちも魅力的だ。実在する人物かのごとくリアリティがある。読んだ後、街に出て、昔の友達とぷらぷら歩きながら、夜になったら酒でも飲みたいと思った。不思議な感じだ。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.16:
(5pt)

あのころに戻って

 今更語る必要もない人気シリーズ第二弾である。この本に出会った頃私ははっきり言ってドラマも見てなかったし、IWGPは未だに新日本プロレスの至宝であると認識している。 が、本書の面白さは特筆すべきであろう。 特に本書をお勧めしたいのは、多感な青春時代を特に踏み外すこともなく、親に迷惑をかけることも、ましてや警察のご厄介など無縁のさえない中高生だった私のような方々だ。 本書の主人公誠は別に変身もしないし言葉遣いはちょっと恥ずかしいところもあるが、それでも我々一般人のヒーローとしては申し分ない。 「あの頃もっとはじけとけば良かった」シンドロームに対する良薬となりえるのが本書の魅力だろうか。 付け加えておくと、昔宗田理にはまった方なら絶対に本書に食いつくはずだと勝手に確信している。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.15:
(5pt)

ゾクゾクする同時代小説

 オナベ、高機能障害児、老人の恋愛、大人のパーティー…。石田衣良の嗅覚は時代を鋭角的にかぎ分ける。そこに現在の面白さもゆがみも凝縮されているはずだから。このシリーズは鮮度のいいうちに味わうと実に鮮烈だったろう。が、作りがしっかりしているから、仕掛けを時代が追い越していっても、人間たちの刹那の思いはしっかり真空パックしてある。4年後の今でも、ドキドキする現実感がある。 特に書き下ろしの「水の中の目」は、ごく脇役の「肉屋」が、物語が進むにつれどんどん良くなっていく。外見と魂は一致しないことが多いってやつ。 体言止めと口語風の短い文体で、スピード感を出している。 マコト、歳のわりにシブすぎるぞ!クラシックってのがイケテル。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.14:
(5pt)

高校生なら必読!!

なんともいえないテンションと、どんな暗いことでもクールに描く表現、そして扱う題材と登場人物のリアリティさが魅力のこのシリーズですがこの作品はその魅力を一巻以上に出しています。特に僕としては「水の中の目」がなんともいえないブラックな雰囲気と、キャラの個性と魅力が詰まっていておもしろかったです。読んで絶対に損はしない名作です!!
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.13:
(5pt)

現代の少年達の気持ちをわかった気になれる本

小説は最近さほど読まないのですが、この本と『池袋ウエストゲートパーク』を読む機会がありました。どちらも大変面白く、特にこの本の少年計数機は秀作でした。このシリーズにはどこか壊れているような少年達がたくさん登場します。真面目な反抗少年であるマコトは、そんな少年達の壊れた部分を個性として受け止めた上で仲間にしていき、問題を解決していきます。私にとっては少年達の壊れた部分が個性として受け入れられる点こそがこの小説の魅力でした。彼らは「何か」の中で壊れていき、「何か」から排除され、あるいは「何か」に反抗している少年達のように思います。壊れたこと、排除されていること、反抗していること、これらの現象面だけを見ると彼らがなにを考えているのかはさっぱりわからない、「おかしな少年が増えた」となります。だけど、このシリーズを読むと、彼らと対立している「何か」と、それに対する彼らの評価、そして彼らの気持ちがわかるような気がしました。そして、彼らを壊し、排除した「何か」の方がよほど異常のような気がしてきます。「最近の若者はなにを考えているのかわからない」と思っている大人にこそ読んでほしい小説だと思います。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.12:
(5pt)

飽きがきません

赤と黒、IWGP1、と順にきましたが。飽きない。実に飽きない。そしてどれもにほろっと感じるものがあって、たまらない。石田ファンはそうやって増えていくだろう。特に、計数機の少年は、今よくいる子供達のこと。彼はその子供達を彼は暖かく書いている。それらを読んでいて感じさせない心配りを感じる。最近引きこもり問題のTVにも出演されたとか。社会派なんだね~~~。い~~ね~~。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.11:
(4pt)

IWGPワールド満喫!

 マコトとタカシ、Gボーイズたちが活躍するIWGPシリーズ第二弾。池袋を舞台に若者たちが巻き起こす様々な事件を若者たちが解決していくこのシリーズ、読みやすい軽いタッチなのになぜか読後はどろりと重いものが胸にたまる。いつの時代にどんな風俗が流行ろうとも結局せつなさややるせなさからは逃れられないものなのかな、と考えてしまう。もちろんマコトやタカシは相変わらずかっこ良いし、説教臭い事なんか一言もかましません。面白いです。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.10:
(5pt)

愛される人:マコト

信頼されて、頭のきれる(?)トラブルシューター、マコト。大好きです。池袋ウエストゲートパークの登場人物は皆、印象的で好きです。心を病んでいても、麻薬の売人でも、いつもカチカチ計数機を押している少年でも大好きです。だからこそ好きなのかもしれません。少年計数機のヒロキの置かれる家族の現状がリアルで最後の「マコト、僕のことを好きになっちゃいけないよ。」というヒロキの言葉が心に響いて泣いてしまいました。銀十字も、エロじいさんとの引ったくり犯捜索もよかったです。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.9:
(4pt)

悪くはない

1巻目に比べてキャラもはっきりしており、魅力的にも描けている。この作者の持ち味でもあるのだろうが、文章が軽い。軽すぎる。読後にどんな想いを残せるか、という点においてこの作品は何も私の中では残さなかった。名作というものは読者の心に残る作品であるのは間違いない。しかし、この作品にはそれがない。厳しいことをいえば時間つぶしにしかならない気がする。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.8:
(5pt)

読みましょう。

『I.W.G.P』 第2弾!!ドラマにも入っていた原作が入ってます。ドラマを見た人も見てない人も是非読んでみてください。見た人はきっとドラマとはちょっと違う小説のマコトに惚れるでしょう。見てない人も自分にもこんな友人欲しかったと思うかもしれません。ある意味「正義の味方」な主人公。だけどどの正義の味方なんかより、人間臭くて、頼りになって・・・。そんな彼の周りの人もそれぞれ色んな人がいるけどもみんなイイ味だしてます。読んだあと何か行動したくなる、そんな作品です。是非、読んでみてください。第1弾読んでない方はまずそちらから。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.7:
(5pt)

主人公、脇役のキャラが印象的

池袋ウエストゲートパークの第2弾。表題を含む4編からなる短編集です。主人公マコトは池袋で母親と果物屋をやりながら、ストリートフャッション誌でコラムも連載中。人のいい性格からか、けっこう事件に巻き込まれてしまうというのは、前作と同じです。「妖精の庭」では、インターネットに潜む怖さ、例えば匿名性や、現実と仮想の区別があやふやになった時にはまる落とし穴が描かれています。他3編もそれぞれ、現代社会の抱える病理を描いていて、「今」を感じさせます。一人称で語られるマコトの語りも一体感を盛り上げて、私は好きです。それぞれ重いテーマだけれど、そこまで暗く悲惨にならないのは、主人公のキャラクターのせいかも。クールっぽいけど、うちに秘めた熱いハートを感じます。魅力ある人物が主人公っていいですよね。青春ストリートミステリー、是非読んで下さい。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.6:
(4pt)

キャラ勝ち

 ドラマになった池袋小説の第二弾。 主人å...¬ã¯ã€æžœç‰©å±‹ã®åº-番かつストリート誌のライターかつãƒ-クロのトラãƒ-ルシューター。趣å'³ã¯ã‚¯ãƒ©ã‚·ãƒƒã‚¯éŸ³æ¥½é''賞&読書。ジーンズは安物。 今回も前作同様、短編形式になっている。ã"のシリーズの特å¾'とã-て、各篇にそれぞれ数名ずつ、é­...力的なキャラクターが登å 'ã-てくる。ç"·å¥³ï¼ˆã‚ªãƒˆã‚³ã‚ªãƒ³ãƒŠï¼‰ã€å°'å¹'計数機、æƒ...報屋0ï¼'(ゼロワン)、ジジイ、è¶...硬æ'¾ã‚·ãƒ«ãƒãƒ¼ãƒ‡ã‚¶ã‚¤ãƒŠãƒ¼ã€è...•貸ã-肉屋、などなど。 è'-è€...は、ã"ã‚"なクセとå'³ã®ã‚るキャラ作りがうまい。本作に収められている作å"å...¨ã¦ãŒã€ã™ã"くæ-¬æ-°ãªã‚¹ãƒˆãƒ¼ãƒªãƒ¼ã‚'持っているわã'じゃない。が、キャラの「なã‚"となくいいな、コイツ」感が、ã"れらの短編ã‚'é­...力的にã-ている。第一作から読ã‚"でいて、ちょっとスカシã!Ÿèªžã‚Šå£ã®æ-°é®®ã•にæ...£ã‚Œã¦ã-まっていても、キャラのé­...力がひきつã'てくれる。 ただã-、逆ã‚'言えば、ストーリーのクセが読めてきたã"とで、ドキドキ感がè-„れてきては、いるかもã-れない。 なã‚"にã-ろ、一æ°-に読めるé'春ãƒ-クロエンターテインメント。ã"れからシリーズï¼"作目「骨音」も、読ã‚"でみようと思う。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.5:
(5pt)

相変わらずの正義感が爽やか

IWGP第二弾。「少年計数機」では、数字に強いちょっと変わった少年との交流が、「銀十字」では、二人合わせて140才超の老人との交流が、それぞれ描かれており、マコトの老若男女への人気ぶりがうかがえた。「水のなかの目」では、ラストで、いつもの甘いマコトとは違う一面が見られ、私にとっては意外なラストでした。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.4:
(4pt)

ちょっといい話

IWGP第二段。この作品に気づかずに最新刊「骨音」を読んでしまいました。表題にもなっている「少年計数機」がなんともすばらしい。普通こんなこと子供を思いつくだろうか?彼はすべてを数に変換する。なんともいえないデジタルな世界だ。そして、最終章「水のなかの目」。おもしろい。人間の裏側、本当の怖い少年、読みたくない文章。石田さんの作品は結構ラストが想像できる。想像できるように書いてくれている。読者を喜ばせるのがうまい。水のなかの目では、忘れることのできない非常にすばらしい脇役が出てくる。ぜひ、彼の生きるところ見ていただけたい。シリーズの中で一番完成した巻だとおもう。非常に「バラけた」いい作品ぞろいだ。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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No.3:
(5pt)

オトナ読むべし。

もし私がこの小説を10代や20代の前半で読んでいたら、多分反感を持っただろう・・主人公の真島誠の「正義」に。あまりにまっとうな主人公が周りのチョットまっとうとはいえない困った人々を救う。マコトは金も名誉も権力も仲間にかしずかれることも欲してはいない。暴力にも女にも走らない。ちょっと老成しすぎている。(なんで?これはまだはっきりとは明かされていないような気がする。)でも素敵だ。すごく素敵なのだ。彼には揺るぎないサムライのような美学がある。まっとうな正義の行使は既にあきらめ、それでもそれに憧れる30代や40代に勧めたい。
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉Amazon書評・レビュー:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉より
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