ブルース

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評判

ブルースの評価:

4.15/5点 レビュー 20件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(5pt)

all.blues

ブルース好きな私に、友人からブルースって題名の小説があるよと紹介され、つまらないんじゃないかと思いつつ読み始めたが、素晴らしい作品だ。まさにこれはブルース、読むブルースだ。これまで何度読み返しただろうか。ブルースを知らない人でも十分楽しめるはず。ただし、読み終えた時には鬱になるかも。
ブルース (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブルース (角川文庫)より
4041898048
No.4
(5pt)

過剰な愛の物語

この本はまさに、「ブルース」以外の何物でもない。音楽として聴くのでなく、「読むブルース」だ。生きた人間の、せつなさ、やるせなさ、狂おしさ、愛しさ、痛さが、すべて過剰なくらいに詰まっている。作者の文庫版あとがきに、「重要なのは衝動だ。小説家になりたいという衝動ではなく、小説を書きたいという衝動だ」とある。多少の青臭さなんか、どうだっていい。読み進めるにつれて、作者の「衝動」に、どんどん引き込まれて、熱くなっている自分がわかる。なんとも、説明のしようがない。友人にすすめられて、花村萬月という作家の小説を読んだのは、これがはじめてだが、とにかく、一度、読んでみてほしい。
ブルース (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブルース (角川文庫)より
4041898048
No.3
(5pt)

重く、せつない。

僕の夢を圧倒する。花村作品の中で僕が一番に薦める小説です。ストーリーの面白さという点では『皆月』、『二進法の犬』もお勧めですが(この2冊も必読)、読後における表現できない、そして安易に表現したくないあのあいまいなものをこの小説は呼び起こす、という点でやはりこれが一番でしょう。読書好きとしては、この小説に出会えたことをうれしく思います。
ブルース (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブルース (角川文庫)より
4041898048
No.2
(5pt)

花村萬月の、ありったけ

ブルース。
挫折する理由も青臭かった、中年のブルースギター。
ギターに惚れてるのにものにもできない日本刀。
日本刀の唯一の親友、ハーフのねーちゃん。
ねーちゃんの歌にギターが惚れて、ギターのプレイにねーちゃんが惚れて。抱き合う二人を窓の外から見つめる日本刀。
ギターの青臭さが、ねーちゃんの過激な愛が、日本刀の過剰な愛が、それでも絶妙なバランスをやっと築くことができたのに。
その危ういバランスは外敵から身を守るほど強いものではなくって。
青臭さ故に、過激さ故に、過剰さ故にこれしかできない、という方法で対処したときには、もう元には戻れないバランスに変わってしまっていて。
もちろん、誰かがちょっとだけ心に蓋をすれば新たなバランスが生まれるはずなんだけれども。ギターの、どうしようもない青臭さが、それも許さない。そして、その青臭さ、普通に書けばかっこよくもなれるその青臭さが、どうしようもなく滑稽で、かっこわるい。

だから、ブルースなんだ。
だから、切ないんだ。
暴力もとびっきり。セックスもとびっきり。そして、切なさは思いっきりとびっきり。過剰な感情のバランス感覚がとびっきりなブルース。花村萬月の最初の一冊がこれだったら、しあわせだよ。
ブルース (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ブルース (角川文庫)より
4041898048
No.1
(5pt)

花村萬月の、ありったけ

ブルース。
挫折する理由も青臭かった、中年のブルースギター。
ギターに惚れてるのにものにもできない日本刀。
日本刀の唯一の親友、ハーフのねーちゃん。
ねーちゃんの歌にギターが惚れて、ギターのプレイにねーちゃんが惚れて。抱き合う二人を窓の外から見つめる日本刀。
ギターの青臭さが、ねーちゃんの過激な愛が、日本刀の過剰な愛が、それでも絶妙なバランスをやっと築くことができたのに。
その危ういバランスは外敵から身を守るほど強いものではなくって。
青臭さ故に、過激さ故に、過剰さ故にこれしかできない、という方法で対処したときには、もう元には戻れないバランスに変わってしまっていて。
もちろん、誰かがちょっとだけ心に蓋をすれば新たなバランスが生まれるはずなんだけれども。ギターの、どうしようもない青臭さが、それも許さない。そして、その青臭さ、普通に書けばかっこよくもなれるその青臭さが、どうしようもなく滑稽で、かっこわるい。

だから、ブルースなんだ。
だから、切ないんだ。
暴力もとびっきり。セックスもとびっきり。そして、切なさは思いっきりとびっきり。過剰な感情のバランス感覚がとびっきりなブルース。花村萬月の最初の一冊がこれだったら、しあわせだよ。
ブルース (カドカワノベルズ) Amazon書評・レビュー: ブルース (カドカワノベルズ)より
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