(短編集)

殺し屋シュウ

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評判

殺し屋シュウの評価:

4.17/5点 レビュー 18件。 C ランク

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平均点4.17pt

Amazonレビュー一覧

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全31件 21〜31 2/2ページ
No.11
(4pt)

未成熟な殺し屋が主人公のハードボイルド作品

父を殺すことで殺し屋となった青年「シュウ」の孤独の闘いを描いた、一話読みきりの連作小説。
プロでありながらも非情に徹しきれず、良心との狭間で煩悶する未完成な殺し屋として造形される「シュウ」の人物像に深みを感じる。
作中ところどころに登場する様々なカクテルも、「シュウ」の気持ちを演出するのに有効に使われている。
どの篇もよく練られた構成を持っており、読後にどこかやるせない感慨を残すハードボイルド作品ならではの哀愁がどこか心地よい。
殺し屋シュウ Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウより
4344003446
No.10
(4pt)

未成熟な殺し屋が主人公のハードボイルド作品

父を殺すことで殺し屋となった青年「シュウ」の孤独の闘いを描いた、一話読みきりの連作小説。
プロでありながらも非情に徹しきれず、良心との狭間で煩悶する未完成な殺し屋として造形される「シュウ」の人物像に深みを感じる。
作中ところどころに登場する様々なカクテルも、「シュウ」の気持ちを演出するのに有効に使われている。
どの篇もよく練られた構成を持っており、読後にどこかやるせない感慨を残すハードボイルド作品ならではの哀愁がどこか心地よい。
殺し屋シュウ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウ (幻冬舎文庫)より
434440646X
No.9
(5pt)

読み通して気持ちのいい作品

マル暴、殺し屋、次々と出てくる『殺し屋』の武器である拳銃の名称・・・暗黒の裏世界を描きつつも、どこか読んでいてさわやかな印象が感じられるのは、主人公シュウの完全には冷徹になり切れない人間性が随所に読み取れるからであろうか。そのごく平凡な人間としての表情が読み手を一層惹きつける。 切ないがどこか全体的に優しい、救いの一種の様なものを感じる作品だと思う。
殺し屋シュウ Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウより
4344003446
No.8
(5pt)

読み通して気持ちのいい作品

マル暴、殺し屋、次々と出てくる『殺し屋』の武器である拳銃の名称・・・暗黒の裏世界を描きつつも、どこか読んでいてさわやかな印象が感じられるのは、主人公シュウの完全には冷徹になり切れない人間性が随所に読み取れるからであろうか。そのごく平凡な人間としての表情が読み手を一層惹きつける。 切ないがどこか全体的に優しい、救いの一種の様なものを感じる作品だと思う。
殺し屋シュウ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウ (幻冬舎文庫)より
434440646X
No.7
(5pt)

ハードボイルド

 「狂犬」と呼ばれた父親、彼と別れることのできなかった母、崩壊寸前の家庭環境の中で父に恨みを抱きながらも、時折見せる父の強さに惹かれてしまう主人公修。といった様な感じでこの物語は進んでいく。 テレビのドラマ向きの作品。話にスピード感があり、暇をつぶすには十分な作品だ。個人的に一番好きな話は「シュート・ミー」だ。華やかに見える人の表と裏、またそれを取り巻く環境。物事には見えない部分が多々ある...
殺し屋シュウ Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウより
4344003446
No.6
(5pt)

ハードボイルド

 「狂犬」と呼ばれた父親、彼と別れることのできなかった母、崩壊寸前の家庭環境の中で父に恨みを抱きながらも、時折見せる父の強さに惹かれてしまう主人公修。といった様な感じでこの物語は進んでいく。 テレビのドラマ向きの作品。話にスピード感があり、暇をつぶすには十分な作品だ。個人的に一番好きな話は「シュート・ミー」だ。華やかに見える人の表と裏、またそれを取り巻く環境。物事には見えない部分が多々ある...
殺し屋シュウ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウ (幻冬舎文庫)より
434440646X
No.5
(4pt)

読もう。

「いかにもテレビ的」なあざといシーン。鼻持ちならぬ細部。油断したかのような安易な表現。それでも彼の小説への情熱はどの作家よりも優れている気がしていた。「どんなに罪深い過ちを犯していようと、すべてを引き受け、その人生を生きろ」この野沢の言葉に触れ、この作家を信じて読んでいこうと思っていた。野沢の自殺と彼の作品との整合がとれず、未だに混乱している。生きていてほしい作家であり、生きてほしい時期だったのに。作品は作者の手を離れる。作品が人間野沢を超えていった。今はそう考えるしかない。この小説では、銃を構えるまでの逡巡や、覚悟を決めた直後の被害者との一瞬の交感など、小説でしかできない表現がふんだんに登場していたように思う。解説は野沢への哀悼と悔しさが伝わる美しい文章になっている。野沢好きは是非文庫で読んでほしい。野沢もまた、仕事後に自分を責めるシュウのように、人に言えない苦悩があったのだろうか。次の作品が読めないことがただ悲しい。
殺し屋シュウ Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウより
4344003446
No.4
(4pt)

読もう。

「いかにもテレビ的」なあざといシーン。鼻持ちならぬ細部。油断したかのような安易な表現。それでも彼の小説への情熱はどの作家よりも優れている気がしていた。「どんなに罪深い過ちを犯していようと、すべてを引き受け、その人生を生きろ」この野沢の言葉に触れ、この作家を信じて読んでいこうと思っていた。野沢の自殺と彼の作品との整合がとれず、未だに混乱している。生きていてほしい作家であり、生きてほしい時期だったのに。作品は作者の手を離れる。作品が人間野沢を超えていった。今はそう考えるしかない。この小説では、銃を構えるまでの逡巡や、覚悟を決めた直後の被害者との一瞬の交感など、小説でしかできない表現がふんだんに登場していたように思う。解説は野沢への哀悼と悔しさが伝わる美しい文章になっている。野沢好きは是非文庫で読んでほしい。野沢もまた、仕事後に自分を責めるシュウのように、人に言えない苦悩があったのだろうか。次の作品が読めないことがただ悲しい。
殺し屋シュウ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウ (幻冬舎文庫)より
434440646X
No.3
(4pt)

淡々とした文体の中に

ヤクザよりヤクザらしい刑事である父を持つ修、通称「シュウ」は、母が父へ対し抱く殺意を感じ、父を殺害する。そして、母が身代わりになった時、シュウは、父の友人の下、殺し屋になった。シュウの父殺害のエピソードから始まって、様々な「依頼」をこなして行く全7篇プラスエピローグという構成の短篇集。各々のエピソードでそれぞれ殺しが入るわけだが、派手なアクションがあるわけでもなく、また謎解きのようなものがあるわけでもない。殺すターゲットを調査し、準備し、実行へ移す。淡々とした流れの中で、シュウの心情、とくに殺害する相手へのものであったり、父へのものであったり…といったものが描かれて行く。その淡々とした文体のためか、派手さがあるわけでもなく、迫力があるとも言いがたいのだが、そんな文体がシュウのロマンチストな印象を際立たせていて面白い。
殺し屋シュウ Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウより
4344003446
No.2
(3pt)

人殺しというドラマ

主人公が、人を殺してしまう話から始まり、殺し屋としての訓練を受ける話、殺し屋になってからの話など、7つの話からなります。アクションや殺しのテクニック、謎解きを楽しむ物語ではありません。殺しを依頼する側の心情、殺される側の心情、そのような状態に至るまでの過程、事情を楽しむ物語であった印象です。淡々と描かれています。主人公の裏(表?)の大学の助手としての生活も、興味深いです。また、殺しのシーンも、肉弾戦になったり、逆襲されたりと1つ1つの物語で異なり、楽しめます。
殺し屋シュウ Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウより
4344003446
No.1
(4pt)

ドラマ仕立ての物語

 主人公・修の父親はヤクザよりもヤクザらしい刑事。母親は離婚をすすめても女であるがゆえに父から離れられず、その母が父より他に愛する男が現れ、母が父を殺す決意を知った時、修は父を殺すことになった。そして母は修の身代わりに服役、修は父の友人により殺し屋になることに……。 最初の展開から、野沢尚らしくドラマを小説として読んでいる感じでしたが、殺し屋となったシュウが、その殺しの依頼に関わり、実行する物語が描かれます。ただ、殺害場面には迫力はそれほど感じず、物語でそれぞれにお酒が展開とマッチして登場するのは中々洒落ているものの、全体的に殺しの印象が薄く、展開は面白いものの全体的に迫力不足に感じたのは欠点だったとは思います。それでもシリーズ化になりそうな作品で、シリーズ化されれば引き続き読んでみたいです。
殺し屋シュウ Amazon書評・レビュー: 殺し屋シュウより
4344003446