鬼子

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評判

鬼子の評価:

4.00/5点 レビュー 34件。 A ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 21〜30 2/2ページ
No.10
(4pt)

意外な職業の人間がキーになる

(上巻のレビューの続き)
下巻では、息子の浩に対し、遂に袴田勇二も対抗措置を真剣に考え始める。そして、浩の暴力的になった原因も明らかになってくるのであるが、意外な職業の人間がキーになっていることも解ってくる。この職業に就く人を、この様に描いた作品は初めてではないのか? 上巻よりも気を揉むストーリー展開になるが、最後はうまくまとめられてしまった感があり、上巻の家庭内の描写に比べればインパクトが弱い。下巻の方の評価が低くなったのは、このためである。
鬼子〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼子〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403517
No.9
(5pt)

崩壊しかかった家庭内の描写が秀逸

上巻は、売れない作家・袴田勇二の息子である浩の、暴力的になった原因が何かに思いをめぐらすより、崩壊しかかった家庭内の描写に圧倒される。簡単に崩壊させてしまうことの出来ない家族という集団だからこそ、悪循環にはまり、地獄絵図を描き出してしまうことになる。血の繋がった者同士の精神的なものも含めての暴力は、そうでない場合より不条理さを感じる。これはかなりのもので、サイコキラーによる残虐な無差別殺人の方が、よほど増しと思ったくらいである。読んでいて気持ちの良いものでないが、この著者の描写力は高く評価したい。
(下巻のレビューに続く)
鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403509
No.8
(4pt)

持つ手がふるえる恐怖

全く救いのない、何とも後味の悪い小説です。これは誉め言葉です。新堂作品にさわやかな読後感など求める人はいません。(上巻だけレビューを書きますが、下巻あわせてのことだとお考え下さい。)私に息子がいるからかもしれませんが(まだ3歳ですけど)、読んでいて恐くて手が震えました。ホラーとは異質の恐怖です。こんな経験はめったにありません。ただ他のレビューでも指摘されていますが、どんでん返しがやや都合が良すぎる気がします。それで、星は4つ。
鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403509
No.7
(4pt)

哀しくて強烈な

巧い、ぐいぐい読ませる力がある。けれど、「カリスマ」となんだか類似していて飽きるし、独特のしつこい描写も鼻につく。ところが下巻を読み始めたらもう止まらない。なんとも強烈で、哀しい物語だ。
鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403509
No.6
(4pt)

いつもの通りのエグさです

18歳以上の人、馳星周の“過激さ”に疑問を呈している人……。こんな人に新堂作品はオススメです。また、自分のダメぶりに少々へこみ気味の人……少し元気が出るかもしれません。私が読んだ新堂作品の中で、本書はストーリー性に関して随一です。「ちょっと都合がいいかな」と思われるラストのどんでん返しですが、作品の評価を大きく下げる要素ではないでしょう。
鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403509
No.5
(5pt)

恐ろしい!

この「鬼子」が、私にとって初めての「新堂冬樹」作品でした。もともとミステリーや推理小説がすきで、色々な作家の色々な作品を読んできました。しかし、この「鬼子」は今まで読んできた中でかなり気分が悪くなる作品でした。特に主人公が息子の家庭内暴力に追いつめられていく様子には、苦しささえ覚えました。このように読んでいくうち気分が悪くなったり苦しくなったり、かなり強烈な印象を受けましたが、なんといってもミステリーの好きな私!この作品に出会えたのはラッキーでした。新堂氏の他の作品もさっそく読んでみようと思っています。
鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403509
No.4
(5pt)

最高傑作!!

『鬼の子』は実は子供ではなかった・・・。驚愕のラストは新堂ワールドの集大成。プロットにはやや難があるけれども、主人公である父親の荒廃した心がよく描けていると思う。なさそうで、でもありがちな現代社会の病魔を、じっくりと描ききっているからこそ、読者を惹きつけるのだと思う。物語全編に流れる狂気は、この世のどこかできっと起こっているはずだけに、恐怖心は止まらない。私は数ある著者の作品の中で、これが一番好きだ。
鬼子〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼子〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344403517
No.3
(5pt)

本物の恐怖は家庭内に

こんな展開を誰が予想できようか。とにかく恐ろしいの一言。下巻へのラストに向けて、間髪いれずに展開する文体の小気味良さは、とにかく結末を知りたい一心で一気に読んでしまうリズムの良さ。作者の才能に脱帽。
鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344403509
No.2
(4pt)

家族もの今年の真打!

「あふれた愛」や「最後の家族」など、家族ものが最近の流行ですが今年のベストは本作でしょう。複雑なプロット、二転三転のラスト、など著者の過剰なまでのサービス精神は「カリスマ」同様ぎっしりつまってます。しかし後味の悪さも前作同様。ま、これも新堂作品らしさなのかもしれませんが。
鬼子 Amazon書評・レビュー: 鬼子より
4344001257
No.1
(4pt)

人間の弱さ

村上龍の「最後の家族」のハード版。オチの部分には「それはないだろう」と思ったが,それでも十分面白い。主人公は「カリスマ」の城山と似ている。本を読んでいる限りでは軽蔑してしまう人物像。しかし実際に自分がその立場になったらと,思うとその可能性を100%否定は出来ない。そこが人間の弱さでもある。
鬼子 Amazon書評・レビュー: 鬼子より
4344001257