無間地獄

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評判

無間地獄の評価:

4.13/5点 レビュー 30件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(1pt)

がっかり!

この著者の作品は初めて。レビューの評判も上々だし、好きなジャンルのノワールっぽい味を期待して読んだけど・・
文体描写等が自分の好みに合わない、というのを割り引いても、実にがっかり!何よりキャラクターにリアリティ、魅力共に欠ける事はなはだしい。キャラクターにそれだけの魅力があればリアリティなどいらないのかもしれないけど、私には誰一人として魅力を感じるキャラが徹底的にいなかった。話自体も面白くなかった。しつこいけど好みを割り引いて、その上で、25年くらい本を読み続けてきた中で、一番出来の悪く感じた小説。それぐらいがっかりした。
無間地獄 下 幻冬舎文庫 し 13-2 Amazon書評・レビュー: 無間地獄 下 幻冬舎文庫 し 13-2より
4344402685
No.13
(5pt)

金金金ば‾い

最初から最後まで全く救いが無いただただ金、暴力、汚物が飛び交う話。
キモになる鬼塚の最後のくだりは正直パンチがもう一つ足りなかったかな。
自分は九州出身なんで桐生の幼年期の話はホント鳥肌がたった。
人間の欲望が剥き出しで異常に引き込まれます
無間地獄 Amazon書評・レビュー: 無間地獄より
4877289593
No.12
(4pt)

これだけ真っ黒な暗黒小説も珍しい

アンダーグラウンドにはびこる闇金融の世界を描ききった長篇小説。10日で3割、数日で9割などとんでもない利子でお金を貸し付ける人々。そしてそこに群がらざるを得ない多重債務者の人々。そして彼らに巻き込まれる市井の人々。そこにはまさしく本文中にも何度も出てきて、題名にもなっている無間地獄が広がっている。これだけでも充分読ませるのだが、さらに激しいトラウマを背負った(あまりにも現実離れしている設定ではあるけれど)男たちの暗く哀しく切ない葛藤のドラマもすごい。最後にそういうオチで来たかぁとびっくりすること請け合いである。お金の持つ魔力、それに魅せられてしまう性(さが)を持った人間・・・。腕組みをしてううんと唸りながら考え込んでしまう。
無間地獄 Amazon書評・レビュー: 無間地獄より
4877289593
No.11
(5pt)

スゴイ

新堂冬樹作品の中では「炎と氷」と同じ位の面白さ。正に読んだら止まらない。食事は進まない。夜は練れない。仕事は行けない。完全なひきこもり状態になってしまいます。内容は一人の美男子がどんどん落ちていく経過を軸に貪欲な人間達の考え方や行動を書きなぐっています。まずは読んでみて下さい。もっとも、新堂作品はほとんどが当本のような展開・内容なので好きな人はとことんはまるでしょう。
無間地獄 Amazon書評・レビュー: 無間地獄より
4877289593
No.10
(5pt)

拍車がかかるストーリー展開

(上巻のレビューの続き)
桐生保の冷酷非情さは相変わらずである。しかし、そんな彼にも弱点があったとは!
下巻はストーリー展開にいっそう拍車がかかり、緊迫感があって、とても読み応えがある。そして、金のみを信じ、人を道具としてしか扱ってこなかった桐生は、彼に相応しいラストを迎える。やはり自業自得と言うことか。しかし正義が勝つ訳ではない。
この作品の登場人物は個性的であるがろくでもない奴ばかりで、小さなことに喜びを見いだせる小市民として一生を終えるのが、一番幸福でないのかと思わせてくれる作品でもある。
無間地獄 下 幻冬舎文庫 し 13-2 Amazon書評・レビュー: 無間地獄 下 幻冬舎文庫 し 13-2より
4344402685
No.9
(5pt)

オブラートにくるまない筆致

闇金融を営む暴力団の若頭である主人公・桐生保の冷酷非情さ、彼の少年時代の家庭環境の凄まじさ、闇金融業者のえげつなさなどが、オブラートにくるむことしない筆致で描かれている。この描写に嫌悪感を覚える人も多いと思うが、私はこれこそがこの著者の魅力であると思う。
ストーリー自体も理不尽さの連続で、世の中には神も仏もないと言うような展開を見せる。上巻を読んだだけでも、金を借りることの恐ろしさが身に染みてくる。多重債務者救援組織が、この作品を推薦図書に指定するのも良いのではないかと思うような内容である。
(下巻のレビューに続く)
無間地獄 上 幻冬舎文庫 し 13-1 Amazon書評・レビュー: 無間地獄 上 幻冬舎文庫 し 13-1より
4344402677
No.8
(4pt)

やってきました、地獄に突入

上巻で「無間地獄」のアウトラインを知ってしまった私、恐る恐る下巻に手をだしてしまいました。やっぱりジェットコースターの下り状態。下巻では主人公は地獄へ突き落とされる「玉城」、さらにおちて行く様がすごい。一方で罠にはまっていき、封印していた過去がばれてしまうこの本全体の悪の主人公「桐生」。壮絶にして小気味いいテンポでどんどん自分も地獄へとひきずりこまれていくのがなんだかわかっていく、しかもそれは快感かも。怒濤のラストに書かれた背負った過去を拒否することへの葛藤は強烈。騙しの手口の導入部はあまりに専門的で少々中だるんでしまうが、地獄への旅へは必要な知識かもしれません。文章中に書かれる絶叫の言葉(言葉にはなっていないのだが)は呪詛ともいえるおぞましさがある。あとは人の表情の豊かな表現力、それは新堂ワールドには不可欠だ。とにかくはまる、ともかくはめる、それが「無間地獄」の味である。
無間地獄 下 幻冬舎文庫 し 13-2 Amazon書評・レビュー: 無間地獄 下 幻冬舎文庫 し 13-2より
4344402685
No.7
(4pt)

最初からとばす、新堂節

極悪最強!喧嘩上等!などとよく落書きされていたりするが、この本はまさにそのもの。無間地獄は無限の地獄、この上巻ではその地獄への入り口までを案内しているようだ。ここでは蜘蛛の巣にひっかかるまでの様をことこまかく書いている。まあ、でもこの新堂冬樹の体言どめのうまさはすごいです。登場人物の表情、極悪は狂犬のように、ブスはさらに不細工に、いい男、いい女はまるでギリシャの彫刻のように、すべてがきっと作者の意図する以上に想像してしまう、この文章の作り方ははまるでパティシエのよう。それはともかく「金がないものは首がないのと同じ」という意味を思い知らされる巻だ。主役の桐生はヒーローではないが、闇を背負った強力キャラクター、それ以上の脇役にも注目です。下巻ではジェットコースターは下りにはいっていきます。
無間地獄 上 幻冬舎文庫 し 13-1 Amazon書評・レビュー: 無間地獄 上 幻冬舎文庫 し 13-1より
4344402677
No.6
(5pt)

劇画のような面白さ

ある評論家が作者を絶賛していたため、カリスマと無間地獄を一緒に購入した。最初にカリスマを読み始めたが、余りの描写の稚拙さ、リアリティの無さに上巻途中で古本屋へ売却した。そんなわけで全く期待せずに、他に読む物がなかったので手にとった「無間地獄」であったが、その圧倒的な描写力、プロットの展開力で一気に読み上げてしまった。カリスマと同じ劇画チックな人物設定何に関わらず、読者をしらけさせないのは、やはり筆者が自分の目で見た物を書き込んだからであろうか。劇画チックなブラックユーモアや台詞もこの業界ではありそうな気持ちにさせられる。また解説文も非常に面白かったので、是非一読をお薦めしたい。
無間地獄 Amazon書評・レビュー: 無間地獄より
4877289593
No.5
(5pt)

恐怖の違い

誰にも恐れられる主人公桐生の心に残るあの過去、今まさにひどい立場にいる
玉城、
桐生をねらう者ども、玉城の周りの女達、作品中には恐怖がゴロゴロ転がっている。あなたはどの恐怖が1番いやですか?
でも私は桐生の過去の場面は泣きながら読みました。
怖くて切なくて弱くて痛くて恥ずかしくて悪くて言えなくて・・・。
この作品は私にとって忘れられない名作です。
無間地獄 下 幻冬舎文庫 し 13-2 Amazon書評・レビュー: 無間地獄 下 幻冬舎文庫 し 13-2より
4344402685
No.4
(5pt)

追い込まれる側の恐怖

単行本編にも投稿しているため敢えて着目点を変えるが主人公、桐生に追い込み取り立てられる側は怖すぎる、正に冷血漢。2枚目でお金も女性も何不自由ない玉城が桐生のターゲットになり落ちていく様が前編の内容だが「他人事でよかった」これが本音だ。(格好悪いけど)。
無間地獄 上 幻冬舎文庫 し 13-1 Amazon書評・レビュー: 無間地獄 上 幻冬舎文庫 し 13-1より
4344402677
No.3
(5pt)

逃れようのない地獄(現実)

お金、容姿、住まい・・望みはなぜか上へ上への一方通行である。しかし、いくら身の回りの状況が変わっても変えれないもの、変えたくても消したくてもどうしても不可能なもの、逃れられない現実を人は背負っている。そんな地獄に比べたら借金や暴力などどれほどのものなのだろう。<逃れられない何か>あなたにもありますよ主人公のように。読み終えた後、新堂冬樹の虜になる事間違いなし。お薦めします。
無間地獄 Amazon書評・レビュー: 無間地獄より
4877289593
No.2
(4pt)

全く救いがない

金銭貸借は世の中の常だ。しかし、金額の多寡でなく金の世界は妄執の世界だ。借り手も貸し手も、結局は相互に確執を永遠に残すバリアを張る。その目に見えないバリアを、なんの躊躇もなくぶち破る連中がいる。しかし、そいつらこそ真っ当な連中だ。普段であれば、なあなあで済ましてしまうことを正面からぶち当たる。「借りたものは死んでも返せと」銀行は、毒にも薬にもならない司法の場に逃げ込む。何の解決にもならない。問題の先送りだ。まさに、そこに生死を委ねている連中こそが金銭貸借の本質を知っている。これは地獄の世界なのだと。助けてくれるものは己しかいない。
無間地獄 Amazon書評・レビュー: 無間地獄より
4877289593
No.1
(5pt)

苦痛をともなうカタルシス

凄まじい絶望と底なしの地獄。主人公と彼を取り巻く人物の生きる世界は、あまりにも冷酷で救いがない。資本主義社会とはこんなに薄情なものだったかと、考え込む。その一方で、主人公の冷たい表情と非情な行動の後ろに、熱い行き場のない激情が感じられて、その「ひとでなし」な生き様に気持ちが引き寄せられる。心がきしむようなため息とともに読み終わった。
無間地獄 Amazon書評・レビュー: 無間地獄より
4877289593