ルパンの消息

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評判

ルパンの消息の評価:

4.29/5点 レビュー 173件。 S ランク

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平均点4.29pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全244件 241〜244 13/13ページ
No.4
(5pt)

「レ・ミゼラブル」を思わせる

奇想的シナリオもさることながら、登場人物の巧みな描写に引き込まれる。心に湧く漠としたもの、脳を支配する思考、全ての動きを克明に動機付ける表現力は作者の天性の心理洞察力によるものか。主人公は理由も判らず警察に連行され、15年前に母校の女教師が自殺した一件について執拗な聴取を受ける。警察側、参考人共に過去の因縁に翻弄され、事実究明へのもつれた糸は遅々として解れる様相を見せない。犯人は? 動機は? 方法は?向こう見ずで多感な青春時代の回想シーンと息詰まる事情聴取結末が見えたと思いきや、二重底により隠された真実が・・・・。読後、これほど余韻を残す物語あっただろうか?若き日に読んだ標題の作品以来の傑作であると信じて疑わない。
ルパンの消息 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: ルパンの消息 (カッパノベルス)より
4334076106
No.3
(5pt)

新人らしく、初々しい作品

超人気作家の幻の処女作の改稿版です。しかも、長編推理小説です。 現在の重くて粘りのある文体に較べると、軽くてなめらかで、イッキに読み通せました。ちりばめられた謎をどのようにしてまとめ上げるのか。意外な犯行過程、意外な犯人、意外などんでん返しの連続、意外性の連続にハラハラドキドキさせられますが、正義が実現する勧善懲悪の事件解決を迎えることになります。そして、追い打ちをかける最後の意外性が、感動的な場面として胸を打ち、さらに、最初に張られた伏線がほのぼのとした場面となって、長い1日の物語が収束します。サービス満点のエンターテイメントに仕上がっています。いま、読後の満足感と、心地よい疲労感の中にいます。
ルパンの消息 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: ルパンの消息 (カッパノベルス)より
4334076106
No.2
(5pt)

勢いがある

多少強引なストーリー展開ですが、一気に読み抜ける事が出来ました。秘密を持ち続けることの難しさというか、人間の顕示欲が書き込まれています。最後の章はやり過ぎかもしれませんが、面白いことは間違いなし。
ルパンの消息 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: ルパンの消息 (カッパノベルス)より
4334076106
No.1
(5pt)

時効まで1日、失われた青春を追う

~1990年12月の東京、15年前の女教師「自殺」事件は、実は「殺人」だった――。謎のタレ込みによって公訴時効まで24時間を切った事件が息を吹き返す。一刻を争う刑事たちのマン・ハンティング、取調室の心理戦、覆される15年前の鑑識結果。そして事件の核心を巡って、失われた少年たちの青春が蘇ってくる。小説は1990年パートと1975年パート(参考人の元少年の自白~~)に分かれて、交互に進みます。1990年パートでは、今夜の夜半に訪れる時効まで、緊迫する時間との戦いが描かれます。1975年パートでは対照的に、不良高校生3人組が期末テストを盗み出そうとする「ルパン作戦」など、懐かしさとせつなさが入り交じる青春劇が展開されます。この緊張と緩和の繰り返しが、とても気持ち良い。1975年の、まだ戦後の面影の残った巣鴨~~の町並みや喫茶店、都立(とおぼしき)高校の情景は最高です。過ぎ去った青春を無理矢理思い出すのは、せつないです。本書は、いま人気絶頂の著者が15年前サントリーミステリー大賞に入賞したものの、ずーっと未刊行だった幻の作品を改稿したものだそうです。このせつなさは、この作品独特の来歴のせいかもしれない。土曜の午後、どきどきしながら一気に読~~みました。結末ではほろりとさせられました。いい時間を過ごさせていただきました。~
ルパンの消息 (カッパノベルス) Amazon書評・レビュー: ルパンの消息 (カッパノベルス)より
4334076106