(短編集)

さよなら、そしてこんにちは

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さよなら、そしてこんにちはの評価:

3.82/5点 レビュー 17件。 B ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

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全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(4pt)

いっしょけんめい

人生の哀歓を描いた7篇の短篇集。
荻原さんの、ユーモア小説独特の語り口。
矯めて矯めて、笑いをこらえながら書いているような気配が漂うのはいつものとおり。
そのくせどこかほろり、じわりとさせられるツボを読みながら待っている私がいる。

それぞれの篇はタイトルとして一頁割かれていて、その話の主人公たちが
北村裕花さんのイラストで描かれている。
どの主人公も笑ってはいない。ふとした一瞬を捉えたという感じだ。
読み終わってみて、うまく内容をつかんだイラストだと感心する。

仕事を通して感得する喜びや誇り。現実とのギャップに辟易したり、
時には失敗もある。家族に対する責任感や愛情も抱えこんでいる。
一生懸命に働く人の心の内がおもしろい。葛藤があり諦めがあり、
見栄も正義感も常識も夢も、全部ひっくるめて等身大の人間の心が
そこにある。
どの話も「あるある、そういうことって」と感じる件があった。

「さよなら、そしてこんにちは」と「長福寺のメリークリスマス」は、
甲乙つけがたい愛すべき話だった。
さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4) Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4)より
4334748686
No.13
(4pt)

いっしょけんめい

人生の哀歓を描いた7篇の短篇集。
荻原さんの、ユーモア小説独特の語り口。
矯めて矯めて、笑いをこらえながら書いているような気配が漂うのはいつものとおり。
そのくせどこかほろり、じわりとさせられるツボを読みながら待っている私がいる。

それぞれの篇はタイトルとして一頁割かれていて、その話の主人公たちが
北村裕花さんのイラストで描かれている。
どの主人公も笑ってはいない。ふとした一瞬を捉えたという感じだ。
読み終わってみて、うまく内容をつかんだイラストだと感心する。

仕事を通して感得する喜びや誇り。現実とのギャップに辟易したり、
時には失敗もある。家族に対する責任感や愛情も抱えこんでいる。
一生懸命に働く人の心の内がおもしろい。葛藤があり諦めがあり、
見栄も正義感も常識も夢も、全部ひっくるめて等身大の人間の心が
そこにある。
どの話も「あるある、そういうことって」と感じる件があった。

「さよなら、そしてこんにちは」と「長福寺のメリークリスマス」は、
甲乙つけがたい愛すべき話だった。
さよなら、そしてこんにちは Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちはより
433492574X
No.12
(3pt)

もうひとひねりが必要

7つの短編集はそれぞれの立場の人が追い詰められた状況になっていくのは旨いんだけど、そのラストが解決であり抱腹絶倒にならない。
リアリティーと言ってしまえばしまいだが、追い詰められていった前半があるだけに、ラストを抱腹にまでもっていければと思わずにいられない。
言ってしまえば、荻原浩以外にも類似本でありそうな話であり、過去の作品「神様からのひと言」を短編集にしたような本なのだ。
早く読みたくて購入する人より、時間を要しても図書館で予約して待って読む人が多そうなレベル。このレベルを超えるには、やはりもうひとひねり必要だと思う。
さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4) Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4)より
4334748686
No.11
(3pt)

もうひとひねりが必要

7つの短編集はそれぞれの立場の人が追い詰められた状況になっていくのは旨いんだけど、そのラストが解決であり抱腹絶倒にならない。
リアリティーと言ってしまえばしまいだが、追い詰められていった前半があるだけに、ラストを抱腹にまでもっていければと思わずにいられない。
言ってしまえば、荻原浩以外にも類似本でありそうな話であり、過去の作品「神様からのひと言」を短編集にしたような本なのだ。
早く読みたくて購入する人より、時間を要しても図書館で予約して待って読む人が多そうなレベル。このレベルを超えるには、やはりもうひとひねり必要だと思う。
さよなら、そしてこんにちは Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちはより
433492574X
No.10
(4pt)

ほのぼのユーモア佳作短編集

時代の最先端ではなく、周知の素材を取り上げて、イヤミの少ないユーモア小説に仕上がっています。働く中年の姿と、現代の中心題材を組み合わせて、その組み合わせ方に妙味がありました。すし屋にグルメライター、脱サラ農業と不登校、真面目な僧侶と無節操な日本のクリスマスなんていう風に。
 葬儀社勤務と初めての子どもが産まれることを組み合わせた表題作が、私は一番良かったです。心が温かくなりました。
さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4) Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4)より
4334748686
No.9
(4pt)

ほのぼのユーモア佳作短編集

時代の最先端ではなく、周知の素材を取り上げて、イヤミの少ないユーモア小説に仕上がっています。働く中年の姿と、現代の中心題材を組み合わせて、その組み合わせ方に妙味がありました。すし屋にグルメライター、脱サラ農業と不登校、真面目な僧侶と無節操な日本のクリスマスなんていう風に。
 葬儀社勤務と初めての子どもが産まれることを組み合わせた表題作が、私は一番良かったです。心が温かくなりました。
さよなら、そしてこんにちは Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちはより
433492574X
No.8
(4pt)

どこかコミカル

短編集。
それぞれの作品は、喜怒哀楽であふれています。

例えば、表題作の「さよなら、そしてこんにちは」は、葬儀社の社員が主人公です。
葬儀なので、他人事とは言え、遺族が悲しんでいる姿を見るのは、大変辛いです。
しかも、臨終間もない霊安室で、早くも営業を行うのです。

これらの大変辛い場面が、どこかコミカルに描かれています。
そして、物語の締めくくりは、タイトルそのものです。

「長福寺のメリークリスマス」では、仏の使者がクリスマスに手を染めます。

かように、本書に収録されている作品は、少し、にやけてしまうものが多いです。
著者には、非常に重いテーマを扱った、いくつかの心をえぐる様な長編作品もあります。
しかし、本書収録作品の様な、鋭い着眼点に重点が置かれた作品は、これくらいの短編が丁度良いです。

あまり構えないで、気楽に対峙出来ます。
さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4) Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4)より
4334748686
No.7
(4pt)

どこかコミカル

短編集。
それぞれの作品は、喜怒哀楽であふれています。

例えば、表題作の「さよなら、そしてこんにちは」は、葬儀社の社員が主人公です。
葬儀なので、他人事とは言え、遺族が悲しんでいる姿を見るのは、大変辛いです。
しかも、臨終間もない霊安室で、早くも営業を行うのです。

これらの大変辛い場面が、どこかコミカルに描かれています。
そして、物語の締めくくりは、タイトルそのものです。

「長福寺のメリークリスマス」では、仏の使者がクリスマスに手を染めます。

かように、本書に収録されている作品は、少し、にやけてしまうものが多いです。
著者には、非常に重いテーマを扱った、いくつかの心をえぐる様な長編作品もあります。
しかし、本書収録作品の様な、鋭い着眼点に重点が置かれた作品は、これくらいの短編が丁度良いです。

あまり構えないで、気楽に対峙出来ます。
さよなら、そしてこんにちは Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちはより
433492574X
No.6
(5pt)

愛おしくなる人々

世のため自分のため人のため家族のため、
一生懸命働いているのに、
報われないことってあるんだよね〜。
そんな悲哀が十二分に伝わる短編集。

荻原さんのユーモア溢れる作品は
読んでいて本当に心地よい。
特に今作では
同じ働く者の悲哀が面白いくらい伝わってくる。
そうそう、そうなんだよな、って。

報われなかったりもするけれど、
ガクっとくることも多いけど、
働くことって楽しいことばかりじゃない。
そんなことを明るいタッチで
描ききってます。
「長福寺のメリークリスマス」なんて特に秀逸です。
寺の住職が人目を忍んでクリスマスグッズを買いに出かける。
仏教とキリスト教の間で揺れ動く住職。
面白すぎ。

頑張れって思わず声をかけたくなる人々の日々。
愛おしいです。
さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4) Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4)より
4334748686
No.5
(5pt)

愛おしくなる人々

世のため自分のため人のため家族のため、
一生懸命働いているのに、
報われないことってあるんだよね〜。
そんな悲哀が十二分に伝わる短編集。

荻原さんのユーモア溢れる作品は
読んでいて本当に心地よい。
特に今作では
同じ働く者の悲哀が面白いくらい伝わってくる。
そうそう、そうなんだよな、って。

報われなかったりもするけれど、
ガクっとくることも多いけど、
働くことって楽しいことばかりじゃない。
そんなことを明るいタッチで
描ききってます。
「長福寺のメリークリスマス」なんて特に秀逸です。
寺の住職が人目を忍んでクリスマスグッズを買いに出かける。
仏教とキリスト教の間で揺れ動く住職。
面白すぎ。

頑張れって思わず声をかけたくなる人々の日々。
愛おしいです。
さよなら、そしてこんにちは Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちはより
433492574X
No.4
(4pt)

人生いろいろ!!

いろいろあるさ人生だもん。葬儀屋、農業への転換、スーパーの職員、TVのヒーローに恋する専業主婦、寿司屋のおやじさん、スローライフ生活をしている主婦、クリスマスを前に悩める僧侶、各々7人の笑いあり涙ありの人生!! ★短編7話から成り立ったいます。★ほのぼのさありと思ったらちょっとオチやケチがついてしまった人生もあったりと登場人物達のそれぞれの人生に妙に納得させられてしまいました。★個人的には『長福寺のメリークリスマス』が好きでした♪僧侶なのに可愛い娘と奥さんのためにクリスマスの準備に勤しむお坊さんが、とってもかわいかったです。
さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4) Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4)より
4334748686
No.3
(5pt)

色んな意味でon the edge に立つ人々

ひと括りで云えば、仕事上相容れないものが敢えて遭遇したらどんなドラマが生まれるのか?をテーマにした短編集です。生まれてくる子どもが待ち遠しい葬儀屋の営業マン、テレビの健康番組に振り回されるスーパーマーケットの店員、子供番組に我が子より夢中になってしまった母親、客足の伸びない寿司屋に訪れた評論家風情の男など、禁忌を破ってのめり込んでしまう登場人物達がすこぶる滑稽で、また愛らしいです。中でも『美獣戦隊ナイトレンジャー』は若い母親の少しだけ背徳の楽しみ方が面白かったし、『スローライフ』は仕事に忙殺される料理評論家の慌て振りにマスメディアに携わる人間の分刻みのスケジュールに少し憤り大いに同情したりもしました。お勧めは『長福寺のメリークリスマス』です。禁忌を破って愛娘のためにクリスマスグッズを買いに奔走する住職の姿が笑いを誘うとともに、宗教の壁を乗り越えてもっと大切なものがあることを教えてくれました。実際、基本は仏教なのにキリスト教も取り入れている某宗教団体もあるくらいですからありえない話では無いのです。
どれも40ページそこそこの短編に収められていますが、なかでも『ビューティフルライフ』は『大草原の小さな家』みたいに長編にしても良さそうな作品なだけに潔いつくり方をしているとも感じました。

う〜ん、荻原先生の小説はやはり面白いですね。
さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4) Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫 お 37-4)より
4334748686
No.2
(4pt)

人生いろいろ!!

いろいろあるさ人生だもん。葬儀屋、農業への転換、スーパーの職員、TVのヒーローに恋する専業主婦、寿司屋のおやじさん、スローライフ生活をしている主婦、クリスマスを前に悩める僧侶、各々7人の笑いあり涙ありの人生!! ★短編7話から成り立ったいます。★ほのぼのさありと思ったらちょっとオチやケチがついてしまった人生もあったりと登場人物達のそれぞれの人生に妙に納得させられてしまいました。★個人的には『長福寺のメリークリスマス』が好きでした♪僧侶なのに可愛い娘と奥さんのためにクリスマスの準備に勤しむお坊さんが、とってもかわいかったです。
さよなら、そしてこんにちは Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちはより
433492574X
No.1
(5pt)

色んな意味でon the edge に立つ人々

ひと括りで云えば、仕事上相容れないものが敢えて遭遇したらどんなドラマが生まれるのか?をテーマにした短編集です。生まれてくる子どもが待ち遠しい葬儀屋の営業マン、テレビの健康番組に振り回されるスーパーマーケットの店員、子供番組に我が子より夢中になってしまった母親、客足の伸びない寿司屋に訪れた評論家風情の男など、禁忌を破ってのめり込んでしまう登場人物達がすこぶる滑稽で、また愛らしいです。中でも『美獣戦隊ナイトレンジャー』は若い母親の少しだけ背徳の楽しみ方が面白かったし、『スローライフ』は仕事に忙殺される料理評論家の慌て振りにマスメディアに携わる人間の分刻みのスケジュールに少し憤り大いに同情したりもしました。お勧めは『長福寺のメリークリスマス』です。禁忌を破って愛娘のためにクリスマスグッズを買いに奔走する住職の姿が笑いを誘うとともに、宗教の壁を乗り越えてもっと大切なものがあることを教えてくれました。実際、基本は仏教なのにキリスト教も取り入れている某宗教団体もあるくらいですからありえない話では無いのです。
どれも40ページそこそこの短編に収められていますが、なかでも『ビューティフルライフ』は『大草原の小さな家』みたいに長編にしても良さそうな作品なだけに潔いつくり方をしているとも感じました。

う〜ん、荻原先生の小説はやはり面白いですね。
さよなら、そしてこんにちは Amazon書評・レビュー: さよなら、そしてこんにちはより
433492574X