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銭とり橋



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銭とり橋の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

マンネリ脱出への試み

このシリーズ第三の作品、実はオリジナルの単行本で読んだのですが、そこでの著者の後書きがおもしろい。オリジナルは「小説新潮」に掲載されたのですが、どういうわけか、どこの誰とは名指しはされていませんが、強烈な編集者批判がそこでは繰り広げられているのです。そのような著者の当時の背景をもってこのシリーズを読んでみると、この第三巻は結構やるせないどうしようもない結末を迎えている作品が多いのです。「扇塚」や「八坂の剣」がその代表です。
また本巻では、マンネリ化を防ぐためでしょうか、新しい人物が登場します。朽木出身の元武士でもある勧進層の普照は独得のトーンを第三巻に与えています。この元侍というパターンは第二巻の主人公、宗因にも共通しており、どうもあまりにも安直なパターンで気になりますが、侍、武士の理想形という当時でもアナクロになりつつあるパーソナリティがこの時代の描写にも必要なのでしょうか。
銭とり橋: 高瀬川女船歌 三 (徳間文庫 さ 11-62)Amazon書評・レビュー:銭とり橋: 高瀬川女船歌 三 (徳間文庫 さ 11-62)より
4198939292

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