不夜城

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不夜城の評価:

4.19/5点 レビュー 93件。 B ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全148件 101〜120 6/8ページ
No.48
(5pt)

どもまでも黒い

主人公が黒い。
ヒロインも黒い。
黒くない人物がいない!!!
すえた匂いが行間から漂ってきそう。
どこまでも硬質。
普通、一般のハードボイルド作品は主人公が事態を好転させようと動く。でもここでの「好転」はあくまで世間のモラル、
一般常識に合わせた「好転」だ。麻薬組織の壊滅とか凶悪犯の逮捕とか。
ところが本書の主人公の「好転」はあくまで自分にとってのものだ。
自分が生き残るためにどうするか。生き残るためなら、友を売る、嘘をつく、人を傷つける。なんでもする。
主人公はラストまで自分のスタンスを変えない。
悪党のまま物語はおわる。
またヒロインも同じだ。他人には理解できない枠枠組みを引きずって、
悪女として物語を一層黒くしている。
最高におもしろかった。
エンターテイメントってこうじゃなくちゃいけないと思う。
最近読んだおもしろい小説は?と聞かれたら、向こう1年くらいは「不夜城」と答えます。
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.47
(5pt)

どもまでも黒い

主人公が黒い。
ヒロインも黒い。
黒くない人物がいない!!!
すえた匂いが行間から漂ってきそう。
どこまでも硬質。
普通、一般のハードボイルド作品は主人公が事態を好転させようと動く。でもここでの「好転」はあくまで世間のモラル、
一般常識に合わせた「好転」だ。麻薬組織の壊滅とか凶悪犯の逮捕とか。
ところが本書の主人公の「好転」はあくまで自分にとってのものだ。
自分が生き残るためにどうするか。生き残るためなら、友を売る、嘘をつく、人を傷つける。なんでもする。
主人公はラストまで自分のスタンスを変えない。
悪党のまま物語はおわる。
またヒロインも同じだ。他人には理解できない枠枠組みを引きずって、
悪女として物語を一層黒くしている。
最高におもしろかった。
エンターテイメントってこうじゃなくちゃいけないと思う。
最近読んだおもしろい小説は?と聞かれたら、向こう1年くらいは「不夜城」と答えます。
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017
No.46
(5pt)

シリーズすべての『副題』は『黒色夢中』

筆舌しがたい馳さんのすばらしく高いスキルが滲み出た作品。
常人が搾り出してやっと出てくるような表現がいたるところに網羅されている。
表現力のレベルの高さに恐れすら感じる作品。
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.45
(5pt)

シリーズすべての『副題』は『黒色夢中』

筆舌しがたい馳さんのすばらしく高いスキルが滲み出た作品。
常人が搾り出してやっと出てくるような表現がいたるところに網羅されている。
表現力のレベルの高さに恐れすら感じる作品。
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017
No.44
(5pt)

It's cool!

映画を観て、是非原作を読もうと思っていたのですが、それから大分経って、本書を読みました。
やっぱり、「劉健一」カッコいいですね!
映画でもそうでしたが、やっぱり原作がいいです。
It's cool!
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.43
(5pt)

It's cool!

映画を観て、是非原作を読もうと思っていたのですが、それから大分経って、本書を読みました。
やっぱり、「劉健一」カッコいいですね!
映画でもそうでしたが、やっぱり原作がいいです。
It's cool!
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017
No.42
(5pt)

自分が能天気だと気づいた作品

必死に生きる、ということはこういったことだ、と思わされます。会社と家の往復でなんとなく生かされていると生きることにそんなに執着しなくなりますが、いざ自分の周りで、自分の以外の力で、自分が望んでいない流れに巻き込まれて死が迫っているとなったら劉健一のような行動に走るんでしょう。
生き残るために圧倒的な流れの前に何とか対抗しようとする劉健一と、その流れを利用して自己の利益に結び付けようとする登場人物たち。さまざまな思惑・利害・感情が交錯しその一部だけしか見えない健一を見ていると、個人の無力さを痛烈感じます。
これぞハードボイルドです。
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.41
(5pt)

自分が能天気だと気づいた作品

必死に生きる、ということはこういったことだ、と思わされます。会社と家の往復でなんとなく生かされていると生きることにそんなに執着しなくなりますが、いざ自分の周りで、自分の以外の力で、自分が望んでいない流れに巻き込まれて死が迫っているとなったら劉健一のような行動に走るんでしょう。
生き残るために圧倒的な流れの前に何とか対抗しようとする劉健一と、その流れを利用して自己の利益に結び付けようとする登場人物たち。さまざまな思惑・利害・感情が交錯しその一部だけしか見えない健一を見ていると、個人の無力さを痛烈感じます。
これぞハードボイルドです。
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017
No.40
(5pt)

青春時代に出会えてよかったと思える一冊

映画化になったらしいということで、表紙を見て「フーン」と思いつつ軽いエンターテイメントを期待して読んだらいい意味で裏切られた。「おれはアウトロゥだ。ひとりで生き、ひとりでくたばる。孤独を感じることもない。おれは一個の完結した存在なのだ」多分登場人物たちのような状況に実際に置かれたらそれは嫌だ、でも劉健一をはじめとするギリギリで刹那的な、突き放したような生き方がすごくカッコよく思えた高校時代。それと同時に、こんな作品を書ける人がいるんだと驚いた記憶がある。「ハッピーエンドなんてクソくらえだ」作者がどこかで語っていた。その凶暴性と鬱屈した感情を紙の上に吐き出すパワーはものすごいと感じた。フィクションであるのに、登場人物のそれぞれの生々しい描写や心情がリアルさを補強していて読んでるこっちも動悸が早くなる。騙しあい裏切りあいと、重い内容なのに読み手を飽きさせず一気に読ませる力がある。続編と完結編がそれぞれ出ているがそちらはさておき、一冊の完結した物語として一度は読んでおいても損はない秀作。
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.39
(5pt)

青春時代に出会えてよかったと思える一冊

映画化になったらしいということで、表紙を見て「フーン」と思いつつ軽いエンターテイメントを期待して読んだらいい意味で裏切られた。「おれはアウトロゥだ。ひとりで生き、ひとりでくたばる。孤独を感じることもない。おれは一個の完結した存在なのだ」多分登場人物たちのような状況に実際に置かれたらそれは嫌だ、でも劉健一をはじめとするギリギリで刹那的な、突き放したような生き方がすごくカッコよく思えた高校時代。それと同時に、こんな作品を書ける人がいるんだと驚いた記憶がある。「ハッピーエンドなんてクソくらえだ」作者がどこかで語っていた。その凶暴性と鬱屈した感情を紙の上に吐き出すパワーはものすごいと感じた。フィクションであるのに、登場人物のそれぞれの生々しい描写や心情がリアルさを補強していて読んでるこっちも動悸が早くなる。騙しあい裏切りあいと、重い内容なのに読み手を飽きさせず一気に読ませる力がある。続編と完結編がそれぞれ出ているがそちらはさておき、一冊の完結した物語として一度は読んでおいても損はない秀作。
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017
No.38
(5pt)

生き抜くために

歌舞伎町で生き抜くためには、自分以外の人間を全て敵に回し、決して信用してはいけない。信じられるのは己のみ。いや、己すら信じてはいけないのかもしれない。しかしながら、騙し、騙され、多くの犠牲を払って生き抜いた末に、どれほどの思い出が残るだろうか。主人公の心情を想像すると、悲しくてたまらない。
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.37
(5pt)

生き抜くために

歌舞伎町で生き抜くためには、自分以外の人間を全て敵に回し、決して信用してはいけない。信じられるのは己のみ。いや、己すら信じてはいけないのかもしれない。しかしながら、騙し、騙され、多くの犠牲を払って生き抜いた末に、どれほどの思い出が残るだろうか。主人公の心情を想像すると、悲しくてたまらない。
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017
No.36
(4pt)

生き残れ!

「生き残る」―そのためにはプライドもなにも関係ない、嘘をつくことも仲間を裏切る事も厭わない。最終的に自分一人が「 勝て 」ばいいのだ。そんな、自分勝手ではあるが、この世の一面を鋭く突いているであろう価値観が、著者特有の軽快でありながら重厚な筆致によって眼前に提示されます。登場人物は皆、生き残るための嘘と謀略にまみれ、完全に感情移入できるような人物はほとんど居ませんが、そんな自分の内面にも確かに彼らと重なる部分があるということを突きつけられました。お互いを信じたくても信じる事ができない健一と夏美の最後のシーンは何とも言えず悲しく、胸に迫るものがありました。
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.35
(4pt)

生き残れ!

「生き残る」―そのためにはプライドもなにも関係ない、嘘をつくことも仲間を裏切る事も厭わない。最終的に自分一人が「 勝て 」ばいいのだ。そんな、自分勝手ではあるが、この世の一面を鋭く突いているであろう価値観が、著者特有の軽快でありながら重厚な筆致によって眼前に提示されます。登場人物は皆、生き残るための嘘と謀略にまみれ、完全に感情移入できるような人物はほとんど居ませんが、そんな自分の内面にも確かに彼らと重なる部分があるということを突きつけられました。お互いを信じたくても信じる事ができない健一と夏美の最後のシーンは何とも言えず悲しく、胸に迫るものがありました。
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017
No.34
(4pt)

恋愛至上主義のアンチテーゼとして

この小説は恋愛小説ではないが、私は恋愛小説としても非常に価値の高い小説ではないかと思う。詳しくはいえないのが残念だが、主人公とヒロインはお互いを「愛している」という気持ちを持ちながらも裏腹の行動をとり続ける。お互いを「背徳的行為」に駆り立ててしまうのは、かれらがそれまでの人生の中で享受し得なかった愛情への疑念であり、したがってかれらの行動原理あるいは規範の中では「愛情」は最上位に価値づけられる概念ではない。しかしその中で、かれらは最大限に「愛しあう」。そして「一般的」価値観からすると、悲劇的な結末が待っている。しかしその愛は偽りだった、とは絶対に言うことはできないと思う。かれらは最大限の愛情をもってお互いを「愛した」のだ。「愛がすべて」という恋愛至上主義に対し一石を投じる作品である。
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.33
(4pt)

恋愛至上主義のアンチテーゼとして

この小説は恋愛小説ではないが、私は恋愛小説としても非常に価値の高い小説ではないかと思う。詳しくはいえないのが残念だが、主人公とヒロインはお互いを「愛している」という気持ちを持ちながらも裏腹の行動をとり続ける。お互いを「背徳的行為」に駆り立ててしまうのは、かれらがそれまでの人生の中で享受し得なかった愛情への疑念であり、したがってかれらの行動原理あるいは規範の中では「愛情」は最上位に価値づけられる概念ではない。しかしその中で、かれらは最大限に「愛しあう」。そして「一般的」価値観からすると、悲劇的な結末が待っている。しかしその愛は偽りだった、とは絶対に言うことはできないと思う。かれらは最大限の愛情をもってお互いを「愛した」のだ。「愛がすべて」という恋愛至上主義に対し一石を投じる作品である。
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017
No.32
(4pt)

デビュー作とは思えない

 著者は、デビュー作の本書でいきなり「第18回吉川英治文学新人賞」「第15回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞」を受賞。翌年、『鎮魂歌-不夜城』で「第51回日本推理作家協会賞長編部門」を受賞と花々しいデビューを飾った。 「この国じゃ、滑らかな日本語を話さない東洋人はすべてを捨てたはずの浮浪者にすら差別される」という一節がある。そんな日本人の血が混じっている少年時代の健一を同胞たちは「半々(バンバン)」と呼び、受け入れなかった。 歌舞伎町には二通りの人間しかいない。カモる奴とカモられる奴。健一は誰も信じずに前者として独りで生き延びてきた。いまでは同胞たちとも同等に渡りあえるまでにのなっていた。しかし、そんな平穏な日々が続くほど歌舞伎町は安全な街ではない。かつての仕事の相棒で、トラブルメーカーの富春が再び歌舞伎町に舞い戻っているという噂を耳にする。そこから健一の運命は下り坂を転がり始める…。 歌舞伎町を華々しさの裏にある恐怖や暴力という視点から見ている。日本有数の繁華街でありながら、歌舞伎町を支配しているのは中国系マフィアたち。彼らの抗争と、日本人にも台湾人にもなれない人間の生きざまを描いた作品である。
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.31
(4pt)

デビュー作とは思えない

 著者は、デビュー作の本書でいきなり「第18回吉川英治文学新人賞」「第15回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞」を受賞。翌年、『鎮魂歌-不夜城』で「第51回日本推理作家協会賞長編部門」を受賞と花々しいデビューを飾った。 「この国じゃ、滑らかな日本語を話さない東洋人はすべてを捨てたはずの浮浪者にすら差別される」という一節がある。そんな日本人の血が混じっている少年時代の健一を同胞たちは「半々(バンバン)」と呼び、受け入れなかった。 歌舞伎町には二通りの人間しかいない。カモる奴とカモられる奴。健一は誰も信じずに前者として独りで生き延びてきた。いまでは同胞たちとも同等に渡りあえるまでにのなっていた。しかし、そんな平穏な日々が続くほど歌舞伎町は安全な街ではない。かつての仕事の相棒で、トラブルメーカーの富春が再び歌舞伎町に舞い戻っているという噂を耳にする。そこから健一の運命は下り坂を転がり始める…。 歌舞伎町を華々しさの裏にある恐怖や暴力という視点から見ている。日本有数の繁華街でありながら、歌舞伎町を支配しているのは中国系マフィアたち。彼らの抗争と、日本人にも台湾人にもなれない人間の生きざまを描いた作品である。
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017
No.30
(5pt)

ダーティー

 歌舞伎町を舞台にアジアンマフィアの中で生きる主人公を描いた物語。 裏切りと金と女と自分。その狭間で悲しいダンスのような生き方をする主人公がどこまでも悲しさを誘いました。息をつかせない展開と、ゴツゴツした描写が退屈させない作品だと思います。 映画も見たのですが、小説になるとまた別の感じ方ができて楽しめました。ボリュームとしてはそこそこだと思いますが、一気に読むことができるいい内容ではないでしょうか。
不夜城 Amazon書評・レビュー: 不夜城より
4048729837
No.29
(5pt)

ダーティー

 歌舞伎町を舞台にアジアンマフィアの中で生きる主人公を描いた物語。 裏切りと金と女と自分。その狭間で悲しいダンスのような生き方をする主人公がどこまでも悲しさを誘いました。息をつかせない展開と、ゴツゴツした描写が退屈させない作品だと思います。 映画も見たのですが、小説になるとまた別の感じ方ができて楽しめました。ボリュームとしてはそこそこだと思いますが、一気に読むことができるいい内容ではないでしょうか。
不夜城 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 不夜城 (角川文庫)より
4043442017