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ふわふわの泉
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ふわふわの泉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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「南極点のピアピア動画」では、「蜘蛛の糸」というワンアイデアで読者を宇宙へ連れて行ってくれた野尻さんの長編作品。 本作では、「ふわふわ」という新物質で、やはり宇宙へ連れて行ってくれます(笑)。 ふたつの作品に共通するのが、科学に対して真摯な登場人物たちと、飽きさせないスピード感、さわやかな読後感。 そういったライトな持ち味がありながら、「もしかしたら、こんな未来もありえるかも!」と思わせてくれる発想力・構成力は見事です。 どこにでもいそうな実験好きな主人公が、苦労の末にふわふわを使ったマス・ドライバー(宇宙へ行けるカタパルト)を作りあげ、そして……というところで、この話は一応終わっています。 しかし、僕は、読み終えた時点で、すでに野尻さんが用意した「想像力」というマスドライバーに射出されていました。 この「ふわふわ」を使ってできることや、主人公たちの未来、まだ見つかっていない未知の物質について、次々と想像が膨らみます。 良いSFです! | ||||
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軽いのりで人類の未来もふわふわに乗せてしまう。これで良いのか?これで良いのだ 大笑い | ||||
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生き方もがつがつせずふわふわで、こんな感じで世界の国々も仲良く慣れればいい。 | ||||
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女子高校生の新素材発明に始まり宇宙に飛び出すまでの過程が実現可能なような気がしてくるのが不思議。誰かふわふわを開発してくれませんかね。続きを読みたいな。注意!沈黙のフライバイを同時期に読まないほうがよいとおもいます。話が混乱します | ||||
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理科室の実験から、宇宙飛行までのプロセスがとにかく楽しい。 化学や物理の用語満載ですが、読み飛ばしても楽しめました。 | ||||
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ものすごくご都合展開ではありますが、話の進め方に無理はなく、科学的な部分についてもなんとなく説得力があるような…ややこしくなる部分は、「なんかできちゃったんだよねぇ」的なノリでうまく交わしていて、うん、読みやすい。 と、内容には極力触れないようにレビューを書いてみたんですが、興味のある方、ぜひ読んでみてください。損はしないと思います。 ☆4つなのは…続きが読みたいからかなぁww | ||||
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氏の他の電子本の繋がりで本書も購入。 実は、昔出版されたファミ通文庫も持っているのですが、最近すっかり目が悪くなり、通常の活字を読むのが難しくなってきたので、この電子本の存在を知り、改めて購入しました。 以下、感想のみ記します。 『ピアピア動画』『太陽の簒奪者』でも書きましたが、氏の文章は非常に簡明で(科学技術分野の専門用語を除けば)平易でありながら非常に表現力が豊かで、想像力を掻き立てられます。一々表情の描写が無くても人物の表情が想像出来ますし、情景の描写だけでそこに人物や物体の行動・動作まで織り込まれている、とでも言えましょうか。 勿論、着想や全体の構成、ネタから次のネタへの展開の仕方なども素晴らしく、読みだすと続きが気になって仕方が無くなり、最後の落ちの部分まで読み手を惹きつけて離しません。 何しろ、『私、一生楽して暮らしたい』と公言する女子高校生が、ひょんなことから大発見・大発明、いきなり社長、趣味としての激務に没頭、事業はどんどん拡大し、揚句宇宙にまで…なんて、実に痛快至極じゃありませんか。 本書の前に読んでいたのが『太陽の簒奪者』でした。あれはかなりハードでシビア、シリアスな内容で、ラストもかなり苦みを伴いましたが、基本的に(私の読んでいる範囲内では)野尻氏の作品はハッピーエンドであり、途中経過にハラハラするものはあっても、楽しくドキドキワクワク出来るものが多いです。本書も、そうした一冊です。 で、懐かしさも込めて★5としましたが、敢えて言うなら★6−1=5、と言った感じです。 何故マイナス項があるかと言うと、ファミ通文庫版には随所にあった挿絵(御米椎氏の)が無いこと。ハヤカワに移るに当たり、表紙も含めて仕様変更、と言うことになったのでしょうが、ちょっと残念(ハヤカワのイメージにそぐわないのかも知れませんが、それでも敢えてそのままにしてみても良かったのでは…と)。 あと、第1章で魅力的な人物が何人も出てきますが、その多くがその後全く登場しない点。会社設立(と言うか、実質的には社名変更と再興?)当初を支えた人々なんか、適当なところで再登場してもらって、和んだり諌められたりしても良かったんではないか…と。 以前は富士見ファンタジア(ドラゴンマガジン)で、本書ももとはファミ通文庫から、と、ラノベ系をメインステージとしていた野尻氏ですが、最近は専らハード派のイメージが強いハヤカワに移っていますね。 思うに、氏の作品には、読みやすさ・面白さはふんだんに…溢れるほどあるのですが、ラノベ系が求めるような(と私が思っている)、ツンデレとかイチャラブとかモテモテとか、そう言った恋愛系萌え要素が殆どありません。 氏が苦手としているのか、それとも氏が描きたい作品世界に於いてはそう言う要素は不要と考えているのか…或いはその他別の理由があるのか、それは分かりません。が、そう言う要素が絡めば、もっと人気が出るだろうになぁ…と思うと、残念でなりません(クレギオンシリーズなんかでは、ちょっとそれっぽい要素もあったりしたんですが;あのシリーズも電子化してほしいですね、出来れば弘司氏のイラストで)。 | ||||
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南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA) の書評によく登場するので購入。 「ピアピア動画」の●●の原型かなあと思われるものが出てくる後半が胸熱。 部室への落雷により偶然出来てしまった物質「ふわふわ」。 世界を変えること確実のこの物質への旧勢力との攻防が記されてると思ったら、 あっさり「ふわふわ」が一般化して個人がそれを使って行動するところや 空中に放出された「ふわふわ」による公害が発生してるという内容の深さに驚いた。 この作者特有のあっさり(というよりバッサリ)した終わり方は 今回は解釈に幅がでてぜひエピローグ的なものが読みたいと思った。 | ||||
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舞台は静岡県浜松市から始まります。 浜松西高校という実在の学校もでてきます。 しかし、出てくるのは最初の方だけで、あんまり話には関係ないようです。 浜松市に10年住んだことのある私はなぜ浜松市なのか非常に興味があったのですが…笑 内容はこれぞ明るいSF!!といった感じです。 「南極点のピアピア動画」と似たような感じを受けますね。 ただ想像力がなくて出てくる巨大な構造物は表紙のイラストがないとまったく想像できませんでした(笑) 表紙イラストに感謝! こういう明るいSFがもっと増えてほしいです | ||||
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「南極点のピアピア動画」を読み終わった直後に読み始めました。 成層圏へのタワーという類似点はありましたが、それとは関係なく、時間を忘れて読むことができました。 | ||||
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電車の中で笑いをこらえるのが大変でした。 クラークの「楽園の泉」と一緒に読むと良いでしょう。 | ||||
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SFにあまり詳しくない私でも、面白かったです。 ところどころわからない用語はありましたが(笑)。 努力嫌いの主人公が、偶然できた素材でお金儲けをしようと考える。これだけ聞くと、ズルイ方向に行くのかと不安になりましたが、あくどいことをせず、あくまで正攻法でどんどん成功していく姿を見るのは気持ちがよかったです。 科学的な知識がなくても楽しめるお話だと思います。知識があったらもっと楽しいと思います(笑)。 ふわふわを利用した乗り物にぜひ乗ってみたい。そう思いました。 | ||||
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「ふわふわ」を発明した泉さんという女子高生が主人公 軽いタッチの女子高生主役の小説ですが、 萌え要素や、魔法、超常現象はなく、 ストレートなSFです。 「ふわふわ」も名前の軽さに反して、 科学的リアリティを持っています。 偶然の発明から始まり、物語はどんどん発展し、夢のような世界が実現し、 最後にはビックリする展開があります。 読んでいてあきません 都合よく事が運びすぎの感じもありますが、 ドロドロした現実を混ぜ込んでないので 明るく楽しくスラスラ読めてしまいます。 読めば、科学と科学のもたらす未来に明るい希望が持てます。 夢と希望がいっぱい詰まっている本です | ||||
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ヒロインの造形は、 トンデモ本?違う、SFだ! によれば、「眼鏡、白衣、男言葉(自称が「ボク」「俺」等)」の女子高生化学部員は、 「充分萌えキャラ」 ださうである。山本弘(眼鏡っ娘描いてゐる) 野尻抱介(富士見ファンタジア文庫の人ですか)だけでなくて、なんとなく「そういう 女っ気の少ない」所にゐる人の マドンナ アイドルらしい。 化学関係で、 「世の中には チャンスとかがあって、実際カロザースはそれをゲットしたのであの地位が得られた」 といふ説教が出さうで嫌だったのだが、なのであの私含めて表紙が大好評の ふわふわの泉 (ファミ通文庫) は、途中でやめたが、今回アマゾンで早川 ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA) のを思ひ立って買ひ(まともな物)、通読したところ、杞憂だった。しかも、SFというイデオロギーと、ポリネシアン(の端っこが日本)の信仰を捉へ直し、ふわふわでつなげてゐた。これはいいと思ふ。 | ||||
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高校生の時に発明した商品を元に、一人の少女が人生を切り開いていく小説です。 飛び抜けて面白いわけではないのですが、読み終えるのが苦にならなかったので、 星4つです。 私が読むSFは、「 星の舞台からみてる (ハヤカワ文庫 JA キ 7-1) (ハヤカワ文庫JA) 」など、 主人公やキーパーソンが向かう先が同じ物が多いのですが、 この小説は、最初から目指していたのではなく、様々な人との触れ合いから、 そこへ向かうことを望み、技術と知識を用いて切り開いていく過程が面白いです。 作者もあとがきで似た作品を書いてきたと述べていますが、こういう作品は、日本のSFだな、と思います。 逆に言えば、行けるようにはなったけど、まだまだSFで書くことにリアリティのある、夢の世界ということ なのかもしれません。 気軽にいけるようになることを、期待して、自分のできることをしたいと思います。 | ||||
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野尻さんの作品は、既に知られ初めている現在の科学の少し先の近未来を、柔らかい、ほんのりした心で紹介する作品が多い様に思います。この作品も、話の展開が非常にうまく、飽きさせません。海外のSF作品とはイメージは異なるとは思いますが、日本独自のSFとして、楽しんで頂ける作品だと思います。 | ||||
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ついに再版されました。 テンポの速い、気持ちいい作品ですね。一気読みでした。 別サイトで「英訳してクラークに読ませたい」というコメントしている人がいましたが、激しく同感。 クラーク好きな方には、プラスアルファの楽しみ方ができると思います。 表紙については、大人の事情と思いますが初版の泉ちゃんの方がかわいかったかと。 | ||||
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長らく絶版でしたが、ハヤカワ文庫から待望の再登場です。 空気より軽く、コンクリートより丈夫な新素材(建築材料)ができたら?という設定で、雷鳴とともに生まれる謎の発明シーンから、とりあえず気球のように浮かんでみる応用から、巨大建築へ、そして宇宙へと、トントントンと話は進みます。 この「トントン拍子」感、ドミノ倒しの爽快感に似ています。 途中で幾度かハラハラするところもあるけれど、根本的には成功の連鎖が痛快でハッピーな読後感の作品です。 南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA) を気に入った人は、絶対楽しめます。 ラノベ読者もハードSF読みも、ふわふわ気分になれるでしょう。 | ||||
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ファミ通文庫から出ていたため、また、そのやわらかい表紙絵から、ライトな小説だと思うかもしれませんが、想像以上にしっかりしたSFです。 文体はやわらかく書かれてますが、内容はすごくよく作られていて読み応えがあります。 特にラストの突き抜けた爽快感がたまらないです。 長らく絶版状態になっていて、しかも星雲賞受賞作という堂々とした作品のため人気が高く、ファミ通文庫版の古書はプレミアがついて定価の数倍の値段で売られていましたが、現在はハヤカワ文庫から再版されていますので定価でお求めいただけるのではないでしょうか。 | ||||
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うん。面白かったです。 ずっと野尻抱介さんの作品を読んでいましたけど、この作品は「タイトルからして、ハードSFじゃないのかな。」と思っていました。 ところが、どうしてどうして。立方相窒化炭素をモチーフにきちんと無理なくハードSFですね。読み終わって、「ふわふわできるといいな〜〜〜」と思ってます。 | ||||
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