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ふわふわの泉
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ふわふわの泉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 41~50 3/3ページ
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高校生の時に発明した商品を元に、一人の少女が人生を切り開いていく小説です。 飛び抜けて面白いわけではないのですが、読み終えるのが苦にならなかったので、 星4つです。 私が読むSFは、「 星の舞台からみてる (ハヤカワ文庫 JA キ 7-1) (ハヤカワ文庫JA) 」など、 主人公やキーパーソンが向かう先が同じ物が多いのですが、 この小説は、最初から目指していたのではなく、様々な人との触れ合いから、 そこへ向かうことを望み、技術と知識を用いて切り開いていく過程が面白いです。 作者もあとがきで似た作品を書いてきたと述べていますが、こういう作品は、日本のSFだな、と思います。 逆に言えば、行けるようにはなったけど、まだまだSFで書くことにリアリティのある、夢の世界ということ なのかもしれません。 気軽にいけるようになることを、期待して、自分のできることをしたいと思います。 | ||||
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野尻さんの作品は、既に知られ初めている現在の科学の少し先の近未来を、柔らかい、ほんのりした心で紹介する作品が多い様に思います。この作品も、話の展開が非常にうまく、飽きさせません。海外のSF作品とはイメージは異なるとは思いますが、日本独自のSFとして、楽しんで頂ける作品だと思います。 | ||||
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皆さんの書かれているレビューが高評価だったのと 綺麗な表紙絵、「星虫」と絡めたレビューがあったことなどから 手を出してしまいました。 感想ですが、SF好きのための一品、その一言です。 技術に対する描写が非常に細かく、徹底的に作りこまれ、 SFとして傑作なんだろうなーと直感的に感じ取れます。 が、学のない自分には理解できない言葉や内容が立て続けに登場し、 (いつもなら調べるところでしたが、あまりにも多いため諦めました。。。) 途中から何とも息苦しい感覚を覚えつつ読み進めてしまいました。 表紙以外に絵がなくイメージがつきづらいのも敷居が高いです。 また、技術に比重を置いた結果、 技術は積み重なっていくものの話自体はそれほどの展開がなく、 加えて男の子と女の子が中心にいるにも関わらず 仲が進展するような展開がないことは非常に残念に思えました。 なので難しいところですが★は3とさせていただきました。 | ||||
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ついに再版されました。 テンポの速い、気持ちいい作品ですね。一気読みでした。 別サイトで「英訳してクラークに読ませたい」というコメントしている人がいましたが、激しく同感。 クラーク好きな方には、プラスアルファの楽しみ方ができると思います。 表紙については、大人の事情と思いますが初版の泉ちゃんの方がかわいかったかと。 | ||||
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長らく絶版でしたが、ハヤカワ文庫から待望の再登場です。 空気より軽く、コンクリートより丈夫な新素材(建築材料)ができたら?という設定で、雷鳴とともに生まれる謎の発明シーンから、とりあえず気球のように浮かんでみる応用から、巨大建築へ、そして宇宙へと、トントントンと話は進みます。 この「トントン拍子」感、ドミノ倒しの爽快感に似ています。 途中で幾度かハラハラするところもあるけれど、根本的には成功の連鎖が痛快でハッピーな読後感の作品です。 南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA) を気に入った人は、絶対楽しめます。 ラノベ読者もハードSF読みも、ふわふわ気分になれるでしょう。 | ||||
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ファミ通文庫から出ていたため、また、そのやわらかい表紙絵から、ライトな小説だと思うかもしれませんが、想像以上にしっかりしたSFです。 文体はやわらかく書かれてますが、内容はすごくよく作られていて読み応えがあります。 特にラストの突き抜けた爽快感がたまらないです。 長らく絶版状態になっていて、しかも星雲賞受賞作という堂々とした作品のため人気が高く、ファミ通文庫版の古書はプレミアがついて定価の数倍の値段で売られていましたが、現在はハヤカワ文庫から再版されていますので定価でお求めいただけるのではないでしょうか。 | ||||
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うん。面白かったです。 ずっと野尻抱介さんの作品を読んでいましたけど、この作品は「タイトルからして、ハードSFじゃないのかな。」と思っていました。 ところが、どうしてどうして。立方相窒化炭素をモチーフにきちんと無理なくハードSFですね。読み終わって、「ふわふわできるといいな〜〜〜」と思ってます。 | ||||
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ここ数年で読んだ100冊あまりのSFの中でベスト3に入る傑作。 半分まで読んだところから、読み終わってしまうのが惜しくて、 少しづつ小出しに読んでは、残りページの厚みが減って行くのを 見ては溜息をついていました。 こんなにツボにハマッた小説に出会ったのはのは本当に久しぶり。 | ||||
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気の抜けたタイトルと、メガネっ娘の主人公……しかし、その実態は萌え要素ほとんどナシ。 ダイヤモンドより硬くて、空気より軽い、おまけに超低コストという夢のような新素材「ふわふわ」で何ができるのかを描いた、ハードSFとなっております。 ふわふわの構造や製法についても、緻密に描かれており説得力があります。また「ふわふわ」が社会をどう変えてゆくかというシミュレーションも、夢が込められているようで、好感が持てました。 化学や物理の知識のない読者にも楽しく読める点もGOODです。 それにしても、疑問なのは何故にファミ通文庫かということ。 明らかに浮いてます。 そのせいか、星雲賞を受賞した作品なのにいまやどこの本屋さんにもありません。 | ||||
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冒頭も中盤も全く独自の軽快な空想『化学』小説(?)なのに、どうして結局『南の島から女子高生(でもないけど)が宇宙へ行く』 話になるんだろう。 と、思いつつも引き込まれつつ読んでしまったのは、『星に行く船』『星虫』『星のパイロット』『ロケットガール』、近くは『僕らは虚空に夜を見る』と読んできた僕のツボを効果的に衝くからです。 というわけで、作者のファンの方にはもちろん、上記の小説のなかで、どれか一つでも好きな作品がある人にはお奨めできます。 作者のSFにしては珍しく、物理じゃなくて化学を題材にしていますが、化学的な仮説も少なく、結局は物理の問題になってしまうのが少し残念なところです。 髪の長いおとなしい女の子も登場します。いい娘ですよ。 | ||||
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