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レプリカだって、恋をする。
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レプリカだって、恋をする。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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レプリカの気持ちを深く掘り下げているところはよかったです。考察力や表現力が高く、心情が伝わってきました。 恋愛ストーリーとしては相手役そのもの、そして交流の掘り下げがもっと欲しかったところでした。 | ||||
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ぜんぜんおもろなかった。 話がグダグダ感がしんどい。 途中でヤメた。 | ||||
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電撃文庫の大賞ということで読んでみたが、その割には普通の話だった。 少し前のボーイミーツガールによくある展開、ダラダラ続く序盤、中盤、捻りのないラストで、大賞作品といってもこんなものかという印象。 グッとくるシーンがないわけではないけれど、読んだ後に何も残らない、「ライト」ノベルという感じ。 感動系が好きで、サクッと読みたいものを探しているならおすすめですが、あまり期待しすぎず読むのがいいと思います | ||||
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主人公のレプリカの少女の心理描写が丁寧に描かれていて、読んでいて切なさを感じる良い作品でした。 ここからどう物語が進んでいくのか気になります。 | ||||
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オリジナルの複製たるレプリカが、自己の存在意義に悩みつつも恋をする話。 ストーリー自体に目新しい点はなく、一般小説寄りの恋愛小説が読みたいならまああり? とはいえ、電撃大賞というからにはもっと尖った作品を期待していたが、レプリカの詳細は分からずに終わり設定を活かしきれていないと感じた。 | ||||
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この作家は新人作家ではない商業作家らしいが、なぜか電撃大賞を受賞したらしい。まぁ電撃大賞は新人じゃなくても応募できるんだっけ、その辺は分からないけど。 ただ、賞を取った作品だというのに荒すぎる。大切なことが描かれていないし、そもそも「レプリカ」ってなんだよ。そこからだろ話は。 素直が生み出したレプリカ、説明それだけ? 冒頭から2日目からだるい、でこき使う所も好感が持てないし(まぁこれは読者にレプリカを好きになってもらうためだろうが) 電撃大賞で相当な評価を貰った作品らしいが これのどこが?としか思えず読んで損した。他の方のレビューにもあったが、ありがちなストーリーでオーソドックス。つまんな。 | ||||
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恋愛小説だから主人公とヒロインの距離感を楽しむものと思っている。 だからレプリカとはなんぞや、という部分はあまり気にならなかった。そもそも解決しようとしていないんだから、謎を究明しないだろうなと思っていた。 ただ、悪役がマジで悪役過ぎると思った。怪我させるところまでは100%譲れるところがあるかもしれないが……ヒロインに対してのあれはやばくないか。いやぁ、高校生って将来あるし、そんなことはしないんじゃ無いか。ちょっとやり過ぎじゃないかなぁと思った。 | ||||
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ラノベとしてはお手軽さがない。かといって、昔で言う中間小説ほどの堅さもない。どちらかというと、ファンタジーかエブリデイマジックに近い感じがする | ||||
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主人公は愛川素直という女の子が嫌なことがあった時に代わりをする存在として生み出されたレプリカ。タイトルの「レプリカだって、恋をする」というのは、つまりレプリカの感情は本体とどこまで離れてもいいのかという問いかけを意味する。このレプリカは主体から必要とされていない時には消されてしまい、必要になった時に再度呼び出される。そういう存在が主体とは全く関係なく感情を持ってしまった場合、その存在は主体から必要とされるのだろうか。 これ以上はネタバレになると思うので語りませんが、一応ストーリーとしてはハッピーエンドで終わるとだけ。 レプリカが明らかに主体と異なる感情を持ってしまって、それが恋だとわかってしまってからのストーリーが切なすぎます。主体から必要とされなくなれば存在が消されるとわかっていて、主体に感情を隠しつつ展開する恋物語は、何というかはかなさの極みです。ラブコメではなくコメ抜きの純粋なラブストーリーとして傑作だと思います。 それと一応ラノベのカテゴリーにあるこの作品ですが、おそらくこの作者の方はかなり小説などの読書量が多い方かと推察します。よくあるラノベの文体ではなく、かなり小説よりの文章を書かれる方です。この作品は設定や全体の長さからラノベとして世に出されたのでしょうが、この作者の本格小説作品が読んでみたいです。たぶんそれだけの力量がある作者だと思います。応援してます。 | ||||
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日本で生まれ育った男性であれば艶めかしい女性の写真やら動画やらイラストやらを見て「ああ、畜生!肝心の所が見えねえじゃねえか!」とモザイクやら墨消し(竹宮ゆゆこは海苔に例えてたが)に歯軋りした経験は一度や二度じゃ無いかと。 肝心の部分が見えない、というのは斯様に精神衛生に宜しくない物なのだが小説にも同じ事が言えると思う。「その部分が肝心なんだし、どうなってるのか描写してくれよ!」という小説ってのは読んでいてフラストレーションが溜まる原因になり得る。 いきなりお下劣極まりない話から始めてしまったが第29回の電撃小説大賞の頂点に立った作品は肝心の部分に「海苔」が乗っかっている、そんな一冊。 物語の方は静岡市駿河区、その西の端にある用宗に住む愛川素直の登校風景から始まる。登校といっても家を出るのは素直自身ではなく彼女のレプリカ。素直が7歳の時に生み出したレプリカはその朝も「二日目できついから」という身勝手な理由で呼び出され、ベッドから出ようともしない素直の代わりに自転車を漕ぎ学校へ向かう羽目に。 放課後になり素直が「幽霊部員でも構わなそうだから」という理由で入部した文芸部の部室に向かおうとしたレプリカはその日の日直が自分である事に初めて気付き、それまでの用事を全て済ませてくれたのと引き換えにさっさと教室から姿を消した男子の当番の穴を埋めるべく一人で残った仕事を片付ける羽目に。 一人で黙々と板書を消していたレプリカだが、その背後から声を掛け手伝い始めたのはバスケ部の元エースで足の負傷による入院から復帰したばかりの真田秋也。秋也のお陰で早めに仕事が終わったレプリカは自分以外のたった一人の部員で後輩でもある「りっちゃん」と過ごす時間を得る。 その翌日も放課後はりっちゃんと部室で過ごしていたレプリカだったが、誰も来ない筈の部室の扉をノックしたのはまさかの秋也。バスケ部のスターだった男子生徒が何の用かと戸惑う二人を前に秋也は入部したいと申し出るが…… ざっくり説明すると話の方はイヤな事を自分の代わりにやってくれる存在として生み出された「レプリカ」の少女が将来を有望視されてながらその道を断たれた元バスケ部員の少年への恋に目覚め、代役ではなくオリジナルとしての自我に目覚める……というボーイミーツガール。30年前のコバルト文庫にありそうな感じで「テレバ椎」の編集長なら「非常に……オーソドックスな話ですな」と言いそう。 文章や構成の技術も基本的な部分は出来ていると思う。少なくとも「日本語らしいが意味はさっぱり分からない怪文章」やら「展開が飛びまくって読者を置いてきぼりにするガタガタ構成」といった新人作家の作品にありがちな目に余る欠点というのは無い……と思う。 ただ、大きな欠点は無い代わりにこの作品は上にも書いた様に肝心な所の造りがえらく粗い。粗いという言い方が悪ければ分かり難い。以下、その分かり難いと感じたポイントを挙げてみる。 1.「レプリカ is 何 ?」 たぶん本作を読んだ人の大半がまずこの部分を気にするんじゃないのかなあ?本作における「レプリカ」なんだけど機能的には当人と同じ外見を持ち、オリジナルである素直の記憶を共有する事で周りに怪しまれず行動が可能。 必要な時に自由に呼び出せるという「パーマン」のコピーロボットそっくりな存在なのだけど、コピーロボットが普段はのっぺらぼうのお人形で必要な時には鼻にあたる部分を押せば押した人間そっくりに変身する、という描写がなされているのに対し、どうやって出現し、どうやって消えるのかという描写がまったく無い。異空間に消え去るという設定でも別に良いのだけど、それすら無い。本当に消えた、呼び出されたという描写しかないので読者はえらくイメージし辛い。 そもそもオリジナルである素直が7歳の時に初めて生み出されたという説明はあるけど、身体が二つに分裂したのか神様的な何かがプレゼントしてくれたのか、それすら語られない。なので読者的にはこの「レプリカ」なる存在が意識だけしか存在していない様な奇妙な印象すら受けてしまう。 レプリカという本作の軸になる=徹底的に作り込むべきガジェットの描写がこれでは話の軸がピンボケの様にしか読者に伝わらない。 2.「なんで『レプリカ』が生じた?」 この軸となる「レプリカ」についてはその誕生についても判然としない。確かに7歳の時に後輩のりっちゃんと喧嘩した素直の願いに応える形でレプリカは産まれたとあるが、その超常現象が起きるだけの説得力を持つ動機が全く語られていない。 作中で語られている様に子供同士の仲違いで顔を合わせたく無かったから、という理由でも良いのだけどそれならそれで当時の素直にとってりっちゃんとがどんな存在であったか、どんな理由で仲違いしてしまったかという部分を掘り下げないと超常現象を起こす程の素直の願いに説得力が生まれない。ファンタジーにだって、いやファンタジーだからこそ読者への説得力は必要だと思うのだが。 3.「素直」や「秋也」はいったいどんな人物? 秋也との出会いで自我を持ち始めたレプリカに対して素直は苛立ちを露わにする様になる……それは良い。だが、オリジナルである素直がどんな考えを持ち、レプリカの変化に応じて変容していったかという描写がひどく乏しい。 例えばそれまでオリジナルである自分に従順だったレプリカが自律行動を起こした結果、周りのクラスメイトとの関係が変化していった事で除け者みたいな気分を味わったから、みたいな描写があれば読者も納得がいくのだろうけど、いきなり結果としての不機嫌をレプリカに突き付けるのでレプリカ以上に読者の方が困惑する。 このレプリカという設定を用いるのであればオリジナルである素直も一定以上に掘り下げられなければひどくアンバランスになると思うんだが……後半で正体が明かされる秋也も結局は同じ問題を抱えており「自我に目覚めたレプリカ」「オリジナルとの軋轢」というアイデアを活かし切れている様には思えなかった。 以上の様に読者が気になるであろう「肝心の部分」がさっぱり描写されない、あるいは掘り下げられないので全体の雰囲気がひどくボンヤリしている。ボーイミーツガールの切なさみたいな部分にはやたら力が入っているのに軸となるガジェットに関わる部分の造りが甘いので言い方は悪いかもしれないが説明をすっ飛ばした「雰囲気小説」みたいな印象を受けた。 作者的には「自分が見せたかったのはボーイミーツガールなのだから、そんな部分に拘りは無い」と言いたいかも知れないが、読者ってのは軸となる部分をボカされてしまうとそこが魚の小骨みたいに引っ掛かって物語に集中できなくなるのである。雰囲気を大切にしたいのであれば、尚の事ディティールを重視して欲しい、自分が言いたいのはそれである。 余談 しかし用宗とはねえ……20年近く前に営業としてウロウロしてたのでえらく懐かしかった。O島医院の先生には随分とお世話になったが今も達者でおれるのだろうか?あと近所の「ア〇ムボーイ」は格安回転寿司なのにやたら旨いマグロを食わせてくれたのだが今もあるのかな? | ||||
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