温室デイズ

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評判

温室デイズの評価:

3.82/5点 レビュー 34件。 B ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 1〜20 1/4ページ
No.68
(4pt)

最後の2行、、

「学校まで一緒に行こうよ」
私は瞬の横に駆け寄った。

これでいい、辛い物語がホッコリとした。

さすがや、
瀬尾まいこはん、

この爺を泣かせ負って。
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.67
(4pt)

最後の2行、、

「学校まで一緒に行こうよ」
私は瞬の横に駆け寄った。

これでいい、辛い物語がホッコリとした。

さすがや、
瀬尾まいこはん、

この爺を泣かせ負って。
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.66
(3pt)

内容はちょっとガッカリ

本自体は当然問題無いが、内容が想像と全く違いガッカリでした
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.65
(3pt)

内容はちょっとガッカリ

本自体は当然問題無いが、内容が想像と全く違いガッカリでした
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.64
(5pt)

カタルシスはない方が良い。

私が中学生、小学生だった頃は、こうしたイジメは無かった。
イジメはいくらでもあったけど、皆で寄ってたかって、それも長期間で、というのは存在しなかったように思う。
いじめられっ子はいたけど、カウンター勢力はすぐ出来て、助けたり遊んだり気を使ったりした。
クラスの大半がいじめても、数人は堂々と助けていた。
そして助ける人間に対してイジメの刃が向くことは無かった。
次第に虐める側が少なくなり、助ける・気を使う側の方が大勢を占めるようになる。
思えば牧歌的な時代だったのだろう。

小学校3~4年の時、体のデカイ男子が思い切り暴れていた。
誰彼なくイジメ倒すので、それに辟易した私はクラス中を味方につけ、土曜日の放課後、そのイジメっ子を階段の踊り場に呼び出しリンチした。
集団リンチ。
こいつさえおとなしくさせれば、クラスは平穏になって普通の小学生ライフが楽しめる。
まあ楽しくはなかったが・・・。
最初は4~5人の、腕に自信のある男子がいじめっ子をとっちめる役。
1:40人なので、イジメっ子は戦意なんて始めから喪失している。
かなり可哀想なところまで殴る蹴るをして、頃合いを見て、特に女子が「そろそろやめてあげなよー!」と言い始める。
私が最後まで実行犯。羽交い締めにされて事は終わった。
その日以降、彼は完全に大人しくなった。
そしてその時の事を話題にする生徒もほとんどいなかった。
もちろんそれ以上、そのイジメっ子を虐めることは誰一人しなかった・・・。
今にして思えば、きっとそのイジメっ子は家庭内で問題を抱えていたのだろうと想像する。
しかし子供時代の私達はそこまで思いを馳せることは出来なかった。
全く可哀想なことをしてしまったと今でも時々思い出す。

でも、ここで言いたいのは、この小説の子どもたちは人を味方につけるのが全く出来ない。
味方になってくれる人を突き放すことまでする。
どうしてだろう?
なんで一人で戦おうとするのか?
親に言うのが恥ずかしいなら先生。
先生が動かなかったら友だち。
友達が駄目なら先輩や近所のお姉さんとか、誰か真剣に聞いてくれる人っているでしょ、と思う。
実際この小説内でも、誰かの味方になってあげたい、クラスを良くしたいって思う生徒がいる。
でも、そんな彼らも孤独に問題を解決しようと頑張る。

不器用だ。
あまりに不器用。
つまんない所で意地っ張り。
思春期手前ってこんなにアタマ悪いのかな。
もっと考えろよ。
解決策をいくつか発想して上から順番に試してみろよ。

でもね、主人公の最後の行為は、こうした私の小賢しい考えを吹き飛ばして魂の行動となった。

みちるも優子もとっても尊い面を持っている。
頭が下がるし、不器用に戦っている(=何らかの行為に出ている)子どもたちを皆応援したい気持ちになる。

でもリアルな現場では誰もこういうふうに戦ってないの?
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.63
(5pt)

カタルシスはない方が良い。

私が中学生、小学生だった頃は、こうしたイジメは無かった。
イジメはいくらでもあったけど、皆で寄ってたかって、それも長期間で、というのは存在しなかったように思う。
いじめられっ子はいたけど、カウンター勢力はすぐ出来て、助けたり遊んだり気を使ったりした。
クラスの大半がいじめても、数人は堂々と助けていた。
そして助ける人間に対してイジメの刃が向くことは無かった。
次第に虐める側が少なくなり、助ける・気を使う側の方が大勢を占めるようになる。
思えば牧歌的な時代だったのだろう。

小学校3~4年の時、体のデカイ男子が思い切り暴れていた。
誰彼なくイジメ倒すので、それに辟易した私はクラス中を味方につけ、土曜日の放課後、そのイジメっ子を階段の踊り場に呼び出しリンチした。
集団リンチ。
こいつさえおとなしくさせれば、クラスは平穏になって普通の小学生ライフが楽しめる。
まあ楽しくはなかったが・・・。
最初は4~5人の、腕に自信のある男子がいじめっ子をとっちめる役。
1:40人なので、イジメっ子は戦意なんて始めから喪失している。
かなり可哀想なところまで殴る蹴るをして、頃合いを見て、特に女子が「そろそろやめてあげなよー!」と言い始める。
私が最後まで実行犯。羽交い締めにされて事は終わった。
その日以降、彼は完全に大人しくなった。
そしてその時の事を話題にする生徒もほとんどいなかった。
もちろんそれ以上、そのイジメっ子を虐めることは誰一人しなかった・・・。
今にして思えば、きっとそのイジメっ子は家庭内で問題を抱えていたのだろうと想像する。
しかし子供時代の私達はそこまで思いを馳せることは出来なかった。
全く可哀想なことをしてしまったと今でも時々思い出す。

でも、ここで言いたいのは、この小説の子どもたちは人を味方につけるのが全く出来ない。
味方になってくれる人を突き放すことまでする。
どうしてだろう?
なんで一人で戦おうとするのか?
親に言うのが恥ずかしいなら先生。
先生が動かなかったら友だち。
友達が駄目なら先輩や近所のお姉さんとか、誰か真剣に聞いてくれる人っているでしょ、と思う。
実際この小説内でも、誰かの味方になってあげたい、クラスを良くしたいって思う生徒がいる。
でも、そんな彼らも孤独に問題を解決しようと頑張る。

不器用だ。
あまりに不器用。
つまんない所で意地っ張り。
思春期手前ってこんなにアタマ悪いのかな。
もっと考えろよ。
解決策をいくつか発想して上から順番に試してみろよ。

でもね、主人公の最後の行為は、こうした私の小賢しい考えを吹き飛ばして魂の行動となった。

みちるも優子もとっても尊い面を持っている。
頭が下がるし、不器用に戦っている(=何らかの行為に出ている)子どもたちを皆応援したい気持ちになる。

でもリアルな現場では誰もこういうふうに戦ってないの?
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.62
(5pt)

心が痛くて暖かくて

学生時代が辛かった人に読んでほしい1冊。
心が痛くなるけど同時に温まります。
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.61
(5pt)

心が痛くて暖かくて

学生時代が辛かった人に読んでほしい1冊。
心が痛くなるけど同時に温まります。
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.60
(2pt)

学校の暗い現実を描写しているという意味では良いが

学校の闇の部分をえぐり出している。例えば、教師がいじめを見て見ぬ振りをしてしまう所などの細かい描写はリアルだ。
教師は、実利的な理由からいじめを容認する。それは、いじめられる生徒が教師のクラスコントロールにとって都合の悪い存在だからだ。教師は、クラスをいかにコントロールするか、よく言えばまとまったクラスにするか、ということを考えるのが仕事といっても良い。クラス担任の場合はなおさらだ。もっと消極的に、学級崩壊を起こさないように、授業が成立するためにという場合もある。本質的に望ましい集団とは何か、ということを考え実践するというよりも、より実利的で事務的なことで行動している。学校という小さい世界と、日々の忙しさや精神的な種々の重圧からそこに倫理的な思慮は置き去りにされる。
 現実を表しているが、解決策がいけない。重松清の「エビスくん」という話を読んだ時にも感じたが、問題行動を起こす子どもに対する見方が一面的で古臭い。不良少年である「伊佐くん」に対する教師の言動は間違っているとは言え現実を表しているが、もしこの学校に格闘家の屈強な先生がいたら暴力行為は収まる。不良というのは案外にそういうもので、実際に中学生の不良は自分より強い暴走族には向かっていかないし、ヤクザに対してなどなおさらだ。つまり、できるからやっている。アドラーのいうところの「目的」が達成されるから暴力行為を行い、ものを破壊するのだ。自分より屈強な相手がいて暴力が通じない、ものを壊したらそれなりのペナルティーを与えられるとなれば「目的」が達成されないので行動は起こらない。それを同級生が合理化のごとく、カウンセリングをするというのはリアルなのかもしれないが不良を曖昧な存在にしてしまっている。そして、行為に肯定的なメッセージを与えることにもなり兼ねず、その行動を助長する。
 暴食行為や器物損壊行為を、いじめという言葉や不良という言葉で曖昧にしてしまっている表現はいただけない。この小説ではその部分のリアルさに欠ける。特別支援学級(例えば知的障害のある)の子どもに向かって、「生きている価値がない」と言ったら。国籍を理由に人格を侮辱するような言動を繰り返していたら。そこが描写されれば、最後のような終わり方にはならないはずだ。
 著者は教育について専門的な知見を持っていないのだろうが、これを読んだ子どもは、学校とはこういうものなのだという諦めに近い感情を呼び起こしはしないか。結果として、仲間外れをしている現状、いじめがある現状を肯定することにはなりはしないかという懸念がある。
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.59
(2pt)

学校の暗い現実を描写しているという意味では良いが

学校の闇の部分をえぐり出している。例えば、教師がいじめを見て見ぬ振りをしてしまう所などの細かい描写はリアルだ。
教師は、実利的な理由からいじめを容認する。それは、いじめられる生徒が教師のクラスコントロールにとって都合の悪い存在だからだ。教師は、クラスをいかにコントロールするか、よく言えばまとまったクラスにするか、ということを考えるのが仕事といっても良い。クラス担任の場合はなおさらだ。もっと消極的に、学級崩壊を起こさないように、授業が成立するためにという場合もある。本質的に望ましい集団とは何か、ということを考え実践するというよりも、より実利的で事務的なことで行動している。学校という小さい世界と、日々の忙しさや精神的な種々の重圧からそこに倫理的な思慮は置き去りにされる。
 現実を表しているが、解決策がいけない。重松清の「エビスくん」という話を読んだ時にも感じたが、問題行動を起こす子どもに対する見方が一面的で古臭い。不良少年である「伊佐くん」に対する教師の言動は間違っているとは言え現実を表しているが、もしこの学校に格闘家の屈強な先生がいたら暴力行為は収まる。不良というのは案外にそういうもので、実際に中学生の不良は自分より強い暴走族には向かっていかないし、ヤクザに対してなどなおさらだ。つまり、できるからやっている。アドラーのいうところの「目的」が達成されるから暴力行為を行い、ものを破壊するのだ。自分より屈強な相手がいて暴力が通じない、ものを壊したらそれなりのペナルティーを与えられるとなれば「目的」が達成されないので行動は起こらない。それを同級生が合理化のごとく、カウンセリングをするというのはリアルなのかもしれないが不良を曖昧な存在にしてしまっている。そして、行為に肯定的なメッセージを与えることにもなり兼ねず、その行動を助長する。
 暴食行為や器物損壊行為を、いじめという言葉や不良という言葉で曖昧にしてしまっている表現はいただけない。この小説ではその部分のリアルさに欠ける。特別支援学級(例えば知的障害のある)の子どもに向かって、「生きている価値がない」と言ったら。国籍を理由に人格を侮辱するような言動を繰り返していたら。そこが描写されれば、最後のような終わり方にはならないはずだ。
 著者は教育について専門的な知見を持っていないのだろうが、これを読んだ子どもは、学校とはこういうものなのだという諦めに近い感情を呼び起こしはしないか。結果として、仲間外れをしている現状、いじめがある現状を肯定することにはなりはしないかという懸念がある。
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.58
(5pt)

話を聞くことの大切さ

この物語は、はじめから終わり
まで、ほとんど大きな変化はない。
物語が中盤、ハッピーエンドに向かう
ような展開になっても、
ハッピーエンドにはならない。

小さな変化はたくさんあっても、
劇的な変化はない。
それが妙にリアリティがあっていい
のだと思う。

この物語では「相手の話を聞く」
ことの大切さが語られている。

聞き手は話し手に質問し、
話し手の話を淡々と聞く。
アドバイスは決してしない。

こうすればいい、
ああすればいいとは言わない。
答えを導き出すのは聞き手
ではなく、
話し手が自分で考え、
見つけ出すことができるよう、
徐々に徐々に根気よく話を聞く。

コミュニケーションで大切なのは、
話し上手ではなく聞き上手であると
よく言われる。

私は話をすることが好きで、
人の話を聞くことが苦手だ。
たまに悩みを相談されると、
つい、こうするべきとかああするべき
と言ってしまう。

でも、この物語を読んで、
無性に誰かの話を聞きたくなった。
話を聞くだけで、誰かの気持ちが
楽になったり、少しでも元気がでるの
なら、こんなに嬉しい事はない。
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.57
(5pt)

話を聞くことの大切さ

この物語は、はじめから終わり
まで、ほとんど大きな変化はない。
物語が中盤、ハッピーエンドに向かう
ような展開になっても、
ハッピーエンドにはならない。

小さな変化はたくさんあっても、
劇的な変化はない。
それが妙にリアリティがあっていい
のだと思う。

この物語では「相手の話を聞く」
ことの大切さが語られている。

聞き手は話し手に質問し、
話し手の話を淡々と聞く。
アドバイスは決してしない。

こうすればいい、
ああすればいいとは言わない。
答えを導き出すのは聞き手
ではなく、
話し手が自分で考え、
見つけ出すことができるよう、
徐々に徐々に根気よく話を聞く。

コミュニケーションで大切なのは、
話し上手ではなく聞き上手であると
よく言われる。

私は話をすることが好きで、
人の話を聞くことが苦手だ。
たまに悩みを相談されると、
つい、こうするべきとかああするべき
と言ってしまう。

でも、この物語を読んで、
無性に誰かの話を聞きたくなった。
話を聞くだけで、誰かの気持ちが
楽になったり、少しでも元気がでるの
なら、こんなに嬉しい事はない。
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.56
(4pt)

考えさせられます

荒れている中学校を舞台に2人の主人公、みちると優子が自分なりの方法でいじめに立ち向かっていく作品です。(おっと!名脇役の斉藤君を忘れるところでした)

私の学校でもいじめがありました。社会にはどこでもいじめはあると思います。大事なことはそれに流されないことです。2人の主人公からそれを学びました。みちるは精神力の強さで、優子は色気(?)で、斉藤君は人心掌握術で、とそれぞれの武器を生かして戦っていく姿は、社会を生き抜く現代人の姿に似ています。

どこに居てもいじめを初めとする色々な困難があると思います。そんなときは自分の武器を最大限生かして戦っていくんだ、ということを学びました。
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.55
(4pt)

考えさせられます

荒れている中学校を舞台に2人の主人公、みちると優子が自分なりの方法でいじめに立ち向かっていく作品です。(おっと!名脇役の斉藤君を忘れるところでした)

私の学校でもいじめがありました。社会にはどこでもいじめはあると思います。大事なことはそれに流されないことです。2人の主人公からそれを学びました。みちるは精神力の強さで、優子は色気(?)で、斉藤君は人心掌握術で、とそれぞれの武器を生かして戦っていく姿は、社会を生き抜く現代人の姿に似ています。

どこに居てもいじめを初めとする色々な困難があると思います。そんなときは自分の武器を最大限生かして戦っていくんだ、ということを学びました。
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.54
(3pt)

やさしい作風から骨太の新境地へ―温室の崩壊と再生への希望

これまでのやさしい作風から一転、テーマ、内容ともに、骨太の新境地。

学校は温室のようなガラス張りの戦場。
暖かくてぽかぽかして、多種多様の植物がのびのび育つはずの温室。
その温室は冷えきって、枯れる寸前の植物たち。瀕死の温室。

温室の崩壊、学校崩壊を起こした学校の物語。

正義感から中学卒業目前に虐められる側へシフトしたみちる、
虐めを受け続け、不登校になる優子、ふたりの視点を交互に出して描かれます。

それは小学校の高学年から始まっていました。
虐められる子、虐める子、パシリ、不良。
いつのまにかじぶんにつたキャラ。その役割を演じ続ける子どもたち。

冷たい温室(学校)、温室の中のさらなる温室(保健室)、温室の外の別の温室(フリースペース)。
いくら場所を変えても、温室は温室の狭い枠。

そんな現実をつきつける小説。
子どものいない人には、衝撃的な学校の現場を知ることになります。

フリースペースでの場面に、考えさせられます。
「本や映画の感想を意気揚々と話す」「ろくなやつじゃない」奴、道下。
その道下に、君もみんなで同じことをする教室にいるのが嫌になったんだろうと共感を求められると、こう反発する優子。
「本当に知的なら、教室にいるわ。同じ制服を着て、同じ教科書使うだけで自由が奪われたと思うのは、知的能力が低い証拠よ」
ならばなぜ学校に行かないのか、自問する優子。優子も学校を嫌いにはなれないのだ、という複雑な思いが伝わってきます。

希望を持って描かれるラストシーンも印象的でした。
現実にはありえないとしても、学校の現場にいる人なら、こう描くでしょう。
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.53
(3pt)

やさしい作風から骨太の新境地へ―温室の崩壊と再生への希望

これまでのやさしい作風から一転、テーマ、内容ともに、骨太の新境地。

学校は温室のようなガラス張りの戦場。
暖かくてぽかぽかして、多種多様の植物がのびのび育つはずの温室。
その温室は冷えきって、枯れる寸前の植物たち。瀕死の温室。

温室の崩壊、学校崩壊を起こした学校の物語。

正義感から中学卒業目前に虐められる側へシフトしたみちる、
虐めを受け続け、不登校になる優子、ふたりの視点を交互に出して描かれます。

それは小学校の高学年から始まっていました。
虐められる子、虐める子、パシリ、不良。
いつのまにかじぶんにつたキャラ。その役割を演じ続ける子どもたち。

冷たい温室(学校)、温室の中のさらなる温室(保健室)、温室の外の別の温室(フリースペース)。
いくら場所を変えても、温室は温室の狭い枠。

そんな現実をつきつける小説。
子どものいない人には、衝撃的な学校の現場を知ることになります。

フリースペースでの場面に、考えさせられます。
「本や映画の感想を意気揚々と話す」「ろくなやつじゃない」奴、道下。
その道下に、君もみんなで同じことをする教室にいるのが嫌になったんだろうと共感を求められると、こう反発する優子。
「本当に知的なら、教室にいるわ。同じ制服を着て、同じ教科書使うだけで自由が奪われたと思うのは、知的能力が低い証拠よ」
ならばなぜ学校に行かないのか、自問する優子。優子も学校を嫌いにはなれないのだ、という複雑な思いが伝わってきます。

希望を持って描かれるラストシーンも印象的でした。
現実にはありえないとしても、学校の現場にいる人なら、こう描くでしょう。
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.52
(3pt)

温室デイズ

この学校生活のどこが温室なんだろうと思うほど過酷。
閉鎖的という意味での「温室」なら分かるが、決してぬくぬく育っているわけではない。
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.51
(3pt)

温室デイズ

この学校生活のどこが温室なんだろうと思うほど過酷。
閉鎖的という意味での「温室」なら分かるが、決してぬくぬく育っているわけではない。
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.50
(5pt)

恐ろしい日本の教育現場の現実と向き合う本。きついが、救いも。

中学は、社会に出る前の「温室」と言いながら、あまりに恐ろしいいじめと荒廃の現実に息を呑む。自分の子供がこんなところに行っていたら、いじめた子供を殴りに行くか、すぐに自分の子供をもっといい学校へ転校させるだろう。やはり公立中にはやらず、私立にしようか、と思う。

しかし、やはり、逃げるだけでは社会は良くならない。この学校の現実は、北朝鮮か、戦前の日本社会みたいで、窒息してしまいそうだが、日本の現実でもあるのだ。少しで良いから、皆が努力することなしに、この社会は良くならない。それをこの本で再度学んだ。

主人公の女子生徒二人(とサポーターの教師見習い)が、いじめと暴力に会いながらも、自分なりの方法で、学校を変えようと努力する姿が、清々しく、美しい。
温室デイズ Amazon書評・レビュー: 温室デイズより
4048735837
No.49
(5pt)

恐ろしい日本の教育現場の現実と向き合う本。きついが、救いも。

中学は、社会に出る前の「温室」と言いながら、あまりに恐ろしいいじめと荒廃の現実に息を呑む。自分の子供がこんなところに行っていたら、いじめた子供を殴りに行くか、すぐに自分の子供をもっといい学校へ転校させるだろう。やはり公立中にはやらず、私立にしようか、と思う。

しかし、やはり、逃げるだけでは社会は良くならない。この学校の現実は、北朝鮮か、戦前の日本社会みたいで、窒息してしまいそうだが、日本の現実でもあるのだ。少しで良いから、皆が努力することなしに、この社会は良くならない。それをこの本で再度学んだ。

主人公の女子生徒二人(とサポーターの教師見習い)が、いじめと暴力に会いながらも、自分なりの方法で、学校を変えようと努力する姿が、清々しく、美しい。
温室デイズ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 温室デイズ (角川文庫)より
404394201X