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【伊岡瞬】
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清算の評価:
3.00/5点 レビュー 4件。 D ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点3.00pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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中盤以降の消えた二億円を巡るやりとりは危機感が感じらなかったし、無駄に長く感じられた
つまらない
「倒産」はよく聞くが、「清算」というのは珍しく、会社を消滅させるとともに債務を整理したり、様々な契約の解除や解約をしたり、従業員の再就職を斡旋したりと、ものすごく大変そうなのが伝わってきた。
たんに会社を放り出すのなら、倒産や破産でよいが、親会社がある建前上、きちんと解散して清算するために誠意を持って債権者と交渉するのは骨が折れる業務で、「倒産に必要なのは胆力、解散に必要なのは忍耐力」という畑井の言葉は実感が伴っていたと思う。
ただ、中盤以降の消えた二億円を巡るやりとりは危機感が感じらなかったし、無駄に長く感じられた。
通帳と印鑑とともに社員一人が消えているのに警察沙汰にもせず、口座からの出金も止めないし、消えた社員の妻には夫を心配している様子も見られない。
親会社の意向があるにせよ動きが鈍く、さらに部外者から様々な横槍が入ってくることも違和感が募って読みにくかった。
最終的に違和感の伏線は回収されるのだが、引っ張ったわりには内容が物足りなかったのが残念だった。
それにしても畑井は家族持ちとは思えないほど人が良すぎるし、将来が見通せない清算業務をやらされる義理もよく分からなかったので、そのあたりの背景ももっと描いてほしかった。