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銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件
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銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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人間は、常に忘れてしまう生き物だ。感謝すべき事も、ありがたい思いやりも、ささやかな善意も、愛される理由も、日常という止めることのできない時間の大きな歯車の中で少しづつぼやけ、ときめきや驚きを過去に残し、あたりまえの事実として積み重ねられてゆく。そしてそれをことさら気にかけることもなく日々を過ごしてゆく。人間とはそういうものだ。どんなに素晴らしいことでも、感謝すべきできごとでもそれが続けば、感動は薄れあたりまえの事として処理してしまう。 ぼくは本書を読んでそういうことを考えた。それが正しいことなのかどうかはわからない。でも、そういうことなんだと考えた。そしてわかっていながらも適当にスルーしていた事や、恒常化した家族とのやりとり等をあらためて考えなおす機会を得た。本書を読んで、そういう事を考えた。それが正しいことなのかどうかはわからない。でも、ぼくはそう感じたのだ。日常は甘美な惰性だ。それに甘んじてはいけない。普段なら気にもしないそんな高尚な気持ちにさえなった。もっといろんな事に心をひらいて、感謝をしていかなきゃいけないなとも思った。 ああ、あたりまえってなんて卑しくて無神経な言葉なんだろうね。 | ||||
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