■スポンサードリンク
命売ります
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
命売りますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 41~60 3/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋の目立つ所に置いてあったので、読んで見た。 全体的にカフカや安部公房の作品の様な雰囲気を感じた。 現実離れした寓話の様な中に作者の深層心理が分かりづらく隠されている。 過去に金閣寺、美しい星、若きサムライのために、を読んだことがあるが、 かなり文体の広さを感じると共に、三島の多面的で繊細な人格を感じる。 登場人物のセリフから作者の思いを感じることが多いが、 本書からはそんな直接的なメッセージを受け取ることは難しかった。 人間の命なんて、自分の意図とは別に、ただ大きなモノの手のひらにあるだけ、 軽く考えるたり、重く考えたりすることはないということだろうか。 他の方のレビューを読んで参考にしてみます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
命を売ることで、 生きることに目覚める若者の冒険小説です。 単純に楽しめる一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
平凡パンチ連載されたライトノベルにみえますが、三島の厭世観、社会に対するシニカルな見方など、三島のすべてが投入されているように思います。豊穣の海のような大作よりも、親しみ易いと思います。獣の戯れ、午後の曳航などの傑作と並ぶとは思いませんが・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説を普段読まない私ですが、これは文体も読みやすく、さらりと読んでしまいました。 最後の涙の描写は、三島由紀夫の孤独と重なります。 なんともいえない人生の虚無を前に、三島はさみしかったんだね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三島由紀夫作品、初めて読みました。 理屈っぽいややこしい人だという先入観があったので、こんなに綺麗な文章を書く作家さんなのかとびっくりしました。 コレは三島由紀夫じゃない!という感想も多いので、別の作品も読んでみたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読み終わった。軽妙で楽しめる昭和を感じた。作品は作家の一部であるため、生き方、考え方とともに楽しむこともできるかもしれないが、そことは切り離して素朴に楽しめる作品でもあると思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近の小説っぽくて、軽やかでいい、でももう一度読み返したいとは思わない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三島由紀夫は、死さえもユーモアとしてしまうのだろうか?主人公は、自殺の求人広告を出す。 「命 売ります」果たして、ここからどのように出来事が展開されるのだろうか?物語を読んでいると死から生の本質を探求かのようにも思える。決して映画には出来ない物語。しかし、真実味を帯びている。命のつまらなさという自意識がゆえのに起こる面白さがある。そして散らばった三島イズムは、なぜか読者にこの男の死を追いかけさせてしまう。スパイや吸血鬼といった世界も点綴されている。まるで死がまがいものであるかのように生を見せる。どこか秘密めいた一人の男の人生が描かれている。こんなにも命を投げ出した男が魅力的なことがあろうか? 全く謎めいた主人公の存在が今も物語とともに心に残っている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
皆さん「三島なのに」とか「三島だから」などといろいろ書いて おられて、私も好奇心に駆られて購入しました。が、すみませんが 私には面白くも何とも感じられませんでした。おそらくは三島作品 でなかったら、誰も読む気になれなかったと思います。この程度の エンタメ作品は今の作家さんは普通に書けているのではないかと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「隠れた怪作小説発見!」という帯とポップで本屋で紹介されたいたのをみて購入。しばらく積読になっていましたが、読みだしたら一気に読了です。 三島由紀夫は潮騒しか読んだことがなかったけれど、読み進めていくうちに、これってホントに三島?純文学じゃないじゃん。と思う位ナンセンス。筒井康隆かって思うほど。 時々感じる昭和な描写に、三島なんだよなと思い出す。 他の三島作品も読んでみたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Amazonで頼んで届いた日に読破しました。 三島由紀夫は何冊か読んでそれっきり距離を置いていたのですが、こんなエンタメ要素の強いものも書いていたのかとびっくりしました。 タイトル的に重い話かと思っていましたが全然そのようなことはなく、この題の物語を娯楽にまとめ上げてしまうのは凄いなぁと感じました。 他の方も書いてありましたが娯楽小説です(いい意味で)。 少しまじめな本は疲れたけど、ちゃんとした人の本を読みたいというときにぴったりなのではないかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前から、三島由紀夫さんの、書かれた本は、知ってました。貧困で、もう、売るものが、無い。そういう事、を、題名から、想像しましたが、ちょっと違っていました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めての三島由紀夫作品であり、他の作品とは比較ができないので、率直な感想を書いておきます。 三島由紀夫といえば、筋肉ムキムキで割腹自殺してしまうような気難しい人のように思っていました。 だから、作品もそんな感じなのかなあと身構えていましたが...。 とっても面白い! 一番のポイントはとっても読みやすいことです。高校一年生の私でも気楽に読むことができた。 どんな話かというと、コピーライターとして働いていた羽仁男は、突然新聞の文字がゴキブリの群れように見え、 突発的に自殺したくなる。 電車内で服毒自殺していたものの、助かってしまうのだった。 どうしても死にたい彼は、新聞の広告欄に「命売ります」と、自分の命を売り出したのであった...。 という話なのですが、様々な依頼をこなしていくにつれて、彼の心情に変化の兆しが見え始めるのです。 世にも奇妙な依頼内容、心情の変化が見所です。 更に、その後本当に自殺をしてしまった著者が何を思いこの作品を書いたのか。 考えてみながら読むのも面白いかも。 「生と死」について考えさせられる面白い本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
完全に、帯の「誘い文句」に、誘われて購入致しました。 初めは、「命売ります」の世捨て人的な羽仁男が、奇妙な人々が絡む 事件に巻き込まれ、謎の組織に追われてゆく。その逃亡の過程で、逆に 命が大切になってゆく点が、面白い。 従来の三島文学とは違う、エンターテインメント性重視の作品で、 60年代後半の時代背景も懐かしく、大変楽しめました。 私的には、伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」と重なる感じ がしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2回読み返しました。 楽しい世界を感じることが出来ました。 言葉表現は三島由紀夫だなぁ・・と ただ終わりが駆け足に思えて残念でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終わった後、藤子不二雄FのSF(少し不思議な)漫画を思い出しました。凄く近い感じがしました。硬くならず、難しくなく、ドキドキ・ハラハラ感満載のエンタメ小説だと思います。 最近の作家さんでも、このレベルの小説書いてる人少ないなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
50年近く前の作品と思えないほどぐいぐい読み進めます。主人公をはじめ、登場人物がみんなどこか病んでいて、おかしくなってしまう人の内面ってこんな感じなのかなと思ってしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
極上のエンターテイメントだと帯に書いてありますがエンターテイメントとしてはB級以下で期待外れに終わります。 景色や人の動きの表現力がとても高いですが、読み終わってみるとストーリーは炭酸の抜けたコーラだと気が付かされました。 漫画に例えれば絵はとても上手いけど話はジャンプ10週打ち切りコースです。 一応伏線は全て回収しているのですが最後はえ?ここで終わり?と言う物足りなさがあります。 ここで絶賛や深読みしている人たちも著者が三島由紀夫でなく、無名の作家ならば評価も無く記憶から消えて行く作品では無いでしょうか。 かくいう私も帯の広告に騙されて購入した一人に過ぎませんが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新聞のお薦め図書欄で見かけて購入。もともと三島由紀夫さんの小説は好きで読んでみようと思いました。何故好きなのか分析すると、主人公の心情や心の移り変わりの巧みな表現に、ついつい引き込まれてしまうようです。大抵、主人公は知的な感じ。なのに、何でそんなことするの?今回は何で命売るの?で読み進めると、そうなんだ納得、えっ?なんで納得しっちゃうのかな、で、どうなるの?どうする?退廃的な主人公に意外な結末ですが後味悪くないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんだかいきなり売れているそうなので読んでみた。三島は純文学作家としては三文作家だが、『美徳のよろめき』とか『永すぎた春』とかの通俗小説はうまいので期待した。しかしさすがに『プレイボーイ』連載、しかも1968年とだいぶおかしくなった時期のそれなので、星新一のできそこないみたいなものになっていてバカバカしいことこの上ない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!