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命売ります



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【この小説が収録されている参考書籍】
命売ります (1979年) (集英社文庫)
命売ります (ちくま文庫)

命売りますの評価: 4.10/5点 レビュー 83件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全83件 21~40 2/5ページ
No.63:
(3pt)

3人目のお客様から後半ダレます

たしかに「そんなんゆっといてや」という怪奇趣味の作品。

ただ、「全学連」「ヒッピー」「グループ・サウンズ」の時代背景や男尊女卑思想を随所に色濃くちりばめているので、煽られて読んでみると、前半のSFショートショートな設定よりもこちらの方が浮き出て見えてくる。

「ただあんた方が、人間を見れば何らかの組織に属していると考える、その迷信を打破してやりたいんだ」

という主人公の叫びは、組織や秩序が大好きだった三島先生の代弁者ではないことは確か。
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No.62:
(4pt)

今はやっているらしいですね。

1、三島由紀夫の本ですが、なぜ今はやっているのか
やはり気になったので買いました。
古い感じはしませんでした。
辻褄があってしまうのか、偶然なのか、求めているのかいないのか
なかなか死にません。

2、先程のlineのニュースで元AKBのメンバーが、淡々とAKBに思いがなかったことが語られていた。
求めていない方が、上手く生きれるかもしれません。
無欲ではないが、やはり自分が求めるものに向かって生きることが必要かも。
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No.61:
(3pt)

解りにくい

ドラマのほうが良かった
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No.60:
(5pt)

初三島由紀夫作品。

「三島由紀夫」の名前は知っていてもお恥ずかしながら読んだことが無くイメージで「なんかすごく難しそう」と避けていました。

たまたま家にあったこの本を手に取り、旅行の移動中に読んでみたら面白い!とまらない!
難解な文章かと思いきや読みやすく、新幹線で眠る予定が寝れませんでした。

三島由紀夫は天才でそして、変人だと思いました。
このような設定、内容を発想する頭脳。そして、こんな天才だと世の中は生きづらかったであろう。

食わず嫌いの方もぜひ手にとって頂きたいです。
私も他の三島由紀夫作品を読んでみたくなりました。
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No.59:
(4pt)

気軽に読める息抜き本

面白かったです。
昔の小説は表現が綺麗だなあと思いました。
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No.58:
(5pt)

おもしろかった

読書家という程では無いので面白かったという感想しかないです。自分は途中で飽きることなくスラスラと読み進められましたし満足しました。
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No.57:
(5pt)

命売ります

良好であった
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No.56:
(3pt)

期待したよりは…

普通に読めました。
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No.55:
(4pt)

隙き間時間に

文はライトで読みやすい。エンターテイメントとして面白かった。
小説も漫画も映画も結局大して違いはなく、同じ土俵で考えられる時代と思う。
漫画表現は高度に発達しているが、本作はストーリーだけでなく
著者独自のセンスも相まって、同程度に面白いと思う。

数十ページで一区切りするので、車に乗せて
おいて空いた時間に読んでみては
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No.54:
(5pt)

ええ本です。

今の時代を彼はどう思うのでせうか?聞いてみたいです。
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No.53:
(5pt)

三島氏には少ない痛快な小説です。

自殺を試み失敗した為、死に場所を探して自らの命を売る仕事をする話。と言っても暗い感じではなく、コミカルさも兼ね備えており、三島氏には少ない痛快な小説です。三島氏と言えば重厚な小説のイメージですが、こちらは肩を楽にして楽しんで読めると思いますので、ハードルが高いと思われる片にオススメです。
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No.52:
(5pt)

あらためて作家「三島由紀夫」って。

「三島由紀夫」っていうと、なぜか文章の裏側に何があるか、と探り探り読んでしまうのだけれど、
最近になって、ようやく普通に読むことができるようになった気がする。
それが正解なのかどうか、それとも作者側の意図に反しているのかどうか、それはわからないけれど、
普通に読んでみて、なかなか面白いと思えた。そう思えた自分に感動した。
これをきっかけに他の作品にも もう一度手を広げてみようかと思えた。
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No.51:
(5pt)

三島由紀夫流大衆小説。

なんとも皮肉なものですわね。
山田羽仁男はコピーライターとして成功しながらも、自殺を試み失敗。
生きることへの執着から解放され、ふっ切れてしまった彼は、こんなニッチな商売まで始めてしまう。
彼の命を買いに来る奇妙な人物達によって、文字どおり命がけの、スリリングな経験がもたらされる。
ことごとく彼は生き残ってしまうが、おかげで皮肉にも彼は「生きている」実感を得てしまう。
しかし、三島由紀夫氏はこんな作品まで遺されていたのですね。
私はテレビドラマでこの作品を知りましたが、あの皮肉にみちた世界観が好きでした。
この作品には賛否両論あるのでしょうが、案外三島氏は楽しみながらこの作品を執筆されていたのではないかなと、私は勝手に想像しております。
俺に大衆小説を書かせたら、こうなるぜとね。
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No.50:
(5pt)

三島由紀夫ってこんな人だったんだと思った

20代の人が考えがちな、人生のレールに対する不満やアイデンティティクライシス、自意識に悩む主人公を描いています。

物語終盤で「人は何かの組織に所属しなければいけないのか!」といった一般社会で言う社会的信用に対する懐疑的で、人はもっと自由に生きるべきだ!というメッセージを感じた。

ただ、個人的には社会の中で特別な存在になりたいという欲求を満たしたいとか自殺という選択を選ぶのではなく、ありふれた幸せを選ぶ人生こそ幸せなのだと考えている。

物語そのものはわかりやすいけど、別に物語そのものを楽しむための作品ではないと思った。未亡人や玲子の処女奪った時のエロ描写が地味に興奮した。
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No.49:
(3pt)

三島文学にしては

いつもの三島由紀夫を期待すると肩すかしかも知れない 読みやすいが軽く平坦な印象も抱く 所々は面白いし全体としてストーリーが濃くあるけど 今の時代に三島を読む人はこのような作風は求めていないと思う 三島でもこういうのあるよ、という作品
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4480033726
No.48:
(3pt)

とっても意外な1冊です。

三島由紀夫氏の作品は過去、随分読んだつもりでしたが、この作品の存在は知りませんでした。本作は、氏の生誕90年である2015年に、何故か突然売れ始め重版。なんと丸善や紀伊国屋で文庫週間ランキング1位になってしまったそうです。所謂「文豪の自分だけの“隠れた名作”を再発見したい。」という読者熱?ブーム?のようなものが起きつつあるのでは?と解説している方もいるようですが、本当の理由は判りません。三島由紀夫氏自身も草葉の陰で流石に、この現象にはびっくりしているのではないでしょうか?
主人公は、売れっ子のコピイ・ライター。(表記そのまま)
読んでいた新聞の内側のページが、蛇が脱皮するように、ズズっと下に落ちたことをきっかけに、今の自分の気持ちには自殺が似合っている!と倏忽と自殺を決心します。睡眠薬を飲んで、終電に乗り込むも、助けられ自殺に失敗。ただし、彼の気持ちは、今風に言うとリセットされ、解放・・・。
生きるという事に執着しなくなった主人公は、自身の命を売ることを思いつきます。実に様々な依頼者が訪れ、主人公は彼らに命を売りますが、覚悟があり過ぎるゆえか、(肝が据わり過ぎている?)何故か死ねずに、都度生き残ってしまいます。
しかしながら、その後、妙な事件に巻き込まれ、命を狙われることに・・・。自分の意志で死ねなくなった途端、主人公の気持ちは変わって行き・・・。
本著は1968年から「週刊プレイボーイ」に連載されたものだそうです。1968年と言えば、三島氏が“盾の会”を結成した年(割腹自殺する2年前)ですが、その精神状態の中でこのようなエンタメ性の強い作品を執筆したということが、自分の中ではどうしても繋がって来ません・・・。
三島作品というと、自分にとっては文章も描写も流れるように美しいイメージがあるのですが、本作は少々毛色の異なる作品かと・・・。まさに、天才、三島由紀夫氏の意外な一面を知る事のできる1冊だと思います。
もう直ぐ「令和」を迎えます。そんな時に、ふたつも前の元号となる、昭和時代の文豪の作品を読むのは、逆に新鮮な気持ちがします。そんなところに、この読者熱?ブーム?の背景があるのかもしれませんね・・・。
命売ります (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:命売ります (ちくま文庫)より
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No.47:
(1pt)

(2019年―第3冊)週刊プレイボーイ読者向けのサービス小説

広告会社に勤める羽仁男はある日、新聞の活字がすべてゴキブリに見えてくる。「ああ、世の中はこんな仕組になってるんだな」と悟った途端、彼は死ぬことに囚われてしまう。そこで自分の命を売ると新聞広告を出したところ、次々と奇妙奇天烈な買い手が彼を訪ねてくるようになる…。

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 数年前、勤務先に近い大型書店で平積みになっていたのを記憶しています。その書店が力を入れて売ろうとしていて、目立つポップとともに並べていたのが気にはなったものの、今日まで手に取る機会を逸していました。
 カバー背面の<裏筋>には「三島の考える命とは?」と意味深長な惹句が綴られていて、読書欲をそそります。
 しかし、これはよく言えばブラック・ユーモア(ギャグ)小説としか感じられません。三島由紀夫の死生観をそこに読み解くという大そうな企ての対象にはおよそならないと思います。
 文体は、どうみても星新一のショートショート風です。星新一は私も大好きですし、その飄々とした乾いた文体が、あの超短編群を常にシニカルで怖ろし気な結末へと読者をいざなうにはぴったりだと感じています。
 その星新一流の筆致を当てはめて長編に仕立て上げたこの『命売ります』は、羽仁男の抱える奇妙な希死念慮をただひたすら冗漫に意味不明瞭なまま、吸血鬼や国際スパイ団といったホラーと冒険活劇を一緒くたにした法螺話で、私を260頁ものあいだ引きずりまわしていったのです。

 この小説が週刊プレイボーイ誌に昭和43年(1968年)に掲載されたと、巻末の種村季弘の解説に教えられ、そこで少し合点するところがありました。「オールドミス」だの「トウの立ったフーテン娘」だのと偏見・差別の語彙が当時ならば許されるものだったとはいえ、それでも男性誌ならではの女性観が色濃く出ていて、それは三島の世界観でもあるでしょうが、三島が限定的な層の読者サービスをよりいっそう意識したうえでの言葉遣いであったようにも想像します。読者に阿(おもね)った文体、と言うと語弊があるかもしれませんが、そこは売文業に携わる者としては一定程度の評価はできるのではないでしょうか。つまり、読者層を意識したうえでの巧みな筆致だと私は褒めたいのです。

 三島自身はこの小説発表後のわずか2年後に自ら命を絶っています。そこで、死を鴻毛の軽きに比した三島自身と、物語の終盤で命に執着を感じ始めた羽仁男とを比べると、三島は羽仁男的な読者層を侮蔑していたと深読みすることもできるかもしれません。作家自身が死に先立つ2年前に、世間に向けて放った皮肉に満ちた礫(つぶて)だったのではないでしょうか。だからこそあまりありがたくは感じないのですが。

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 この『命売ります』は「あの三島由紀夫がこんな怪作を遺していた」といった論調で販促が行われたようですが、私が思うに、ずっとお勧めの三島の怪作は以下の書です。

◆三島由紀夫『 美しい星 』(新潮文庫)
:30年以上も前に私はこの小説で初めて三島由紀夫に出会いました。三島由紀夫って馥郁とした文学臭が強い作家だ、と勝手に思い込んで食わず嫌いでいたのですが、これは神とは何かといった三島の宗教観が読み取れるSF作品であり、抜群に面白い怪作でした。

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命売ります (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:命売ります (ちくま文庫)より
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No.46:
(4pt)

おススメです

テレビ化されてから、読みましたが面白かったです。
命売ります (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:命売ります (ちくま文庫)より
4480033726
No.45:
(5pt)

年齢に関係なく面白い。カズオイシグロのわたしを離さないでに通じるものを感じた。

週刊新潮の記事で購入 若者の感情の動き良く分かり 76歳ですが涙も誘う位感銘しました。
命売ります (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:命売ります (ちくま文庫)より
4480033726
No.44:
(3pt)

これって、本当に面白いノン?

三島由紀夫が書いた!っていうことで、あの三島がこんなモノを書いていた!っていうことで、それだけで話題になってる感が強い「面白くない本!」っていうこと。

 なんなんでしょう、これって!
命売ります (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:命売ります (ちくま文庫)より
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