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(短編集)

殺意 サスペンス小説集



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【この小説が収録されている参考書籍】
殺意-サスペンス小説集 (中公文庫, い37-8)

殺意 サスペンス小説集の評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

投網が重複している。

晩夏にも掲載されている。できればその分、他の短編を入れて欲しかった。
殺意-サスペンス小説集 (中公文庫, い37-8)Amazon書評・レビュー:殺意-サスペンス小説集 (中公文庫, い37-8)より
4122072425
No.1:
(4pt)

「サスペンス小説集」とあるものの、ミステリ濃度はかなり薄いが、まあまあ読ませる

短編9編を収録。

犯罪が絡む作品もそうでないものもあるが、犯罪性がある作品でも、ミステリ性はごくごく低め。

そうではあるが、どの作品も、ある出来事をきっかけに、他者に対する印象や捉え方が一変するところが共通している。

陳腐な表現であるが、人間の多様性を描いている、とでもいえばいいだろうか。

そこには、ミステリのどんでん返し的な驚きよりも、人間への深い洞察に対する驚きがある。

前半の5編より、後半の4編(猟に執着する男の内面を描く「斜面」、著名な地質学者になった幼馴染への愛憎劇「雷雨」、政略結婚が招いた冷え切った夫婦の心理戦「二つの秘密」、高名な画家の偽作家でもあり友人でもあった男の生涯に迫る「ある偽作家の生涯」)が面白い。

ミステリも結局のところ、「人間を描く」ことにある、と考える方には、おススメの短編集です。
殺意-サスペンス小説集 (中公文庫, い37-8)Amazon書評・レビュー:殺意-サスペンス小説集 (中公文庫, い37-8)より
4122072425

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