祈りも涙も忘れていた
評判
祈りも涙も忘れていたの評価:
4.00/5点 レビュー 5件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1〜5 1/1ページ
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祈りも涙も忘れていたの評価:
4.00/5点 レビュー 5件。 B ランク
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この作品も「密告はうたう」同様警察もので、今回の主人公は若きキャリアで、上層部からも部下たちからも、この先警察官僚として伸びていけるかどうかを試され、様々な試練を与えられます。地域の巨悪を挙げるための極秘捜査を進める中で、内部に密通者の可能性も浮上し、誰が信じられるのか疑心暗鬼になりながら苦悩し、綱渡りのように捜査を指揮する主人公にぐいぐい引き込まれます。
ミステリー小説のように誰が犯人か、どうやって犯人を炙り出していくのかが物語の主題ではなく警察組織の中での人間関係や絡みを楽しむ作品ですので好き嫌いはあるかと思います。
読み進むうちに、この登場人物はもしかして〇〇〇?と思わせるストーリーの展開も秀逸で、最初から最後までヒリヒリとした緊張感で読み進むことができました。
私がこの作者が好きなのは、文章が良いからというのもあります。今風ハードボイルドの味付けと、さりげなく散りばめられる人間の生の真理などが心に響きます。
密告はうたうと本作で警察組織を描き、地検のSシリーズでは検察内部の組織を描き、いずれもがリアルで惹きこまれます。
最近「密告はうたう」シリーズの最新作も出ました。もちろん読みます。
今、一番読みたい作家さんです。
追記
この作家さんの一番好きなところは、主人公やその周辺人物たちに人としての矜持、真っ当な正義感があることです。
今の日本人から消えつつある真摯な生き方があるからです。