船に乗れ! I 合奏と協奏
評判
船に乗れ! I 合奏と協奏の評価:
4.23/5点 レビュー 35件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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船に乗れ! I 合奏と協奏の評価:
4.23/5点 レビュー 35件。 A ランク
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育ちの良さから来る傲慢と根拠のない自信、何の努力もせず、それでも明るい未来を疑わない脳天気な性格。分かりもせずに小難しい本(ニーチェ!)を読みクラシック音楽を聴く。周囲を見下して交わろうとしない、いや交わるすべを知らない可哀相な奴・・・・途中で何度も投げ出そうかと思いました。ろくに勉強もしないくせに、意味もなく「自分は特別」と思い込み、結局、失意の高校生活に突入するが、そこで出会った仲間たちと過す内、素晴らしい音楽と恋の世界を知っていく・・・というのが第一巻のお話。
辛いのは第1章だけで以降最後の第9章までは軽快に展開されていきますのでご安心を。
ラ イトノベル風の軽いものを予想していると、近寄りがたい祖父や表紙にあるドイツ語の書名のように哲学の話が出てきたりと、意外と重厚で「深い」部分もあって引き込まれます。ピアノからチェロに転向し、高校入学後は音楽仲間との交流を重ねて行く様子も丁寧に書き込まれていてGOOD!!
印象的だったのは最後の方で描かれたエピソード。厳格だった祖父が弾いたバッハのオルガン曲、その曲名に隠された孫への「祝福」のエピソード・・・泣かせるお話をサラリと書いていて秀逸です!
音楽が流れる場面の表現は実に細かく具体的で、演奏者だけが知る、評論家もかなわない高度な内容と感じます。クラシック好きな人だったら絶対に楽しめますね。副題の「合奏と協奏」もクライマックスでは意味のある形で表現されていて感心します。ただ、結末では冒頭同様に何やら悲しい未来を予感させる表現が現れます。
これは・・・何だ!??と思いながら・・・続くのですね。(笑)