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妖花燦爛 赤江瀑アラベスク3
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妖花燦爛 赤江瀑アラベスク3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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殆んど四六判で初版を蔵書、高齢になりアマゾンに出品中。それでも未読があり、この文庫も揃える。もっと 重厚な四六判で読みたいものだ。芸人に芥川賞があったが、あれは芥川賞歴に大きな汚点を残した。彼の作品は糞だ、つまらぬ駄作ばかり個性ゼロ。 | ||||
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綺羅星の如く輝く赤江 瀑(あかえ ばく)の短篇の数々を、こうして文庫本で通して読み、味わうことの、なんと有り難いことか! 赤江 瀑のファンのひとりとして、このシリーズの編者・東 雅夫氏には、感謝するしかないっすね。 シリーズの完結編となる第三巻も、《これまで、この種の選集に収められる機会が比較的少なかった後期の短篇群に、セレクトの主眼が置かれているのは、前巻に同じである。》(巻末の「編者解説」より p.597) 収録作品は、以下のとおり。[ ]内に、各作品を初めて収めた本の書名ならびに当該本の刊行年を記しました。(『赤江瀑の世界 花の呪縛を修羅と舞い』河出書房新社、2020年刊 を参照しました。) 平家の桜 [『春泥歌』1983年] 櫻瀧(さくらだき)[『日ぐらし御霊門(ごりょうもん)』2003年] 春の寵児 [『春泥歌』1983年] 龍の訪れ [『霧ホテル』1997年] 恋川恋草恋衣(こいかわこいぐさこいごろも)[『弄月記(ろうげつき)1997年』] 霧ホテル [『霧ホテル』1997年] 阿修羅花伝 [『鬼恋童(おにれんどう)』1976年] 奏でる艀(はしけ)[『十二宮の夜』1984年] 伽羅(きゃら)の燻(くゆ)り [『月迷宮』1993年] 静狂記(せいきょうき)[『狐の剃刀(かみそり)』2007年] 阿修羅の香り [『狐の剃刀』2007年] 刃艶(はづや)[『日ぐらし御霊門』2003年] 星月夜の首 [『霧ホテル』1997年] 狐の鼓(つづみ)[『弄月記』1997年] しびれ姫 [『弄月記』1997年] 夜(よ)を籠(こ)めて [『狐の剃刀』2007年] 「夜を籠めて」の後に、エッセイを収録しています。五つの収録エッセイのタイトルは、「風狂の途」「切り穴」「柔らかい緑いろの空」「血天井雑感」「花の虐刃(ぎゃくじん)」。いずれも、エッセイ集『オルフェの水鏡(みずかがみ) 赤江瀑エッセイ鈔(しょう)』(文藝春秋、1988年刊)に収められています。 なお、赤江 瀑の初期、中期の短篇の名作を読みたい方には、2007年に光文社文庫から出た三冊の選集──『花夜叉(はなやしゃ)殺し 赤江瀑短編傑作選 幻想編』『禽獣(きんじゅう)の門 赤江瀑短編傑作選 情念編』『灯籠爛死行(とうろうらんしこう) 赤江瀑短編傑作選 恐怖編』がお薦めです。 長篇では、『オイディプスの刃(やいば)』(河出文庫、2019年刊)に、とどめを刺すと思います。 まあ、一度ハマると、その短篇を次から次へと読んでいきたくなることでしょう。こうした選集だけでは、読み逃してしまう(自分だけの)お気に入りの作品が、どうしたって出てきてしまう。それがイヤなら、図書館か古本屋に足を運んで、一冊、また一冊と、単行本を読んでいくよりほかありません。で、赤江 瀑ファンになると、それが無上の楽しみ、至福の読書のひとときとなります。東 雅夫氏が編んだ本シリーズを皮切りに、赤江 瀑作品に触れ、ハマる方がひとりでも多く増えることを、同好の士として願ってやみません。 | ||||
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