正欲

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評判

正欲の評価:

3.85/5点 レビュー 459件。 D ランク

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平均点3.85pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全314件 101〜120 6/16ページ
No.214
(5pt)

好きだった

好みは出るだろうが、私は好きだと感じた。自分が正しいと信じているから「受け入れる側」になれる
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.213
(5pt)

面白かったです!

いや、久々に読むのに時間がかかって本でした。文章は読みやすいのですけど、僕の中にない言葉が多くて、面白いの意味が違う面白さに飲み込まれてました。

展開としては最初に出た情報をもとに、色々な視点で少しずつ読者に気づかせて、繋げていくのですが。
全容が見えるにつれて、そんな単純なものでは無いのだと告げていきます。

繋がりと、一人じゃないと良い。
わかってもらいたいと思ってるわけじゃ無い。でもきっと、わかろうとしなくてもわかってもらえる人は欲しい。

そして、読み終わって、え、終わり?となりました。
そう、答えを求めてしまってました。そんなものは無いのだと言っている物語なのに。
改めて正欲って何だよって思ったりもしましたね。タイトル凄い。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.212
(4pt)

なぜか懐かしい感覚も

小説よりも哲学書や心理学書のほうが好きで興味もあり、小説は積読になることが多いのですが、
こちらの小説は読みやすく、先が気になりあっという間に読み終わっていました。

読了後少し経って、
現実と小説が入り交じるふわふわ感?が抜けた後、
マイノリティ側の心理描写に見に覚えのある感覚を持ち合わせていた自分に気づいて「え…なんでだろ」と考えました。

家庭環境に苦しさを覚えていた学生時代、
さりげない同級生の一言二言から、自分の家庭はマイノリティで普通じゃないことを思い知らされた事を思い出しました。
先生や親戚に頼りたく、母や父のことを話しても「それくらいいいじゃない」と重く取り合ってくれない。
重い家庭という概念がないのかもしれない。

世の中のテレビや当たり前の価値観の中には「家族は仲良く」「親孝行」「家族は良いもの」ばかりで、
親がアルコール中毒、薬物中毒、機能不全家族等の「家族」は当時はないも同然。

この人たちにいってもなにも分かってくれない、といった性的マイノリティ側の感性が10年前の自分の感覚と近いものを感じて、

あぁ、だから他の人よりもこの本からの衝撃が少なく感じてるんだなと納得しました。(本のレビューというより自分の感想笑)
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.211
(4pt)

似た境遇の人と出会えたら救われる。

映画を観たいんですが介護中で劇場に行けないので先に原作を読むことに。力作ですね。読むほうも疲れた(笑) 物語が進むにつれ書き手の筆も走っていく感じで、読後感は静かな感動でした。夏月と佳道のラストシーンが美しかったけど、八重子と大也の最後もよかった。個人的には、このお話で最も成長したのは八重子ちゃんだった気がします。

そこまで特殊な指向とかでなくても、例えば私のように一人で親の介護してるとか、毎年花粉症に悩まされるとか、共通点がひとつでもあったら「あるある」で盛り上がって気が楽になりますよね。次元は違うけどそういうことなんだろうなと。それによって抱えてしまうしんどさが大きければ大きいほど相手との関係も深くなる。でも、あげく彼らだけで閉じてしまって世間と断絶してしまうのも悲しい。かなり特殊な部分を抱えていたとしても、その人ってそこだけで生きてるわけじゃないじゃないですか。好きな食べ物だったり音楽だったり何だったりを通して他者と交流することはできないのかな。それを日々のちょっとしたガス抜きにはできないのかな。

濃い読書経験をさせていただきました。やっぱり映画も早く観たいです。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.210
(5pt)

読後自分の価値観を考えさせられる

社会正義という常識を逸脱して他者に迷惑をかける人を糾弾することが私にはある。
なぜならこちらは周りに迷惑をかけないように一生懸命配慮しているに、自分中心で傍若無人に振る舞う態度が許せないからだ。
近年の不倫スクープに対する社会からの糾弾もこれに近いような気がする。
しかし、本編に手でくる登場人物は、他者に迷惑をかけないよう、必死に努力しており、そこへの共感はかなりあった。
変わった人と思う人はうちの職場にもいるし、その人たちから見たら私も変わっているはず。
大切なことは他人の自由を侵害しないことだと思う。
自分を理解してもらえないと思い、自分を閉ざしていようが、一緒に働いている人を、「飲み会に誘ってもこない」「絶対偽装結婚です」とか周りが言う必要はない。
かといって、自分を閉ざした人に、心を開かせようとエネルギーを消費するほど、社会は甘くないしそんな時間もない。

だからこそ、人には気の合う仲間というものが必要であり、それは数ではなく質であると思った。

多数派のバイアス。多数派思考の方が生きやすいに決まっているが、
時にその方向が間違った方に行くことがあるから気をつけなくてはいけない。
今回の自民党のパーティ券事件も、所謂「みんなやってるから」だろう。
小集団の多数派が、社会という大集団から見たら少数という頭をどこかで持っていないと、人間危ないな。
でも少数であっても人に大きな迷惑をかけないのであれば、それは問題ではない。
ただ、多数派とは違う少数派を受け入れるだけの器がまだまだ成熟していないのが今の日本なのかもしれない。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.209
(5pt)

同類がいる

自分の中に棲む何かに答えをもらった。「地球に留学に来ているみたい」あれ、これは映画の中だけのセリフだっけ。まあどっちでもいいや。あの映画の出来なら作者も言うことは何もないだろう。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.208
(5pt)

レビュー読むの楽しい

現実を生きる人間は、漏れなく心の闇を持っている。マジョリティであってもマイノリティであっても。毎日は待ってくれないし明日死なないために生活活動をしないといけない。何に性的興味を抱くかは人それぞれ自由だし、他人に「キモい」とか思われたら傷つく。自分は自分だし明らかに一線を越えたらヤバイけど、自分がどう考えようが他人からどう思われようが揺らがない自分であれたらいい。ただ人はそんなに強くなくて、無いものねだりをしたり、人を妬んだりする。自分と違う人を蔑めるのは違うし仲間外れにされるのも嫌だ。おそらく人間は正しいとか、間違ってるとかそもそも判断されていい訳じゃないし、性の対象だけじゃなくて自分と違う考えを持つ人にも寛容になれたらいいのでは。そういう人にはできるだけそっとしておいてあげたらいい。自分だってそうだし。土足で上られたくない個人的な話もある。とやかく言われたくないし。
この本を読見終わって最初は神妙にして、万人にとっての正しいとは何ぞやと考えても、繰り返して何なんだろう…と混乱する。もうここは考えずに感じるしかないかもしれない。
読む前まではこんなに深く考えた事は無かった。多様性とかっていう言葉は色々まとめちゃう便利なものだけどいくら世の中理解が進んで便利な世の中になったとしても、人間の悩みって結局いつの時代も変わらない
美しく印象的な場面や唸ってしまったセリフ
読んだ人と語りたい
とにかく、特別な一冊になったことは間違いない
でもほんと、正しいって何なんでしょうね…
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.207
(5pt)

これらのレビューそのものが多様性

このコメント欄がいい面も悪い面も作者の書いた多様性に感じられる。作中の「コメント欄」など広義のSNSにおける造詣を考慮すると作者はここまで計算していたではないか?
味わい深い。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.206
(5pt)

特殊性癖を持った超マイノリティが社会でどのように生きていくか

Amazon Audibleで拝聴。
LGBTQとも異なる特殊性癖を持った超マイノリティたちに焦点を当て、彼らが社会で生きづらさを感じつつも、彼らなりの希望を見つけて生きていく様を描いている。
「多様性」が叫ばれる昨今だが、それが意味するものはLGBTQである場合が多く、そこにも合致しない特殊性癖の人たちに対する社会の理解はまだまだ足りない。
そんな気づきを与えてくれた本書には大変感謝しており、没頭してしまった。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.205
(5pt)

多様性の外側にいる人たちの話

多くの「普通」の人が許容できる異常性を「多様性」として受け入れつつある世の中で、その中に入ることもできない性癖を持った人たちの話。
自分が正しいと信じ込む普通の人たちと、自分の異常さを自覚し葛藤しながら生きる登場人物たち。
答えの無い話ではあるが、もし自分の人生で出会うことがああれば、理解を示したり同情することは簡単にできないと思った。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.204
(4pt)

枠外、規格外

他人には窺い知れぬエキセントリックな欲望。社会という仕組み….何事にも最大公約数が是とされる世の中では生きづらい。世捨て人、仙人にでもなるしかないか?
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.203
(4pt)

フィルター

皆さん仰るように、どの立場で何を述べても難しい読後感がありますね。ありきたりな表現かもしれませんが、物事には様々な側面があり、どんなフィルターを通すかにより見え方が異なるということを再認識しました。この本を通して、今まで自分が持っていなかったフィルターを得たというと偉そうですが、様々なフィルターを持つことの必要性は感じました。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.202
(5pt)

結論 人の批判をしない方が生き残りやすい。 「明日死なないのであれば」

みんなどこかしら、ヘンな癖はある。
ヘンな癖かどうかの判断は、現在の法律に違反しているか、違反していないか、それともグレーか。

世の中は、いつもマジョリティー側が判断する。
マジョリティー側に都合の良い社会構造になっている。
マイノリティー側は、居心地が悪い。
しかし、マイノリティー側を判断、批判することは、マジョリティー側の人の行動範囲も狭くしている。
つまり、昨日までマジョリティー側にいたけど、今日からはマイノリティー側になる可能性もあるということだ。
ということは、本物のマジョリティーは本当に大多数なのか?疑問が残る。

また、マジョリティー側はマイノリティー側を理解することが出来ない。
理解しなくても生き残れるからだ。
一方で、マイノリティー側は生き残るために、マジョリティー側を理解している。
なので、お互い平行線のままだ。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.201
(4pt)

奥が深い!

映画を見て,気になってこちらを読んでみました。奥が深いです。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.200
(4pt)

意図的に極端な性癖に設定にして、作者は訴えたかったんでしょう。

ネタバレになるのであまり詳しくは書けないが、主人公の性癖は工夫すれば対応可能なものだと思う。海やプールは普通に行けるし、屋内なら大きなお風呂でもいい。蛇口の出しっぱなしはできないが、ダムの放流を見に行くものいい。滝もどうでしょうか、と思いながら読んでいた。おそらく奥田英朗のドクターイラブが診察したら、そういう風にアドバイスして笑い話になるんだろう。
 が、この作者はそういうことを言いたいんじゃないんだろうな。個人の嗜好は千差万別でその全てに市民権を与えることはできない(中には違法なものもある)。結局声の大きなマイノリティの中のマジョリティにのみ脚光が当たって、マイノリティの中のマイノリティはいつまでも認められない。それで多様性万歳とはおかしいんじゃないんですか。その通りだと思います。近頃はマイノリティを武器にしているような活動家もいますからね。そうした違和感を極端な性癖に託したのでしょう。普通に面白かったです。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.199
(5pt)

kindle版

結局「正欲」ってなんだろう?と思った方は、kindle版のアプリで「正」と検索すると、面白いですよ。

あと、あるシーンが、「雫」の事が大好きな「天沢誠司」VS「天沢誠司」に対する「天沢誠司」(ちょっと月島雫っぽいキャラ)という、カオスな構造になっていて面白かったです。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.198
(5pt)

マイノリティの代弁

自分は容姿的マイノリティ(10万人に1人)ですが、この本の登場人物の気持ちは自分の気持ちを代弁しているようで涙が出ました。
また同じ悩みを共有できる人間を得ることで救われる事、そこを希望として生きようというエールの様に感じました。
地球に居候してる感覚、とか、理解できないんだから理解しようとするなとか、自分が生きてきた間感じたことが書かれています。
恨むことに飽きたということも分かります。
自殺する方法を調べるも自分的にはあるあるでした。
ただ世間には優しくしてくれる人もいるし、自分も優しくあろうと思います。
自分が優しくあれば周りも優しくしてくれるものです。
だだそこには根底からの安心感は無く、家族すら自分とは違う生き物というひとりぼっちの世界なのは変わりません。
でも1人でも理解しようとしてくれる人がいれば前を向ける。
1人でも同じ境遇の人がいれば救われる。
そんな希望を与えてくれました。
たぶんまだまだ嫌なことや辛いことも多いけど、生きていきたいと思えます。
マジョリティには気付きを、マイノリティには希望を与える良書だと思います。
朝井リョウ凄い。教科書に乗せて欲しい。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.197
(5pt)

繋がれる場とは 社会の意識はどう変えられるのか

この本の登場人物ほどではなくとも、人はそれぞれ開示できない'多様性'を抱えており、それぞれそれに付随する悩みがある。
それを全て理解するのは不可能だし、必ずしも理解する必要はない。
その上で、どうするのが良いのかということを投げかけている小説なのでしょう。

自分の中にマイナーな部分を持った人達が、どうやって繋がれるのか、どういう繋がり方が良いのかを考えさせられました。
お互い理解できないだろうけど、自己開示しても批判されない関係性(繋がり)、が必要なのかもしれない。
身近に八重子のような人がいれば良いのだろうが、そうはいない。親しい友達でも、自分のありのままを開示するのは難しいと思う。
実際、そんな繋がりの場はないだろう。
ゆえに悩みが深まり、社会からの疎外感が増すのだろうか。
ネットというのはひとつの解決策になり得るかもしれないが、ネットにも危うさも沢山ある。
自分には答えは分かりませんでした。

根本的にはこれはメジャーではない(理解できないもの)から排除するという社会の風潮自体を変える必要があるのだろうが、それこそ難しい。
そういい意味でも解決策の見えない難しい問題だなと思った。

色々と考えさせてくれる、とてもいい作品でした。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.196
(5pt)

多様性という言葉の安易さに一石を投じる作品

朝井リョウさん、「桐島、部活やめるってよ」以来だったのですが…なんというか、ちょっともう次元が違うところまで到達なさっていらっしゃいました。
細い細い蜘蛛の糸のような救いはありますが、読後の爽快感は皆無です。
最後のページを捲ってしばらく動けなくなってしまいました。

人の数だけ「価値観」って存在するのだと思っています。
誰にだってきっと他人に言えない秘めた想いのひとつやふたつあるのでしょう。
小説で語られるそうした価値観は本来誰かを故意に傷つけたり、後ろ指を刺されたりするような種類のものじゃない。
ただ、一般的じゃないってことだけ…のはずなのに…。

多様性という言葉を安易に使うことの危うさを問う作品です。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.195
(4pt)

悩ましい…

「正しい」って何だろう?
「正欲」ってどういう欲だろう?
何が正しいことなのだろう?
考えるほどわからなくなる。
悩ましい小説に出会ってしまった。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635