正欲

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評判

正欲の評価:

3.85/5点 レビュー 459件。 D ランク

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平均点3.85pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全314件 61〜80 4/16ページ
No.254
(4pt)

きれいごとに終わった部分がある気がする

力作ではあると思う。だがなあ、なんか面白くないんだよなあ、後半に行けば行くほど。
 それって実際どんな欲望なの?それが実のところ最後まで濁されたまま終わっているように思う。水に純粋に感じる性欲というのはどんな様相になるのか。それは客観的に見てどのような異相を見せるのか。それが巧妙にはぐらかされたまま、形而上的に純化されてきれいごとで終わっているような気がする。
 こういう事実がありうるとは思うが、巻末の参考文献にも何も示されていないので、どこまで事実に取材したのか疑問だ。医学的・科学的に記録されたり考察されたりした文献があるとすれば、それをもっと研究するべきだった。そうでないなら、独自解釈でいいからそのウルトラマイナーな性世界を具体的な場面で描写してほしかった。
 水道の蛇口蹴って興奮するのはいいよ。それが主観的にどのような興奮をもたらし、どのように性的反応をもたらすのかを描かないから、迫力不足な気がする。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.253
(5pt)

「あーーまたか、多様性、ね」なんて切り捨てずに読んで欲しいです

「人間臭い作品が好き」と言ったら友人から勧められました。
朝井リョウさんの作品に初めて触れたのですが、なんとも後味の悪いいい作品でした。ドロドロになるまでガムを噛んでいたい気分です。

冒頭でガツンと殴られ、でも意味が読み取れないまま本編へ。
読みたい、読みたい、読みたい。けど読んでも読んでももやの中を進んでく。だんだん冒頭の文章が輪郭を帯びてくるのですが、それでも最後までもやは終わらなかったです。

でも、この考えに一度頭の隅まで埋もれたいと思えるくらい読んでよかったです。

思えば、社会人になってぬるま湯を出た時、合わない人がいるたびに「多様性、多様性笑」って使ってました。綺麗事だとバカにして。
で、研修とかでは簡単に「多様性を認める」とか言ってしまってて笑

そんなみんなが都合よく使う「多様性」に隠れた一面をこうも上手く炙り出すとは。度々思い出す作品になりそうです。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.252
(4pt)

面白い

先が気になり一気読みしたくなります
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.251
(5pt)

第34回 柴田錬三郎賞(2021)受賞作品、第19回 キノベス!2022 第2位、第19回 本屋大賞 第4位。

正欲=マジョリティでいようとする欲と理解した。
性欲は欲のなかでも社会内で繊細な欲だと思う。本作は、その性欲を中心にしてヒトの精神的多様性の欺瞞を暴いた作品として秀逸だと思う。
分解して、階層化して、言語化すると非常に複雑になるためか文体も非常に繊細な作品でした。私にとっては読解力を必要とする難しい作品だった。

十分条件としてのマジョリティはマジョリティ×マジョリティ=マイノリティなので「社会のマジョリティ」という必要条件を満たすのはほぼ不可能だと思う。
そのような孤独のなかどうして明日も生きるか、そのヒントが本作品にはあると思った。

マイノリティのマイノリティが明日も生きるためにつくる網。いわゆる「コタツ記事」でとりあげられる大声でエキセントリックなインフルエンサーに左右されずに静かで対等性と閉鎖性を有する網。そのような網を築けたらきっと幸福だと思う。

私は特に対等性がキモだと思う。対等性が崩れたときに網がもろくなりそうに思う。しかし、それが非常に難しい。そのような要件を満たす偶然の陥穽があれば是非入りたいものであると思った。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.250
(4pt)

考えさせられた

セクシャルマイノリティの代表格とされるLGBTの当事者すら霞んでしまうほどの問題作。その後、YouTubeのバキ童チャンネルでマリオネットブラザーズの井上さんがひょうひょうとカミングアウトしてるのを見て、世の中ってこうやって変わっていくんだなぁと感心した。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.249
(5pt)

ダイバーシティ、インクルーシブとは考えてしまう

でも社会問題でもなく、どんどん読み込める小説。
登場人物が読み進めるうちに点が線になり、線は面になり、エンディングに進んでいく。
登場人物が多く、途中で迷ったが、それも読み終わって、納得。力作!!
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.248
(5pt)

(2024-108冊目) 「読む前の自分には戻れない」という謳い文句に納得した長編小説

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 横浜地検の検事・寺井啓喜(ひろき)は小3の息子・泰希(たいき)が不登校になっていることを悩んでいる。
 イオンモール寝具店勤務の桐生夏月は独身。中学時代のさほど親しくもない友人たちから同窓会に誘われ、戸惑っているが、学年途中で転校した佐々木佳道も来るかもしれないと知って出かける。
 金沢八景大学学祭実行委員の神戸八重子はダンスサークルの諸橋大也が気になっているが、彼はサークル仲間と交わることが少ない特異な存在だと聞かされる。
 住む場所も年代も異なる三者の人生が交錯していく……。

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 第34回柴田錬三郎賞受賞。第3回読者による文学賞受賞。2022年本屋大賞ノミネート。累計発行部数は2023年10月現在、50万部超え。2023年11月に稲垣吾郎や新垣結衣ら主演で映画公開。そんな話題沸騰の長編小説です。
 予備知識のないまま読み始め、名もなき人々の三者三様の日常が淡々と描かれれていくばかりで、どこでどのように繋がっていくのかと、当初は首をかしげながら頁を繰りました。

 寺井啓喜は不登校の息子が社会の既定路線からはずれながら、学校に行くのが当たり前の時代は終わったとYouTuberに転身する様子が理解できず、大いに苛立ちます。
 夏月はできるだけ社会や会社から距離を置いた人生を歩みたいと努め、人間関係も希薄な日々を送っています。
 八重子は気になる対象の大也が性的少数者であることを薄々感じとり、そんな彼のことを理解して力になりたいと考えます。
 交友関係が全くない三者の間に、社会的多数に身を置く側と社会的少数と呼ばれる側との区別という共通項があることが徐々に見えてきます。
 
 物語の中盤になって、三者の人生が繋がり始めるきっかけとなるのが、YouTubeである点がとても現代的な気がします。物理的な境界を軽やかに飛び越えて地球の裏側にまで交友の手を伸ばすことも可能なこの動画投稿サイトが、少数者同士の繋がる手段を提供していく話になっていくのです。

 しかし、少数者が生きやすくなる世界の広がりを約束するのだろうなと希望がほのかに見え始めたと思ったのも束の間、〈多数者〉――すなわち〈主流派〉――の論理によってその世界は無惨にも断罪の場へと変貌を遂げるのです。多様性が声高に叫ばれる社会の中で〈より良き理解者〉であろうと考えるこの自分が、所詮は「大きな答えにまとまろうとする」(351頁)ことを良しとしていること、「自分はまとも側の岸にいる、これからもずっとそこにいられると信じている人」(379頁)であることに気づかされる瞬間が訪れて、息を呑みました。
「多様性とは、都合よく使える美しい言葉ではない。自分の想像力の限界を突き付けられる言葉」(248頁)だという一行の意味を噛み締めることになります。

 結局のところ物語は〈少数者〉が口を閉ざすことを選ぶという結末を迎えます。その痛ましさに、読むわたしもまた言葉を失ったのです。

 なかなか手ごわい小説でした。
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正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.247
(5pt)

令和の時代にふさわしい

面白い!!!多様性の今の時代にふさわしい作品です!考えさせられます。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.246
(4pt)

あかちゃんの泣き方の描写が

あまりにもで可笑しくって笑ってしまった。

これを読者に読ませようとする朝井リョウさんはかなり性格悪いかも(笑)
そして私も!
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.245
(5pt)

誰かの助けになれば良いなあと思った

この本を読むことで「繋がり」を感じられる人が、救われる人が、少しでも居たら良いなあと思った。

明日死にたくないという大きな流れに、もう少しだけ流されるという選択を後押しするための本に感じた。最後40ページくらいの描写がこれまでの描写より薄いことで、マジョリティによるマイノリティの尊重や啓発は主題じゃなく、ただ生きてほしいというメッセージをより感じました。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.244
(5pt)

多数派と少数派で話し合えることがあるのかは正直わからん。

重たいけど、現代の多くの人が読んだ方が良いと思える小説。価値観が変わる人は多いはず。
多様性を謳い、少数派の内の一部を見ただけで、少数派全部を理解した気になってる多数派。そんな人達を糾弾してたのが印象的。
(自分の身を守るために)他人を理解し支配したいというヒトの心理はわからなくはないけど、他人を、世界を理解できると思うなんておこがましい。まずはそこから。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.243
(5pt)

正義・マジョリティだと思い込んでいたものは何か考えさせられました

「多様性を尊重しましょう」と昨今マスメディアでよく耳にしますが、今作を読んで本当に多様性を尊重したならば無秩序な世界になってしまうため、「多様性を尊重しましょう」(社会のルールに反するものは除く)だったんだなと気付かされました。
そして、マイノリティ(と言うのも憚れれますが)を尊重するためにはその人の話を聞くことや思いを馳せることが必要なのではないかと内省する機会にもなりました。
正しさ・欲望の価値観について深く考えさせていただいたこの作品に感謝申し上げます。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.242
(5pt)

めちゃくちゃ面白い

長編なのにあっという間に読み終えてしまった
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.241
(4pt)

結局理解されない

ハッピーエンドが好きなので……この本は辛い。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.240
(5pt)

正しさについて

考えても答えが出ない、結論を出さないことが正解で、触れないことが正しいのか
欲について考えさせられる。
読む前と後で何かが変わると思います。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.239
(5pt)

マイノリティにこそ刺さる

当方うつ病で障害者手帳持ちの人間ですが、全体通して「あぁ…あれね…わかる……」と共感しながら読んでました。特に、積み重なった巨大な諦観によって顔の肉が重力に負けて落ちていく感覚、ホントそれだわぁ〜…と著者さんの言語化能力に驚嘆してました。
とはいえ私はマイノリティの中ではマジョリティな方なので、本作の登場人物の苦痛を理解しきれると放言してしまうと彼らの苦痛に対する冒涜よなぁと思いながらも、終始共感しつつモヤモヤしつつ自分の経験と登場人物を重ね合わせながら読んでました。
「自分は残念ながらマイノリティだ」と思う方にこそ刺さると思いますし、ご自身を客観視する一助にもなると思います。もちろん小説としても凄まじい出来ですし。なので、興味を持たれたなら是非ご一読〜。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.238
(4pt)

多様性と線引きの話

批評や感想を書くことをためらってしまう小説だと思った。本作の描く「多様性」を前にすると、どんな表現も、読み手によって意味が反転しうることを突きつけられるからだ。
神が人間を裁くことができない以上、人間が人間を裁くために、法律による線引きを行うことは可能なのだろうか?その線引きを行う正しい人間とは誰なのだろうか?
多様性とは結局のところ「マジでヤバい奴」を社会から抹消するための線引きではないのだろうか?
本作で答えは示されない。ただ、夏月と佳道、八重子と大也の美しい対話に示唆されているように思った。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.237
(5pt)

勉強になった

LGBTQや多様性を理解していなかった。
この本を読んで本当の多様性とはなんなのか少し考える
きっかけになった。多様性の社会と言いながら自分と違う他人を
否定して生きている人が多いのが現在の世の中。
人の嗜好は本当に複雑であり、種類も豊富だと気づかされた。
朝井リョウさんの作品は初めて読んだが、視点が面白いなーと思います。
世の中には、まだまだ、知らないことが多いんだなーと思います。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.236
(4pt)

何も矛盾なんてない

多様性の尊重というのはそんなに薄っぺらいものではないです。
水に性欲を刺激されようと、誰にも害を与えないので、共存できる。受け入れていい。
この本にも出てくる万引きして興奮するようなのは、共存できないから、受け入れられない。
別にLGBTはメディアなどで見慣れたから受け入れるとかじゃないです。
LGBTもお互いに合意の上で愛しあっているだけなら、誰にも危害は及ばない。共存できる。だから受けれられている。
理解できるかどうかとか、まともかどうかなんて大切ではない。
大切なのは、共存できるか。
共存できるのなら、理解できなくても、まともじゃなくてもいい。
それだけのことです。
何も矛盾なんてありません。

朝井さんもそこまできっちり描いてほしかった。
検事にも理解できそうな人がいたのに、理解を求めもしないで諦めてしまっている。
これでは多様性を尊重していないようにも解釈できてしまうし、そういうレビューもある。
残念です。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635
No.235
(5pt)

登場人物の誰に1番共感するか

又は嫌悪感を持つか、でこの作品の感想は全く違うものになります。

読んだ人と話し合ってみたいと思わされました。
正欲 Amazon書評・レビュー: 正欲より
4103330635