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愛がなんだ
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愛がなんだの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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ネトフリでは観た事があったけど、改めて本で読むと些細な表現や言い回しが面白くて二重に楽しめた。 | ||||
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文体とか雰囲気はぜんぜん違うけど、角田光代さんは「紙の月」でも他者から見れば狂気にしか見えない女性の愛を描いている。しょうじき僕には全然共感できないんだけど、他の人のレビューを見てみると、共感している読者も多いらしい。 オーディブルで聞いたら、最初はあまりのアニメ声にびっくりしたけど、聞いているうちに本人の非現実的な行動とマッチしているように思えてきた。実際、他のキャラクターの声はちゃんと演じ分けているので、意図的にアニメ声で読んでいるんだろう。 | ||||
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映画の後に購入。映画とは異なるところがあり本のほうが個人的には気に入った。 | ||||
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ずっと読みたいと思っていました。 28歳のうちに読んでおこうと思い立ち、ダウンロードを決めたのが今日です。 自分が今、テルコと同じような境遇にあるため、何度か苦しくなりながらも読み終えました。 人によっては、「マモちゃんなんてはたからみたらどこにでもいるようなヒョロガリなのに、なんでそんなのにハマるわけ?」となるのでしょう。 結局、別にその人のどこが好きとかじゃなくて、その人に尽くしている自分とか振り回されている自分とか、泣いちゃったりする自分が好きなんだと思います。 そこはテルコとは違うと思いますが。 色々考えさせられる話でした。 私はもう少しテルコでいようと思います。 | ||||
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名前の通りの本って感じ | ||||
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マモちゃんの恋人ならばよかった、母親ならばよかった、きょうだいならばよかった。もしくは、三角関係ならばよかった、いつか終わる片恋ならよかった、いっそストーカーと分類されればよかった。幾度も私はそう思ったけれど、私はそのどれでもなくどれにもなり得ず、そうして、私とマモちゃんの関係は言葉にならない。私はただ、マモちゃんの平穏を祈りながら、しかしずっとそばにはりついていたいのだ。 (p.211) 願わくはどんなかたちでもいいからそばにいたい程にマモちゃんで埋め尽くされているテルコと、そんなテルコを悪意なく消費するマモちゃんの話。 大人になるにつれ片思いをすることが下手になって、少なくとも相手に好意を持たれていることが恋愛の前提になったり、相手がさびしいときにそばにいてあげたくなる人よりも、自分がさびしいときにそばにいてくれる人を選んでみたりする。しかし、この本に登場するテルコもテルコの親友を思うナカハラくんもそれとは違い、相手の一番になることを必ずしも望まず、ただそばにいれるだけで心が満たされ、傷けられることも厭わない。そうしていつしか、愛はないし恋にもなれないこの思いに終着点がないことを知ってしまったとき、人はどうするのだろう。終わりがないから走り続けるのか、それとも自分で終わらせてしまうのか。おそらくほとんどの人はナカハラくんと同じ後者を選ぶが、テルコは前者を選んでゆく。 テルコは自尊心を捨てている自覚もある上で「マモちゃんに必要とされること」が自分の価値になっており、他人の一挙一動に価値を委ねる生き方は自身にも思い当たる節があり、見ていてとても苦しかった。マモちゃんとの約束を優先させすぎて仕事をクビになったり、人間関係を反古にしたり、マモちゃんとの入るかもわからない予定を考慮して新しい仕事もなかなか見つからなかったり。どうすればテルコは幸せになれるのだろう? と読んでいる途中に何度も考えてはみたが、正解は見つからず。マモちゃんに好かれたい、気に入られたい。たとえ不幸でもマモちゃんのそばにいられるならそれでいい、そう言うテルコの姿がありありと浮かんだ。 先に映画を見てなぞるようにして読み進めたが、本のほうにもたくさん好きな言葉があって手にしてみて良かった。なんだか最近上手くいかないな、と思ったとき再び手にとって、テルコと一緒に悩んだり、もがいたり、突き進んだりしたくなる一冊だと思う。 | ||||
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「ダメな人」を描かせたら抜群の角田さん、これもまたダメな人の話です。いくらなんでもこれはないだろうというくらい。というか、これはもう愛ではない。狂気です。個人的にはラストがものすごく怖かった。普通に怖いのではなく、人間のゆがみ、というか。ああ怖かった。 | ||||
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こんな付き合いが、真実ぽく、 面白かった。こんな青春も良いな。‼️ | ||||
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いくら尽くしても、マモちゃんは応えてはくれない。とはいえ悪い男というわけではなく、単にいい加減で誠実でないだけ。どう見たってかっこいいわけではないマモちゃんに執着しつづけるテルコが痛々しく、目を覚まして!と思うけれど、目が離せなかった。 テルコは、たとえマモちゃんから離れても、また同じように恋愛で失敗し続けるんだろうな…と思った。でもそれでもテルコは幸せなのかもしれない。 そして心情・風景の描写が巧みでとても魅力的な小説だった。 | ||||
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愛がなんだ。愛がなんだとはなんだ、と思ってつい読み始めてしまった。主人公の山田照子はマモちゃんのことが大好きだが、マモちゃんには見向きもされず良いように使われている。 マモちゃんには良いように使ってやろう、という気はないのだろうが、頼んだらやってくれるし楽だから照子の気持ちに気づきつつもずるずる頼んでしまっているという感じなんだろうと思った。友達にこういうことをしちゃう男がいるので妙に理解できた。 照子はマモちゃんのことが大好きすぎてどんなに辛いことがあっても嫌いになれない。 照子の恋は退廃的で不健康で救いがなくて全然共感できなかったが、ただただ切なくてつい読み進めてしまった。 これがマモちゃんのことを想い続けてマモちゃんの幸せを叶えてあげたいとかだったら究極の愛と言えそうだが、そうでもなさそうなので突き詰めたらただの異常な執着なのかも。 どうやったらそんな人間になるのか気になるので、照子の幼少期の交友関係とか家庭環境も知りたい。 | ||||
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テルちゃんみたいな人って普通にいるよなぁ。人間関係のモノサシのメモリがめちゃくちゃ狂っている人。で、あるのはひたすらゴリ押しマインド。普通にキモい。 でも、すみれさんも相当にヤバい人だなぁ。。。葉子は普通にめっちゃいい子だと思いました。 | ||||
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不毛過ぎる片想いに、意味はないのか? 片想いなんてしたくないという考え方の方もいらっしゃいますが、主人公の途中まではやりすぎ感、イタイ感じ、好きな人以外のこと、生活全般ないがしろにしてる感が、もう辞めちまえよ、、と思って見ていましたが、後半はここまで思えるのって、凄い事じゃん。と納得させられてしまいました。人を好きになるって、それくらいエネルギーがあるって凄いことじゃんって。私はこの小説すごく好きです! | ||||
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200ページ強の恋愛?小説。 データ入力作業を主とする企業の正社員として働く28歳の山田テルコは、友人が開催したパーティーで出会ったマモちゃん(田中守)に惚れこんでいる。しかし出会って五カ月が経過して肉体関係もありながらテルコと守は恋人関係ではなく、テルコの一方的な片想いである。守と出会って以来は生活のすべてがマモちゃん一色になったテルコは、守からの呼び出しに備えて同僚との付き合いや業務もおざなりになっている。テルコの第一の友人である気の強い葉子は、そんなテルコの身に起きた変化を知るにいたり、テルコは「都合のいい女」でしかなく、葉子から見て何の魅力もない守とは別れるようにテルコに迫る。そんな友人のアドバイスにも一切動かされることなく、守を恋い慕う気持ちの揺るがないテルコだったが、守のわがままに振り回されるうちに窮地に陥る。 主人公は山田テルコだが、おそらく作者はそもそもテルコが読者に共感を寄せられることを意図していない。作中のテルコの様子や学生時代のエピソード、過去の恋愛遍歴をみると、悪く言い切ってしまうとテルコは相当に愚鈍で魅力のない人間である。そしてそんなテルコが惚れている守にしても、身勝手で小物で、テルコ以外からみた外見も悪く、これといって見どころのない男である。そのような状況は作品の序盤からほぼ明白なため、読み始めはテルコや守に対しての嫌悪感だけが際立って不快だった。ただ、読み続けるうちに、こと守に関しては狂的な行動をみせるテルコの動機が何であるのかが気になっていった。そして、核となるテルコ・守をはじめとする多くの若者たちの言動からうかがえる彼らのダメさ加減の描写がリアルで巧みに描かれている。『対岸の彼女』と本作しか読んでいないが、作者は人間の痛々しさを描くのがうまい。 タイトル『愛がなんだ』の言葉は終盤のテルコの独白につながる。ここで描かれているのは恋や愛なのだろうか。やはり、それとは別のなにかにみえる。もしくは恋愛自体がもともとそのようなものなのだろうか。テルコとは対照的に、母親の生き方への憤りもあって男を従わせることに固執する葉子も、行動のベクトルはテルコとは真逆であっても本質は同じかもしれない。最近読んだエーリヒ・フロムの『愛するということ』を思い返した。 | ||||
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恋愛とはこうあるべき、賢く関係を築きなさい、そんな清潔な恋愛の「型」に蹴りを入れてくれる作品だった。 なんだかよくわからないけど馬鹿な振る舞いをしてしまう 好きな意味も目的もよくわからない 人生ひっくるめて、こんなもん 人を振り回して振り回されろよ。 って作者に応援されるような作品 角田光代が「くだらない」恋愛を描いてくれて、本当に良かった。 | ||||
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期待どおり | ||||
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映画を観てから、原作のこの本を手にとりました。 読んでいて、心が痛くなるような、うまく笑えないような、そんな気持ちです。なんだか登場人物感情移入してしまいました。愛ってなんだろうと思いながら読みました。 | ||||
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よい買い物でした | ||||
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恋人に執着して常に彼を考え、連絡を待つ自分かと思った。交際したての、あちらから連絡が耐えない日々を思い出して幸せになるところも、いつ連絡が来てもいいように先回りしていろんな準備をしているところも この本で自分自身のことを相対的に見れて良かった。私もこんな感じなのか、とか、こんな状態もいつか終わるし笑うこともできるんだろうなって思えるようになった。 | ||||
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最後の最後まで主人公の外見がどんな感じか分からなかった。読者の想像にお任せって事かな。さくっと読みやすい論理的な文章で書かれてると思います。 | ||||
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この作品の1番伝えたいことはこのタイトルそのものですね 愛があったからなんだっていうんだ、愛がないからってなんだっていうんだ、という主人公の気持ちが全てです 女性としては気持ちはわかるけど応援はしたくないような微妙な気持ちにさせられますが、今までの恋愛小説とか違う読後感で心に残ります | ||||
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