白鳥とコウモリ

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白鳥とコウモリの評価:

4.09/5点 レビュー 265件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.09pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全194件 181〜194 10/10ページ
No.14
(4pt)

誰のための裁判か

現代日本の抱える問題点を、これでもかというくらいに盛り込んでいる。裁判員制度、被害者参加制度、自白中心の捜査、SNSによる誹謗中傷、などなど。作者がどの程度事実を参考にしたかはわからないが、おそらく、このように、被害者家族や加害者家族のことなど無視して裁判が進む可能性は十分にありうると思える。
 検察官も弁護士も、そして裁判官も、何のために裁判があるのかを忘れている可能性がある。自分のポイントを上げることだけに集中しているのではないのか。たぶん、極端な形で表現しているだろうから、これがそのまま現実とは思わないが、少しでもそうした思いを持って裁判に臨んでいるならば怖いことだ。
 「殺人のための殺人」というのは、実際にそうした事件が世間を騒がせたことがあるので、この部分は作り事っぽいとは思わない。ただ、こうした、現代社会の病巣とも言える事件を扱うなら、湊かなえの『少女』くらいの描写量がほしかった。また、次々と被疑者の証言と矛盾する事実が判明しているのに、警察や検察をはじめとする司法組織が、まった無視してしまうということが起こりうるだろうか。もし事実に近いというならば、この國は恐ろしい國になってしまったと言える。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.13
(5pt)

光と影。因果応報

白鳥とコウモリ
光と影
因果応報
なるほど。被告人と加害者の立場が入れ替わりクロスする。
重い人間模様。

冒頭の弁護士のいつもとは違う様子にヒントが隠されていたな。お見事、東野ワールド。

最後のシーンで胸に熱いものが込み上げてくるのを隠せなかった。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.12
(5pt)

さすが東野圭吾!

最初の被疑者が誰かを庇ってるだろうということは、最初から想像できたが、最後のどんでん返しは見事。さすが東野圭吾!
軽い作品も多いが、重厚なミステリーが好きな方はぜひ一読を。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.11
(5pt)

やっぱりこれぞ東野圭吾!

まずの分厚さに驚きました。
ですが2日かからず読み終えました。
東野圭吾さんらしく一度読み始めたら止まらない描き方は本当に素晴らしい。
読んでいく中でどうなるんだろう、きっとこうだろうと想像しながら読み進め毎回良い意味で裏切られます。
今回の話は麒麟の翼に似た部分がありました。良かれと思った行動が思いがけない方向へと進み、贖罪、後悔、償い、これをどのような方法で成そうとするか、被害者家族、加害者家族にふりかかる運命、悲しくもあり、考えさせられるものがこの一冊に込められています。
登場人物全員が物語の軸になりそれぞれの視点で物語が進む描き方は東野圭吾さんならではだと思います。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.10
(5pt)

読んで損はなし!

500ページ超えの長編。
怒涛の展開という風ではなく、ゆっくりゆっくり、しずかな流れに任せて真実に近づいていく、とても心地よい極上の読書時間でした。半分以上を読み進めたときに、あぁ、終わりたくないなと思い、時々本を置いたり、でも続きが気になってまた読んでを繰り返しました。考えさせられる重いテーマだけど、軽やかに、希望はしっかりと感じさせる東野作品でした。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.9
(5pt)

出会えてよかった

こんな素晴らしい作品に出会えて幸せです。
なぜなぜと言う疑問が、最後に全てつながっていく気持ち良さと、人間の運命、縁というものを感じさせてくれたこの作品に感謝したいです。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.8
(5pt)

久しぶりに重厚な東野作品が読めた!

2000年代の頭の頃「殺人の門」「幻夜」「さまよう刃」等を発表していた頃のような重厚な作品が読めて、満足しています。
ここ最近の作品は私の中ではどれも消化不良というか、イマイチ満足していませんでした。
この作品は最初に読み始めた時から、「うん これぞ東野だなぁ」とページをめくる手が止まらない感覚になりました。
因果応報というか、人が生きていくこと自体が罪深いという事を感じさせる作品でした。

1980年代に新刊屋さんで「放課後」という作品名に惹かれて手に取ってから30数年。
作品数も100近いのかな?
これだけの数の作品を世に送り出し、読者(もちろんワタクシも)はいつも勝手だから、これはつまらないとか、今回のはイマイチとか言うけれど、これだけのクオリティを保ちながら作品を発表するのはやはり天賦の才の持ち主なんだなぁと思います
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.7
(5pt)

白鳥とコウモリがある時点でくるりと入れ替わる。これが本当のどんでん返しというやつです。

前半で早々に全面自供した容疑者。しかし、その自供内容が虚偽であることが暗示される。なぜ嘘をついたのか、誰をかばっているのか、それはなぜなのか、過去に何があったのか――その真相と心理が徐々に明かされていく過程に息を呑む。うまい。さすがだ。人の悪意と善意を分かつ深いクレパスを覗き見るようなせつなさは、久々の「東野節(ぶし)」です。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.6
(5pt)

白と黒とグレー

3色のどれが誰かは読み進めるうちに変化し、しかも最終的には混ざり合ってしまうようなストーリーでした。
とにかく東野圭吾の面目躍如という一冊。
本当に読みやすい、残りページが少なくなるとさみしくなって無意味に洗濯物を片付けたりして読了を先延ばししてみるけど早く真相に辿り着きたいジレンマ笑
映像化されそうな内容で、配役を想像するのもまた楽しいです。
ただ東野さんは女性の描写が昔からあまり進歩していないような気がします。
残念なような好ましいような。
あとどうでもいいことですが、美令さんが自己紹介の時に「美しいに命令の令」と説明するのは美人じゃなかったらしんどい人生だろうなと感じました。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.5
(5pt)

圧巻の一冊だ。

今の世に問いかける現代版「罪と罰」。
マジで新たなる最高傑作、間違いない一冊だ。
タイトルの意味がわかった時、衝撃が走る。
きっと映像化される作品だろうな。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.4
(5pt)

楽しませていただきました。

東野圭吾さんの作品は頭に映像が浮かび、「次はどうなる?」の連続で一気に読了する作品が多いのですが、本作品もそのような展開でした。久々に読み応えのある作品で、楽しませていただきました。
細かいところで気になったのは(違和感あったのは)、スマホを持っているのに時刻表で列車の時間を調べているところや今やIC乗車券があるのに駅で切符を買っているところでした。そのように書けない何かしらの理由があるのかなとも思いましたが。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.3
(5pt)

圧倒的なリーダビリティー

「小説幻冬」に掲載されていた7作品を長編に纏め上げたものが本書のようです。重厚な人間ドラマが展開するミステリーかと何となく想像しましたが、期待通りの東野作品でした。

弁護士殺害事件を発端に、被害者・加害者家族らが交錯していく様や、刑事たちの丹念な捜査状況、裁判に臨む弁護士たちの姿勢など、読者を飽きさすことなく描かれています。

ミステリーの読みどころとしての魅力と、冤罪や贖罪、そして被害者・加害者家族の心境等の難しい問題とを、ここまで見事に融合させてエンターテインメントとして描き切る筆者の手腕は流石の一言です。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.2
(4pt)

思っていたより分厚かったです

「白夜行」「手紙」とはちょっと感触が違うかなと思いました。若さより円熟というか渋みというか。
読みやすかったです。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731
No.1
(5pt)

司法は誰のためにあるのか

本作は、加害者家族と被害者家族にスポットを当てたものです。被害者参加制度も出てきます。検事は被告を有罪にすることしか考えず、弁護士は減刑しか考えない。家族の思いや疑問、真実などはどうでもいい。いったい何のために裁判を行うのか?『さまよう刃』に通じるものがあります。
白鳥とコウモリ Amazon書評・レビュー: 白鳥とコウモリより
4344037731