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卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし
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卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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読みたい本がやすく、手軽に手に入るのがいいです。 | ||||
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食い物草紙の副題がついているがそれほど料理に特化した内容ではない。気軽に読める作品で壊れかかった夫婦仲を救った作品でもある。 一般文学通算2778作品目の感想。通算3610冊目の作品。2023/10/30 18:25 | ||||
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読む物語、物語が 何故こんなに私の心を掴むのか 今回ももうドップリ『のぶ』になりきって 私はお義父さん達と暮らしたり 実家に帰ったりしていた 最後になって我に返る そしてアイモカワラズ、毎回、毎回 ああこの続きがまだまだ読みたかったのに…と 本気で悔しく思うのだ 大好きな大好きな宇江佐真理さんのご冥福を 心からお祈りいたします | ||||
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ストーリー自体は面白くてあっという間に読了しました。 子供のいない嫁と夫の確執に舅姑の思いやり深さが絡んで、重苦しいながらも切ない人情話でした。 タイトルからして食べ物系の蘊蓄が披露されつつ問題解決に導くのかなと思っていたのですが、食べ物にスポットをあてて直接的にどうこうというわけでもなく。面白いながらも最後までしっくりこなかったです。 | ||||
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の江戸物はとっても素晴らしいので大好きです この本もとても心温まりました もう亡くなられたのが残念でなりません もっと読みたかったですね | ||||
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可愛そうなお嫁さんが、いじらしく努力するのですが、夫の冷たさにかわいそう・・・やがて愛が生まれる、というストーリーなのですが、どうもこのお嫁さんの「ほめられ上手」の振る舞いが鼻につきます。結構口数が多く、周囲を味方につけるのがお上手。 | ||||
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前半と後半で正一郎の性格が違いすぎ。感動的な結末を書くためのいやらしい作為を感じる。 それとね、最終話で義父母は品川に行く。主人公は健康に不安のある義父の体を心配し反対する。そして予定より滞在が延びた義父母に気をもむ。 あほくさい。八丁堀から品川なんてすぐ近くではないか。心配なら一緒について行って宿に入るのを見届けてじぶんだけ帰ればいい。音信がないなら徒歩で往復しても半日かからないのだから様子を見に行けばいい。 北海道主出身の作家だから土地勘がないのかな。まるで遥か遠いところにいるかのような描写がやや白ける。 | ||||
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宇佐江真理さんの人情噺に、すでに4回も読み直しをしています、卵のふわふわ素敵な話ですよ!と 友人にも薦めています | ||||
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宇江佐真理をはじめて読んだのは『春風ぞ吹く─代書屋五郎太参る』とその続編『無事,これ名馬』。少年五郎太がいいと思った。 次が『雷桜』。映画の原作だから読んでみた。 その次が『おぅねぇすてぃ─明治浪漫』。通辞をめざす青年と米国人の妻となった幼なじみの恋物語。バーのシーンが印象的。 その次が『寂しい写楽』。写楽をめぐる騒動に巻き込まれたまわりのひとたちを「寂しい」でうまくまとめ,描いていると思った。 そして本作。 シリーズものをまだよんでいないので,あまりよい読者とはいえないが,宇江佐真理のよさが凝縮していると思う。 不器用なゆえにすれ違うのぶと正一郎の夫婦。それぞれのやり方でのぶを助ける舅の忠右衛門と姑のふでの夫婦。忠右衛門の「のぶちゃん」という呼びかけは絶品。ふでにはいわくのありそうな前歴が。のぶの甥の冬馬はまるで五郎太のよう。冬馬の友だちになった輝助の顛末も素敵だ。終わり方もこれしかないだろう。シリーズものではないのだから。 | ||||
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宇江佐真理先生の作品で一番好きな本です。のぶが家を出てからの正一郎の態度の変化が好ましくもあり、なぜ一緒に暮らしているときにいたわってあげなかったのかともどかしくもあります。最後の部分が残念ですが、今後幸せに暮らしていくのだろうと感じられました。 | ||||
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舅・姑には気にいられているが、当の夫と気持ちがすれ違うという設定は、著者の他の小説にもあったが、こちらの方が引き込まれた気がしている。 人はよく、家がお金持ちだとか、商売がうまくっているとか、良いところにお嫁に行ったとか、うわべだけで他人をうらやましがる。 しかし、本当に幸せなのは、家族や親しい人と心が通じていることだなとあらためて考えさせられた。 卵のふわふわ、私も作ってみたくなった。 | ||||
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本書が宇江佐真理先生がお亡くなりになる前に読んだ、 最後の作品になりました。 2015年11月7日に宇江佐先生がお亡くなりになったというニュースを、 衝撃をもって聞きました。 髪結い伊三次シリーズを筆頭にして、 たくさんの作品を読ましていただきました。 どの作品も人間愛や人の力強さ、まじめに生きる尊さに満ち、 ユーモアや暖かさにも満ちておりました。 最後に手にした作品が本書「卵のふわふわ」というのは、 不思議な心持ちです。 苦い気持ちをもってこの本を読み、 義父忠右衛門と先生が重なりました。 私はこれから誰の時代小説を読めばいいのでしょう。 たいへん寂しいです。 宇江佐真理先生、 さようなら、これまでありがとうございました。 | ||||
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一目ぼれした相手が旦那様に…なんとも幸せな話しですが、結婚してみてわかる相手の性格… 本では『気難しい、我儘』と表現されていますが、これはもう立派なモラハラではッ?…と思うくらいに、 妻『のぶ』に対する旦那『正一郎』の物言いはちょっとねちっこくて酷い(^_^;) 舅の忠右衛門と姑のふでが、のぶに優しく接してくれていても、のぶが離婚を考えるようになるのは自然に感じました。 のぶの『離婚をしたい』という本心を聞いた正一郎は、今までの態度を改め、のぶとの距離を縮めていこうとする辺りは ちょっとキュン…としましたが、そこまで言われないと妻の気持ちを思いやれない旦那もどうかと思ってしまったり(^_^;) でも何故か好きなんですよね、この話し。不思議です。 他の方のレビューにもありますが、最後はやっぱりちょっと寂しかったです。 ここの部分がちょっと残念でした。 | ||||
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この物語は食いしん坊の舅・忠右衛門としっかり者の姑・ふで夫妻が 嫁ののぶに辛くあたる息子・正一郎から、かばい、守り、いつも優しく接する そんな(現代にはあまり無いと思われる)思いやりある姿に心が打たれました。 全部で6話、すべて食べ物が表題で伏線になっており、 なるほど、さすが宇江佐さん!と思わせてくれるお話しです。 ただしラストは人の好い忠右衛門のプレゼントなのでしょうか…。 全員が幸せに大団円で終わってほしかったです。。。 それで★1つマイナス…。。 | ||||
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さりげない、それでいておいしい食べ物が人と人を繋ぐということは、しばしばあるものです。 この本を読み始めたとき、正一郎とのぶのぎくしゃくした様子が気がかりでしたけど、なんだか ハッピーエンドが待っているような予感はしました。 もちろん、周囲の人たちの心の温かさが影響したことが大きいのですが、おいしい食べ物の存在が この小説でとても生きていると思いました。 離縁状云々まで話が進みながら、二人が元のさやに納まったことにほっとしました。 忙しくしている私ですが、夫においしいものを拵えて、笑顔で接していこう……この歳で改めて 考えさせてもらった本になりました。 | ||||
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素晴らしい!の一言です。 一つ一つの料理が人と人とを繋いでいく… ただの料理小説ではありません。 夫の"正一郎"とのすれ違いに心痛めている主人公の"のぶ"。そんなのぶをいつも優しく励ましてくれる食い道楽の舅"忠右衛門"とその妻"ふで"。 登場人物それぞれが個性豊かですが、決してベタな感じがありません。 一体タイトルの「卵のふわふわ」とは何なのか?読み終えた後は、それが物語を完結させる上で大切なものだったことを深く感じました。 僕は初めて宇江佐真理さんの作品を読んだのですが、一発で大ファンになりました。 | ||||
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男性よりも、女性に受ける作家さんだと思います。 何か、日常暮らしていて、大切なことを忘れていたな・・・ と心がじんわりなれる本です。 この本だけは捨てられません。 宇江佐さんの他の作品もいくつか読みましたが、 この本が一番好きです。 | ||||
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序盤中盤はかなり盛り上がって楽しい話なのに、 一番最後で台無しだ。 人心を動かす布石として使ってるんだろうけれど、 いつも締りが悪い。蛇足を読んでる気分になったりする。 これなら、一番最後は読まないで棚に押し込んだ方が良かった。 | ||||
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実は私、時代モノは本当に苦手なんです。 時代背景に不勉強なため、うまく感情移入できなかったり 知らない言葉が多いというのがその理由ですが、 この本は不思議とサクサク読めました。 主人公ののぶの「気のあわない夫と離婚したい」という悩みは 現代に生きる私達にも十分に理解のできるものだし、 食べ物が人の心をつなぐという考え方は今も昔も変わりません。 おひでさんはのぶに言います。 「正太郎さんと一緒に美味しいものを食べる機会を多く持ちなさい。 そうすればきっと輿入れした頃のようにお慕いできるようになりますよ」と。 本当にその通りだと思います。 どんなに美味しい物も一人で食べても味気ないだけ。 大勢で楽しく食べればどんなものでも美味しい。 誰と、どんな風に食べるかってすごく意味のあることなんです。 食べるって実はすごーく生々しい欲望の行為。 その時間を共有するって、 まるで心も魂もからめ合うような究極の触れ合いじゃないでしょうか。 各章にそれぞれ一つずつ、キーになる食べ物が出てくるんだけど そのチョイスの仕方もうまい。 食と心の触れ合いの融合性、見事なものです! できればこの家族のこれからも見てみたい。 食べることのパワーはすごいもんで、 食べれば食べるほど2人は何でも言い合える本当の夫婦になっていく。 のぶの気持ちは本当に食によって変化させられるのですが、 最後に読者にはひとつだけ、どうしても心残りが残るんです。 いるべき人がいない・・・だからこのままで終わってほしくない。 椙田家に本当の意味での「家族団らん」が見たい。 この家族の幸せを祈っています。 これをきっかけに宇江佐さんの時代ものの本をもっと読んでみたいです。 | ||||
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気難し屋の夫との関係に悩む若妻が、周囲に助けられながら離縁を目指す物語。 ・・・というとヘンな表現だが、話としてはだいたいそんな感じである。 そして6編の連作短編の中に、それぞれの章を象徴するような料理が登場するわけ。 それが卵料理だったり、豆腐料理だったり、他愛もない料理なのだが、 主人公“ふみ”の心の内をさらっと表現している・・・そんな仕立て方になっている。 これといって悪者が存在するわけでもなく、若い夫婦のすれ違いを描いた作品で、 舅姑をはじめ登場するのは温かな人物ばかりなので、落ち着いた気持ちで読めるのが良いところ。 “ふみ”の心理描写が細かいので、男性読者としては少しうざったく感じることもあるかな。 庶民生活を描いたものとは違うけれど、そういう点においては宇江佐さんらしい作風だと思います。 | ||||
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