(著)】 【(イラスト)

みんな知ってる、みんな知らない

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

みんな知ってる、みんな知らないの評価:

3.70/5点 レビュー 27件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.70pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21〜27 2/2ページ
No.7
(4pt)

後味を引きずる系の小説

主人公が記憶の混乱をしている場面からスタートするので、ページをめくる我々読者も混乱するのですが、10ページほどで状況が掴めてくるので、「読みにくい」と感じるのは出だしのみです。あとは淡々と、しかしソワソワする物語が展開していきます。
9歳の少女ヨヌが何者かに監禁され、四十九日後に発見されるが、そのときの記憶が無く、大人になってから、当時の記憶を徐々に取り戻していく。

描かれる事件の内容だけで言えば、動機がどうであれ、嫌悪すべき、おぞましい物語なのですが、ヨヌの心情に沿って綴られていくので、強い嫌悪をいだくことなく読むことができます。
事件の記憶を失ったまま大人になったヨヌの一人称のくだりと、犯人の行動が三人称で語られるくだり、そしてもう1人の主人公がカウンセリングを受けているくだり、さらにその父親の独白。読みすすめていくことで全体像が掴めていく構成になっています。
後味は、勧善懲悪でスッキリする小説ではなく、やりきれなさを「引きずる」系のミステリー小説です。
ミステリーと言い切ってしまうのも、ちがう気がします。サスペンスや推理小説でもなく、それぞれの人生を垣間見て、読んだあとに、後味としてそれを引きずる。

韓国文化の記述で日本の読者に通じないところは無いと思いますし、「オボイナル」は父母の日と訳したうえで、ルビで、オボイナルと記述してあります。少女が行方不明になっていた日数が「四十九日」で、四十九日って日本の四十九日(しじゅうくにち)と同じ意味があるんだろうか? と思うかもしれませんが、それについても、読めば分かる小説になっています。

表紙のイラストと同じ絵師さんの挿絵つきです。見開き、または1ページ単位で、要所要所に部分的にカラー印刷で載っています。小説同様に独特の雰囲気があります。ただし、文章の途中でブツ切るように絵が挿し込まれるところが数箇所あり、そこだけ読みにくいです。
みんな知ってる、みんな知らない Amazon書評・レビュー: みんな知ってる、みんな知らないより
4910207031
No.6
(4pt)

サスペンス!

普段小説は読まない方だし(BL以外は)翻訳ものも苦手なのに
テーマが好奇心をとめどなく刺激してグイグイグイグイ★
ページをめくる手が止まらなくなってしまいました。

語り手と聞き手が誰なのかがわかりにくいところがあるのはミステリーの手法だと思いますが
後味も良くは無いし「イヤミス」と言われるジャンルかな。
みんな知ってる、みんな知らない Amazon書評・レビュー: みんな知ってる、みんな知らないより
4910207031
No.5
(3pt)

まさにサイコサスペンス

久々に韓国小説を読みました。
翻訳は割と良かったと思います。

1章と2章まではさほど怖くなかったのですが、3章から急に怖くなって……。
まさにサイコサスペンスです。

物語の視点も章で違うので、様々なことがわかります。

ただ、私には怖くて不向きでした。
サイコサスペンス好きの人にオススメです。
みんな知ってる、みんな知らない Amazon書評・レビュー: みんな知ってる、みんな知らないより
4910207031
No.4
(4pt)

目次だけで既に不安でいっぱい。

ふたりの9歳の少女の交錯する運命がテーマの、サイコサスペンスもの。
挿絵付きの本に慣れていないので、最初は戸惑いました。
しかし挿絵も含めてひとつの作品として仕上がっています。
ふに落ちないところもありますが、サスペンスとして楽しみました。
物語が2つ重なることによって厚みが出ています。
みんな知ってる、みんな知らない Amazon書評・レビュー: みんな知ってる、みんな知らないより
4910207031
No.3
(5pt)

ストーリーも挿画もじわじわくる、翻訳もいいです

じわじわくるサスペンス小説です。
はじめは薄気味悪い犯罪者に軟禁された少女の話が
展開します。
少女の視点と、少女が成長した女性となって語る視点、
さらに犯人の視点が入り、さらに別のヒロインも出てきます。

ストーリーもいいですが、途中に挟み込まれている
挿画も内容を引き立ててくれて、印象的です。
小説のポイントとなる場面を不気味に描き出し
読者のドキドキを良い意味であおってくれます。

また翻訳も読みやすく、翻訳小説と思わないくらい
自然な日本語でした。
みんな知ってる、みんな知らない Amazon書評・レビュー: みんな知ってる、みんな知らないより
4910207031
No.2
(4pt)

サイコ・サスペンス・ミステリー

韓国人女性作家の書いたサイコ・サスペンス小説です。
 ある日少女が誘拐され、軟禁される。そして、その記憶は封印されていたのだが、月日とともにその記憶の謎解きがされていく展開です。そして、その過程で、メディアやSNSでのデマ・中傷も巻き起こっています。
 中盤までは何とか興味を持って読み進めていたのですが、半分くらい読んだあたりで、何だがよくわからなくなってしまい、終盤でまた何とか話がわかったようで感じでした。構成が少し凝り過ぎているので、私はあまり楽しめませんでした。好きなひとは好きなのかもしれませんが、素材が猟奇的で内省的なので、読後感が今一つでした。評価は星4つとしました。挿し絵は、、独特な感性でこの作品の世界観をよく現わしていて、秀逸だと思いました。一見の価値ありだと思います。
みんな知ってる、みんな知らない Amazon書評・レビュー: みんな知ってる、みんな知らないより
4910207031
No.1
(5pt)

記憶

初めて読む韓国人作家の小説。出だしはよくあるサイコパスの話かと思っていた。オムニバスで一旦一話が終わると思わせて続く二話目から一話目との関連が出てきた。ここからの展開はなかなか面白く最後まで一気に読ませる。過去の最悪な封じ込めていた記憶が呼び覚まされる過程が興味深かった。挿画が多く映像的要素を感じる。
みんな知ってる、みんな知らない Amazon書評・レビュー: みんな知ってる、みんな知らないより
4910207031