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烏は主を選ばない
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烏は主を選ばないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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1巻を読み終わり消化不良に陥っていたが、2巻は若宮視点の話であると聞き購入した。 あせびに感情移入をしていた自分としては、2巻であせびをあれだけ弾劾した理由も語られるのだろうと思っていたからだ。 しかし同時系列での若宮視点と言いながら、四家の姫君に関して各々の一挙手一投足、情報収集しているわけでもなく、早桃も出てくることなく、藤波との会話シーンもほとんどなく、、、。 物語中盤で浜木絹にすでに心を決めているかのような描写。 なんだよ結局、好き嫌いでというか、勝手な決めつけであせびを悪役にしたんじゃん。 決定的な証拠の1つや2つ出てくるかと思ってたのに。 物語としては面白いだけに残念至極。 逃げたとしか思えない。 2巻のラストも1巻のようなドヤ顔大ドンデン返しで少しうんざり。 3巻まで読んだ状態でこのレビューをかいていますが、正直3巻は面白かったです。 | ||||
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漫画を読む感覚で手軽に読めるエンタメ作品として、適度にワクワクドキドキ出来、予想外の結末をくれます。中高生に丁度良く感じました。 ただし、レビューでしばしば触れられるように、言葉の使い方が、根本的に間違っていたり、舞台設定とちぐはぐな感があり、それが気になると読めなくなる人もいるでしょう。 前作に引き続き、平安文学好きにはイライラするほど貴族らしい振る舞いに欠けます。 最後にまとめて種明かしされるのは、江戸川乱歩の初期小説などにあった気がしますが、最近の伏線だらけのミステリー小説好きに反感を買うのも頷けます。 だけれども、それで★1をつける程とも思えません。 比較して誉められる十二国記やハリーポッターも、似たような矛盾ならいくらでもあります。気付かないのは贔屓か、無知の問題に思えます。 目くそ鼻くそを笑う、程度の差しか感じません。 これはあくまでも平安王朝をモデルとした「山内」という国のお話、と考えれば、さして気にはなりません。 謎解きに興味がないので、小説に伏線があろうがなかろうがどうでもよい、という人に向いています。 そもそも現代小説の売り方が好きではなく、無意味に解説とは名ばかりの駄文を付ける悪習を心底嫌っているのですが、このシリーズはそのせいでかなり損をした面があるでしょう。 宣伝で大口を叩かず、学歴と年齢を強調しなければ大きな非難はされなかったであろう佳作です。 稼ぐ為に利用されたシリーズなのでしょう。 大切に育ててくれる会社と付き合えればよかったですね。 同情も含め★3 | ||||
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多くの方と同様、勾玉シリーズが好きだったので、 こちらのシリーズにも手を伸ばし始めました。 なかなか面白かったのですが、最後の謎ときが 説明だらけになってしまって、残念でした。 あと、主人公2人以外の人物像が浅いので、 もう少し悪役にも深みがあればなあ、という感じです。 | ||||
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八咫烏シリーズ第二弾、今回は若宮側のお話です。 前回の女の園ミステリと違って、男衆の世界なのでアクションなども豊富です。 今回の主人公は若宮の側仕え『雪哉』。 ちょっと面白いキャラクターが可愛らしいぼんくら次男坊です。 作者の頭の中では、すでに金烏の世界観が出来上がっていると思うのですが、 まだまだ語られていない部分も多く、読んでいる途中で世界観から若干迷子に…。 若宮と主従の関係が『通常通りではないところ』に可笑しみがあると思うのですが、 その『通常通り』が描かれていない伝わりきらずにもったいなく感じます。 私は面白く読みましたので、続きも楽しみです。 ラノベ的に軽く読んで異世界を楽しみたい方に。 | ||||
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つまらなくはない、です。が、面白いかと言われると…まだしも前作の方が良かった気がします。ラノベ風な会話が鼻につきだしてしまいました。「僕ぁ(ぼかぁ、と読むのでしょうか)」「てめえら」「あんた(絶対的な権力者に対して)」などは果たして世界観に合っているのか… また、庶民の暮らしなどが描かれず「権力者抗争」に重みがないです。短いので仕方ないかとも思いますが世界観がふわふわしてしまう原因でもあるかと思います。 まだ若い作者さんなのでこれからかとも思いますが、ラノベ風に早くも偏りはじめているのが残念です。 | ||||
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「烏に単は似合わない」の同時間軸を若宮とその近習側から描いた本作。 こういった構造は複数の視点を持つことによって、 物語に広がりや膨らみが感じられ、カタルシスに繋がると思うのだが 残念ながらそれがない。 単体としては前作同様、魅力があり、するすると読み進められるのだが、 数カ所前作とクロスする場面があるくらいで、 重なりあうことによる魅力、というのが薄い。 また、政治的な駆け引きに関しても宮廷内の権力抗争といったところで、 国が揺るがせられるようには思えないのも残念。 そもそも「金烏」にどこまで、どんな能力があるのか・・・ 今後の作品で語られていくことを楽しみにします。 | ||||
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前作では1人の姫が正室に選ばれました(未読の方のため伏せます)。 その後のお話かと思って手に取りましたが… 物語は、前作と同じ時間軸。あの時宮廷で起きていた、もう1つのストーリーです。 そして、前作のレビューでさんざんな言われようだった若宮が出ずっぱりです。 表紙にばーんと居るのでちょっと嫌な予感はしましたが、本当ーに最初から最後まで 若宮(+少年1名)な物語です。 とにかく作者さんは、誰に何を言われようと彼がお気に入りキャラなんだという事は よーく分かりました(笑) 前作は、4人の姫の群像劇と平安絵巻のような宮廷の描写が魅力的で 一気に読んでしまいましたが、今回は姫達ははちらっと名前が登場する程度、 豪奢な着物も雅な宮廷生活も無く、何より登場人物の誰にも感情移入できなかったので 正直読むのが辛かったです。(あくまで私の個人的感想です。) と言う訳でからい点になってしまいましたが、この独特の世界観は好きなので 続きが出たらまた読みますよ。 前作では4人の姫のうち、1人だけ「その後」が描かれなかった姫がいるので 気になっています。 読者の想像に任せるという、作者さんの意図的なものかも知れませんが 次はできたら、彼女のその後が分かるお話だと嬉しいかな。 あと、表紙絵が好みです。あまりイラストレーターさんには詳しくないのですが 世界観に合っていると思います。 (前作の表紙を見た時は、一瞬一条ゆかりさんかと間違えたけど) 挿絵もあると良いのでは?長編小説にはたまに挿絵があると息抜きになるので… | ||||
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少し厳しい評価かもしれませんが、期待して前作と合わせて2冊読んだ正直な評価は星3です。 話自体はつまらなくはありません。 世界観や小道具も凝っていることはまあそうですし、軽妙な会話も良いのですが…… なにぶん、物語の基本となる登場人物のヒエラルキーをぶち壊しにするような 登場人物の言動が多すぎです。 この世界の最高位の為政者である「金烏」に向かって近習たちが「この男」「あの男」呼ばわりしたり、 普段の会話がまるで少し上の同僚にはなしかけるみたいな話し言葉だったり、 殴りかかろうとしたり…… 萎えます。世界観大崩壊です。 金烏の親しみやすい人柄とかを演出しているのかもしれないですけれども それでもやりすぎです。 松本清張賞受賞作(前作)だからと私が期待しすぎた点もあるかもしれません。 しかし、はっきり言うなら、ライトノベルの類の小説でした。 | ||||
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