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(アンソロジー)

5分で読める! 怖いはなし



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5分で読める! 怖いはなしの評価: 2.71/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

面白かった!

普段、本を読まない私がたまたま読んだら
とっても面白かったです
1話ごとに暇つぶしにすぐ読み終えるのが良いです
5分で読める! 怖いはなし (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:5分で読める! 怖いはなし (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.1:
(4pt)

心の奥の「闇」と「狂気」

装丁デザインが版画風で、どこか憎めない可愛らしさがある。
だから、ラフカディオ・ハーンのような「怪談」を想像していた。
気に入って買った。
中は、確めなかった。
まったく。

裏切られた。

久しぶりに背筋に「あの」感覚が走った。
耐え難い疲労感。
人知れぬ恐怖。
残酷。

本を読んでいてこの感じは久しいのだ。

自分の中にもしかしたら、あるかもしれない。
心の奥のさらに奥の「闇」の部屋。
そこをノックされたような気分だ。
認めなくないことだ。

だから怖い。

10人の現役作家が、書いた「怪談」。
書き下ろしもあれば、過去の「初出」を集めたものもある。

文章の作法もばらばらだ。
共通点はひとつ。
とにかく、短い話だということ。

だからこそ、怖い。
登場人物の描写は、曖昧なままである。
謎が多い。
登場人物の「像」が立つ前に、終わる。
すると、どこにでもいる平凡な人を思うものだ。
隣にいる「あの人」、そして「私」。

10人の中で、林由美子さんの三つの話が、突き刺さった。
『喉鳴らし』は、赤ちゃんの夜泣きに悩まされたことがある人なら、自分の中の「闇」の部屋をノックされるかもしれない話だ。『人でなし』は、サキや阿刀田さんのような短編の名手を彷彿とさせる。ラストが怖い。巧さに助けられた。でも巧さと同じくらい怖さがある。だから、手に負えない。『娑婆(しゃば)』は、彷徨う魂の出口と救いのない絶望を描く。何れもこの短さで描く極上の巧さと、後味の悪い恐怖だ。本当に怖いのは、幽霊ではない。どんな人間の心の奥にも、あるかも知れない「闇」の恐怖と、「狂気」の心理なのだ。

この本はお薦めしない。
だたし、
「覚悟」
のある人は・・・

どうぞ。
ふふふ。 .

[・・・]
5分で読める! 怖いはなし (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:5分で読める! 怖いはなし (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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