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子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき
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子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴきの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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安楽椅子探偵もの、探偵はひねくれた少女、とくればもうテンプレ極まりない作品です。 が、本作の場合持ち込み先が生徒会のお悩み相談室ということもあり、よくある他の探偵もののように殺伐とはしていません。 謎そのものは正直たいしたことがなく、鋭い推理とかそういうのはあまりありません。 というか探偵役より頭の良い人物が普通に出てくる時点で、完全なミステリとしての方向性は放棄されています。 ですがそこらへんのゆるいところが、持ち込まれる相談とちょうど相場が合っている感じです。 恋愛相談にじっちゃんの名を賭けられても困るってものですよ。 相談への応え方も少し変わっており、ホームズ役は論理的に回答そのものを答え、そしてワトソン役がそれを相談相手に対して適切な(とワトソン役が思っている)形で応えるという二段構えになっています。 これによりホームズ役が単純にワトソン役に道を指し示すだけではなく、二人が共に相手に影響を与えていくという物語の深みが出てきます。 まあ深みってほど深い話でもないですが。 あとホームズ役が二人に分かれただけという可能性もないでもないです。 この手の作品には珍しく、探偵側の心理描写が入っているのが面白いところです。 ただ、主人公側のキャラクターが皆起伏が少ないせいで淡々と進んでしまうイメージがあります。 このあたりはもう少しやりようがあったのではないかと思います。 なお全く期待せずに、スニーカー大賞を取ったということも知らずに読み始めたからこの評価です。 大賞だったからという理由で読んだら「まあ悪くはないけど、大賞なのにこの程度?」と思ってしまっていただろうことは間違いなかったところ。 | ||||
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難点 物語に深みはない。ただのお悩み解決(推理もの)。読後も「あ、終わった」くらいしか思わない。 相談内容も「あ、そう」レベルなので余計に。 仙波に主人公が好意を持っていると聞かされても二人の行く末がまったく気にならない。 佐々原視点の章が非常に読みにくい。つっかかる。 おおむね3人の視点で語られるのだが、このキャラについてはなんか変に特異性を出そうとしているのか、普通に書いてほしかった。 そのせいか、なぜかあまり魅力を感じなかった。サブヒロインがヒロインを凌駕するような魅力があれば単純な推理もので終わらなかっただろうに・・・。 確かに全体的に「行間読め」が多発していた。喩えが迂遠すぎ。不明部分を推定で流せるタイプならいいが・・・。 人生訓のような部分まで淡々としすぎていて、何も響かない。例えるなら清流、ただサーと流れるだけ。「あ、そう」レベル。もっと緩急をつけて激流のように心情を語ったほうが読者も入り込めたと思う。 良い点 ラノベ苦手な私でも最後まで一応読めた。ということは昨今のクソラノベ群より一段上だと思う。 とすれば、いろんな出版社でクソラノベが大賞を取っていることからすれば比較上大賞もおかしくないかな。 内容的にも人に勧めて差し支えない。 ただ今後の展開が読めてしまうので、続刊を読みたいという気にならない。 例えるなら赤川二郎のようなものか、なのでこの作者は1巻完結や、短編形式のほうが合ってる気がした。 | ||||
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ひとつひとつの事件が短すぎて、興味をそそられる前に解決編になってしまう。ゑを多用することで作中にどういう効果があるのか作者に説明してほしい | ||||
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この小説は生徒会に『迷わない子ひつじの会』というのを作って、そこに来た学生の相談に乗るという話です。四つの短編で構成されています。 肝心の相談内容は結構普通。推理小説と言うか知的パズルみたいな内容になってます。そこにお人好しの主人公とか黙々と本を読むメガネっ子が関わって複雑な物語を展開させている。 まず最初に思ったのが文章の読みにくさですね。まわりくどい比喩に難しい語彙が随所にある。作者がかなり本読んでいるのを感じましたが、ラノベとは思えない固い文章にちょっと疲れました。 ヒロインの語る知識は立派でした。哲学的・思弁的な話が多かったのですが、こういう難しい知識を上手く物語に組み込んだのが大賞に輝いた理由な気がします。 ただヒロインの難解な語り部に加えて、主人公や同級生が複雑な人間関係を展開するものだから、相談と人間関係がごっちゃになって小説がやけに複雑になってしまったのは否めなかった。 個人的には大賞ではなく佳作ぐらいだと思う。読みづらいし斬新な設定はないからね。今後に期待したい。 | ||||
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多少の読みづらさはあるものの、完全に好みの内容とキャラでした。ミステリっぽい雰囲気や特に仙波さんはツンデレ系ヒロインが苦手な自分にとってストライク。可愛かったと思いますW しかし、このごり押し感はなんとも戸惑うところです。それなりに読者の人気を集めた上での漫画化やドラマCD化なら素直に喜べるのですが…。 若干引いてしまいます。これで人気が出なかったら、どうするのでしょう? 好きになれた作品だけに少し心配です。 大賞に相応しいかは、微妙ですね〜。 もっとひっそり出て欲しかった作品です。 | ||||
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キーパーソン三人の一人称とか、イラストの足バランスおかしくね?とか。 それでも、根っこの面白さは揺るぎません。 落語の面白さを知っている人なら、割りとすんなり入っていけるのではないでしょうか。 今までの大賞作品が゛動゛なら、これは゛静゛の作品と言えるでしょう。いい意味で。 そもそも、大賞だなんて、なにをして大賞としているのでしょうか? 普通の人間が、不思議な現象に巻き込まれて、気づけば世界の存続に関わる事態に巻き込まれれればいいのでしょうか? 最後の最後に用意されたオチと張り巡らされた伏線で、爽快感やどんでん返しをやればいいのでしょうか? 無論、それも必要でしょう。私自身、そういうの好きです。 問題は、それらがあってこそじゃないかと考える読み手の思考だと思います。 それは、『そう思い込まされてる』のではないでしょうか。 前情報に踊らされないで、もっとまっさらな気分で、もっと素直に本を読みましょうよ。 | ||||
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面白くないですね 帯に大ヒットとか書いてあるから期待してたのですが騙されました 内容としてはお悩み&事件解決します的な展開で、軽いミステリーのように したいのかもしれませんが、浅すぎる。簡単に展開が読める。 あと毎章地の文を語る人間が変わるのですがキャラの内面が見えすぎてつまらない表現ですね。 ゑを多用するのもこの物語の特徴のようなものをつけたかったのでしょうか? ライトノベルに本としての深みを求めてはいませんがそれにしても完成度が低い。 | ||||
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大賞を受賞したということで、私は大賞を受賞してもおかしくはないなと思います。買った理由としては、まるたまくん(成田真一郎)が可愛い♪から買いました。童顔ばんざい! 話がそれてしまいましたね。え〜と、明希ちゃんの推理はすごいです!天才です!…なんか話がそれてしまいましたかね。とにかく、すごく、すごーく面白いので、買ってみて下さい!! | ||||
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大丈夫じゃない、問題あるっ!! ていうか有りすぎ。 なんすかこれ? 形式自体は目新しさを感じましたが、いちいち注釈がウザすぎる。 ミステリー小説にしても、内容がよく分からないから推理もしにくい。 何回も読み直してやっと8割方理解できた程度。 視点をコロコロ変えたり、視点の主の本心を書いたりする訳だから、小説として成り立っているかどうかすら危うい。 よくある生徒会モノを目新しさを求めて訳わからなくした感じ。 いちいち背景の記述がないから凄く状況が読み取りにくい…。 記述されていないが、生徒会室では生徒達が討論し合っている→うるさいので、隣の部屋の音は聞こえない。ということなのだろうか。 作品の1巻にしては、終わり方が淡泊過ぎるし仮にも大賞受賞作なのだから、伏線を2巻以降に持ち込むのは違和感を感じる…。 まるで大賞受賞が最初から決まっていたみたいに…。 過去の受賞作品と比べると余りにつまらないものだったので、☆は1つ 絵は良くも悪くもなかったのでノーコメント。 以上です。 長文失礼しました。 | ||||
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大賞ということで、期待が大きかったのかもしれない。 こんなはずじゃないだろう?最後にどんでん返しがあるのでは?という期待を見事に肩透かしされ続け、続巻があるからよろしくという締めくくり・・・ 読み終わって、自分の方が間違っていたのでは?と思った。 ラブコメ入りの推理小説だと思うが、どちらも足りてない。 推理小説の答えがわかった時の爽快感がない。 至って、平凡もしくは強引ない謎―決して推理小説とは呼べない。 ラブコメとしても、萌えも燃えもない。 各章議事録から始まるのだが、話全体が正に議事録のように客観的。 話は視点をころころ変えながら平坦に流れて行き、誰にも感情移入できずに終わった。 仙波との出会い(第1話)は、もっと運命的だったはずだ。 その異質な存在に、主人公は期待と憧れ、少し恐怖を感じたはずだ。 もっとどきどきしたはずだ。私をどきどきさせてくれたはずだ。 一人称視点の主観爆発、日常をかっ飛ばす話が好きな私には、薄味過ぎた。 個人的には、仙波視点はない。 謎の存在としたい。語らせるにはもったいない。 話は各章ごと起承転結にきっちりまとまっているし、文章もわかりやすい。 設定も面白いし、生徒会のメンバーや相談者の面々も多くキャラには困らないし、 そもそも学園ものだから、話の広がりは無限大―話を作り続けるのは難しくなさそう。 もしかしたら、この1巻は長い物語の「起」で、続巻以降でどんでん返しや盛り上がりが待っているのかもしれない。 それを少し期待して待ってみる。 | ||||
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ひどい作品って程ではありませんが、やはり大賞作品という期待を越えられなかった印象。 ストーリーは予想がつきやすく、もっと驚きが欲しかったし、キャラは良くも悪くも個性的ですね。 個人的に考え方に共感できるキャラがいなかったのがあまりハマれなかった原因かも。 あとヒロインの可愛い一面とか見たかったかな。 続刊は評判次第で買うか買わないか決めます。 あと仙波のキャラや話し方、若干京極夏彦先生に影響受けてませんか? | ||||
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まず読みにくい。 各章ごとに視点が入れ替わるのだが、基本モノローグで進められる物語であるのに、その節々に――注釈――が入るためとにかく腰を折られテンポが悪い。 モノローグなんだから改行して、改めて状況説明すれば良いんじゃないの?というしょうもない内容――ゴミ箱の見た目であったり、弁当の内容であったりを詳しく解説する――が目立つ。 視点が切り替わることも読みにくさの一つとなっているがミステリーではよくあることだし、それでも平行した時間帯描写が無いため一人称視点作品と同じような感覚で読めるのは評価したい。 でも、この視点の入れ替えがとにかく卑怯で無意味。 要するに解答を見出せない人物をでっち上げ、その人物の視点とする事により物語を大きく膨らませたいと言うのがミエミエで、逆に薄っぺらな内容となっている。 とりあえず、作品としては読みにくいだけで面白みが無いわけではない。 とは言え、これがスニーカー大賞作品だと思って読むと、読みにくい上に拍子抜けする可能性も考えられる。 補足しておくが、この作品における最大のミステリーは別の部分にある。 この作品の主戦場でもある会議室の会話――議題のほかにも、休憩中の雑談も含む――が隣の倉庫に筒抜けであるにもかかわらず、倉庫での会話が隣の会議室に一切伝わらない事が一番のミステリーと言える。 | ||||
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内容が浅く、読んでいるうちにきっとこうなるんだろうな、と予測した通りに進んでいきます。キャラクターを立たせるために説明不十分な知識を広げていきます。読むのに大変時間がかかりました。 | ||||
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買って損した、という私の感想です。 ・「ゑ?」という言葉が、キャラを問わず頻出。 ・赤の他人たちに超プライベートな問題を直接もちこんでくる相談者たち。友達いないのか。露出趣味なのか。 ・自己満足だとしても他人のために奔走する主人公……ただウザい人なだけ。 ・最後まで主人公を毛嫌いするヒロイン、隣に置いてあるだけで何も動かなかったサブヒロイン。 ・登場人物がそろった時点で予想の付くオチ。わかりきってる展開を読んでいくのがとても面倒。 ・大げさすぎてイタい人物描写。それはただの思春期です。 工夫と言えるのか、文章が頻繁にヒネられていますが、そのすべてが全く魅力に繋がっていない。むしろ読みづらい。 ジャンルとしてもなにを目的にしたのか中途半端で、面白さの場所がわからない。 もっとフィクション高めな物語にしたほうが、より作者の得意で好きなことを書けたのではと思いました。 | ||||
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生徒会長の竹田岬が提唱した迷わない仔ひつじの会は、生徒の悩みを生徒会メンバーが解決するのが目的だ。会長の知り合いという理由で生徒会書記となった成田真一郎(なるたまいちろう)は、最初の悩み相談の解決策を悩んでいるときに、クラスメイトの仙波明希と会う。 何故か真一郎を蛇蝎のごとく嫌う明希だが、彼女のアドバイスを参考にして解決策を提案した真一郎は、それからも難問へのアドバイスを求めて彼女の下へ通うことになる。もっとも、同じ生徒会書記の佐々原三月と同行したりしても、彼女から嫌われていることは変わらないのだが。 面倒事を避けるために他人を避ける明希と、誰かのためならば一心不乱に邁進する真一郎、そして他人と違う感覚を隠すためにあまり他人に関わろうとしない三月。そんな3人が、続々と寄せられる相談に悩んだり、落ち込んだり、奔走したりします。 短編ミステリー風味の学園青春物語です。 | ||||
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「お人好し」の主人公が、「変わり者」の女の子の助力を受けながら、生徒の悩みを解決していくというお話。 章ごとの展開は「定型」でわかりやすいのですが、読むのに「体力」がいる作品です。悪く言うと、ラノベとしては非常に読みにくい。 他人の悩みごとを延々と聞かされるというのは、人によっては結構苦痛。 小難しい謎解きも単純にストーリーを楽しみたいという人には辛い。 しかも、視点がコロコロ入れ替わるので、物語のリズムが悪い。 魅力的なキャラが「こんな問題、誰にも解決できんだろ?」的な難問をスカッと解消、という作風ではないので、「遊べる」作品にはほど遠い気がします。 今後、視点を固定して、キャラを立てつつ、おもしろい事件・問題をあっと言わせるような展開で解決していくような「疾走感」を期待したいところです。 | ||||
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角川スニーカー大賞受賞作品! かつ、早くもメディアミックス化ということで、手に取りました。 そして、パラパラと挿絵と冒頭だけ読んで購入に至った次第です。 お話としては…… 生徒会主催で学生の悩みを解決するために設立した「迷わない子ひつじの会」が舞台。 生徒会書記「成田真一郎」は、学生から寄せされる悩みを解決しようとするが、どうにも解決の糸口が分からない。 そんな時に、出会ったのが生徒会とは全く関係の無い「仙波明希」だった。 といった感じでお話が始まります。 この作品は「起承転結」が分かりやすい展開になっていて。 ・起:学生から悩み相談がある ・承:生徒会で考えてみるが、答えが分からない ・転:仙波明希に聞いてみる ・結:問題解決&エピローグ といった流れでお話が進んでいきます。 今回は4つの悩み相談があるのだが、時間軸は繋がっているため、別の悩みではあるが、所々で接点があるため、ひとつの物語として読むことが出来る。 この作品の魅力は「パズルのような難問」と「登場人物の心情描写」だと思います。 お悩み相談ということで、パッと簡単に答えが出ないため(少なくとも自分は直ぐに答えが分からなかった……)、推理ものよりライトで、どちらかと言えばパズルのような感覚で考えながら、読み進める感じで面白い。 それとは別に、登場人物の心情が丁寧に書かれていて。 人間の感情がいかに曖昧で、不明瞭なものであるかを描いている辺りはさすが大賞だなぁと。 ラノベでありがちが、あからさまなツンデレのような照れ隠しとは一線を画している気がします。 この作品はまだ続くようなので、同じような展開でずっと続いていくのか、それとも何か変化があるのか!? 次巻が気になる作品です! 個人的には、剣も魔法も爆発も無い普通の学園モノですが「推理があり」「キャラが立ち」「ラブコメ要素あり」なエンターテイメント性の高い作品だなぁと思いました♪ | ||||
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『筆名にある通り、皆様のおもちゃ箱になるような遊べる作品を書いていきたいと思っております。気軽に楽しめるコンテンツを目指します』作者コメント。表紙裏より抜粋。 この通りの作品に仕上がっていると思います。連続短編キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))に近い構成になっています。スニーカー大賞だけあって、地の文の筆力は高いです。 迷わない子羊の会に寄せられた悩みを解決していくという話。ミステリーの色をつかった青春小説という表現が近いと思います。 ただ、スニーカー大賞なので、厳しめな意見を以下に並ばせて頂きます。 おそらく購入者が考えていること、それは涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)、シュガーダーク 埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫)と比べて本作品がおもしろいのかどうかと言う事だと思います。 正直に言うと、上記の二作品と比べると物足りなさを感じました。 個人的にスニーカー大賞作品は、スニーカーだけでなくライトノベル全体を引っ張っていける大作、傑作であって欲しいです。 その点から考えるとこの『子ひつじは迷わない』には売りとなるものが少ない。 涼宮ハルヒの憂鬱のようなSF設定、個性的なキャラクターもなければ、シュガーダークのような魅力的な世界観、王道の恋愛も存在しません。 ミステリー、群集劇、学園モノ、恋愛、友情、悩み、そういう色々なものを詰め込んで一つの作品にしているのはすごい! と思いますが、詰め込みすぎて一つ一つが薄味に…… また最後の章では暗い話を扱うのですが、これが必要なのかどうなのかは正直私には判断できませんでした。こういうのをライトノベルに求めていない人もいるかな? ぐらいに感じました。 他のライトノベルに影響を及ぼすほどの作品ではないと思いますが、個人的にはすごい好きになれた作品でした。 イラストもGOODです。 ストーリーとは関係ないですが、この作品『――』と『……』が異様に多用されています。そういうのが嫌いな方はご注意を。 | ||||
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