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うつけ者の値打ち 風の市兵衛
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うつけ者の値打ち 風の市兵衛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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前作「秋しぐれ」、前々作「夕影」が、ともにかなりよかったので、期待して読んだが、「手堅く面白い」ものの、「コンパクトにし過ぎでもったい無い」という印象です。 下っ端として加担した不正の罪を、後に残る家族を思い一身に背負う形で、十年以上前に東北は岩海・南城藩を出奔した本作の主人公藪下三十郎こと戸倉主馬。 一刀流の剣客の腕を活かして、今は江戸の岡場所の用心棒を務めながら、遅くに授かった妻子とのささやかな幸せをかみしめている。 そんな三十郎の下へ、南城藩で不正の追求を逃れた悪人どもの手が伸び、今またつかの間の幸せが脅かされてゆく。 その身と引き換えに守った家族のたどった悲運を知ったとき三十郎は。。 あまりにも不器用に愚直にしか生きられなかった一人の田舎武士。 そんな男に、その最後のわずかの日々の中で出会った市兵衛は、義により助勢する。 しかしそれは、風の剣の腕を頼んだものではなく、意外な形の依頼だった。 ということで、藪下三十郎という不器用な浪人の人物は、葉室凛さんの作品とかを思わせるものがあり、もう少し厚みをもって描いていただければ深みが出たのではないか。 一方、最後、実兄片岡信正の登場シーンは、いつもの冷静さと温かい人柄がよく表れていて、読み応えがあった。 引き続き、安定して面白く読めるシリーズになっていると思います。 | ||||
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古本。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 | ||||
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