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ダブルマリッジ
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ダブルマリッジの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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上流家庭と下層地区住民 世間知らずと地獄を見た者 自己犠牲と利己主義 モデルと原発作業etc 色々な面で分かりやすく陰陽対比する構図が描かれている。 二重婚は社会的な問題としては以前から知られている内容で目新しさは無いが その題材の上で日常が壊れていく過程、対比によるコントラスト、儚くも無機質な描写がひやりとした温度を感じさせる。 短いストーリーではあるが、淡々とした展開に特有の美しさがあり、多くを語らない事で世界に広がりを感じた。 | ||||
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どんな仕掛けで 節税するん〜?って思ったら バカな日本人のおっさんの 気持ち悪い話だった 終わり方も尻切れトンボ! | ||||
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著者の作品はやはり面白い。 | ||||
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この本は1度でも東南アジアに興味を示した方は読むと面白い。 こんなことが実際にある話は聞いたことがあるがあまりにもリアルで実話なのか?と錯覚する。 駐在の知人が現地に謎に銀行口座を閉めずに取ってあるなど、近くにはそんな噂も多数あるから 現実と重ねてしまった。 | ||||
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面白い内容で、引き込まれました。 日本人男性とフィリピン人女性がフィリピンで婚姻、しかし、戸籍への記載をしない状況で、日本で日本人女性と婚姻。 フィリピン人女性との間の子が、来日、日本国籍者になっていました。 これは、実際にあることです。 このケースで来日して在留資格を得られることや、未成年なら日本国籍取得が可能なことを、ご存知ないかたが、多数なのは、残念です。 フィリピンのNGOに相談に行っても、日本人父からの認知が無いと来日出来ないと言われてるケースも聞いたことが、あります。 その点この筆者は、よく調査されています。 | ||||
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物語は戸籍を取得して妻が2人いることが分かってから話が進みます。 物語の初めに「これは架空の物語だが、戸籍に関する記述は事実に基づいている。」と書かれてます。 戸籍、ビザ、税金、など色んなテクニックが物語を学べます。 非常に勉強になりました。 以下は、読んでいて新しい知識を得たと感じた箇所になります。ネタバレにもなりますのでご注意ください。「こんなことが書いているんだ」の参考にしていただければ幸いです。 ・日本人がマニラで結婚式を挙げたとすると、婚姻の挙行地はフィリピンになりますから、フィリピン政府が発行した正式の証明書で日本でも婚姻の事実が認められるんです ・刑法には重婚罪がありますが、民法では「配偶者がある者は、重ねて婚姻をすることができない」として、当事者がその取消しを請求できると定めているだけですから、請求がなければそのままです ・でもヘンな話よねえ。重婚って犯罪だと思ってたけど、“戸籍には妻が2人いることになっていますけど、いまのままでもまったく問題ありませんから、ご安心くださいだって。どうやって安心しろって言うのよ。 ・そうであれば、贈与税の配偶者控除の特例を使って持ち分のうち20,000,000円分を無税で里美さんに贈与することができます。里美さんの名義になってしまえば差し押さえることができません。 ・それ以外でも、娘さんが20歳になれば、相続時精算課税の特例を使って住宅取得等の資金として25,000,000円を非課税で生前贈与することもできます ・今は規制が厳しくなって、フィリピン人が日本の労働ビザを取得するのが難しくなったでしょう。でも幼い子供に日本国籍を取得させれば保護者である母親には居住資格が与えられますし、20歳以上で本人が日本国籍を持てば日本国内で自由に働くことができる ・日本人の男との結婚照明を持ったフィリピン女性が相談に来るでしょう。そしたらまず、いつどこでであって、子供はいつ産まれて、どういう理由で音がなくなったのか、詳しい身上書をつくるんです。その身上書と婚姻届、出生届、日本で取得した夫の戸籍謄本を添えて大使館に提出して、それで夫の戸籍を修正するんですよ。 | ||||
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この著者の本はとってもお勧めです。 | ||||
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小説的な面白さよりも、戸籍上重婚が可能だという法律の抜け穴が存在するという事実や、じゃぱゆきさんに関する社会問題が骨子にある作品。登場人物や事件は、どちらかと言えば、この骨子を明確に提示するために肉付けされた飾り物に過ぎない。例えば、特殊詐欺に関する啓蒙動画に登場するお人好しな老人や怪しい男、および陳腐で紙芝居的なシナリオ、……それが本作では、上記のような骨子を元に、もう少し小説らしく色付けされているような感じ。 主人公は、五井商事の部長・桂木憲一と、その娘で間もなく 20 歳になろうとしているマリ。作品は、この 2 人の視点が交互に入れ替わりながら進んでいく。マリは現在大学生で、読者モデルをしている“かわいい“女。世間知らずで、さして頭も良くはない。物語は、マリが父・憲一のパスポートを更新するために、戸籍謄本を取り寄せたところ、婚姻欄に、自分の母・里美以外に、ロペス・マリアという見知らぬ名前が載っていたところからはじまる。物語が進むと、実はマリアが憲一との間にできた子を産んでおり、ケンというその男はいま日本にいると発覚する。 残念ながら、どの登場人物にもあまり魅力がない。アホかゲスかばかりで、読みながら思わず感情移入してしまうということがない。父の憲一は大手企業の部長でありながら、お人好しの凡人で精彩がない。娘のマリの方は多少描写が細かく、途中までは割と物語進行の牽引力となっている。ただ、終盤に近づくにつれ、アホ女っぷりが際立って、鼻で笑いたい気分になる。要は、マリが恋に落ちる描写が不足していて、シナリオ上のご都合主義的痴呆に見えてくる。このアホっぷりのせいで、作中で小道具として利用されている『銀河鉄道の夜』までも、ひどく安っぽくなっている。 それにしても、もう少しアホではない真摯な主人公たちにできなかったものか。それだけで小説としての厚みが増した気はする。……正直、後味も大してよくない。 | ||||
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ストーリーも面白いし、勉強にもなります。ただ、もう少し、金融の要素が欲しかった。 | ||||
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ケンイチただのヘタレやろ 結局は巨乳のピナに騙されたんか。娘も兄からいいように利用されてたし。ふたりとも夢を見てたんだな。 最後までブレなかったのはマリアロペス。本当に神様みたいなママで、この人の存在だけが物語の救いだった。 飽きられたケンイチとスラムのマリア、より戻して日本で暮らしたらハッピーエンドだったのに。 9割9分よかったのに、最後の最後で著者息切れ。一番得したのはケンイチの部下のデブでした。ちゃんちゃん。 | ||||
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Audibleでの購読は8作目だが、初めてハズレた。なんだこれ?というのが本音。 結末が近づくにつれバカらしくなってきて最後まで聞かずにやめた。若い頃、勢いでフィリピン娘と結婚式挙げたのは許せるとしても、その相手を探しに?行って、懲りもせずまた若いフィリピン娘と懇ろになって身請けしちゃう⁇ 女子大生の娘マリが読モなのはいいとして、その生態が事細かく書かれているのも退屈で、本なら読み飛ばせるが、そうもいかずほんとムダだった。読者が10〜20代の若者なら面白いのかもしれないが、この本の読者層は違うのでは? どなたかのレビューにあったように、一所懸命勉強したんでしょうけど。 それ以外にも最初の方の市役所の職員が主人公のフィリピンとの接点について何も尋ねないこととか、マリとケンの出会い方とか不自然な場面がいろいろあってほんとに時間の無駄だった。 | ||||
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経済小説を書いていれば良かったものの、こんなのを執筆するきっかけは何だったんでしょうか。 手頃なストーリィで小遣い稼ぎ? ひょっとしてフィリピーナに嵌ってしまった? しかし、大手商社のエリート海外駐在員が現地女性と正式に結婚しておきながら領事館に届け出もせず、帰国後も届けを忘れていたなんていくらなんでも有り得ないでしょ。 性悪女に騙されて、身元保証とか金銭保証したとか結婚詐欺だったというほうがまだ現実味があります。 あとはお決まりの家庭争議とおバカな娘の話で、帯に記された『国際司法サスペンスの傑作』とは似ても似つかぬ内容。 どちらにしても現在の日本、戦後からの在日外国人のみならず海外からの移民には問題が山積み。 日本旅券の高い利便性のみを目的に帰化する輩も多く、困ったものです。 | ||||
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今回の主人公は父親ではなく娘であると考えて読むとすんなりと受け入れられるのではないでしょうか。 ラストは世間体ばかりを気にする今までの主人公とは違う男がたどるべきものだったと思います。 | ||||
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海外で日本人男性が起こしている問題をさまざまな視点から浮き彫りにしている読み応えある一冊。実話ではないが、実際におこっている現象から書かれているので、リアルでストーリーに引き込まれます。 | ||||
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橘玲さんの小説はPT以来ですが読みやすい人物設定とめちゃくちゃ難解な二重国籍の知識をわかりやすく作品内に取り入れているのであっという間に読んでしまった。 最後の展開が少し急すぎるかなって気がしたので星4つ | ||||
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本作の性描写について、これまでの著作、特に小説でないものに通底するものを感じました 著者はいくつもの著作で、性愛は奔放なものであることを、進化論の観点から人間本来の姿だと言っています。本作のどの登場人物の性行動も、一般論な倫理を外れているものですが、この奔放な性愛をフィクションとして実現させているのが、この小説の性描写です。 一方で、どの登場人物もそんなことは棚に上げ、自分の美しい愛情の物語を信じているのがこれまたリアルです。 奔放な性愛と純愛が矛盾しつつも併存しているさまは、第三者から見た場合とてもグロテスクです。このグロテスクさこそが、登場人物の関係性を変化させ物語の原動力のひとつになっているのと、本作の味わいそのものとなっているかと思います。 | ||||
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永遠の旅行者やマネーロンダリングと比べると、いまひとつな印象が拭えない。正直著者が若者文化について行けていないのが原因だろうか。 | ||||
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サスペンス感溢れる展開で一気に読みました。社内政治が絡まり信頼を寄せていた部下の裏切り、家族の関係、フィリピン新日系人の実態を更に掘り下げればもっと面白かったかも、との印象が残りました。 | ||||
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途中までは非常に面白く読んだものの、結末に少し唐突感あり、尻切れトンボで終わってしまったような消化不良感が残りました。 | ||||
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マネーロンダリング、永遠の旅行者、タックスヘイブンを読んで面白かったので、これに行き着きました。 レビュー見て、同じように橘玲3冊読んだ人のレビューが悪かったので、しばらく迷っていたのですが、GWに時間があったこともあって結局買ってみました。 普通に前3作と変わらないぐらい面白かったですよ! 私はこの著者の作品については、もちろん金融の深いところが書かれてるってのもありますが、海外の描写が好きってのも大きいです。この作品では、舞台はフィリピンですが、香港やハワイやシンガポールなどと同じようにいい感じに描かれています。もっとも、前作までのリゾートや金融の街とは違う場所ですが。 ミステリー的な要素の出来栄えが悪いというレビューもありますが、この著者の場合はそれはおまけ程度でいいのではないでしょうか?私はあまり気にならずです。 何より新日系フィリピン人という問題に小説という形で、いろんな国内・海外のことも織り交ぜて書いているのは本当に意義深い作品だと思います。コロナでまた在日外国人の状況は変わるでしょうが、遠い世界の話ではないですね。 | ||||
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