女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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評判

女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEENの評価:

4.16/5点 レビュー 63件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 61〜80 4/7ページ
No.80
(3pt)

未来の話だけど、カチカチのSFではなく幻想的な内容

背表紙には2113年の・・・とあったのでハードなSF小説と思って手にとりました。
冒頭、主人公が目覚めたシーンでは相棒のウォーカロン(ウォーク・アローンの略称、ロボットのこと)などが出てきたので
どのように話が進むのかなと思いましたが、物語の舞台であるルナティック・シティに行ってからはハードなSFではなく
どちらかと言うと(陳腐な言い方ですが)ファンタジーRPGに登場するような町で起こるお話のように思いました。
解説でも書かれていましたが、登場人物がそれぞれ舞台の役者のような役割をもってそれぞれの演技をしているかのような雰囲気でした。

平和で事件や事故はもちろん、言い争いなどが起こらない世界での殺人事件を目撃した主人公の、主人公の中での常識と
この町での常識とのズレや、生死に関する認識の違い、また、「復讐」とはなんなのかという哲学的な問いなど森さんらしいリズミカルな
文章でとても興味深く読めました。
女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫)より
406293583X
No.79
(3pt)

未来の話だけど、カチカチのSFではなく幻想的な内容

背表紙には2113年の・・・とあったのでハードなSF小説と思って手にとりました。
冒頭、主人公が目覚めたシーンでは相棒のウォーカロン(ウォーク・アローンの略称、ロボットのこと)などが出てきたので
どのように話が進むのかなと思いましたが、物語の舞台であるルナティック・シティに行ってからはハードなSFではなく
どちらかと言うと(陳腐な言い方ですが)ファンタジーRPGに登場するような町で起こるお話のように思いました。
解説でも書かれていましたが、登場人物がそれぞれ舞台の役者のような役割をもってそれぞれの演技をしているかのような雰囲気でした。

平和で事件や事故はもちろん、言い争いなどが起こらない世界での殺人事件を目撃した主人公の、主人公の中での常識と
この町での常識とのズレや、生死に関する認識の違い、また、「復讐」とはなんなのかという哲学的な問いなど森さんらしいリズミカルな
文章でとても興味深く読めました。
女王の百年密室 (Gentosha novels―幻冬舎推理叢書) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室 (Gentosha novels―幻冬舎推理叢書)より
4344009053
No.78
(3pt)

未来の話だけど、カチカチのSFではなく幻想的な内容

背表紙には2113年の・・・とあったのでハードなSF小説と思って手にとりました。
冒頭、主人公が目覚めたシーンでは相棒のウォーカロン(ウォーク・アローンの略称、ロボットのこと)などが出てきたので
どのように話が進むのかなと思いましたが、物語の舞台であるルナティック・シティに行ってからはハードなSFではなく
どちらかと言うと(陳腐な言い方ですが)ファンタジーRPGに登場するような町で起こるお話のように思いました。
解説でも書かれていましたが、登場人物がそれぞれ舞台の役者のような役割をもってそれぞれの演技をしているかのような雰囲気でした。

平和で事件や事故はもちろん、言い争いなどが起こらない世界での殺人事件を目撃した主人公の、主人公の中での常識と
この町での常識とのズレや、生死に関する認識の違い、また、「復讐」とはなんなのかという哲学的な問いなど森さんらしいリズミカルな
文章でとても興味深く読めました。
女王の百年密室 Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室より
4344000099
No.77
(3pt)

未来の話だけど、カチカチのSFではなく幻想的な内容

背表紙には2113年の・・・とあったのでハードなSF小説と思って手にとりました。
冒頭、主人公が目覚めたシーンでは相棒のウォーカロン(ウォーク・アローンの略称、ロボットのこと)などが出てきたので
どのように話が進むのかなと思いましたが、物語の舞台であるルナティック・シティに行ってからはハードなSFではなく
どちらかと言うと(陳腐な言い方ですが)ファンタジーRPGに登場するような町で起こるお話のように思いました。
解説でも書かれていましたが、登場人物がそれぞれ舞台の役者のような役割をもってそれぞれの演技をしているかのような雰囲気でした。

平和で事件や事故はもちろん、言い争いなどが起こらない世界での殺人事件を目撃した主人公の、主人公の中での常識と
この町での常識とのズレや、生死に関する認識の違い、また、「復讐」とはなんなのかという哲学的な問いなど森さんらしいリズミカルな
文章でとても興味深く読めました。
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)より
4101394326
No.76
(3pt)

未来の話だけど、カチカチのSFではなく幻想的な内容

背表紙には2113年の・・・とあったのでハードなSF小説と思って手にとりました。
冒頭、主人公が目覚めたシーンでは相棒のウォーカロン(ウォーク・アローンの略称、ロボットのこと)などが出てきたので
どのように話が進むのかなと思いましたが、物語の舞台であるルナティック・シティに行ってからはハードなSFではなく
どちらかと言うと(陳腐な言い方ですが)ファンタジーRPGに登場するような町で起こるお話のように思いました。
解説でも書かれていましたが、登場人物がそれぞれ舞台の役者のような役割をもってそれぞれの演技をしているかのような雰囲気でした。

平和で事件や事故はもちろん、言い争いなどが起こらない世界での殺人事件を目撃した主人公の、主人公の中での常識と
この町での常識とのズレや、生死に関する認識の違い、また、「復讐」とはなんなのかという哲学的な問いなど森さんらしいリズミカルな
文章でとても興味深く読めました。
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (幻冬舎文庫)より
4344403762
No.75
(3pt)

本の内容は良いのですがKindle版が高いです ★追記あり

このレビューを投稿後に再確認したところ、Kindle版の値段に変化があったので追記しておきます
2014/2/15 Kindle版の価格は ¥ 609(以前よりKindle版の価格が約180円安くなっています)
評価も1でしたが200円以上安いことを考慮して☆3にしときます、☆1にしちゃってごめんね!

2014/2/3 現在のKindle版の価格は ¥ 788
同日付  新潮文庫の文庫本の価格は ¥ 830
この差42円をどう感じるかは人によりますが私は高いと思います
これはKindle本全般に言えますが日本ではほとんど値段は変わらず
私は結局、紙で購入してしまいました、特にAmazonでは中古が安く
例えばこの女王の百年密室GOD SAVE THE QUEENは中古が¥ 1円です
送料の250円を入れても251円で大抵の古本は手に入るのが現状なので
何度も読む好きな作品をデータではなく現物で所有できることを考えると
私は結局紙で購入しています、電子本はもっと安くして欲しいです新潮さん

また私がここでわざわざKindleについてレビューを書いた理由なんですが
私がAmazonでこの本を購入する際まだKindle版が存在してませんでした
そして紙本を購入して数ヶ月して見てみるとなんとKindle版があるのです
仕方ないのかも知れませんが私の欲しい本ではこのような場合が多くて
本当はKindleで買いたかったのに気づいた時には既に手元に紙の本がある
これではKindleで本を管理するには紙と二重に購入することになります
アメリカのようにAmazonで購入した本はKindleでも読めるようにして欲しい

しかもKindle版は作家で調べてもKindle化される本は一部のみが本当に多く
自分の買いたい本がKindle化されるか否かはほとんど運任せのような状態
Amazonはどこよりも安く早くどこよりもお客視点で考えてる印象でしたが
日本のKindleの販売のやり方についてはAmazonとは違ってて残念な限りです
私は新潮文庫が大好きですが、新潮文庫の電子書籍化の方針は正直疑問です
AmazonによればKindle版の価格は出版社側が全て決めるそうなので・・・
女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫)より
406293583X
No.74
(3pt)

ミステリ?

読み終わって頭の中がハテナだらけで、つい解釈してくれるサイトを回りました。
ミステリとしては動機やトリックが弱いような…いや、弱いのではなくぶっ飛びすぎている…?うーん。ミチルが真犯人を思い付いたシーンも、本当に突き止めたというより思い付いたと言うのが妥当なくらい、急です。
肝心な部分をずっとはぐらかし、現代の常識の通じない世界の話で、最後まで入り込めませんでした。
好き嫌いの分かれる本だと思います。
女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫)より
406293583X
No.73
(3pt)

ミステリ?

読み終わって頭の中がハテナだらけで、つい解釈してくれるサイトを回りました。
ミステリとしては動機やトリックが弱いような…いや、弱いのではなくぶっ飛びすぎている…?うーん。ミチルが真犯人を思い付いたシーンも、本当に突き止めたというより思い付いたと言うのが妥当なくらい、急です。
肝心な部分をずっとはぐらかし、現代の常識の通じない世界の話で、最後まで入り込めませんでした。
好き嫌いの分かれる本だと思います。
女王の百年密室 (Gentosha novels―幻冬舎推理叢書) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室 (Gentosha novels―幻冬舎推理叢書)より
4344009053
No.72
(3pt)

ミステリ?

読み終わって頭の中がハテナだらけで、つい解釈してくれるサイトを回りました。
ミステリとしては動機やトリックが弱いような…いや、弱いのではなくぶっ飛びすぎている…?うーん。ミチルが真犯人を思い付いたシーンも、本当に突き止めたというより思い付いたと言うのが妥当なくらい、急です。
肝心な部分をずっとはぐらかし、現代の常識の通じない世界の話で、最後まで入り込めませんでした。
好き嫌いの分かれる本だと思います。
女王の百年密室 Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室より
4344000099
No.71
(5pt)

あの世界観を表現出来るとは! 

嬉しい驚きを感じました。

原作の大ファンで、ラジオドラマを録音したものも何度となく聴いてきて、頭の中に自分なりの世界観が出来上がっている状態でしたが、そのイメージを全く壊すことのないスズキさんの絵に大納得。

特にロイディのデザインは自分の中で最も絵にするのが難しいと思っていたので、なるほど…と感心してしまいました。
女王も、正直表紙を見たときはちょっとイメージと異なる気がしましたが、本編を読むとこれまた納得。

雰囲気、表情、作品全体に漂う空気感の再現が見事でした。
自分のイメージと異なっていたところも、そういう解釈もアリだなと思えるもので、この作品を漫画にしてくれたのがスズキユカさんで本当に良かったなと思いました。

原作では続編がより好きなのですが、そちらもとっても良かったです!

最終章を期待して待っています。
女王の百年密室 (Gentosha novels―幻冬舎推理叢書) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室 (Gentosha novels―幻冬舎推理叢書)より
4344009053
No.70
(5pt)

あの世界観を表現出来るとは! 

嬉しい驚きを感じました。

原作の大ファンで、ラジオドラマを録音したものも何度となく聴いてきて、頭の中に自分なりの世界観が出来上がっている状態でしたが、そのイメージを全く壊すことのないスズキさんの絵に大納得。

特にロイディのデザインは自分の中で最も絵にするのが難しいと思っていたので、なるほど…と感心してしまいました。
女王も、正直表紙を見たときはちょっとイメージと異なる気がしましたが、本編を読むとこれまた納得。

雰囲気、表情、作品全体に漂う空気感の再現が見事でした。
自分のイメージと異なっていたところも、そういう解釈もアリだなと思えるもので、この作品を漫画にしてくれたのがスズキユカさんで本当に良かったなと思いました。

原作では続編がより好きなのですが、そちらもとっても良かったです!

最終章を期待して待っています。
女王の百年密室 Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室より
4344000099
No.69
(3pt)

女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN

独特の理論展開にぐいぐい引き込まれる。
物語としては大した内容ではないのだが、ディテールで読ませるテクニックはさすが。
女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫)より
406293583X
No.68
(3pt)

女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN

独特の理論展開にぐいぐい引き込まれる。
物語としては大した内容ではないのだが、ディテールで読ませるテクニックはさすが。
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (幻冬舎文庫)より
4344403762
No.67
(3pt)

女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN

独特の理論展開にぐいぐい引き込まれる。
物語としては大した内容ではないのだが、ディテールで読ませるテクニックはさすが。
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)より
4101394326
No.66
(5pt)

一気に読みました!

理想郷と思われるこの物語の街にも大きな裏があった。
そこに住む人達の盲目的なまでの信仰(信念?)に若干の嫌悪感さえ抱いてしまう(悪い意味じゃなくて、、いや、悪い意味かも)。

ミチルの心(ここでは頭と言うべき?)の表現が断片的な感じで、ロイディとの関係やミチルの背景を推測しようとするけど、難しい。
理系の文章に四苦八苦しながらも、森ワールドに引き込まれます。
どんでん返しというより新たな世界を広げてくれるように、ミチルの正体が明かされる。

このシリーズは面白いです。

シリーズの最終章が発売されましたが、難解
ミチルもロイディも出てこない、、、
登場人物の人間離れしすぎた描写に、気おされて  終了
長く待っていただけに、淋しい終わりとなりました
シリーズ1、2はとても面白かったです
女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫)より
406293583X
No.65
(5pt)

一気に読みました!

理想郷と思われるこの物語の街にも大きな裏があった。
そこに住む人達の盲目なまでの信仰(信念?)に若干の嫌悪感さえ抱いてしまう(悪い意味じゃなくて)。

理系文章に四苦八苦しながらも、森ワールドに引き込まれます。
どんでん返しというより新たな世界を広げてくれるように、ミチルの正体が明かされる。

このシリーズは面白いです。
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (幻冬舎文庫)より
4344403762
No.64
(5pt)

一気に読みました!

理想郷と思われるこの物語の街にも大きな裏があった。
そこに住む人達の盲目なまでの信仰(信念?)に若干の嫌悪感さえ抱いてしまう(悪い意味じゃなくて)。

理系文章に四苦八苦しながらも、森ワールドに引き込まれます。
どんでん返しというより新たな世界を広げてくれるように、ミチルの正体が明かされる。

このシリーズは面白いです。
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)より
4101394326
No.63
(3pt)

希薄な物語だがテーマは重い

不思議な作品だ。途中で僕はいろいろな小説や映画を連想した。
レイモンド・チャンドラー、ダニエル・キイス、フィリップ・K・ディック、
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド、シャラマンのヴィレッジ……。

なぜ人を殺してはいけないか、あるいはなぜ人を殺してはいけないかと考えることに意味はあるか、
いつものテーマのひとつを、別に死ぬことが悲しくない世界を構築して実験した作品、といえよう。

つまり二重に実験が行われている。

ひとつ読み取れるのは、平和と対立する概念は戦争ではなく、
平和と対立するのは実は愛ではないか、ということだ。
愛とは何かを特別視することだ。だから守ろうとしたり、奪おうとしたりするようになる。
誰も不満のない世界、争いの起き得ない世界、
それはやはりトマス・モアのユートピアのように、
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの世界の終わりのように、
どこか無機的で感情の希薄な世界、ということになるのだろうか。

そういうわけで物語自体も作為的にどこか希薄な印象にまとめられている。
なので、"飛び抜けた面白さ"との両立はそもそも無理なのだろう。
だが、エピローグは良かった。
ひょっとすると将来、また違った形での一元論vs二元論論争が復活するかもしれない、
と思ったほどである。
女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN (講談社文庫)より
406293583X
No.62
(3pt)

希薄な物語だがテーマは重い

不思議な作品だ。途中で僕はいろいろな小説や映画を連想した。
レイモンド・チャンドラー、ダニエル・キイス、フィリップ・K・ディック、
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド、シャラマンのヴィレッジ……。

なぜ人を殺してはいけないか、あるいはなぜ人を殺してはいけないかと考えることに意味はあるか、
いつものテーマのひとつを、別に死ぬことが悲しくない世界を構築して実験した作品、といえよう。

つまり二重に実験が行われている。

ひとつ読み取れるのは、平和と対立する概念は戦争ではなく、
平和と対立するのは実は愛ではないか、ということだ。
愛とは何かを特別視することだ。だから守ろうとしたり、奪おうとしたりするようになる。
誰も不満のない世界、争いの起き得ない世界、
それはやはりトマス・モアのユートピアのように、
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの世界の終わりのように、
どこか無機的で感情の希薄な世界、ということになるのだろうか。

ただし物語自体もどこか希薄な印象で、全体的にとても面白い作品とまではいえない。
だが、エピローグは良かった。
ひょっとすると将来、また違った形での一元論vs二元論論争が復活するかもしれない、
と思ったほどである。

女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (幻冬舎文庫)より
4344403762
No.61
(3pt)

希薄な物語だがテーマは重い

不思議な作品だ。途中で僕はいろいろな小説や映画を連想した。
レイモンド・チャンドラー、ダニエル・キイス、フィリップ・K・ディック、
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド、シャラマンのヴィレッジ……。

なぜ人を殺してはいけないか、あるいはなぜ人を殺してはいけないかと考えることに意味はあるか、
いつものテーマのひとつを、別に死ぬことが悲しくない世界を構築して実験した作品、といえよう。

つまり二重に実験が行われている。

ひとつ読み取れるのは、平和と対立する概念は戦争ではなく、
平和と対立するのは実は愛ではないか、ということだ。
愛とは何かを特別視することだ。だから守ろうとしたり、奪おうとしたりするようになる。
誰も不満のない世界、争いの起き得ない世界、
それはやはりトマス・モアのユートピアのように、
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの世界の終わりのように、
どこか無機的で感情の希薄な世界、ということになるのだろうか。

ただし物語自体もどこか希薄な印象で、全体的にとても面白い作品とまではいえない。
だが、エピローグは良かった。
ひょっとすると将来、また違った形での一元論vs二元論論争が復活するかもしれない、
と思ったほどである。

女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)より
4101394326