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マタニティ・グレイ
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マタニティ・グレイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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半分ほど読みましたが 引き続き読むかどうかレビューを見て,,,,と思って見に来ました。 妊娠をしても性生活を続ける人もいらっしゃるのでしょうけれど 私は無理でした。 もしお腹の子に何かあったら(刺激で)と思うと。 妊婦AVのところまではまだ読んでいませんが もう止めます。 | ||||
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男性が書いているから、リアリティがない。妊婦はお酒なんて飲めないよ。 | ||||
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出産についての啓蒙書、妊活本、”出産のススメ”という感じでした。 妊娠、出産にまつわるエピソードが満載で、決していいことばかりではないと主張されていますが、 同時に、「ぜひ、妊娠、出産しましょう」という強いメッセージを感じました。 単なるノウハウ本ではなく、ストーリー性もあるので、楽しめました。 いいと思いました。 | ||||
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他のレビューでリアリティがないと言われていますが、子ども嫌いの妊婦には共感できてリアルな内容だと思いました。 お金の心配をしているのに高級な暮らしをしているところがおかしい、とも言われていますが、高い生活レベルを望んでいるからお金が足りないんです。子育てに本格的にお金がかかるようになったら主人公たちの生活レベルは変わると思います。 男性の作家さんなので、おそらく妊婦だった方を取材されて書かれているんだと思いますが、もしその被取材者の方とお話しできたら意気投合できそうです。 妊娠出産には、その人の価値観や世界をひっくり返す力があります。そのことがよくわかる小説だと思いました。 | ||||
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つい先日妊娠したとわかったところの30代女性です。 妊娠したからこの本を手に取ったのではなく、石田衣良さんの作品を読みたいな、と探していた時にタイトルとあらすじを読み、まあ石田さんってこんな作品も書かれるのね!と思って読み始めました。 読み始めたらもう本当にびっくりで、私は千花子とずいぶんそっくりでした。 私も公共の場で騒いだり走ったりする子供に冷たい目を向けていたし、 結婚してしばらくの間「子供なんて私たちの人生を食い潰すだけだよね」と夫に話して、子作りとは無縁の生活をしていました。 世の中がコロナ禍となり、様々な変化を余儀なくされた頃から、外向きの嗜好が徐々に内向きになってきたように感じます。 そこから初めて妊活を経て、欲しくないと思っていた子供のはずなのに上手くいかなければ辛くて、そんな日々を過ごして今に至ります。 なので、千花子が妊娠が発覚した際に「子供部屋がない!」と悲痛な思いに駆られるシーンや、 切迫流産の危機に瀕して、初めて我が子に語りかける姿に涙しました。 今の自分の心情にとても近いように感じられ、徐々に母となる千花子の様子に非常に引き込まれました。 両親と折り合いが悪いところ、 夫が単純だけど気のいい男であるところ、 まるで私のこと?と思い上がってしまうほど、千花子は私とそっくりでした。 彼女が両親に向き合うシーンでは 一人じゃない…お腹の赤ちゃんが「ママ、がんばれ」とエールを送ってくれる場面で思わず嗚咽しました。 きっとこれから私の人生にも千花子が経験したようなストーリーが、私だけのオリジナルな形でやってきてくれるように感じています。 今は地に足のつかない不安な気持ちだし、 誰にも妊娠のことは言えない時期です。 だからこそ余計不安だったのですが…今この本を読んで、千花子と赤ちゃんが私に寄り添ってくれている、仲間がいるんだと感じられています。 石田さんの名文にはいつも引き込まれるばかりでしたが、まさかの自分に重なる部分がこれまでになく多く、私の人生の友と言える一冊に出会えたように感じています。 石田さん、ありがとうございました。 | ||||
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石田衣良さんの文章は読みやすいし考え方も嫌いじゃないけど、この本は男性目線の妊婦とはこうあってほしい超ファンタジー小説としか読めない。せめて夫目線で書けばまだマシだったけど女性目線で書いてるから不快感と違和感。他の方も言及しているが、 - 妊婦の性欲描写、妊婦AVの件 こういう人もいるかもしれないけど、大多数は夫とのそういったコンタクトに気持ちさえ向かない、つわりの時に性交渉したいと思えないのでは?妊娠中も妻と性交渉したい、したいと妻に思ってほしいように見えて男性目線な感じ。正直ちょっと気持ち悪かった。 - カフェインは過敏に節制するのに少量だけどアルコールは飲む違和感、最初の方でアルコールが美味しくなくなったとの描写があったのだからノンアルビールとか選択肢はあったと思う(2010年あたりはまだ飲めるノンアルビールがなかったのか?)。ストレスの多い妊娠生活少しくらい飲んでも罪悪感持たなくていいよと言いたいのかもだけどウーロン茶のカフェインまで気にする人は飲まないのでは? - お寿司やローストビーフを食べる件もものすごい違和感、妊婦は免疫が下がって生物や火の通ってないものは避けるように言われるのに主人公はなんの逡巡もなく食べている。こういうのって校閲入らないんですかね?それとも校閲も男性でわからないんでしょうか。 妊娠がパーソナルなもので人によって全然違うのは理解しますがあまりにも主人公も夫も全編通して無神経に感じられるつくり。うちの奥さんもこんなんだったよって体験談かもしれないけどあくまでも男性から見た奥さんでしかなくて奥さん自身がどうだったかなんてわからないし、エッセイみたいにうちはそうだったっていう書き方ならまだわかるけど、小説という形式で上記のような主人公の設定の支離滅裂さは妊娠のことを知ってたり体験した人には違和感しかないし、俺は子供もいて奥さんのこともよくわかってるから女性目線で書けるとたかを括ってしまったように感じる。 大筋はすっと読めるし嫌いじゃないのにモヤモヤが止まらない感じになるのはもったいなく、これから妊婦になる人がこれ読んでどう感じるのかなってなる。この主人公に感情移入できないのレビューも散見するがこういう人(自己中心的だったり切迫しそうなのに仕事したいとか)はいると思う。ただ小説にするならそういうディテールのノイズが石田衣良さんがこの小説で書きたかったテーマみたいなものをわかりにくくしてるし当事者である妊婦や女性も違和感の方が大きい(少なくとも私はそう)。普段本のレビューってまず書かないんだけどこれはなんだか書かさってしまった。だからきっと嫌いじゃないんでしょうけど、これはひどいなってなって書いてみました。 | ||||
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一言で言うなら、ファンタジーです。 嘘の話なので真に受けると奥さんの顰蹙を買うかも。 男性の視点でなるべく寄り添おう理解しようとした趣は感じますが、経産婦として言わせてもらえば20点って感じ。 マイナス点 ・妊婦が酒を飲むな。それも一度や二度じゃない。ここが一番許せない描写。 ・とにかく主人公が最悪。 ひどく自己中心的で腹黒くて幼稚で脳内お花畑。酒も含めてこんな母親じゃ赤ちゃんが可哀想。出産までに一度も母親の気持ちにはなれなかった人だと思う。自分のことばかりで。 安定期から出産までず~っと幸せ100%だった人になら共感できるかも? ・作中の「6時間は長くも早くもない」発言が不可解。 分娩所要時間は、初産で平均10~15時間だがこの6時間は何の時間?病院に着いてから出産までの時間? ・やけに物分りの良い素晴らしい職場と、全てがうまくいく流れ。これは働く女性にとってはしらけるだけでは。 ・中出しし放題とか、妊婦AVとか、ただ男の夢を叶えるためだけの描写がある。 プラス点 ・さすがに男性の心理描写はうまい。 ・経験のない女性や、経験できない男性には、フィクションだと踏まえた上で楽しめるかも。 妊娠出産で一度でも心底子どもを想って不安や心配をした女性には、イライラする本だと思います。 いくらフィクションとはいえ、軽い経験ではない分、引っかかる点が多すぎるかと。 不快で何度も読むのを止めようとしました。 そんな作品です。 | ||||
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子育て番組などに出ている石田さんは好印象だっただけに、出だしでもうがっかり… とにかく主人公が嫌。 子供はうるさいから嫌い、という人には、「あなただって子供だったでしょ」「子供のころ人前で騒いだ経験ゼロ?」と言いたくなるのですが(年寄りは手がかかるから嫌い、という人にも同じく)、それはさておき。 出版系女子はこういうタイプばかり(私も出版系で、周りに独身女性が多いので完全否定はできませんが)って、ちょっとステレオタイプな気もします。 夫の一斗も、最初はマンション購入渋ってたのに、奥さんがローン全額払うって言ったとたんコロッと賛成。 私は古い人間なのでしょうか、せめて折半にしようよ。 そのうえ無責任に妊娠ですか。 どういったタイプの人なら、この夫婦に共感できるのかな? 私には到底無理でした。 他の方も言われているように、妊娠、出産、職場の受け入れ姿勢についても、浅薄な感じがしました。 「子供が嫌いなdenksが、親として目覚めていく物語」を描きたかったのかもしれませんが、 どこか一つ、人間的な魅力を感じたかったな。 | ||||
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はじめはイイ。後半はただの体験記。でも最後まで読める面白さはあるかな。 医学的には間違ってることだらけです。 男性目線なので、男性はみんないい奴として登場してます。 雑誌連載をまとめた本にありがちな、はじめて読む人にもわかるような説明文が何度も出てくるので、そこは 削って読みやすくして欲しかったです。 1番残念だったのは、 結果、 女性は赤ちゃん産めば、母性と覚悟が備わり前向きに行きて行く。という、「母性神話」がそのままの、昭和の男性たちの考え方で締めくくられていたこと。 もっとみんな戸惑い、悩み、考え、不安になりながら、頑張っています。 | ||||
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フィクションだと思えば読みやすい小説でした。 しかし、みなさん書かれている、経済状況と金遣いの荒さのギャップ、主人公の一貫性のなさ、旦那を愛しているわりに事あるごと馬鹿だ馬鹿だと見下し、妊婦が食べていいもの悪いものを全然気にせず、果ては気分が乗ったからとアルコールを摂取するところ、とても引っ掛かりました。 私自身が妊婦かつ妊娠前はお酒が大好きだったので、架空の人物とわかっているものの読んでいて腹が立ちました(おいしそうだなーと笑) | ||||
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私は、まだ結婚も 妊娠も 出産もしたことはないけれど きっと この小説の中のできごとは あまりにも生易しく描きすぎてるんじゃないかと思いました。 他の方も指摘していらっしゃるように、経済的に厳しいはずなのに 子供服を買い込んだり・外食ばかりしたり・高価なフルーツやヨーグルトを沢山 食べたり... 主人公の性格も、そもそも子ども嫌いの仕事人間だったはずなのに いつの間にか子ども好きの母になっていたり。厳しくアルコールとカフェインを制限していたはずなのに、ワインを飲んだり。 妊娠中の性交渉のシーンなどを読んでいても、結局のところ 自分に甘い人間というか 人として適当なところがあるのかな?と疑問が残ってしまう作品でした。 | ||||
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子供が大嫌いだったはずの主人公が予期せぬ妊娠が発覚して、生むことを決意したとたんに、急に出産にポジティブに動き出す。これまで産休制度の無かった小さな出版社に掛け合ったら、わりとあっさり産休制度ができて、人出が足りなくてぎりぎりで回しているはずの職場の上司も同僚も、実に物分かりがよくて、夫の職業はフリーカメラマンで自身も弱小出版社の編集者で出産を控えて収入が厳しくなるとおののきながらも、妙に食べ物、着るものの金回りが良くてと実に都合のいい状況設定で進行するのだが、そこそこ楽しく読めるのは著者の力量なのだろう。まぁ、ちょっと現実感から浮遊したところで面白くストーリーを仕立てるのがこの著者の持ち味であるから、あまり突っ込みをいれずさらりと読めばいいのでは。 | ||||
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男には決してわからない妊娠、出産を女性の側の視点で見る良い機会となりました。 | ||||
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初めてレビューというものを書きます。 この読後感のモヤモヤを吐き出したくて。(笑) 石田衣良さんの本自体は読みやすく好きですが、 この本は 妊娠中の私からしたら所々疑問でした。 まず、私が今妊婦だからかもしれませんが、性描写の多さに嫌悪感を感じました。「妊婦だって性欲がある」それはいいと思います。人それぞれだし。本の中に旦那さんといちゃいちゃするシーンが出てくることも別にいいんです。 ただ、多くないですか?そのシーン。必要ですか? あと 他の方も書かれてますけど妊婦のAVのくだりとか。。あれ必要でした? 本当、妊婦のAVなんて、観る人も気持ち悪いしそんなAVを作った会社も気持ち悪いし 色々気持ち悪いです。お腹の子供のこと考えてる?って心から思ってしまいます。 なのに結果旦那の「妊娠って美しい」みたいな表現にまんざらでもない様子の主人公に、とても違和感を感じました。 もう避妊しなくていいんだ〜と喜ぶ旦那さんにも、はぁ?て感じですし。 妊娠中は感染症などの心配もあり、日本ではコンドームは必須と言われています。夫婦生活を書きたいならせめてその辺は調べて欲しい。 あと、少々のカフェインは気にする主人公なのに、勢いで?シャンパンだかワインだか一杯だけならと飲むシーンも疑問!ミルクティー控えてんのにアルコール飲んじゃうの?と、番人が読むものなら尚更その辺は間違えて欲しくなかった。この本を正しいと信じる妊婦がいたらどうするんでしょうか。 生活が厳しいようなこと散々言っておきながら毎回何百円もするヨーグルトを3つも買うくだりや外食ばかりの食生活も、厳しんだか余裕があるんだか不明でした。 娯楽 だと思えばスラスラと読めてしまいますし 男性にしては(上からですみません)調べられた本なんでしょうけど、リアルな妊婦からは遠く遠くかけ離れた本で、イライラしてしまいました。 | ||||
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男性にしては妊娠、出産について勉強されてるなという印象ですが、誤解も多く見受けられました。 例えば、妊娠中の夜の営み。「中に出せる」とありますが、子宮の収縮を促したり感染症になる危険もあるので日本では必ず避妊具を使用するよう指導されています。破水後に入浴するシーンがありましたが、こちらも感染予防のために入浴してはならないことになっています。 妊娠5ヶ月で他の人にも分かるくらいの激しい胎動があるのも変ですし、出産10日前になっても胃の圧迫感が強くご飯が食べられないというのも経験者からすると嘘っぱちだな、と思いました。 女性的視点から描こうという発想と挑戦心は良いと思いますが、著者を始め、編集者ももっと勉強してから挑んでほしかったなと思いました。 | ||||
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去年の10月に第1子が産まれ、時間に余裕ができたので久しぶりに手に取った一冊ですが、内容の薄っぺらさにがっかりしました。 女性の気持ちを完全に無視しています。主人公のような生活をする妊婦さんはいないでしょう。矛盾だらけの内容です。 | ||||
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つわりで唾液が異常分泌している妊婦を「よだれを垂らすヤンキーの妊婦」と表現し、レストランで走り回る子供に「こういうお店は、自分で稼いでる大人がくる場所なのに」と吐き捨てる主人公。 切迫流産の入院費もろくに払えない収入であるにも関わらず、千疋屋のフルーツや代官山や六本木で売っているような子供服を次々と買う。 ハッとするような悪意のある表現ばかりが続くので、女性は読まない方が賢明です。 | ||||
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ラベルに抜粋されていた文が素敵だったので手にとったのですが、全文読んでみるとそこかしこに違和感が。 まず、主人公、子供を毛嫌いしていたはずなのに、妊娠した途端にあっさり母性が芽生えすぎ。 そして、職場の皆さん、妊婦に対して温かすぎ。(妊娠、出産により周り負担がかかるのは事実なので、こんなにもみんながみんな心から歓迎してくれる職場なんてない。現実は、女性の敵は女性。) そして、収入が不安定な夫と、大黒柱の主人公は産休育休で収入激減すると再三いいながら、ひとつ七百円のヨーグルトを毎度毎度三つも買い、 赤ちゃんのロンパースを色違いで三着、高級デパートで買う。 お金がないのか、あるのか、どっちなの? そして、肝心の妊娠、出産については、情報収集不足も甚だしく、妊婦の心情もまるで頓珍漢。 無痛分娩は胎盤から麻酔が赤ちゃんに流れて、眠りながら生まれてくる?本当に? おしゃれ出版社に務める主人公なので、ほっそりした女の人をイメージしていたけど、妊娠中に七キロしか増えてはいけないと医者から言われる、ということは、主人公はそもそもかなりの肥満?(一般的には普通体型なら10キロくらい増えて当然) 破水しているのに助産院から追い返されている。 強い陣痛が来てるのに、街中をあるかされている。 生まれる直前、ごちゃごちゃと回想しているが、そんな余裕はない。 そして猛烈に嫌悪感を感じたのは、夫が、過去に妊婦のAVを見たというエピソード。 以前は妊婦の何がいいのかわからなかったけど、妊婦とは美しいと気がついたという話を主人公にする。 妊婦のAVなんて、一般女性にとっては嫌悪感しかない。 自身が妊娠中ならなおさら。 神聖な命を授かったのに、なにしてるの?何考えてるの?お腹の赤ちゃんのこと考えないの?父親は誰?その女も、見て喜ぶ男も、地獄に落ちろ。 ぐらいの嫌悪感を抱いておかしくないとおもうのだが、なぜか、それを聞いて喜んでいる主人公。 妊婦AVのエピソード必要ですか?妊婦って美しいね、だけならまだしも。。ここの部分を読んでいて最悪な気分になりました。 そもそも、お腹が大きくなってからの妊娠姿って、美しいって本人でもなかなか思えないと思うんですが。 お腹の子が愛しい気持ちとは別に、やっぱりいままでのスタイルとはかけ離れてしまって、お腹だけでなく全身に脂肪もついて、不恰好になってしまった姿に落ち込む女性の方が多いような。。 それから、流産、不妊治療の経験者の心の傷の深さ、辛さがまるでわかっていない。 と、書き出したら切りが無いほど、違和感満載の本でした。 やっぱり、男の人に、妊娠、出産を通しての母親の気持ちを書くのは無理なんだ。 と、いうことがよくわかった一作でした。 | ||||
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突然の希望しない妊娠、自分は望まなかったが、実は子供を欲しがっていた夫。夫の為に出産を決意、辛い悪阻や思うように動かない体、流産の危機を乗り越えての出産。 男性目線か女性目線かわかりませんが、いつものように楽しめました。 図書館で借りるときにこの様なジャケでしたので、恥ずかしかったですが・・。 | ||||
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この小説は雑誌連載中は、Growing Up With A Baby というタイトルでした。単行本化で改題したのですが、前のタイトルのほうが内容をよく体現していると思います。(副題には掲げられてますが。)おしゃれに生活してる女性が突然の妊娠を受け入れ、出産までの過程において、成長していくという感じですね。しかし、多くの女性にとって、主人公の妊娠生活はリアリティ欠けすぎでしょうね。私はFP資格を持っておりますが、子どもを一人この世に生み出すにしては、親として経済的緊張感が著しく欠如している様子に、少々冷や汗であったのは事実です。 でも、共感できるフレーズがいくつもありました。それが衣良さんの小説読む楽しみでもあります。たとえば、 「女には、ここでやらなきゃ女がすたるというときが必ずやってくる。『そのとき』は今だった。」(P79) 「幸せというのは、こんな単純でありふれたものかもしれない。それは毎日の生活のなかにあって、それでもなかなか見つけるのは困難なものだ。」(P101) 「やっぱりこの人を選んでよかった。あらためて、そう思う。結局のところ、ほんとうに困ったときに信頼して、いっしょに闘える人間と結婚しなければ意味はないのだ。結婚相手は命をかけてともに闘える同志でなければ、これからの厳しい日本で生き抜いていくことは困難だろう。」(P63)〜既婚者として実感するところです。この言葉は、これから結婚しようとする方たちが、心に銘記する価値ある言葉かもしれません。実際、主人公の夫の選択は大正解だったと思います。二人は本当に仲むつまじく愛情で結ばれた男女で、その基本さえきちっとしてれば、そこに生まれる子どもはまあ幸せに過ごしていけるのかもしれませんね。 特に未婚の女性には一読の価値ある小説だと思います。 ただ、衣良さんの連載を単行本化した小説で、いつも感じることですが、連載においては、途中から読み始める読者もいるため、登場人物の背景説明が繰り返されるのは仕方ありませんが、単行本になった際も、その痕跡が散見され、「あら、また背景説明の繰り返し、ちょっとしつこいかも。」と、溜息出ます。読書の集中が途切れてしまいます。出版社の方、もう少し配慮あってもいいかもしれませんね。 | ||||
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