処刑タロット2
評判
処刑タロット2の評価:
3.00/5点 レビュー 2件。 - ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
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処刑タロット2の評価:
3.00/5点 レビュー 2件。 - ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
生徒会は敗北した山岸美玖に対し制裁を科していた。鳴海たちは彼女を救うため、
福永紅とともに生徒会が用意したARを使ったブレードバトル、サバイバルゲーム、
シュートボクシングに身を投じるが、それは新たな『処刑タロット』への序章に
過ぎなかった――が序盤のあらすじ。
『サドンデス』の利権を狙う生徒会が生身の伊刈梨々花を軟禁するくだりは
『SAOアインクラッド』、バトルにARを導入しているところに『SAOオーディナル・スケール』、
銃器の描写、特に安全装置のくだりに時雨沢恵一の影響を窺い知ることができるが、
ガシェットが少々ご都合主義的なオーバーテクノロジーに依存しているきらいが
あるとともに、数多の女の子を洗脳することで彼女たちをコントロールするという
描写を通じ、NPCであればぞんざいに扱っても良いのかという倫理観を問う部分は
『SAOアリシゼーション』を連想させる。
いや、オーバーテクノロジーであることそのものは別に構わないのだが、
展開が急であるかつそれに対する説明が不足していてついていくのに難儀する。
また、女神ソフィアとの交渉のシーンであったり、あえて戦力となる女の子たちの
待遇に差をつけて競争原理を持ち込んだりといった、ファンタジー世界に
持ち込まれたリアリティが描かれているさまは、筒井康隆や清水義範の作品を
彷彿とさせる。
『サバゲーはセックスよりも興奮する』と言う処女や最初のバトルフィールドで
ある『田中寮』のモデルが京都大学の吉田寮であること、最後まで閉鎖に抵抗した
田中がネズミに耳を囓られたというくだりが青い猫型ロボットがまだ黄色だった
時代のエピソードに由来しているという小ネタの数々は、一体どれだけの人が
見つけることができたのか。
ある意味において第5章までの200ページ近くが長いプロローグであり、謎の組織が
主宰する『処刑タロット』本編は最終章である『発狂する月』に集約されている。
そして残念ながらなぜ『サドンデス』が存在するのか、どうして生徒会は金の卵を
産む存在であるスポーツ研究会を嫌悪するのかという謎の解明については永遠に
明らかになることはないのだろう。