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雪割草



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【この小説が収録されている参考書籍】
雪割草

雪割草の評価: 4.62/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

特になし

特になし
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815
No.12:
(5pt)

横溝正史が挑んだ最初で最後の通俗小説

横溝正史氏の“金田一耕助シリーズ”が好きで今も読み続けている。そんな私の“横溝好き”を知っているある人が本書をプレゼントしてくれた。〔横溝正史=金田一耕助〕という図式の中にいた私は、“横溝正史の幻の新聞連載小説”という本書の帯に書かれた文言を、自分勝手に“金田一耕助シリーズの最終版”と読み替えてしまった。帯の裏を読み、ようやく本作品が金田一耕助シリーズに属さない書籍であると知ったのは、プレゼントしていただいてから2年近く経過してからだった。

 金田一耕助シリーズではない横溝正史作品を読むのはこれが初めてであった。しかししかし。実に面白い。プレゼントしてくれた人の意向とはやや異なるが、私は本作品を横溝正史ファンのみならず、広く読書好きな知人に薦めたいと思っている。
 作品は第二次世界大戦前夜に書かれたものであり、小説で扱っている「通俗」も当時の「現代」であるが、当時の人々が本作品の本質をどれだけ理解できたのかだろうか、と思わせる。むしろ令和の世に生きる我々が読んでこそ、本作品を通じて横溝正史氏が伝えたかったことが理解できるのではないかとさえ思ってしまう。

本書を実際に手にしようと思っている方々にお伝えしたいのは、是非とも巻末の山口直孝氏の解題を読んでいただきたいことであります。私の中では、山口氏の解題を読み終えた時が本作品の読了でした。素晴らしい解題でした。

近い将来、本書が令和の人々に膾炙され、文庫本化されるのではないかと思っています。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815
No.11:
(4pt)

探偵小説ではありません。運命に翻弄されながらけなげに生きる女の半生

出生の秘密、運命の相手とのすれ違い、生き別れた父親との感動の対面、波乱万丈の人生をけなげに生き抜いていく女性の半生の物語です。登場人物も数多く敵味方共に生き生きと描かれているので、朝ドラの題材にできそうな話です。残念な点が3つ。①戦時中に書かれたものであるゆえに戦争や兵隊さん賛美の記述があちこちに出てきます。②洋装店の親切なマダムの片腕となって働く予定がなんべんも頓挫してしまっている。朝ドラにするならここをちゃんと描いてほしいです。有吉佐和子の描く職業婦人のように。③主人公の母親をずっと憎んでいた画家の奥様が180度いい人に変わってしまったこと。横溝正史の探偵小説なら絶対に犯人役だったくらいの人物像なのでもう少し悪い人でいてほしかった。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815
No.10:
(3pt)

原作自体は未読ですが・・・

40年来の横溝好きであり、知人関係のレビューを参考に単行本で購入しましたが、諸事情により未だ読み始められていません。
そんな折、想像していたよりも早く文庫版が刊行されるとあり、杉本一文さんのオリジナル挿絵カバーに期待しつつ、しばらくは様子見になりそうです。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
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No.9:
(5pt)

今読まなくても買っておく

じきに文庫になると、思いたい。が、なるのかわからない。買っておかないと、、、、
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4864032815
No.8:
(4pt)

巨匠雌伏時の幻の作品

戦時中、探偵小説の執筆を禁じられた著者の鬱屈した心中は回想録でも克明に記されているが、そんな中、不慣れな恋愛小説を手掛けてもなお鮮やかなストーリーテリングの才は金田一耕助を思わせるキャラクターの登場を併せて、戦後のビッグバンの如き傑作群の誕生を予兆させる。新聞掲載という媒体の特性を考慮した物語の起伏に富んだ展開は見事で巨匠雌伏時の作品として意義深い復刻。
本作品の発見に至る顛末を記した解説も横溝正史ファンは必読。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815
No.7:
(5pt)

良かったです。

上と下にびっしりと文章が分かれて載っていて、読む人を選ぶかもしれない文量ですが、中身は瑞々しい文学作品です。純朴なキャラばかりで、その感情表現の仕方が、後の金田一耕助シリーズにも出てたので、金田一ファンにはたまらないかも。サスペンスではありませんが、困難の先に幸せを掴み取ったある女性の半生を描いた作品です。是非一読してほしい作品です。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815
No.6:
(4pt)

横溝正史の新たな一面

推理小説かと思ったら、まったく違っていた。こういう作品も書いていたのかと驚きました。少女小説のようでもあり、人生ドラマのようでもあり、絵画の世界や歴史背景や、恋愛、家族愛、友情など、いろいろな面がふくまれていて面白いです。
少し長過ぎたのが、やや難かと。
それにしても、77年たってから驚かせられるとは。正史はやっぱりすごい。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
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No.5:
(5pt)

かもしれない

戦時中の新潟日日新聞に200回連載されていたこの「雪割草」はその題名しか知られず
幻の横溝作品といわれていた・・・題名から雪国の地方紙を探り、研究者の推理でもって
発見につながったそうで、さしもの名探偵もうれしくて頭をかいているかもしれない。
解決までに77年もの時間を要したこの難事件・・・これもまた探偵作家横溝氏が仕組んだ
謎解きだったのかもしれない。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815
No.4:
(5pt)

めくるめく横溝ワールド

ミステリーじゃないと聞いていた。
どういう感じなのか不安だったけど、紛れもなく横溝正史の世界だった。
冒頭から惹きつけられ、あっという間に読み終わってしまいました。
金田一耕助の原型になった賀川仁吾という人物の登場には大興奮。
まさか21世紀に横溝の新しい作品が読めるなんて!
期待に違わずおもしろかった!
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815
No.3:
(5pt)

待ってました!!

昨年この本が出ると知ってから、発売日を待ちわびていました!やっと手元に届いて嬉しい!今まで読んできた横溝正史のミステリーとはちょっと違いますが、ハラハラドキドキする場面もあり、心があたたまる場面もあり、最後まで一気に読んでしまいました。何十年も経って、こうして横溝正史の知られざる作品に触れることができ感激です。ありがとうございます。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815
No.2:
(5pt)

金田一耕助の原型が登場

新聞広告を見て購入しました。横溝正史先生がミステリー冬の時代に、新聞に連載していた小説をまとめたもので、発表から77年目で初めて単行本化されたとのことです。ストーリーはテンポよく展開、主人公を陥れる人、騙す人、虐める人が次々と現れるものの、苦難に向き合い乗り越えていく主人公の健気さが印象的です。また、戦前の高揚した世情、当時の人々の行動原理や心情も鮮やかに描かれており、本作が書かれた時代性が色濃く反映されています。さらに、名探偵・金田一耕助の原型とされる人物が登場しておりますが、その人物は横溝正史自身が投影されているとのことで、横溝ファン、ミステリファンにとっても、興味が尽きない内容です。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815
No.1:
(5pt)

ハラハラドキドキさせられました。

愛情物語でした。先生の作品に触れる事ができ幸せです。有難うございました。
雪割草Amazon書評・レビュー:雪割草より
4864032815

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