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黒猫シャーロック ~緋色の肉球~



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【この小説が収録されている参考書籍】
黒猫シャーロック ~緋色の肉球~ (メディアワークス文庫)

黒猫シャーロック ~緋色の肉球~の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

狭い世界だけで話を回しすぎ

作品紹介ではミステリ色を押し出していますが,そちらについては弱めとなっており,
実際には,愛猫の死を受け容れられない青年が,新しい生活にも目的を見出せない中で,
多くの猫や人との出会いを重ねる内に大事な事に気付き,再び前を向く物語となっており,
謎や推理,伏線などの部分に期待をしていると,どうしても物足りなさを覚えてしまいます.

また,とにかく世界の幅が狭いというのか,彼に近いところだけで話を回しすぎていて,
探しているもの,珍しいものは全て知り合いが,さらにはウワサのヒロインが実は…など,
都合のいい状況と展開ばかりが続く様子に,どうしても最後まで乗り切ることができません.

このほか,猫と話せる青年はともかく,その猫たちのキャラクタはマンガチックに映り,
その良くも悪くもわかりやすい物言いや振る舞いは,子ども向けのお話を読んでいるよう.
猫との会話にしても,本当にただ話すだけで,もう少し違う見せ方がほしかったところです.

別れから始まった物語が,昔からその先へと続き,明るく閉じられるのは印象的ですし,
優しい雰囲気も悪くはないのですが,これといった強い魅力までは感じられませんでした.
黒猫シャーロック ~緋色の肉球~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:黒猫シャーロック ~緋色の肉球~ (メディアワークス文庫)より
4048932888

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