黒猫シャーロック ~緋色の肉球~
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あらすじで、ミステリーと記載がありますが、推理小説を楽しむための本ではないと思いました。 ホームズ譚が持つ雰囲気やシチュエーションを、猫がらみの物語として楽しむための本だろうと。 ワトソン役である主人公は、猫語のわかる大学生。交通事故で左足を痛めたことがあり、歩くには問題ないが、走ることはできません。Bコーポの2階に住んでいて、1階には女性の大家さんが在住。この方の名前は鳩村さん。初登場時に、「はとむら」とルビが振ってありますが、すぐさま頭の中にはハドソン夫人のことが浮かびます。 そもそも、目次からして、クスリと笑いたくなってしまう。 1話「緋色の肉球」 2話「四つの鳴き声」 3話「ボス猫の醜聞」 4話「三毛組合」 5話「黒猫失踪事件」 各話に登場する猫たちは、メアリーがいて、アイリーンがいて、、、と。なんとなく、にんまりするというか。 こんなホームズものも楽しいなと思いましたが、個人的にとても残念に感じた点が1つ。 アイリーンについては、「あの女」と描写されている箇所がありましたが、ここには「あのひと」というルビをぜひとも振って欲しかったです。 もちろん、ドイルの書いた原文は、the womanなんですから、「あの女」で正しいのでしょうけれど、やはりね、「あのひと」というルビが欲しかったなあ、と。 続きが出たら読みたいなと思うので、☆4つ。 | ||||
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作品紹介ではミステリ色を押し出していますが,そちらについては弱めとなっており, 実際には,愛猫の死を受け容れられない青年が,新しい生活にも目的を見出せない中で, 多くの猫や人との出会いを重ねる内に大事な事に気付き,再び前を向く物語となっており, 謎や推理,伏線などの部分に期待をしていると,どうしても物足りなさを覚えてしまいます. また,とにかく世界の幅が狭いというのか,彼に近いところだけで話を回しすぎていて, 探しているもの,珍しいものは全て知り合いが,さらにはウワサのヒロインが実は…など, 都合のいい状況と展開ばかりが続く様子に,どうしても最後まで乗り切ることができません. このほか,猫と話せる青年はともかく,その猫たちのキャラクタはマンガチックに映り, その良くも悪くもわかりやすい物言いや振る舞いは,子ども向けのお話を読んでいるよう. 猫との会話にしても,本当にただ話すだけで,もう少し違う見せ方がほしかったところです. 別れから始まった物語が,昔からその先へと続き,明るく閉じられるのは印象的ですし, 優しい雰囲気も悪くはないのですが,これといった強い魅力までは感じられませんでした. | ||||
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