花や散るらん

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評判

花や散るらんの評価:

4.45/5点 レビュー 22件。 B ランク

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平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全44件 41〜44 3/3ページ
No.4
(4pt)

葉室燐らしい繊細な物語構成。

「いのちなりにけり」の続編です。
その「いのちなりにけり」よりは漢詩の説明等は少なく多少読みやすくなっております。
葉室燐の時代小説の筋書きそのものはとても良いと思います。
登場人物の性格や想いが繊細に描かれております。
赤穂浪士の討ち入りの裏に暗躍する権力者達の策謀に巻き込まれる「蔵人」と「咲弥」夫婦。
我々現代人が知っている忠臣蔵は、史実とは相当に異なった内容であることは知るところです。

葉室燐の小説は時代小説なのか?歴史小説なのか?、まぁ時代小説であることは間違いないでしょう。
しかし、それにしては実在の登場人物のBackgroundを相当細かに探求分析し、
それら登場人物が当時置かれていたであろう立場、時代環境から、
おそらくこういう発言なり行動をしていたであろうという理詰めの筋書き構成かと思います。
そこが読者にとって「なるほど」と共感を生むのか、或いは時代小説なのにサラサラ感が無く、
「読み辛い」となるのかの評価の分かれ目になろうかと思います。
いずれにしても葉室燐なる小説家の知識教養には敬服致します。
花や散るらん (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 花や散るらん (文春文庫)より
4167781034
No.3
(5pt)

良かったです。

きれいな保存状態・梱包、迅速な送付で、満足しています。
花や散るらん (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 花や散るらん (文春文庫)より
4167781034
No.2
(5pt)

渾身の忠臣蔵―葉室ワールドの集大成☆☆

本書は、黒田如水や秋月騒動などを題材にした作品がある著者が

いわゆる「忠臣蔵」を、独自の視点から描く意欲作です。

吉良、大石、浅野といった主要キャストはもちろん、

桂晶院の叙任を目指す幕府中枢と

それを阻止しようとする大奥・禁裏。

予期せず事件の渦に巻き込まれていく武士夫妻など

視点や視座を交錯させることによって、

語りつくされたかに見える事件の新たな側面を浮かび上がらせます。

幕府と大奥・禁裏の対決構造、

討ち入りに挑む浪士間での想いの違い、

そして、思いがけず「悪役」に仕立て上げられた吉良とその妻の関係など

事件に巻き込まれていく人々の繊細な心理描写と

彼らが織り成すドラマもさることながら

個人的に、印象深かったのは

尾形光琳、水戸光圀、山鹿素行のように

一見すると関係のないような人々を不思議な縁で結びつけ、

歴史や社会、思想をより立体的に描き出す筆者ならではの手法です。

『乾山晩愁』、『いのちなりけり』等で

断片的に示されたパーツが一枚の絵となり、

すでに発表された作品で重要な役割を演じた人物も多く再登場するなど

まさに筆者にとって集大成とも言うべき本書。

以前から著者の作品を読んでいる方はもちろん、

初めて著者の作品を読む方にも強くおススメしたい著作です。
花や散るらん (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 花や散るらん (文春文庫)より
4167781034
No.1
(4pt)

一歩ひいたところから見た「忠臣蔵」

討ち入りの裏には、幕府と朝廷、そして大奥が関わっている というよく聞くようになったネタを、
咲弥達、第三者の視点から書いていて、討ち入りに至ったまでの様々な「偶然」が面白い。
「花や散るらん」たる武士の一番最後となったのが、もしや赤穂浪士なのかも・・・。
ここで書かれた吉良の最期は、彼もまた武士であったのか という感じがして良かった。
ただ、蔵人がもう少し活躍してほしかったなあ とそこが残念。
花や散るらん (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 花や散るらん (文春文庫)より
4167781034