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連鎖



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【この小説が収録されている参考書籍】
連鎖 (MIRA文庫)

連鎖の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

ラストが怒涛

【ネタバレがあるかもしれません、ご注意ください】

裕福に育った女性が、親の反対を押し切って刑事になり、恋人はFBI捜査官。
正直、何の期待もなく、はずれ覚悟&つなぎのつもりで読んでみましたが、いや~、面白かったです。

あらすじにもあるように、若い女性が暴力を振るわれ、両手を切断されるという、連続殺人事件が発生した。
といっても、テイラーが直接かかわるのは、レインマンと呼ばれる、連続レイプ犯の捜査で、
恋人のボールドウィンが猟奇殺人事件の捜査にかかわるのだけど、
よくある「刑事もの」だと、一つの事件に専念するのがふつうなのだが、
兼務していろんな事件捜査を進めるので、正直、めちゃくちゃ困惑します。
他の方も書かれていますが、テイラーの同僚や部下たちから、事件関係者まで、とにかく登場人物が多いのがつらい。
けれど、ラストに向かって「もう1章、あと1章・・・」とやめられなくなります。
真犯人については全く分からず、本当に面白かったです。

ハーレークイン系のMIRA文庫から出ていますが、ラブサスペンスの【ラブ】の部分はほとんどなく、本格的ミステリーです。
テイラーとボールドウィンについては、きっと出会いの物語がありそうな、なさそうな??
文中の描写がグロい部分がありますが、矢沢聖子さんの翻訳は読みやすいので、お勧めです。
連鎖 (MIRA文庫)Amazon書評・レビュー:連鎖 (MIRA文庫)より
4596916608
No.1:
(4pt)

熱いロマンスではなくクールなミステリー

キャサリン・コールターが絶賛、というので読んでみました。
この作者の作品が単独で紹介されるのはこれが初めてではないかと思います。
(キャサリン・コールターとの共著は出ています)
雰囲気もキャサリン・コールターの作品に似ていてドライでシビアです。
ハーレクインのMIRA文庫から出ているからといっても熱々のロマンス小説ではありません。
もちろんロマンス部分もありますが、さらりと描かれています。

内容は、アメリカ南部で起きた連続殺人事件を、警部補のテイラーと彼女の恋人でFBI特別捜査官のボールドウィンが追うというもの。
犯人が現場に残すものが特徴的なのですが、そこから犯人を見つけることがなかなかできず事件がさらに続きます。
テイラーとボールドウィンの連携でやっときっかけがつかめるのですが、話は思わぬ方向へ進み、そこには過去の事件もからんできます。
起きた事件やその描写が読んでいて気持ちがいいものではないので、後味の悪さは少々あります(それで星マイナス1します)が、
作者は実際に警察やFBIでリサーチしたそうで、捜査状況が生き生きと描かれ詳細にわたってリアル。

複数の事件が同時並行したり、登場人物が多く、シリーズ第一弾のせいか人物の過去の紹介もあることで、
情報量が多く、すべてを理解するのは少々大変でした。
ただ文章に勢いがあるので、ぐいぐい読めてしまいます。
このシリーズは既に8作出ているそうなので、これからの方が読みやすくなるかもしれませんし、テイラーとボールドウィンの活躍も今後に期待できそうです。
連鎖 (MIRA文庫)Amazon書評・レビュー:連鎖 (MIRA文庫)より
4596916608

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