■スポンサードリンク
天保院京花の葬送 ~フューネラル・マーチ~
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
天保院京花の葬送 ~フューネラル・マーチ~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯にある『不可思議ミステリ』や『事件に挑む』の文句に大きな間違いはないものの, 始まりから終わりまで,幽霊だの呪いだのオカルト要素を前面に押し出してくる作風は, ミステリというより,『ミステリ風サスペンス(あとがきより)』が適当という印象です. またその中身は,カラフルなカバー絵からは想像もつかない生々しさが描かれており, グロテスクとは違いますが,『怖いのは幽霊よりもやはり…』という黒さを漂わせます. ただ,事件ではなく,周囲の人物の掘り下げばかりが続く話運びには違和感が拭えず, 時間軸をたびたび前後させる演出も,複数の視点から状況を浮かび上がらせはしますが, 動きの少ない中でのそれは,逆に混乱と煩わしさを招いてしまっているようにも感じます. かと思えば,主人公方はあれこれ謎めかすばかりで,登場自体も終盤まであまりなく, 過去や家族との確執を匂わせ,因縁の相手との再会を示唆する幕引きではありましたが, もう少し彼女自身に惹かれるような,それこそ多くに見られた掘り下げがほしかったです. | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!