手の中の天秤

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評判

手の中の天秤の評価:

4.43/5点 レビュー 14件。 C ランク

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平均点4.43pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(5pt)

重いテーマですが、キャラに救われます。

ひとりの青年の成長を通して、心の傷の修復を見つめる物語です。
悲しみに寄り添うとはどういうことかを教えてくれます。
思わずニヤっとさせられるラストもいい。
手の中の天秤 (PHP文芸文庫) Amazon書評・レビュー: 手の中の天秤 (PHP文芸文庫)より
4569766129
No.3
(5pt)

重いテーマですが、キャラに救われます。

ひとりの青年の成長を通して、心の傷の修復を見つめる物語です。
悲しみに寄り添うとはどういうことかを教えてくれます。
思わずニヤっとさせられるラストもいい。
手の中の天秤 Amazon書評・レビュー: 手の中の天秤より
4569812988
No.2
(4pt)

テーマとしては重いんですが…

犯罪・事故の被害者及び被害者遺族に「執行猶予」か「収監」の判断を委ねる制度。
加害者の「事件後の状態」を被害者に定期的に報告する係官。
被害者・加害者との板挟みで葛藤する若い係官の行動と人間なら当たり前にある心の揺れ。
見てる、見せてる部分だけが全てではなく、知れば知るほど同情したり、憤ったり。
主人公が成長していく、もしくは世慣れている過程が手に取る様に分かり、また「世慣れる」という、どちらかというとネガティブに使われる事が人生に必須であろうとすんなり納得できる。
何より、事故にしろ事件にしろ加害者が「完全で完璧な悪者」であればまだしも幸せだろう…という事に思いを馳せた。
手の中の天秤 Amazon書評・レビュー: 手の中の天秤より
4569812988
No.1
(5pt)

上手い。時代を捉えている。

限りない近未来、もしくは一寸だけズレた異世界の司法、「執行猶予被害者・遺族預かり制度」。元係官だった大学講師の授業は、そのほとんどが回想。
このおよそ身近でないシチュエーションに、ふわふわしたゆっるいキャラ。うわーなんかまとまらない話やなあーと読み進めていたが、いや、読了した今、御見逸れしましたとしか言葉が出てこない。

「人それぞれ」、だいっ嫌いな言葉だ。問題の本質を突き詰めず、いかようにもこねくり回せる実体のない言葉。

それでも、この「人それぞれ」がずっしりと意味を持つ瞬間がある。
むしろこの時代だからこそ、「人それぞれ」は価値相対主義の今だからこそ、本質を捉えている。

被害者は、許したくなったときに、許すだけ。
この全くの真実、どろどろした人間らしい生の感情に、飄々とした、立て板に水の態度で挑む係官。
うーん、これは今だ、まさに今読むべき、著者の同年代に、そしてやはり若者に、ずんと響くだろう。

夢を諦めることもかっこいい、ってのは今わかりたくないし、わかったように語りたくもないけど。
高校ん時、順に諦める、って言う名前の先生がいて、ふーんて思ったけど、あれと同じ意味だろうな。

まーもう若くない自分にとってもすばらしい作品。読んでよかった。
手の中の天秤 Amazon書評・レビュー: 手の中の天秤より
4569812988