(短編集)

終末のフール

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評判

終末のフールの評価:

3.59/5点 レビュー 202件。 B ランク

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平均点3.59pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 61〜64 4/4ページ
No.4
(3pt)

んー??

伊坂幸太郎お得意の伏線を使った繋がりが無いせいか、物足りなく感じた。
レビューのタイトルは読み終えたときの感想。
伊坂氏の特徴として、初めにどこにどうやって絡んで来るのかがわからない部分があり、それが最後になって「あぁ、ここで最初のアレが繋がるのね」と読者が納得するような書き方をする、ということが挙げられると思う。
この本ではそういった「納得感」が薄かったような気がする(あると言えばあるけども)。
短編でさえ(例:透明ポ−ラーベア)そういった書き方をしていたのに、この本では何故しなかったのだろう?
期待をしていただけに少し拍子抜けしてしまった。
終末のフール Amazon書評・レビュー: 終末のフールより
4087748030
No.3
(3pt)

絶望

あと3年の人生。その先がない。
これまで味わったことがない絶望によって人類は試される。
8年後に小惑星が地球にぶつかると報道されると、
世は乱れ、暴力が幅を利かせるようになった。
必ず死ぬと判ってしまった人生はむなしい。だから、
したいようにする人間が現れることは、当然の流れなのかもしれない。
しかし5年が経ったころ、平安な時が流れ始める。
ここはちょっと乱暴だが、「みんな飽きたんだ」と説明されている。
暴れることに飽きた、馬鹿らしくなった、と。
そして、何はともあれ小康状態が訪れて、
表題を裏切らず、世界の「終末」を舞台としたお話が始まる。
ここに登場する人物は皆、生きることに真剣に向かい合っている。
赤ちゃんを産むかどうかで悩む男性、ボーイフレンドを探す女の子。
3年以降に馳せた想いがすべて無駄になるとしても、
人は日々を精一杯生き、前を向いて進むしかない。
この設定どおりの状況に陥ったら自分はどう行動するだろうか、
おそらく読者はそう考えずにはいられなくなる。
暴動に加わるか、座して死を待つか、
もしくは登場人物のように一生懸命あがいて生きるのだろうか?
残酷な設定と、人間の強さと脆さ、そして読者に残す無言の問。
本作の魅力はそのあたりにある。
終末のフール Amazon書評・レビュー: 終末のフールより
4087748030
No.2
(3pt)

ふつうすぎる感。

今回の物語は
3年後に小惑星が地球にぶつかり、世界が終わる...
そしてそれまでを誰とどう過ごすのか?仙台のヒルズタウンという
マンションに住む人々を中心に描かれている短編集。
正直に言うと、伊坂氏の今までの小説の中で一番、読み終わるのに
時間を要した本です。それはどういうことなのか?
短編集ということも理由になるのでしょうが、
「次が読みたいわくわく感」が感じられず、
ページをめくる手が進まなかったということです。
良くも悪くも優等生的な作品に感じられました。
平均点以上は確実に取っているけれど面白みに欠けていて
個人的にはあまり楽しめませんでした。
どうせならもっと現実離れしたものにしてほしかったなあ...。
エラソーな事を言わせてもらえば
これで直木賞はとって欲しくないです。
なんかもっとこう、パンチの効いた疾走感のある伊坂ワールドが読みたいのです。
次回作に期待します!
終末のフール Amazon書評・レビュー: 終末のフールより
4087748030
No.1
(3pt)

伊坂さんならここを書くと思いました

なんだか、読んでいて星新一の『声の網』を思い出しました。
マンションの住人が連続して主人公になっていくという設定の共通点があります。
「3年後に世界が小惑星の追突によって、滅んでしまう」という世界の、とあるマンションに住む人々の物語です。
世界が終わりを迎えるということは、8年前に発表され、それから5年間は混乱した人類による暴動やらが起きていて、それが一段落した段階での物語。
映画ならば破滅が決まったときの人々の混乱を描くか、その破滅の瞬間を描くでしょう。
伊坂さんならその時期は外して、ある程度小康状態になったところを描くか、結局は破滅しなかった世界のどちらかを描くかだな、と思いました。
自分のなかの伊坂さんの世界とある程度一致している内容でした。
伊坂作品によくあるように、ある作品の主人公と他の作品の主人公がちょっと会話をしたり、関わったりします。
まあ、それが伊坂作品の良さなのですが、ちょっと今回のは個人的には展開の予想が当たりすぎて残念というところがありました。
そういった意味で星3つです。
終末のフール Amazon書評・レビュー: 終末のフールより
4087748030