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雪の香り
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雪の香りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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好きになった人の秘密を知ることで、二人の関係が突然終わる気がするのはよくわかる。 | ||||
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いつまでも読み終えたくない、読んでいたいと感じる作品。 | ||||
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純愛ものかと思いますが、あまり熱中できずにだらだらと読んでしまいました。若い女性の主人公があまり魅力的でなかったので、年配の男性がこんなにも愛し続けるのが不思議に思えました。無邪気ではあるが気ままでわがままな女の子が男性には魅力的なのでしょうか。重い作品の多いこの作家が気負わずに楽しみながらお書きになった物語かと思います。 | ||||
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本の裏表紙にはあっさりと「純愛ミステリーの傑作」と感情の乏しい説明があるだけだが、とんでもなく面白い作品で ある。著者が書き終えるのが辛かったと言うように、読者、少なくとも私には、読み終えるのが惜しい作品だ。 主人公の風間と恋人の雪乃の恋の行方をちょっとだけ触れるエピローグは、余韻たっぷりの短い文だが、「もっと 書かんかい!」と思わず作者の塩田に突っ込みたくなるほどであった。今は新聞記者をやめて、しがないフリーライターを している私、風間恭平は14年前学生時代に雪乃という女性と出会う。この女性、はっきりと言って関西女の極端な タイプというか、モンスターというか、可愛いけど、むちゃくちゃな女性である。恭平は、同棲を始めるこの雪乃に翻弄 されながらも、やがて彼女に魅かれていく。だが、自分のことを一切明かさない彼女には秘密がある。京都を 舞台に14年間の年月をワープしながら繰り広げられる物語の約7割は、二人の漫才である。この作品がミステリーであると いうことや、あの「罪の声」を書いた作者の作品であることを完全に忘れてしまうほど、極めてセンスのある、質の 高い、簡単に言うとすごくおもろい会話のやり取りに声を上げて笑ってしまう。巻末の解説で知ったが、作者は 学生時代に漫才に没頭していたらしい。さもありなんと思えるほど、めちゃおもろい漫才的会話が二人の間で繰り 広げられる。だが、この雪乃には暗い過去があることが、段々分かってくる。最後は切ないが、希望は残る。 きっとこの作品の後二人はまた強烈な掛け合いの漫才をしているんだろうなと思わせる形で終わってくれる。 純愛小説やミステリーという範疇に収まらない「めちゃくちゃおもろい」本である。 | ||||
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GOOD! | ||||
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謎めいた彼女に凄く魅力を感じ、ウイットに富んだ会話も愉しく尚且つサスペンスでもあり愉しく拝読した❗ | ||||
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分からないことが多すぎる人を好きになるか?怖くて聞けないのは愛なのか? この疑問はわたくしは1ミリの曇りもなくノーなので感情移入はしにくい。 愛の形は人それぞれ。 | ||||
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切なく、面白く、そして幸せな気持ちになれる、不思議な恋愛ミステリー。。 関西弁がふんだんに出てきたり、ライトなのか純文学なのかかよく分からない文体に正直読みづらさを感じたが、だんだん引き込まれ夢中になり、最後は・・・打ちのめされた。 6つの章からなる「フラッシュバック方式」のミステリ。 2000年と2012年を行ったり来たりする(といってもループ物のSFではない)。 ミステリとしては特筆するものはあまりないが、恋愛小説のほうに重きが置かれている。 ヒロインの「雪乃」が魅力的。バカっぽいが、明るく会話に切れがあり、どこかミステリアス。 「雪乃は一体何者なのか?」がこの物語の主題で、これだけで最後まで読者を引っ張っていく。 文章は美しいとは言えない(ユーモアがある)が、物語は美しい不思議な作品。恋愛ミステリはいくつか読んだが、私の中ではトップクラスに入る。 京都に住んでいる、もしくは学生時代を京都で過ごした方には特におススメです。 | ||||
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著者の「罪の声」を読んで、こちらもレビューが高評価だったのと学生時代を京都で過ごしたのを懐かしく思い読んでみた。 2人の掛け合いとどんなにヒロインが可愛くていじらしいかが連綿と綴られていて、男性の理想と妄想(ごめんなさい)を感じた。 ミステリーとしては2人の愛を盛り上げるための障害として描かれているに過ぎない印象は否めない。基本的に若い方向けのロマンチックな恋愛小説。 人生の経験値を積んでしまった私のような人にはあまりお薦めしない。 | ||||
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映画かドラマだったら、さしずめオール京都ロケというところ。自分は地図アプリを見ながら場所を確認しつつ読み進めました。 主人公が愛する女性は一見わがままで奔放。二人の会話や行動はまるで上方漫才を彷彿とさせ、純愛ミステリーを疑うほど笑わせてくる場面が随所に。けれど時折憂いを浮かばせる表情を見るたび、無理強いをすれば愛を失ってしまわないかと、聞き出せない過去に不安を覚えながらもそれ故にいとおしさを募らせる主人公の姿があります。この気持ち、とおに五十路を過ぎた我が身にもわかりすぎるほどひしと感じられて幾度となく胸が熱くなりました。 二つの過去と現在とが入り交じった展開がともすれば煩わしさを感じないでもなく、またミステリーとしては線が細くその点での不満足感は否めませんが、古都の風情を背景として、刹那くも激しく愛を貫こうとする姿に魅了されて一気に読破しました。そしてラスト1ページは感涙が溢れ、私にとっては思い出に残る良書となりました。 PS:作中に登場する楽曲ってこれのことでしょうかね?https://youtu.be/pPEsEK4pUmU | ||||
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三つの時を通じての、出会い、別れ、そして再会を描く。 表紙がすばらしく、そして時間が経っていても二人の想いはその当時のままなので、ピュアというかプラトニックといえるまでの純愛に思えた。ヒロイン雪乃も可愛くて気が強いのに、溶けてしまうよう雪のような脆さもみせるところが、またいい。 罪を犯す理由が薄弱な気がしたのと少々長い(300ページ以内に収めてほしかった)が、純情ラブストーリーを読みたい方にはオススメできる一冊である。 文庫版出るのであればこの表紙のままがいいだろう。 著者の作品は変にドロドロしていないので好感が持てるのだが、 つーか「書き終えたくない」って、続編ないんですか?(笑) | ||||
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情景描写がすごく細かいことと、ほとんどの会話が関西弁で書かれているということで、ちょっと変わった文体の小説という受け取り方をしています。学生時代から、社会の中堅をなすサラリーマンまでの長い期間の話を、あまり時間的ブレを感じさせずに読ませる書き方はなかなかのもの。。ヒロインの「雪乃」は、関西だったらほんとに居るような女性という感じがしたのはぼくだけだろうか。 | ||||
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