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刑事群像
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刑事群像の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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この作品は著者の過去の作品に出てくる大河内茂雄と庄野樹が登場します。 ふたりとも警視庁捜査一課の別の班に所属しています。 今回の事件で、たまたま二班合同の捜査をすることになり、ふたりが以前からの知りあいだったという過去も少し描かれます。 今後はそれぞれの班のストーリーをクロスオーバーさせていくという著者のコメントがあり、ぜひ読んでみたいと思いました。 現時点で、大河内茂雄は「贄の夜会」と「無縁旅人」の2作品に登場しており、これが3作目になります。 庄野樹は「刹那の街角」という連作短編集に登場します。 私は香納作品が好きで、かなり読んでいます。 著者の持てるもの全てを詰め込んだような大作「贄の夜会」は、やはり傑作だと思います。 ただ、「贄の夜会」では犯人や被害者の身内のインパクトが大きく、大河内自身は妻との関係に焦点があたっていましたが、それほど印象に残るキャラクターではなかった気がします。 「無縁旅人」ではその妻との後日談があるものの、それ以上は「贄の夜会」との関係は描かれていません。 「刹那の街角」は、「刑事群像」を読むにあたり、前知識を得るために初めて読みました。 連作ではありますが、一作ごとに主役が異なります。 警視庁捜査一課の中本班の面々が登場し、その中のひとりが庄野樹です。 若手の堀江を含む、複数の刑事が出てくるので、庄野のインパクトは弱い気がします。 せっかく中本班を出すのなら、他の刑事の活躍の場もあれば良かったのにと思いました。 以下、「刑事群像」に関する感想です。 著者の過去の作品からの登場人物が一緒になって捜査をするというのがウリですが、特に過去作品を読んでいなくても楽しめます。 香納作品が好きな方、オーソドックスな警察小説が好きな方にはオススメです。 ただ「警察小説の王道にして到達点」という印象はないですね。 普通です。 読む前の期待が大きかったので、マイナス1点としました。 | ||||
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