容疑者Xの献身

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容疑者Xの献身の評価:

4.20/5点 レビュー 902件。 S ランク

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平均点4.20pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全1,304件 1,221〜1,240 62/66ページ
No.84
(3pt)

東野版『シラノ・ド・ベルジュラック』

直木賞受賞作。
「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」「週刊文春ミステリーベスト10」で三冠を獲得。
これだけ聞くと、どんなに面白い本かと思うし、僕もそれでこの本を買ったんですが…。
この作品の重要な登場人物、石神に共感できるかできないか、
それによって読後感が大きく分かれる作品だと思います。
正直、僕はダメでした。
意外と、読者を選ぶ作品だと思います。
作者はあるインタビューに答えて、「この作品を「シラノ・ド・ベルジュラック」みたいにしたかった」と答えています。
確かにその狙い通りの作品だと思います。
感動する人はそこにグッと来るんでしょう。
でも、そこがダメと思う人も多いと思います。
「純愛」って一歩間違うと難しいですよね。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.83
(5pt)

読んで後悔はない秀作

国内三冠にして直木賞受賞作。普通読むぜ? のノリで久しぶりにこの著者の本を読んでみた。
うん、読んで後悔はまずまず無いと思う。悪口から先に出すと、論理は細かいところでいささか破綻しているし、話の展開にやや偶然のめぐり合わせが目立つ。専門用語では(?)「ご都合主義の展開」というものだ。
高村薫ほど知的文章のギッシリした詰まりも無いし、横山秀夫ほど警察のことなら何でも知っている風な自信溢れる専門性も無い。ややあっさりしすぎて物足りないくらいに、スラスラ楽に読める本。サスペンスがゴンゴン盛り上がるという程のこともない。
しかし、石神がイイ。その知性、恋への覚悟、隣に住む思いを寄せる母と娘を守る決意を固めてからの俊敏で緻密な、ある意味「武士道とは死ぬことと見つけたり」的な行動。理解してくれる人はいるが、生きベタで、経済的理由から大学も去った可哀相な男。…彼の心は、ホームレスよりも乾いているのかもしれない。(←作品にほんの少しつながる含意ある表現なのだけど)。
この小説は、本格推理小説ではなく、悪漢小説やハードボイルドや社会派小説でもなく、石神という(読者が感情移入してしまう)男をめぐる、おとぎ話のように読めると思った。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.82
(5pt)

直木賞

湯川シリーズの最高峰と言える作品だと思います。
冷静沈着な湯川も、友人の前で見せる顔は別にあり、この作品はそんな湯川の描写が、非情に楽しめます。
直木賞受賞作として注目を集めてますが、個人的には湯川シリーズを最初から読んで頂きたいと思います。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.81
(3pt)

トリックはマル

東野さんの文章は、すらすら読めます。文章力が確かなのだと思います。
献身がテーマの本作品、最後のほうまで存在に気がつかない巧妙なトリックが仕掛けられ、最後には重いエンディングが待っています。
くれぐれも何ページあるのかなと最後のほうをめくらないほうが良いです。
作品の評価のほうは、主人公の献身を違和感なく受け入れられるかで評価がわかれると思います。そこまで愛していたのかと共感できれば、
とても感動できるのではないかと思いますが、ストーカーみたいで気持ち悪いと感じてしまえば、
感動も薄れてしまうと思います。私は、トリックには感心しましたが献身のありかたにすこし怖いものを感じてしまったので星は三つです。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.80
(4pt)

読み易さはさすが

サラッと読めてしまう読み易さにビックリ。数学教師のトリックも斬新で面白かったが、主要人物の女性の描き方が少し軽くないかと言う気もしなくは無いが・・・。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.79
(4pt)

天才もやはり人間

 天才であるがゆえに編み出せたトリックを、これまた天才であるがゆえに暴けてしまった物語・・・。 
 
 突き詰めればこういう話だが、根底にあるのは様々な愛の形である。石神は「一筋の光明」を拠りどころに日々生活し、であるがゆえにあのような犯罪を起こした。
 それは彼にとっての究極の愛情表現であり、事実完遂されるかに思われた。しかしラストで完全犯罪は、彼が全く予想だにしなかった親子の決断で暴かれるが、それは読者にとっての救いでもある。
 東野先生の愛の描き方にはいつも感服させられる。この作品は究極の自己犠牲であり、無償の愛である。ああすることでしか愛する人を救えなかったのだ。愛は命よりも重いということか・・・。
 ラスト石神の号泣。ハッピーエンドと捉える向きもあるが、わたしにはわからない。名作「秘密」ともども「その後」に思いを馳せる作品である。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.78
(3pt)

もう少し面白くなりそうな気がします

直木賞を取る直前に読んでいました。
いい設定だと思いますが、もう少し面白い展開もあるのではないかと思いました。
数学者が偶発的に知ってしまった殺人事件を隠すのですが、それを暴くのが同じレベルの数学者でした。
最後に暴かれるトリックは斬新だと思います。
でもこれほど天才的な数学者同士の闘いという設定が、とても非現実的なように思えました。
主人公の純愛度も私には今ひとつ伝わらず、あまり感情移入が出来ませんでした。決められたボリュームに無理やり入れ込んだような作り方だと思いました。
著者の力量ならもう少し面白く出来たのではないかという気がします。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.77
(3pt)

ミステリーファン以外の方には

 おすすめできません。
 お決まりのどんでん返し的なものはありますが、読み終えて、それはないだろうというのが率直な感想です。
 倫理上の欠陥や(人物)描写の浅薄を論難するのは無い物ねだりだとしても、喧伝されている「天才数学者と天才物理学者」の両者ともが、
せいぜい数万人に一人ぐらいの秀才にしか思えないのは、当方の理解力不足はさておき、いただけません。
 不遜な物言いと受け取られるかもしれませんが、これを読んで素直に感動できる方々の弥栄を祈らずにはおられません。
 文章は読みやすく、期待を先送りにする一定の力はあるので、暇つぶしにもならないということはありません。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.76
(4pt)

直木賞ということで・・・

直木賞ということで読みました。東野さんのははじめてです。
やはり最後は泣いてしまいましたが、でも女からすると「こんな男いないよ」
と言いたくなってしまいます。いたとしてもなんだか腹立たしいです。よく知らないような人によくもまあという感じです。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.75
(3pt)

そんなに傑作でしょうか。

そんなに傑作でしょうか。まして泣けるなんて。数学の世界のはなしを絡めるるのは多少面白みがありますが、謎解きもそんなに難解ではありませんし。まあ、直木賞は功労賞的な意味合いが強いので対象作品そのものの純粋な評価でないといつも私は思いますが、このミスのベスト1がこれといわれると小粒だなあというのが実感です。ほかの作品もいくつか読みましたが、登場人物の造形が薄いように感じます。ひいてはそれが作品の全体に薄っぺらさを感じてしまいます。今回の湯川さんなど特に・・もちろん読みやすいのは歓迎ですが、筋がおもしろい作品が多いだけに惜しいです。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.74
(5pt)

数学者の「論理」と女の「情」

 本格ミステリには違いないのだけれど、トリックが途中でぼんやり察せられてしまった(少なくともトリックに使用されたモノは割と早くにピンと来てしまった)。
 読了後の重量感は、個人的には『秘密』や『白夜行』の方が上だった。
 けれど、ミステリと胸を打つ物語を融合させ、多面的な読み方を許すこの小説が、これまで多彩なジャンルに意欲的に挑戦して来られた著者の到達点であることは間違いないでしょう。
 とは言え、この作品を待たずとも、もっと早く直木賞を授賞すべきだったですよね。その直木賞の選考でもなお「これは恋愛なのか」と難色を示す声があがったとか?
 ・・・・・恋愛に違いないでしょう。どこまでも隙のない「論理」でもって靖子に献身し、守り抜こうとする石神(そこまで考えるのか!と圧倒されました)。これに対し、靖子の「情」(じょう)はどう動かされたのか。そのギャップがもたらす結末に胸を衝かれる限り、やはりこれは切なさ極まる恋愛小説とも言えると思うのです。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.73
(4pt)

シンプル イズ ベストです

すごいシンプルなミステリーだと思います。
動機もシンプル、トリックもシンプル、謎解きもシンプル
そして、シンプルなゆえに強いインパクトを感じます。
「いや、理屈はわかるけど・・そんなことできるの?」って感じで。
そして、犯人の数学教師が
全てを投げ打ってもいいと思えるようになった瞬間、その部分に
強い共感を覚えました。
詳しく書いちゃうとよくないので言いませんが
彼のように恐ろしいことに手を染めないまでも
何でもないことで救われることってあるよな、としみじみしちゃいました。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.72
(5pt)

これは面白い

先日直木賞受賞を知り、初めて読んでみた。
これはかなり面白い作品です。
数学にのみしか興味を示さなかった一人の男が愛した犯罪を犯してしまった女性と娘。
普通ならば誰もが考えそうな事の裏をかく手法を明かすラストは見事につきる。
ある意味彼を知る、大学時代の友人である湯川だからこそ、否彼も刑事が何気なく持ち込んだ情報がなければ直ぐには気づかなかった程のトリックは斬新である。
悲壮なまでのラストを迎えるドラマも秀逸。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.71
(4pt)

さらっと読めるミステリー!!

 この本はミステリーにしてはさらっとお手軽に読めました。
容疑者の献身には、人それぞれ感じる事があるかとは思いますが、私はありでした。また数学が苦手な私にとって、数学の意味を少しを感じるきっかけになったかと思います。
とにかく読んで損は絶対無い!!
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.70
(5pt)

トリック!!

東野作品は、私のイメージでは胸が痛むストーリーが多く救いがない・・・。でも、この作品は派手な事は何もないけれど、こんなトリックあり???で、とても楽しめました。何故アリバイが成立したのか?先々を見越した隣人からの指示。パッピーとは言えないのかもしれないけれど、ほっとするラストでした。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.69
(4pt)

先入観ゼロで読みましょう

この本は『このミス1位!』『直木賞受賞!』という評価はいったん忘れて読んだほうがいいと思います。
さらには、どんなストーリーなのかという予備知識もないほうがいいかもしれません。。。
まちがった方向で期待感を膨らませすぎてしまうからです。
私がそうでした。
「天才vs天才の対決」、「衝撃のトリック」、「犯人の深い愛と献身」などなど
もともとミステリ好きなので、トリックといえば
島田荘司ばりの奇想天外トリックを想像してしまうし
深い人間描写といえば、高村薫ばりの厚みを期待してしまう・・・。
この小説にはそのどちらもありませんが
逆に無駄な部分は一切なく、全てがスマートです。
途中までは、よくありそうな設定だし、人物描写も深く感じられないし
「これが1位?」「直木賞???」と思いましたが
ぐいぐい引き込まれるし、ラストの20ページは涙が止まりませんでした。
そして余談ですが、この小説とその直後に読んだ「博士の愛した数式」で
数学という学問に対するイメージがガラリと変わりました。
(私も数学嫌いの生粋の文系人間だったもんで。。。)
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.68
(5pt)

悲しい純愛ミステリー

多くの純愛小説の主人公は、基本的に女性にモテるタイプであるか、もしくはモテはしないけれども、その作品に出てくる女性となんだかんだで恋愛関係になってしまうという設定であるように思う。
けれども、この小説の主人公の石神は、恋愛などとは生涯無縁のタイプの人間。そんな人間の恋愛は、あまり描かれているのは見たことがない。
ミステリーとしても非常に完成度が高かったし、その展開のされ方はすごくおもしろかった。
読み終わった後の悲しさは、あまりにも大きかった。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.67
(5pt)

文句なしのナンバー1です!

自分が今まで見たどんな小説や映画よりも一番心に突き刺さりました。
もちろん世の中にはいろんな考え方があるので、この「献身」は愛ではない!
という意見もあるだろうな〜とは思ったのですが、私はやっぱり「愛」だと思いました。
「愛」とは所詮一人よがりで身勝手なものだと思うし
それが空しい結果を生むからこそ、この小説には意味があるんじゃないかと感じました。
この主人公の本当の思いは、最後に彼女に渡した手紙の中に詰まってて、そこで号泣。
その後も最後まで3回も泣かされました。
なんの演出も効果音も無く、文章のみでここまで泣かせる東野先生ってやっぱりすごい方ですよね〜。
ちなみにこの小説には、「純愛」だけでなく、ミステリーファンを満足させる
トリックや謎解き、大どんでんがえしもきちんとあります。
世界中にあっと言わせるミステリーはたくさんあるけど
それに「究極の愛」をプラスした作品には、あまり出会った事はありません。
買ってみんなに配りたいくらいでした。
良い作品に出会えた事を感謝します。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.66
(3pt)

「?』いっぱいの献身

これは果たして「献身」なのだろうか。世に言う“純愛”なのだろうか。
数学教師石神。
石神は常に観察する。
その対象は、通勤途中でみかけるホームレスたちであり
教え子たちであり、そして誰よりも隣に住む母親と娘である。
ある事件をきっかけに、石神は大学時代の同窓であり、
今は大学教授の湯川と再会を果たすことになる。
そして湯川と刑事に「観察される」立場になるのだ。
石神が見守ってきた人物は、人を殺した。石神はそれを隠そうとした。
献身? 純愛? どんな美辞麗句で飾ろうと、
石神(たち)がしていることは、許されることじゃない。
披露されているトリックはたしかに、なるほど、と思うものだったけれど
石神の行為を献身あるいは純愛と言ってしまうのは、小説とはいえどうなのだろうか。
登場人物の中で一番かわいそうな娘にしてみたら、
たんなる迷惑じゃん! とどうしてもつっこまずにはいられない。
石神がどこまでも守ろうとした人が、最後に彼の方を向いたとしても
それを「純愛」の成就だなんて、ちょっとどうかと思ってしまう。
そういう意味では、かなりほころびのある作品なのではないか、
と思うのだが・・・
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.65
(5pt)

幾重にも「面白さ」が仕掛けられている

2006年版 このミス1位
2005年 文春ミステリーベスト10 1位
第134回 直木賞
まさに2005年のミステリーを代表する作品。
アパートの隣室でおきた殺人の犯人を守ろうとする天才数学者・石神と物理学者・湯川の頭脳戦という、「本格」の謎解きという要素と、思いを寄せる犯人(女性)のために、見返りを求めずに警察の捜査から彼女を守るというためにアリバイ等を構築する石神の純粋さ、そして、この想いが成就するのか否かなど、ミステリーの枠にとどまらず、幾重にも「面白さ」が仕掛けられている。
本作で、六度目の正直で直木賞を受賞したことから、この作品に対する注目がますます高まると思うが、むしろここまで直木賞を獲っていなかったのが不思議なくらいで、(私見ではあるが)この作品より面白い作品が数多い。未読の方は是非ご堪能頂きたい。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603