ぼくらの七日間戦争
評判
ぼくらの七日間戦争の評価:
4.26/5点 レビュー 122件。 C ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全261件 141〜160 8/14ページ
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ぼくらの七日間戦争の評価:
4.26/5点 レビュー 122件。 C ランク
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しかし『グーニーズ』が実際に海賊の宝を見つけて町の危機を救ったのに対して本小説『ぼくらの七日間戦争』はまるで夢がない。
ただ工場にこもり大人達に一泡吹かせた(と思っている)だけで自己満足に終始している。実際には大人達が本気を出せばすぐに捕まってしまうから本小説ではひたすら大人達を無能に描き大人社会の悪を抽出しこき下ろすという形である。
フィクションのしかもジュブナイル小説なのだからもう少し夢があっても良さそうなものだ。例えば『立ち退きを迫られた馴染みの駄菓子屋を救うために落ちこぼれ集団が徳川埋蔵金を探す!』でも良いはずだ。そして『グーニーズ』のように多少の財宝が見つかってハッピーエンド。子ども向けファンタジーなのだからこれで良さそうなものだ。
なぜそのようなものを書かないのだろうか?自衛隊やら警察を小馬鹿にしたり戦車を登場させ子ども達と対比させる何か小説上の必然的な意味があるのだろうか?
私には『ぼくらの七日間戦争』で行われていることがどうしても太平洋戦争のそれと二重写しになって仕方がない。要するに日本列島に引きこもった自己満足のそれが太平洋戦争だったのだと。
そういう風に言いたいのだったら最初からそういう小説を書けば良い。このような子ども向け小説でサブリミナル的に書き『空想的反権力主義』の思想を植え付けるのは卑怯である。それこそ共産思想を輸出したソ連邦のやり方ではないか。
著者が1928年生まれで戦前と戦後の教育を経験していることも関係しているのだろう。戦前は血肉になっているだけに完全には切り離して批判できない。かといって右的なものは書けるはずもなくこのような陳腐な小説で憂さ晴らしをしている訳だ。